シティがアルバレス加入を正式発表! 背番号は19番に決定
2022.07.08 18:50 Fri
マンチェスター・シティは8日、アルゼンチン代表FWフリアン・アルバレス(22)の加入を正式発表した。背番号は「19」に決定している。
シティは今年1月末に、リーベル・プレートからアルバレスを2027年6月30日までの5年半契約で獲得したことを発表。そして、同選手は2021-22シーズン終了まではリーベルへのレンタルという形で引き続きプレーさせていた。
リーベルでの半年間の研鑽を終え、正式にシティの一員となった22歳は、クラブ公式サイトを通じて意気込みを語っている。
「信じられないほど幸せだし、シティのためにプレーする準備はできていると感じているよ」
「ここは間違いなく、世界のフットボール界で最も大きなチームの一つだ。このチームが過去10年間に勝ち取ったものを見れば、その質の高さを理解できると思う」
「シティは近年、アルゼンチン人プレーヤーが活躍した素晴らしい歴史があり、セルヒオ・アグエロ、パブロ・サバレタ、カルロス・テベスと同じように、自分もクラブにスタンプを押していきたい」
「同時に、リーベル・プレートがこれまで僕にしてくれたこと全てに感謝しているし、ファン、スタッフ、同僚たちにお礼を言いたい」
「だけど、今は100%マンチェスター・シティに集中しているよ。このクラブのためにベストを尽くし、チームメイトを助け、マンチェスター・シティの成功に貢献したい」
リーベルのアカデミーで育ったストライカーのアルバレスは、2018年にトップチームデビュー。ここまで公式戦120試合に出場し、53ゴール31アシストの数字を記録している。
身長170cmながら、得点感覚は目を引くものがあり、アルゼンチンとシティのレジェンドであるセルヒオ・アグエロ氏を彷彿させるとの評判を集め、アルゼンチン代表でも9試合1ゴールと出場機会を得ている。
なお、アルバレスに加え、FWアーリング・ハーランド、MFカルヴァン・フィリップス、GKステファン・オルテガの新加入4選手は10日に行われるイベントの場で、ファンにお披露目される予定だ。
シティは今年1月末に、リーベル・プレートからアルバレスを2027年6月30日までの5年半契約で獲得したことを発表。そして、同選手は2021-22シーズン終了まではリーベルへのレンタルという形で引き続きプレーさせていた。
リーベルでの半年間の研鑽を終え、正式にシティの一員となった22歳は、クラブ公式サイトを通じて意気込みを語っている。
「ここは間違いなく、世界のフットボール界で最も大きなチームの一つだ。このチームが過去10年間に勝ち取ったものを見れば、その質の高さを理解できると思う」
「ここで活躍できる自信はあるよ。ペップ(・グアルディオラ)が志向するプレースタイルはエキサイティングだし、その一部になるのが待ち切れないよ」
「シティは近年、アルゼンチン人プレーヤーが活躍した素晴らしい歴史があり、セルヒオ・アグエロ、パブロ・サバレタ、カルロス・テベスと同じように、自分もクラブにスタンプを押していきたい」
「同時に、リーベル・プレートがこれまで僕にしてくれたこと全てに感謝しているし、ファン、スタッフ、同僚たちにお礼を言いたい」
「だけど、今は100%マンチェスター・シティに集中しているよ。このクラブのためにベストを尽くし、チームメイトを助け、マンチェスター・シティの成功に貢献したい」
リーベルのアカデミーで育ったストライカーのアルバレスは、2018年にトップチームデビュー。ここまで公式戦120試合に出場し、53ゴール31アシストの数字を記録している。
身長170cmながら、得点感覚は目を引くものがあり、アルゼンチンとシティのレジェンドであるセルヒオ・アグエロ氏を彷彿させるとの評判を集め、アルゼンチン代表でも9試合1ゴールと出場機会を得ている。
なお、アルバレスに加え、FWアーリング・ハーランド、MFカルヴァン・フィリップス、GKステファン・オルテガの新加入4選手は10日に行われるイベントの場で、ファンにお披露目される予定だ。
