菅澤優衣香が得点ランク独走の2ゴール、浦和Lが新潟Lに連勝でINACの試合なし優勝を阻止【WEリーグ第11節】
2022.05.03 17:15 Tue
3日、「2021-22 Yogibo WEリーグ」第11節延期分のアルビレックス新潟レディースvs三菱重工浦和レッズレディースが新潟市陸上競技場で行われ。2-4でアウェイの浦和レディースが勝利を収めた。
前回対戦から4人のスタメンを入れ替えた新潟は、2試合ぶりに先発復帰した上尾野辺めぐみがヘディング。さらに、道上彩花がミドルシュートと、積極的なフィニッシュを見せる。
スペースを消した新潟レディースの守備に手を焼いていた浦和レディースだったが、猶本光がミドルを見せると、21分には清家貴子の突破から先制点を奪取。菅澤優衣香澤のポストプレーから清家が右の裏を取ると、ボックス内、さらにはゴールエリア内までドリブルで運び、右アウトで中に入れたグラウンダーのボールが茨木美都葉のクリア前にラインを割った。
大きなビハインドを負った新潟レディースも前半終了間際に意地を見せる。セカンドボールの競り合いを制した園田悠奈が縦に付け、滝川結女がボックス右で反転から即座に右足を振り抜いて1点を返した。
後半は一転して序盤から浦和レディースが主導権を掌握。高い位置でボールを回収し、猶本の裏へのパスを相手がクリアし損ねると、菅澤が詰めてリードを広げる。菅澤はこれでリーグ戦12ゴールとなった。
諦めない新潟レディースも72分に左CK二次攻撃からチャンスを作ると、上尾野辺のクロスにイ・ヒョギョンが下がりながら頭で合わせてWEリーグ初ゴールを挙げる。
さらに田中達也の娘である田中聖愛を前線に投入して反撃ムードを高めたものの、浦和レディースが試合巧者ぶりを発揮してゲームをクローズ。必勝を期する一戦で勝ち点「3」をつかみ取った。
なお、INAC神戸は4日に広島レジーナ戦を引き分け以上で優勝が決まる。
▽2021年12月18日(土)
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 1-1 大宮アルディージャVENTUS
▽2022年5月3日(火・祝)
アルビレックス新潟レディース 2-4 三菱重工浦和レッズレディース
▽2022年5月4日(水・祝)
ノジマステラ神奈川相模原 vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
サンフレッチェ広島レジーナ vs INAC神戸レオネッサ
AC長野パルセイロレディース vs マイナビ仙台レディース
WE ACTION DAY(今節試合なし)
ちふれASエルフェン埼玉
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第11節は昨年12月4日、5日に行われる予定であったが、同年11月末に実施したオランダ遠征に参加したなでしこジャパンの選手関係者らが日本政府から帰国後14日間の待機を求められ、該当のリーグ戦に出場できず。公平性を担保するために延期されていた。そのため、中3日での再戦となった。2位の浦和は首位・INAC神戸レオネッサとの勝ち点差が残り4試合で「12」。引き分け以下ならばその時点でINAC神戸に優勝を明け渡す状況の浦和。4日前は2-0で勝利を収め、この試合もまったく同じ11人をスタメンに並べたが、序盤から仕掛けたのは新潟だった。スペースを消した新潟レディースの守備に手を焼いていた浦和レディースだったが、猶本光がミドルを見せると、21分には清家貴子の突破から先制点を奪取。菅澤優衣香澤のポストプレーから清家が右の裏を取ると、ボックス内、さらにはゴールエリア内までドリブルで運び、右アウトで中に入れたグラウンダーのボールが茨木美都葉のクリア前にラインを割った。
さらに29分には、猶本の左CKが一山越えると、飛び込んだ南萌華の背後にいた三浦紗津紀のオウンゴールを誘発。43分にはGk池田咲紀子のFKを猶本が頭でフリックし、抜け出した菅澤がGK平尾知佳との一対一を迎え、落ち着いてゴールへ流し込んだ。
大きなビハインドを負った新潟レディースも前半終了間際に意地を見せる。セカンドボールの競り合いを制した園田悠奈が縦に付け、滝川結女がボックス右で反転から即座に右足を振り抜いて1点を返した。
