バレンシアが5発圧勝! ガットゥーゾ監督も満足感「これを続ければ上を目指せる」

2022.09.05 16:15 Mon
Getty Images
バレンシアジェンナーロ・ガットゥーゾ監督が、ヘタフェ戦の大勝を振り返った。スペイン『マルカ』がコメントを伝えている。

バレンシアは4日、ラ・リーガ第4節でヘタフェと対戦した。開始7分に下部組織出身のトニ・ラトのゴールで幸先よく先制すると、14分と16分にはサムエウ・リーノとサムエル・カスティジェホのゴールで前半だけで3得点をマーク。

後半も得点を重ね、終わってみれば本拠地メスタージャで5-1の快勝。終盤にイライクス・モリバが二度目の警告で退場となるシーンもあったものの、開幕戦のジローナ戦以来の白星を手にした。
ガットゥーゾ監督は失点や退場は余計だったとしながらも、結果と内容に満足している様子。また、ヨーロッパカンファレンスリーグ出場という具体的な目標を掲げている。

「私は少し苛立っている。失点が余計だったし、ミスパスも何度かあった。それにイライクスの退場だ…。我々は常に100分間ベストを尽くさなければならない。私はチャンピオンズリーグ決勝で3-0の状態からリバプールに負けてしまった経験がある。サッカーではリスペクトを持ってベストを尽くすことが重要だ。常に言っているが、このチームは素晴らしいメンタリティで日々トレーニングに励んでいる。今日のような勝利は当然嬉しいよ」
「目標は1試合1試合だ。7位でカンファレンスリーグに出場したいと思っているが、現時点では準備が足りていない。ただし、成長や改善を続ければ、そこに辿り着くことができる。クオリティはあるはずだ」

「今日のような試合であれば、我々はさらに上を目指すことができる。2カ月前までは考えられなかったほど良い内容だ。我々はハンサムでもなければ、青い目をした金髪でもない。自分たちはカリメロのような醜い存在であると認識する必要がある。しかし、やるべきことは同じだ」

なお、バレンシアではウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニの加入が決まっている。

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スペイン育ちの韓国の神童、イ・ガンイン【ライジング・スター】

ビジャレアルに移籍した日本代表MF久保建英など、10代の選手の活躍が目立っているサッカー界。この企画『Rising Stars』では、近いうちにサッカー界の主役を担うであろう、注目の若手選手たちを紹介していく。 今回はバレンシアの韓国代表MFイ・ガンイン(19)だ。 <div id="cws_ad">◆イ・ガンイン、ユース時代の圧倒的な活躍<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJZbGFBSWdibyIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> 日本のライバルである韓国で今最も期待されている若手選手と言っても過言ではないのがイ・ガンインだ。学年は一つ違うものの、同じ2001年生まれということもあり、ビジャレアルの日本代表MF久保建英と比較されることもある。 韓国、仁川生まれのイ・ガンインは幼いころから韓国サッカー界の神童と呼ばれて大きな注目を集めると、10歳の時に遠く離れたスペインの地に旅立つ。バレンシアの下部組織に入団すると、その才能は高く評価され、レアル・マドリーへの移籍の噂が浮上するほどだった。それでも、自身が育ったバレンシアと2017年3月に16歳でプロ契約を結んだ。 その後は、Bチームにあたるメスタージャでプレ―していたが、2018-19シーズンにファーストチームのマルセリーノ・ガルシア・トラル監督に見出されると、ファーストチームの練習に頻繁に参加。ラ・リーガでは第16節からベンチ入りを果たすと、2019年1月12日の第19節レアル・バジャドリー戦で、デビューを飾った。 さらに、2019年のU-20ワールドカップ(W杯)では、全7試合に先発。1ゴール4アシストを記録し、初の決勝進出となった韓国を牽引する働きを見せ、大会MVPにも輝いた。 より大きな期待を持って迎えた今シーズンだったが、プロの高い壁に激突。公式戦18試合に出場したものの、フル出場は一度もなかった。目立ったのは2度の退場処分だけで、持ち前の技術でチームに貢献することはできなかった。 イ・ガンインが10歳から過ごすバレンシアだが、財政難が大きく報じられており、すでに主将を務めたスペイン代表MFダニエル・パレホに加え、フランス人MFフランシス・コクランをビジャレアルへと放出。出場機会を満足に得られないイ・ガンインの去就も不透明になっているが、その未来はどのようなものになるだろうか。 2020.08.24 05:00 Mon

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