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というのも移籍1年目の昨季はシーズン開幕から鬼のようにゴールを入れまくり、通算23得点という、お隣さんのエースだったモラタ(アトレティコからミランに移籍)より多かったぐらいのベリンガムでしたが、エムバペが入って、ポジションが下がった今季はこれが初ゴールでしたからね。当人も「昨季は沢山、ゴールを入れていたから、周りがザワついていた」と認めていましたが、これから追い上げてくれれば、たとえ、エムバペの爆発が多少、遅れても問題はないかと。 実際、この日も今回、フランス代表に招集されなかった代表キャプテンはここ3試合同様に不発で、シュートは撃つものの、相変わらず狙いが定まらず。後半、更に2点を追加したのもビニシウスで、16分にはGKルニンの長いゴールキックを追って、エリア内までドリブルで侵入すると、ヘレーラをかわしてゴール。23分にもボヨモがエリア前でブライムに奪われたボールをもらい、とうとうハットトリックを達成してしまうとは、もしやすでに狙いを来年のバロンドール獲得に切り替えた? 結局、そのままマドリーは4-0と大勝して、まあ、オサスナの枠内シュートが1本もなかったことから、「El equipo más ordenado, con mejor actitud, más solidarios, mejor colocados.../エル・エキポ・マス・オルデナードー、コン・メホール・アクティトゥッド、マス・ソリダリオス、メホール・コロカードス(より統制がとれて、姿勢も良くて、協調性があって、ポジショニングもより良いチーム)」(アンチェロッティ監督)になっていたんだと思いますけどね。ビニシウスによると、「Creo que la clave ha sido poder subir el ritmo de cómo jugamos/クレオ・ケ・ラ・クラベ・ア・シードー・ポデール・スビール・エル・リトモ・デ・コモ・フガモス(鍵はプレーのリズムを上げられたこと)」だそうですが、ただゴール力の改善はレガネス戦ではなく、その次のリバプール戦で証明しないといけませよね。 そして日曜にはアトレティコの番が回ってきたんですが、うーん、先週ミッドウィークにはCLのアウェイ戦でPSGに勝ったとはいえ、とにかく昨今は近所のバル(スペインの喫茶店兼バー)が彼らの試合をTV観戦するのが辛くて、辛くて仕方ない私でしたからね。その日もソン・モイシュでマジョルカ相手に専守防衛、攻撃に出る時は亀のような動きしかしないシメオネ監督のチームにイライラするばかり。前半42分にラリンのヘッドをGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)で逸らし、何とか0-0でハーフタイムに入ったところで、助かったとばかりにヘタフェの試合を見にコリセウムに向かったんですが…。 メトロの道々、オンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の中継で追っていたところ、同じメンバーでスタートした後半もしばらくは変化がなったようなんですが、どうやらPSG戦の後半ロスタイムの奇襲が成功したことにオブラクが味をしめたよう。というのも16分、マジョルカのCKからのヘッドをキャッチした彼は即座にカウンター攻撃を発動。この日は足でロングのゴールキックを送ったところ、それを脱兎のごとく追ったシメオネ監督の三男、ジュリアーノがモヒカとマッフェオに勝ってボールを取ったんですよ。最後はゴール前でフリアン・アルバレスにパスして、先制点を奪っているって、もしやこのチーム、最近一発芸に目覚めた? いえまあ、その直後に4人一斉交代を行ったアトレティコにはすぐに似たようなチャンスが巡って来て、リケルメがドリブルでエリア内に入ったものの、並走してきたコレアが目に入らず。自分で撃って、お約束通り、GKグライフに弾かれてしまったなんてこともあったんですけどね。これにはシメオネ監督も「No hay que ser egotista/ノー・アイ・ケ・セル・エゴイスタ(エゴイストになってはいけない)。自分でシュートする決断をしたが、すべきだったのは押し込める位置にいるチームメートを探すことだった」と苦言を呈していたんですが、大丈夫。 絶好調のオブラクが40分、アブドン・プラッツの1対1のシュートも弾いてくれたため、そのまま試合は0-1で勝つことができたんですが、はあ。これで一応、3位をビジャレアルから取り戻すこともできましたし、バレンシア戦の延期で1試合少ない2位のお隣さんとも勝ち点1差。日曜夜の試合でレアル・ソシエダに負けた首位のバルサとの差も7に縮まったとはいえ、あのリーガ1部のチームとはとても言い難いスローサッカーを90分間、見せられるのは苦痛以外の何物でもありませんからね。