後半は一転して序盤から浦和レディースが主導権を掌握。高い位置でボールを回収し、猶本の裏へのパスを相手がクリアし損ねると、菅澤が詰めてリードを広げる。菅澤はこれでリーグ戦12ゴールとなった。
諦めない新潟レディースも72分に左CK二次攻撃からチャンスを作ると、上尾野辺のクロスにイ・ヒョギョンが下がりながら頭で合わせてWEリーグ初ゴールを挙げる。
さらに田中達也の娘である田中聖愛を前線に投入して反撃ムードを高めたものの、浦和レディースが試合巧者ぶりを発揮してゲームをクローズ。必勝を期する一戦で勝ち点「3」をつかみ取った。
なお、INAC神戸は4日に広島レジーナ戦を引き分け以上で優勝が決まる。
▽2021年12月18日(土)
ジェフユナイテッド市原・千葉レディース 1-1 大宮アルディージャVENTUS
▽2022年5月3日(火・祝)
アルビレックス新潟レディース 2-4 三菱重工浦和レッズレディース
▽2022年5月4日(水・祝)
ノジマステラ神奈川相模原 vs 日テレ・東京ヴェルディベレーザ
サンフレッチェ広島レジーナ vs INAC神戸レオネッサ
AC長野パルセイロレディース vs マイナビ仙台レディース
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浦和がS広島Rとの上位対決でしっかり勝利! C大阪のFW矢形海優は古巣マイ仙台相手にハットの大暴れ、大宮Vは新潟Lに敗れ今季公式戦未勝利が続く【SOMPO WEリーグ】
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「悔しかった」5度目のタイトル挑戦も準優勝、新潟Lの上尾野辺めぐみは“良い経験”と語る「楽しいゲームができた」
アルビレックス新潟レディースのキャプテンを務めるMF上尾野辺めぐみが、自身5度目の決勝を振り返った。 14日、2023-24 WEリーグカップ決勝のサンフレッチェ広島レジーナvsアルビレックス新潟レディースが等々力陸上競技場で行われ、0-0のまま90分、延長戦が終了。PK戦の末に4-2でS広島Rが勝利し、優勝を決めた。 2006年から新潟Lでプレーする上尾野辺。2011年、2013年、2015年、2016年と皇后杯では4度の決勝に進出するも、いずれもINAC神戸レオネッサに敗れ準優勝に終わった。 2021-22シーズンからWEリーグが発足し参入。その中で2022-23シーズンからスタートしたこのWEリーグカップでは初の決勝進出に。タイトル獲得に期待がかかったが、またしても準優勝に終わった。 2015年の皇后杯決勝は同じ等々力陸上競技場で行われ、1-0で敗れていた上尾野辺。今回の決勝に関しては「悔しかったですけど、こういう決勝の舞台を若い選手が経験してくれたことは良かったですし、試合はお互いが力を出して楽しいゲームができました」と語り、良いゲームであり、チームが経験を積めたことは良かったとした。 チームはWEリーグで8位、10位と中位以下で2シーズンを過ごした中、今シーズンのWEリーグカップでは手応えも。6試合を振り返り「守備のところは良くなってきたと思いますし、得点のところもこれまではあったので決め切るところ。あとはゴール前に入ったところの精度を上げたいです」と語り、決勝でも見られたフィニッシュの精度は課題として残るとした。 キャプテンでもあり、経験を重ねたベテラン選手となった上尾野辺。前回の等々力の決勝では、「自分が自分がじゃないですが、自分が決めてやる感じもありました」とコメント。ただ、「この7年を経て、若手に思い切りプレーしてもらうということを思うようになって、もちろん自分で得点に絡みたい気持ちもありましたけど、1人1人の役割があるので、それを全うしようと思いました」と、キャプテンらしい振る舞いができたと振り返った。 チームは今季からなでしこジャパンでも一緒にプレーし、小学生時代からのチームメイトでもある川澄奈穂美が加入。また、ノジマステラ神奈川相模原から元なでしこジャパンのMF杉田亜未も加わり、世代別代表を経験しているFW道上彩花と、個の能力を持つ選手も揃ってきた。 上尾野辺は「個人個人が技術を持っている選手が多いので、荒削りな部分はありますが、精度を上げればチームとして面白いサッカーができると思っています」とコメント。