バレンシアのガットゥーゾ監督、古巣ミランの2人を獲得希望か?

2022.06.20 11:05 Mon
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バレンシアの新指揮官に就任したジェンナーロ・ガットゥーゾ監督だが、古巣のミランから2選手を補強する考えがあるようだ。イタリア『カルチョ・メルカート』が報じた。

2021-22シーズンはラ・リーガで9位に終わったバレンシア。ヘタフェを率い、新たに招へいされていたホセ・ボルダラス監督は、結果が残せずにわずか1年で解任されていた。

新たにチームを率いることとなったガットゥーゾ監督だが、補強についても動いているとのこと。その中で、ミランの2選手に興味を持っているという。
その2人は、スペイン人FWサム・カスティジェホ(27)と元フランス代表MFティエムエ・バカヨコ(27)とのことだ。

カスティジェホはマラガ、ビジャレアルでプレーした後、2018年8月にミランへと完全移籍。公式戦113試合で10ゴール15アシストを記録。2021-22シーズンはセリエAで5試合出場2アシストに終わっていた。
バカヨコは2018-19シーズンに続いてチェルシーからレンタル移籍で加入。今シーズンは公式戦18試合に出場するに留まっていた。

『カルチョ・メルカート』によれば、カスティジェホは退団がほぼ確実、バカヨコはチェルシーに戻ることが確実だが、そこを獲得したいと考えているようだ。

550万ユーロ(約7億8000万円)の移籍金で考えているとのこと。果たしてガットゥーゾ監督の願いは叶うだろうか。

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序盤戦は[3-4-2-1(3-5-2)]をメインに戦ってきたが、代名詞の[4-4-2]に原点回帰すると、リーグ最少失点の堅守を武器に前線のタレントの個人技や連携を活かしながら攻撃面も改善。ラ・リーガにおいては最も安定感のある戦いぶりを見せている。 【期待以上】 ★チーム ◆マジョルカ <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 新指揮官の下、ヨーロッパ出場権争いに絡む。昨季は質実剛健なハビエル・アギーレ監督の下、堅守速攻を徹底した戦いで降格圏と7ポイント差の15位フィニッシュとなったマジョルカ。その指揮官の退任を受け、オサスナで長期政権を築いたアラサテ監督を招へいすると、前半戦を9勝3分け7敗の戦績で終えた。ここまで1試合平均1得点の19ゴールと、より攻撃的な[4-3-3]に変更した狙いは出ていないが、21失点の安定した守備と勝負強い戦いで接戦をモノにしてきた。 ライバルの今冬補強が見込まれるなか、限られた財政でヨーロッパ出場権を得る上ではここまで3ゴールにとどまる主砲ムリキに、負傷明けから後半戦の爆発が求められるFW浅野拓磨ら前線のタレントの奮起が必要となる。 ★選手 ◆MFマルク・カサド(バルセロナ) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> チャビ体制での構想外から一転して中盤の絶対的主力に。アトレティコDFハビ・ガラン、ビジャレアルFWバリー、ラージョDFラティウ、バジャドリーDFジュマ・バー、ソシエダDFアランブルらの活躍も印象的だったが、バルセロナの躍進に大きく貢献した21歳MFを選出した。 カンテラ時代から才能は高く評価されながらも、多くのカンテラーノがファーストチームに登用されたチャビ体制では同世代や後輩が定着していくなか、思うようなチャンスを得られず。一時は換金対象として放出の可能性も取り沙汰された。 しかし、中盤に多くの離脱者が続出したなか、後輩MFベルナルとともにプレシーズンの段階からフリック監督の評価を得ると、ここまで16試合3アシストを記録。MFガビやMFフェルミン・ロペスら負傷者が復帰後も、MFペドリとともにピボーテの主力を担い、指揮官の期待に応える高水準のパフォーマンスを披露し続ける。172cmとサイズには恵まれていないが、傑出したフットボールIQ、パスセンス、献身性を武器にブラウグラナの中盤に君臨し、ラ・ロハデビューまで飾っている。 【期待外れ】 ★チーム ◆バレンシア <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 復活の兆し見せた昨季の勢いを活かせず。昨季はフルシーズンを率いることになったバラハ前監督の下で9位フィニッシュしたが、今季は2勝7分け10敗の最下位に低迷。その低迷の大きな要因はオーナーのピーター・リムの杜撰な運営、昨年10月末に発生した深刻な豪雨洪水といった要因が大きい。 ただ、スカッドの質を鑑みれば、少なくとも中位の力は十分にあるだけに、コーチングスタッフ、選手の責任も避けられないところだ。守備に関しては29失点とそこまで悪い数字ではないが、先日のマドリー戦で10人相手にミス絡みの失点で悲劇的な敗戦を喫するなど、メンタルの部分を含めて勝負弱さが顕著。 より深刻な攻撃陣ではFWウーゴ・ドゥーロが5ゴール2アシストと奮闘も、FWラファ・ミルらの低調なパフォーマンスによって1試合平均1点に満たない18ゴールにとどまった。今冬の移籍市場ではFWサディクを獲得も、さらなる補強が行われなければ、コルベラン新監督の手腕でもさすがに立て直しは厳しく、1986-87シーズン以来のセグンダ降格の可能性が現実味を帯びてくる。 ★選手 ◆FWセバスティアン・アラー(レガネス) <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/get20250117_100_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> ラ・リーガ初挑戦は完全に失敗に。昨夏の移籍市場において、ある意味で最も大きなサプライズとなったのが、2021-22シーズンのエールディビジ得点王で、アヤックス、ドルトムントでプレーしたコートジボワール代表FWのレガネス加入だった。 ドルトムントでは精巣ガンの治療の影響などもあって思うような活躍はできなかったが、昨年2月のアフリカ・ネーションズカップでコートジボワールを優勝に導いたストライカーのラ・リーガ弱小クラブへの加入は驚きとして伝えられた。 しかし、大きな期待を背負って臨んだ前半戦では8試合(先発5)の出場で無得点に終わり、今冬の移籍市場ではレンタル契約を解消し、オランダの古巣であるユトレヒトへ移籍。スペインの地でなんのインパクトも残せずに、半年でプレーを終えることになった。 2025.01.18 18:30 Sat
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ユベントス、ウルグアイの大器獲得が目前に! 20歳の左利きCBゴンサレス