せめて代表戦明けのホームゲーム、アラベス戦では内弁慶ぶりを思う存分、発揮してほしいものです。 え、そんな突極の効率性でアトレティコが勝った後、コリセウムではまたしても非効率な弟分の試合を見ることになったんだろうって?いやあ、確かにヘタフェも8本と、10人以上の負傷者を抱える相手のジローナの3本より、シュートは多かったんですけどね。枠内に飛んだものが1つもなかったため、前半42分にブライアン・ヒルのクロスをヤンヘル・エレーラがヘッドで決めたミチェル監督のチームに0-1で負けてしまうことに。おかげで降格圏18位のエスパニョールと同じ勝ち点の17位になってしまったとあって、とうとうスタンドからは「La directive, dimision!/ラ・ディレクティバ、ディミシオン(経営陣、辞職しろ)」のカンティコまで聞こえていたんですが、こればっかりはねえ。 実際、ボルダラス監督も「私はプレシーズンから警告していた。Hacen falta seis fichajes de primer nivel/アセン・ファルタ・セイス・フィチャヘス・デ・プリメール・ニベル(一流レベルの補強が6人不足している)」と言っていたようにとにかく、ヘタフェには点を取れるFWがいませんからね。当てにしていたボルハ・マジョラルも未だに昨季のヒザの半月板損傷から、完全回復したとは言えず、この日もベンチに入っていませんでしたし、他は見習い扱いの若いベルトゥとアルバロ・ロドリゲスだけとあって、未だにボランチのウチェがCFを務めているようでは…とりあえず、この2週間はセットプレーの腕を磨いて、次節バジャドリー戦ではコリセウムのファンを喜ばせてあげられるといいのですが。 2024.11.12 18:30 Tue2
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安全策を取ったはずだったのに…/原ゆみこのマドリッド
「どっちもダービー後遺症だったとか」そんな風に私が考え込んでいたのは木曜日、思惑がまったく外れたマドリッド勢のCL2節の記事をスポーツ紙で読みながら、反芻していた時のことでした。いやあ、火曜にバルサがヤングボーイズに5-0と大勝したことや、水曜の早い時間にプレーしたジローナがオウンゴール2発を献上。2-3でフェイエノールトに負けてしまったのにも驚かされたと言えば、まあ、そうなんですけどね。 それが、レアル・マドリーとアトレティコがアウェイで同時開催となった水曜夜9時には、探し回る手間を省いて、近所の行きつけのバル(スペインの喫茶店兼バー)に直行。前者のリール戦をTVで見つつ、ラジオの2元中継でベンフィカ戦の様子を伺っていたところ、まさか筋金入りのアウェイ弱者であるアトレティコのみならず、マドリーまで負けてしまうとは!うーん、確かに日曜のマドリー本家ダービーでは、結果は1-1の痛み分けだったとはいえ、途中、GKクルトワへの物の投げ込みが止まらず。15分程中断されたため、試合が終わったのも午後11時半頃と、リーガ戦にしては遅かったなんてことも。 実際、シメオネ監督が「挑発したクルトワも処分を受けるべき」といった発言が巻き起こした論争や、まさに水曜当日、競技委員会から下された、fondo sur/フォンド・スール(南側ゴール裏)のフレンテ・アトレティコ(ウルトラグループ)が陣取る区画を3試合閉鎖という処分などで、後を引いていたのはアトレティコの方だったんですが、もしやマドリーにも影響があった?どちらにしろ、アンチェロッティ監督も「Golpe de atención. Autocrítica. Esto viene bien para mejorar/ゴルペ・デ・アテンシオン。アウトクリティカ。エストー・ビエネ・ビエン・パラ・メホラル(注意喚起の一撃。自己批判。改善するためにはいいことだ)」と言っていたように、ええ、CL3連覇したジダン監督時代だって、グループリーグで3節まで勝利がなく、決勝トーナメント進出を不安視されていたシーズンもありましたからね。 今は36位チーム中17位と、16強対決に直接進める8位以上からは遠くても、最後は辻褄を合わせちゃうような気がしますが、同じ2試合で勝ち点3ながら、23位となったアトレティコは別の話。というのも、同じく毎回、毎回、こちらも反省の弁は聞くものの、昨季から続くアウェイで力入らずの現状が一向に改善の兆しを見せていないから。 そう、残り6試合、3試合のアウェイ戦全敗ということも考えて、ホーム全勝の勝ち点12となっても8位以上は夢のまた夢。