「ジローナは不滅であり、立ち直り、プリメーラに…」、昇格請負人ミチェル監督が喜び露わ
2022.06.20 16:44 Mon
ジローナを3シーズンぶりのプリメーラ昇格に導いたミチェル監督が、昇格の喜びを語った。スペイン『El Periodico』が伝えている。
ジローナは19日、アウェイで行われたラ・リーガ昇格プレーオフ決勝2ndレグのテネリフェ戦に3-1で勝利。この結果、2戦合計3-1としたジローナの3シーズンぶりのプリメーラ復帰が決定した。
2018-19シーズンのプリメーラを18位で終えたジローナは、直近のセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)をいずれも5位でフィニッシュしたが、昇格プレーオフで敗退。
今季はレギュラーシーズンを6位で終えたものの、プレーオフ準決勝で3位のエイバルを接戦の末に撃破。今回の決勝では5位のテネリフェを相手に、ホームでの1stレグを0-0のドロー、アウェイでの2ndレグを主砲ストゥアーニのゴールなどで3-1で勝利し、悲願のプリメーラ復帰を決めた。
いずれも優勝で昇格を決めたラージョ・バジェカーノ、ウエスカに続き、就任1年目でジローナを昇格に導いた昇格請負人は、試合後の公式会見の場で偉業達成の喜びを噛みしめた。
「我々はゴールを奪わなければならなかったし、プレーヤーは最も重要な瞬間に最高のパフォーマンスを発揮してくれた」
「フットボールは、最後の1分まで働かなければならないことを教えてくれる。我々はシーズンを通して働いてきたが、それは自分たちを納得させるためであり、成し遂げるためだった。今年は我々のものであり、我々は立ち上がり、歴史を作るつもりだった」
「このチームはここ数年、ハードワークをこなし、大きな苦悩を抱えながら、なんとか持ちこたえてきた。ジローナが今日プリメーラ復帰を決められたのは、(スポーツディレクターの)キケのおかげだ」
最後に、ミチェル監督はプリメーラの切符を懸けた激闘を演じたテネリフェの指揮官、ルイス・ミゲル・ラミス監督が試合後に見せた紳士的な振る舞いへの感謝を伝えた。
「こういった試合では、多くの感情がある。ラミスには、試合が終わった瞬間に、細かいところまで気を配ってくれたことに感謝している。彼は、我々がそれ(昇格)に値すると言ってくれた。示されたスポーツマンシップは信じられないほどだ」
わずか5年あまりで異なる3クラブをプリメーラ昇格に導く卓越した手腕を発揮したミチェル監督だが、ラージョ、ウエスカでのプリメーラの指揮ではいずれも途中解任となっており、来シーズンは自身初の残留達成を最大の目標に掲げる。
ジローナは19日、アウェイで行われたラ・リーガ昇格プレーオフ決勝2ndレグのテネリフェ戦に3-1で勝利。この結果、2戦合計3-1としたジローナの3シーズンぶりのプリメーラ復帰が決定した。
2018-19シーズンのプリメーラを18位で終えたジローナは、直近のセグンダ・ディビシオン(スペイン2部)をいずれも5位でフィニッシュしたが、昇格プレーオフで敗退。
いずれも優勝で昇格を決めたラージョ・バジェカーノ、ウエスカに続き、就任1年目でジローナを昇格に導いた昇格請負人は、試合後の公式会見の場で偉業達成の喜びを噛みしめた。
「3人がジローナにやって来て、残りのスタッフは大きく成長した。 プレーヤーは最高の状態にあり、2シーズン前に彼らが値した昇格を一緒に達成した。ジローナは不滅であり、立ち直り、プリメーラに所属する」
「我々はゴールを奪わなければならなかったし、プレーヤーは最も重要な瞬間に最高のパフォーマンスを発揮してくれた」
「フットボールは、最後の1分まで働かなければならないことを教えてくれる。我々はシーズンを通して働いてきたが、それは自分たちを納得させるためであり、成し遂げるためだった。今年は我々のものであり、我々は立ち上がり、歴史を作るつもりだった」
「このチームはここ数年、ハードワークをこなし、大きな苦悩を抱えながら、なんとか持ちこたえてきた。ジローナが今日プリメーラ復帰を決められたのは、(スポーツディレクターの)キケのおかげだ」
最後に、ミチェル監督はプリメーラの切符を懸けた激闘を演じたテネリフェの指揮官、ルイス・ミゲル・ラミス監督が試合後に見せた紳士的な振る舞いへの感謝を伝えた。