ユベントスはバレンシアからウルグアイ代表DFファクンド・ゴンサレス(20)の獲得が目前となっているようだ。イタリア『カルチョメルカート』が伝えている。 ファクンド・ゴンサレスはイタリアの市民権も持つ身長193cmの左利きセンターバック。所属するバレンシアではBチームに身を置いており、現在までにファーストチームでの出場はない。 それでも、5~6月に開催されていたU-20ワールドカップ(W杯)ではウルグアイ代表の最終ラインの要として全試合にフル出場し、初優勝に貢献。その直後にはA代表にも初招集されている。人材の宝庫・ウルグアイのこれからを担っていく大器といったところだ。 ゴンサレスに対してはミランやモンツァ、サレルニターナも関心。そんななか、バレンシアとの契約が残り1年未満となっていることもあってか、ユベントスは交渉を比較的スムーズに進められたようで、8月頭までにはゴンサレスとの契約を結べるとみられている。 ゴンサレスの獲得に成功した場合、2023-24シーズンは武者修行に出す可能性が高いとのことだが、長期的な視野に立ってポテンシャル十分のタレントを確保した格好だ。 2023.07.28 14:28 Fri
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バレンシアがバレネチェアを獲得…今夏ユーベからアストン・ビラに完全移籍

バレンシアは30日、アストン・ビラからアルゼンチン人MFエンソ・バレネチェア(23)を1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 母国のニューウェルズ・オールドボーイズの下部組織出身のバレネチェアは、2019年に加入したスイスのシオンでヨーロッパでのキャリアをスタート。その後、2020年1月にユベントスNext Gen(U-23チーム)に加入。セリエCに所属するクラブで主力を担うと、2022年11月に行われたパリ・サンジェルマン戦でユベントスでのファーストチームデビューを飾った。 ダイナミックなセントラルMFは昨シーズンにレンタル先のフロジノーネでセリエA36試合に出場し、今シーズンはユベントスのファーストチームでの活躍も期待されたが、ブラジル代表MFドウグラス・ルイスの獲得オペレーションに際してU-21イングランド代表MFサミュエル・イリング・ジュニア(20)と共にアストン・ビラへ完全移籍していた。 そして、今シーズンはバレンシアの地で研鑽を積むことになった。 2024.08.30 23:31 Fri
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「完璧だ」大量7発でバレンシアを粉砕、フリック監督はチームに賛辞「非の打ち所がないプレー」

バルセロナのハンジ・フリック監督が大勝に満足している。スペイン『マルカ』が伝えた。 ラ・リーガでは2024年12月から4試合白星が遠のいていたバルセロナ。先日行われたチャンピオンズリーグ(CL)のベンフィカ戦では5-4の打ち合いを制したなか、26日の第21節バレンシア戦でリーグ戦5試合ぶりの勝利を狙った。 立ち上がりからオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングが先制点を奪うと、スペイン代表FWフェラン・トーレス、ブラジル代表MFハフィーニャも続き、序盤で3点のリード。スペイン代表MFフェルミン・ロペスが2点を加え、5-0で試合を折り返す。 後半は1点を返されるも、途中出場のポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ、オウンゴールでさらに加点。7-1の圧勝を収めた。 ベンフィカ戦からは4選手を入れ替えて臨んだフリック監督。手を緩めずにバレンシアを圧倒したチームを誇っている。 「フレッシュな脚力が必要だった。全員が積極的に関与し、非の打ち所がないプレーをした」 「フレッシュさが重要だと考えた。集中してスタートした。ゴールの奪い方も素晴らしかった。素晴らしい試合だった。完璧だ」 また、各選手を称賛したなか、2ゴール2アシストのフェルミン・ロペスは手放しで称えた指揮官。攻守において良かったと振り返っている。 「複数のゴールに絡み、MVPを獲得した。彼には満足している、ボールの扱いもフィニッシュも良かった」 「すべての選手にもっと出場時間を与えたいが、常にそうできるわけではない。中盤にはファンタスティックな選手たちがいる」 「今日、彼は守備面で強度と素晴らしいダイナミズムを見せた。信じられないほどのプレーだった。彼のプレーを見るのは素晴らしいことだ。彼のためにもとても嬉しく思う。2つのゴールやあのプレーだ…」 <span class="paragraph-title">【動画】フェルミンら躍動のゴールショー! バルセロナvsバレンシア ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="6IOWXnTziL0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.27 16:13 Mon

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