それでも24位以上になれて、決勝トーナメント進出プレーオフに出られることを祈るしかありませんが…マドリーを破って気勢上がるリールとの3節、そして7節にはブンデスリーガ王者のレバークーゼンも来るとなると、メトロポリターノでも満願達成するのは難しいかもしれませんよ。 え、それで肝心の試合はどんなだったのかって?そうですね、とりあえず、アトレティコの方からお伝えしてくことにすると、予定ではオンダ・マドリッド(ローカルラジオ局)の詳しい2元中継を当てにしていたものの、今節はメイン周波数でマドリーの実況、サブの方にアトレティコの実況という新機軸に。しかもそちらは電波が弱いのか、バルの中では音声がほとんど入らず、仕方なく、全国放送の大手ラジオが6対4ぐらいの割合でリールとリスボンを行ったり来たりしていた中継を聴いていたんですけどね。もう序盤からGKオブラクがparadon(パラドン/スーパーセーブ)を余儀なくされているとはまったく、心臓に悪い。それこそル・ノルマンがダービーでチュアメニと頭をぶつけ、このベンフィカ戦遠征に参加できなかったことを悔やむしかなかったんですが…。 とはいえ、アトレティコの呆け呆け守備はDFだけの問題ではなく、ええ、早くも前半13分にはレイニウドが自陣エリア内でクリアしそこねたボールをコケが遠ざけようとして、あろうことか、目の前にいた敵のアウルスネスにパス。そこから、アクトゥルコールに繋がれ、先制点を奪われてしまうって、もしやリーガのアウェイ戦ではたらたらしてても、アスレティック戦やセルタ戦など、相手も点を取れず、スコアレスドローで終盤まで持ちこたえられたのに胡坐をかいていた? 33分にはジョレンテが負傷。モリーナと交代するアクシデントなどはあったものの、ディ・マリアとの1対1をオブラクが防いでくれたこともあって、何とか1-0のままでハーフタイムに入ることはできたんですけどね。それが、この日はラージョ戦では功を奏した後半頭から、3人一気替えもどこかチグハグでねえ。だってえ、いくら前半パッとしなかったからって、グリーズマン、コケ、デ・パウルの重鎮3人をセルロート、ギャラガー、そしてカンテラーノ(Bチームの選手)のセラーノに代えちゃったんですよお。 まさに新たにピッチに入ったMF2人がやらかしてくれたのは後半7分のことで、ええ、エリア内にボールを持って入ったパブリディスを囲んだのはいいものの、近すぎてギャラガーは相手の足を踏んでしまうわ、更にヒメネスまで踏んでいるって、一体、何考えている?当初こそ、主審にスルーされたものの、VAR(ビデオ審判)注進が入り、モニターチェックでペナルティとなってしまったって、そんなの自業自得ですよ。 いやあ、そのPKを決めたのが元マドリーのディ・マリアだったせいもあったんでしょうかね。どうやら、2点差にされて、改めてダ・ルスが2014年CL決勝後半ロスタイム3分、セルヒオ・ラモス弾で追いつかれ、延長戦でボロ負けして、Decima(10回目のCL優勝のこと)をお隣さんに贈った元の悪いスタジアムだったことをシメオネ監督も思い出したよう。 というのも、どうもこの時点で彼は勝負を投げてしまったような感じもして、だってえ、15分にはもう、フリアン・アルバレスを下げて、自身の三男、ジュリアーノを入れ、交代枠を使い切っているんですよ。とはいえ、30分にCKから、フリーのバーにヘッドで3点目を決められたのは別にそのせいではなく、相変わらず、アトレティコのセットプレー守備がザルだったためですが、更に39分には再び、レイニウドがアムドゥニをゴール前で倒してPKを献上。そのPKもコクチェに決められて、枠内シュートが1つもないまま、最後は4-0の大敗で終わり、ええ、それすら御の字で、オブラクがいなければ、10点ぐらい取られていたんじゃないかと思える程、最低の試合をされてはねえ。 それでもシメオネ監督に言わせると、「No hubo falta de actitud ni de tensión, sólo jugamos mal/ノー・ウボ・ファルタ・デ・アクティトゥッド・ニ・デ・テンシオン、ソロ・フガモス・マル(試合に対する姿勢が悪かったのでも、緊張感が欠けていた訳でもない。プレーが悪かっただけ)」だそうなですけどね。