「こういった試合では、多くの感情がある。ラミスには、試合が終わった瞬間に、細かいところまで気を配ってくれたことに感謝している。彼は、我々がそれ(昇格)に値すると言ってくれた。示されたスポーツマンシップは信じられないほどだ」
わずか5年あまりで異なる3クラブをプリメーラ昇格に導く卓越した手腕を発揮したミチェル監督だが、ラージョ、ウエスカでのプリメーラの指揮ではいずれも途中解任となっており、来シーズンは自身初の残留達成を最大の目標に掲げる。
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ジローナのU-21スペイン代表DFアルナウ・マルティネス(20)に対し、バイエルンとレバークーゼンが関心を寄せているという。ドイツ『キッカー』が伝えている。 今シーズンのラ・リーガで台風の目となっている昇格2年目ジローナ。第15節を終えた段階でも昨季王者バルセロナを抑え、首位レアル・マドリーに次ぐ2位と好調の彼らだが、そこで右サイドバックの1番手に君臨するのがアルナウ・マルティネス、通称アルナウだ。 アルナウは身長181cmで、右サイドバックとセンターバックを兼務。少年時代はバルセロナのカンテラで育つも、15歳からジローナへと移り、ファーストチーム昇格後、20歳にしてすでにクラブ通算109試合に出場している。今季はここまでラ・リーガ10試合に出場中だ。 そんなアルナウに関心を寄せるはレバークーゼン。右サイドバックにはオランダ代表DFジェレミー・フリンポン(22)という若くて実力も伴った不動の存在が君臨も、超が付くほどの人気銘柄ゆえ、来夏のステップアップが濃厚…3500万〜4000万ユーロ(約54億3000万〜62億円)で旅立つものと推測されている。 また、アルナウに対してはドイツの絶対王者バイエルンも関心。ジローナは2025年6月までとなっているアルナウとの契約に2000万ユーロ(約31億円)という“比較的穏やか”な契約解除金を設けているとされ、メガクラブ・バイエルンがこの支払いに躊躇しないことは想像に難くない。 現段階でA代表から声はかかっておらず、まだまだ無名のアルナウだが、近い将来、早ければ来夏、スペインを飛び出してステップアップすることになるかもしれない。 2023.12.08 15:00 Fri4
メッシ、自身とマッチアップした若手DFに興味津々?! 「君は何歳なんだ? 」
▽ジローナのスペイン人DFパブロ・マフェオのプレーが、バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシのお眼鏡にかなったようだ。両者の間で試合中に交わされた会話を、スペイン『マルカ』が伝えた。 ▽リーガエスパニョーラ第6節で、23日にバルセロナと対戦したジローナは、0-3で敗北した。それでも、今シーズンのリーガエスパニョーラにおいて、第6節以前までの5試合で9得点と大暴れしていたメッシを封殺。特に、同選手のマンマークに付いていたマフェオは、集中力の高い守備でインパクトを残した。 ▽試合後のインタビューに応じたマフェオは、相手エースのマンマークという最重要任務を命じられたことに対して、感謝を語った。また、試合中にメッシと言葉を交わしたことも明かした。 「マークに付かなければならなかった。だから、ボールも見ずに、彼(メッシ)に密着する必要があったんだ。難しいことだよ。フットボール(の技術的な)面だけではなく、心理的にも困難だった」 「僕を起用してくれた監督には感謝したい」 「彼は、僕に2つのことを尋ねてきたよ。“マンチェスター・シティからのローンで加入しているのか? ”、“何歳なんだ? ”といったことをね。(その出来事は)全て良いことだったよ」 ▽また、激闘をみせたマフェオは、試合後にはメッシではなくドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンにユニフォームの交換を依頼。この行動に、ある素朴な理由があったことを述べた。 「友人がテア・シュテーゲンのシャツを欲しがっていてね。だから僕は、あのゴールキーパーにお願いしたんだ。メッシは世界最高のフットボーラーだけど、友人が最優先だよ」 ▽現在20歳のマフェオは、2013年にエスパニョールのユースからマンチェスター・シティのユースに移り、今年の夏にレンタルでジローナに加入した。今シーズンは、リーガ第1節のアトレティコ・マドリー戦で欧州1部リーグデビューを飾り、第6節終了時点で5試合に出場している。 2017.09.25 14:16 Mon5