さすがにこうまで、アウェイ弱者ぶりを徹底して見せられると、「Pienso en positivo y pienso que es una oportunidad para seguir mejorando/ピエンソー・エン・ポシティボ・イ・ピエンソー・ケ・エス・ウナ・オポルトゥニダッド・パラ・セギール・メホランドー(自分はポジティブに考えて、改善し続けるチャンスだと思う)」という指揮官の言葉を信じるのもそろそろ、限界ですよね。 とまあ、こんなアトレティコの惨劇をライブで目撃することが避けられたという点では、私がマドリーを見ることにしたのは正解だったんですが、余裕の勝利を楽しもうという目論見も外れちゃったんですよ。そう、試合前は1年前にマドリーを退団して、現役からも退いたエデン・アザールが台頭したクラブというぐらいしか、話題がなかったリールなのに、アンチェロッティ監督のチームはなかなか点が取れず。 いえ、序盤にはビニシウスやベリンガムが決められなかったり、14分には背筋痛でベンチとなったロドリゴの代わりに移籍後、初先発。18才のエンドリックもドリブルで上がって、シュートをGKシュバリエに弾かれてしまったなんてこともあったんですけどね。マドリーが実力を出すのは後半だからと、最初は私もあまり気にしていなかったところ…。 ダービーで負傷したクルトワに代わり、久々にゴールを守ったGKルーニンもディビッドの2度撃ちシュートを両方共弾くなど、しっかりしていたため、ハーフタイム間近の44分、シュゲロバの蹴ったFKにカマビンガが手に当ててしまったのが、後追いVAR判定でペナルティに。ディビッドのPKで先制された時も、却って、これでマドリーのremontada(レモンターダ/逆転劇)精神に火が点くに違いないと確信していたんですが、とんでもない。 後半頭からメンディをフラン・ガルシアに代え、12分にはもう、ミリトンとエンドリックから、モドリッチと1週間前のアラベス戦で負傷して、全治3週間と言われながら、超特急で回復してきたエムバベを投入したアンチェロッティ監督だったんですが、どうにもリールの堅固な守備を破れなくてねえ。40分過ぎにはとうとう、土壇場の猛ラッシュが始まったんですが、ベリンガムのゴール前からのシュートも、リュディガー、ギュレルのヘッドもシュバリエに弾かれてしまってはどうしようもありませんって。 結局、そのまま試合は1-0で終了です。いやあ、せっかく昨季の鬼門、唯一の黒星となったメトロポリターノでのダービーを引分けでやり過ごしながら、今年の1月18日、コパ・デル・レイ準々決勝での敗戦以来となる36試合ぶりの黒星をリールに喫してしまうとは、まさに皮肉。要は今季のマドリーがまだ完璧ではないということでしょうが、それでもCL3、4節はドルトムント、ミランをサンティアゴ・ベルナベウに迎えるホームゲーム。その前には10月の各国代表戦によるparon(パロン/リーガの停止期間)もありますしね。せっかく弟のエタンのいるリールへの遠征に間に合いながら、ピッチでは大したことができなかったエムバペもその頃にはまた、ゴールづいてくれるのではないかと。 え、でもその前に7連戦最後のリーガ9節がこの週末に迫っているんじゃないかって?その通りで、折しも木曜にはデシャン監督が、ケガを治さないといけないという理由で10月はエムバペを招集免除にしたことを発表。それだけに、果たして土曜午後9時(日本時間翌午前4時)からのビジャレアル戦で彼がプレーできるのか、わからないんですけどね。リール戦を打撲で途中交代したミリトンは木曜には普通にバルデベバス(バラハス空港の近く)での練習に参加しており、頭数不足のCBは心配ないんですが、この試合の懸念は、今季は珍しく、ビジャレアルがヨーロッパの大会フリーのチームだということ。 たとえ、ベルナベウ開催とあっても休養十分の相手を前にすれば、フィジカル負けしてしまうこともありますからね。未だにブライム、セバージョスらが回復しておらず、ローテーションもなかなか難しいとあって、アンチェロッティ監督もスタメン選びには苦労しそうですが、その点、ツイているのはアトレティコの方。ええ、サン・セバスティアン(スペイン北部のビーチリゾートタウン)でのアウェイ戦だということを除けば、日曜午後9時からの相手のレアル・ソシエダは木曜にELアンデルレヒト戦をプレーして、おまけに1-2で負けるというショックを受けていますからね。 中1日多いアトレティコが体力的には有利なはずですが、木曜にはジョレンテが右太ももの負傷で全治3週間と判明。ル・ノルマンも頭部のケガなだけにまだ様子見ですし、そろそろバリオスは戻って来られそうなのだけが頼りですが…何より先日、フランス代表引退を表明したグリーズマンがこの先2週間、ゆっくり休めることを励みに古巣への恩返しに張り切ってくれたら、助かりますよね。 そして今週はミッドウィークに試合がなかった弟分たちは、まずは金曜にレガネスがバレンシアをブタルケに迎えて9節の先陣を切るんですが、ボルハ・ヒメネス監督のチームはここ、2試合のダービーラッシュでヘタフェ、ラージョと連続ドロー。そろそろ、今季2勝目を挙げて、ホームのファンを喜ばせてあげたいところですが、相手が降格圏の18位と不調なのがいいチャンスになるかも。今のところ、頼りになるアタッカーがファン・クルスしかいないのは何ですが、早くハラーのゴールも見てみたいものです。 一方、土曜試合組なのが弟分の古株2チームで、ヘタフェはコリセウムでのオサスナ戦。いえまあ、相手は前節、バルサに4-2と勝利して、注目を浴びているんですが、それはホームのエル・サダルでの話ですからね。アウェイではラージョに負けているところも私は目撃していますし、先週末のアラベス戦で今季初勝利、ようやくボルハ・マジョラル、アルバロ・ロドリゲス、ベルトゥとCFも3人揃い、降格圏も脱出したボルダラス監督のチームが勝ち癖をつけるには、ここでガツンと行くしかないかと。 ラージョの方はアウェイのバジャドリー戦で、こちらも降格圏19位の相手なんですが、イニゴ・ペレス監督のチームも現在、3連続引分け中でねえ。それでも9位と弟分中、最高位にいるだけに、弱い訳ではないんですが、注目どころはやはり、ハメス・ロドリゲスがいつ本格的な稼働状態になるのかどうか。ええ、来週は彼もまた、コロンビア代表のお勤めが待っているはずですからね。何はともあれ、これで連戦続きの3週間が終わるのには、私もちょっとホッとしています。 2024.10.04 20:00 Fri4
「我々を驚かせ続けてくれる」6発大勝のアルゼンチン代表、指揮官もメッシの大活躍に脱帽「できる限り長くプレーしてほしい」
アルゼンチン代表のリオネル・スカローニ監督は、FWリオネル・メッシができるだけ長く代表チームでプレーすることを望んでいるようだ。『TYCスポーツ』が伝えている。 アルゼンチンは15日に行われた北中米ワールドカップ(W杯)南米予選の第10節で、ボリビア代表と対戦。試合はメッシの先制弾でリードを得ると、ラウタロ・マルティネス、フリアン・アルバレスのゴールもあり前半だけで3点差に。後半終了間際にはメッシが圧巻の個人技から2ゴールを挙げてハットトリックを達成するなど攻撃陣が爆発し、6-0で勝利した。 試合後、スカローニ監督はこの日3ゴール2アシストと規格外の活躍を見せたメッシを「素晴らしい」と絶賛。チーム全体のパフォーマンスにも満足感を示しており、ファンを喜ばせられたことを誇っている。 「彼は我々を驚かせ続けてくれる。できる限り長くプレーしてほしいね。それが私の彼に求める唯一のことだ。彼に会い、同じピッチに立てているのは私にとって喜びだ」 「勝利すること、そしてその精神を持ち続けることは重要になる。我々は自分たちのアイデンティティを示して勝利した。スピリットを失うことは決してなかったと思う。大事なのは、良い試合をしてみんなが喜んでくれたことだ」 <span class="paragraph-title">【動画】メッシが流石の活躍でアルゼンチン代表を勝利に導く!</span> <span data-other-div="movie"></span> <iframe width="560" height="315" src="https://www.youtube.com/embed/C3wPtKNbAOA?si=xF05sFfGvkC8URVT" title="YouTube video player" frameborder="0" allow="accelerometer; autoplay; clipboard-write; encrypted-media; gyroscope; picture-in-picture; web-share" referrerpolicy="strict-origin-when-cross-origin" allowfullscreen></iframe> 2024.10.16 16:20 Wed5
「毎日連絡が…」アトレティコ加入のフリアン・アルバレスが熱烈な勧誘を受けていたことを告白、新天地への思い「大きな期待を感じる」
アトレティコ・マドリーに加入したアルゼンチン代表FWフリアン・アルバレスが、加入への思いと新天地での意気込みを語った。 12日、マンチェスター・シティに所属していたアルバレスがアトレティコに完全移籍。2030年までの6年契約をクラブと結んだ。 リーベル・プレートからシティに完全移籍したアルバレス。一定の出場機会は与えられており、シティでは公式戦103試合で36ゴール18アシストを記録。しかし、ノルウェー代表FWアーリング・ハーランドの存在もあり、クラブで1番手になることができずにいた。 より多くの活躍の場が欲しかったアルバレスは移籍を決断。同じアルゼンチン人のディエゴ・シメオネ監督率いるアトレティコでの飛躍を誓った。 アルバレスは多くの歓迎を受けたことを喜び、活躍を見せたいと意気込んだ。 「ここに来ることができてとても嬉しく、興奮している。彼らは街やクラブで僕を受け入れてくれた。そしてとても大きな期待を感じている」 「ファンからたくさんのメッセージを受け取った最初の瞬間から、空港にはたくさんの人がいて、僕はメディカルチェックを受け、スタジアムでは…。良いスタートが切れたのはとても嬉しい。あとはピッチで見せるだけだ」 “ラ・アラーニャ”と呼ばれるアルバレスだが、その由来についても言及。幼い頃のニックネームであり、名前を呼ばれるよりも親しみがあるとした。 「ラ・アラーニャという名前は、とても幼い頃につけられたもので、僕が3歳か4歳の時に兄弟や友達と遊んでいた時から、彼らは僕のことをそう呼ぶようになり、街の人全員が僕をアラーニャと呼ぶようになった。僕にとっては普通のことだった」 「やがて彼らは僕をフリアンと呼ぶようになったけど、僕は振り向くことができなかったんだ。それは永遠に残っているし、僕が幼い頃からそれが自分のニックネームであり、それが続いている」 アトレティコの他にもパリ・サンジェルマン(PSG)も関心を寄せており、金銭面だけを考えれば、PSGの方が好条件だったが、アルバレスはアトレティコを選択した。 その背景には、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンや同じアルゼンチン人のジュリアーノ・シメオネ、ロドリゴ・デ・パウル、ナウエル・モリーナからの熱心な勧誘があったという。 「グリーズマンとジュリアーノ(・シメオネ)は、ほぼ毎日、僕に最も多くのメッセージを送ってくれた人たちだった。(ロドリゴ・)デ・パウルもそうしたし、ナウエル(・モリーナ)とも話した。彼らはとても丁寧だった」 「チームの勝利に貢献し、アトレティコを首位に立たせられるように、サッカー選手としての自分のベストな姿を見つけるために全力を尽くしたいと思う」 また、前述の通りシメオネ監督もアルゼンチン人。アルバレスは、シメオネ監督の息子たち、ジョバンニ・シメオネ(ナポリ)、ジャンルカ・シメオネ(ラージョ・マハダオンダ)、ジュリアーノ・シメオネ(アトレティコ・マドリー)とも関係があるとした。 「シメオネ・ファミリーの全員、ジャンルカとはリーベル・プレートのリザーブチームで、ジオとは代表チームで、ジュリとはオリンピックで一緒だった」 「チョロ(シメオネ監督)は僕に小さなチョロを手に入れたから、今度は大きなチョロと一緒に来いと言っていた。僕はファミリーとはいつも良い関係を築いてきたし、これからも良いことが起こることを期待したい」 慣れ親しんだ人たちとの関係を継続することとなったアルバレス。最後に、アトレティコのファン・サポーターへメッセージを送った。 「ファンには感謝する。SNS上では多くのメッセージを目にし、マドリードでみんなが寄ってくるのをみた。彼らには感謝したいと思う」 「もし、僕が約束できることが1つあるとすれば、このユニフォームを着てチームを助け、勝利するためにフィールドで全力を尽くすことだ」 2024.08.13 23:55 Tueマンチェスター・シティの人気記事ランキング
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加入3年で105ゴールのハーランドが週給1億円の新契約にサインか…シティに深まる自信
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現時点で2024年最強のゴールハンターは? 1位はクラブ&代表戦で54得点、2位タイには中国代表FWがランクイン
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