「自分自身もプレーしていて楽しいです」と高いレベルのサッカーができることを喜んだ。 バランスを取りながらも、攻撃に出ていく姿勢を忘れない上尾野辺。「今日はシステム的には前目でしたが、タイミングがあれば2ボランチになることを監督と話していました」と語り、「カウンターもあり、守備的になることも多かったですが、ちょっと120分の最後の方が前に出て、自分で点を狙いたい欲が出ましたが、バランスを取ろうと思いました」と、局面を見てしっかりと自分の特徴を出せるほど、冷静にプレーできていたようだ。 惜しくも準優勝に終わったWEリーグカップ。11月にはリーグ戦が開幕し、初戦でINAC神戸と対戦することが決まっている。 「INACさんもカップ戦の悔しさをぶつけてくると思います。決勝には進出しましたが、チャレンジャーとして戦うことを忘れずにやれたらと思います」 この流れをしっかりとリーグにつなげ、新潟Lの躍進を果たせるか。開幕が楽しみでもある。 2023.10.15 07:45 Sun3
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アルビレックス新潟レディースは6日、元なでしこジャパンMF川澄奈穂美(38)と2024-25シーズンの契約に合意した旨を発表した。 通算90キャップのなでしこジャパンを長らくリードした川澄はアメリカでのプレーも経て、2023年夏の新潟L入りで日本復帰。さっそくキャプテンの役割も託され、チームとしてWEリーグカップで準優勝し、最高位の4位で終戦したWEリーグでは20試合で3ゴールをマークした。 2011年ドイツ・ワールドカップ(W杯)の優勝メンバーである鮫島彩が今季限りでの引退を決断したなか、来季も現役の川澄は「アルビレックス新潟レディースを応援してくださっている皆様、いつも熱いご声援ありがとうございます」と御礼の言葉とともに、決意を新たにした。 「リリースされました通り、2024-25シーズンもアルビレックス新潟レディースと契約させていただきました。このクラブの一員としてまた闘えることが嬉しいです!!」 「2023-24シーズンは、皆様の多大なるサポートのおかげで今までのキャリアでは経験したことのないワクワク・ヒリヒリする大変充実したシーズンを過ごすことができました」 「一方で、目標に手が届かず悔しい思いもしました。次のシーズンで必ずその目標を達成させるべく、覚悟を持って契約書にサインをしました」 「目標(タイトル)はかなり高いところにあると感じていますが、その険しい道をサポーターの皆様とともに登って行きたいと思っておりますので、より一層のアイシテルニイガタを届けてください。2024‐25シーズンもよろしくお願いいたします」 2024.06.06 11:35 Thu4
約1カ月ぶりのリーグ戦となった浦和はアウェイで快勝、S広島RがI神戸から首位奪還【SOMPO WEリーグ】
19日、20日にかけて、2024-25 SOMPO WEリーグ第6節が行われた。 開幕無敗をキープし4連勝中のサンフレッチェ広島レジーナ(2位/勝ち点13)は、アウェイでセレッソ大阪ヤンマーレディース(5位/勝ち点7)と対戦した。 勝ち点で並ぶ2位につけるS広島R。試合は18分、脇阪麗奈のFKからのクロスがこぼれると矢形海優が押し込みC大阪が先制。3試合連続ゴールを記録した。 先制されたS広島Rだったが、41分に瀧澤千聖がPKを獲得すると、自らしっかりと決めて同点に追いつく。 1-1で迎えた後半はC大阪が攻め込んでいくもゴールは奪えず。百濃実結香が何度もゴールに迫るが得点は奪えなかった。すると75分、中嶋淑乃の浮き球のパスに反応した小川愛が折り返すと、ボックス内で混戦となった中で早間美空が押し込み逆転。85分には李誠雅がダメ押しの3点目を奪うと、89分にはクロスから李誠雅が決めて勝利。1-4でS広島Rが勝利し、首位を奪い返した。 首位に立っていたINAC神戸レオネッサ(1位/勝ち点13)は、大宮アルディージャVENTUS(10位/勝ち点3)とアウェイで対戦した。 I神戸は16分に右CKを獲得すると、桑原藍のクロスをカルロタ・スアレスが合わせてゴール。3試合連続でのゴールとなった。 前日にトップチームがJ3優勝を決めたNACK5スタジアム大宮での試合となった大宮V。しかし、今シーズンは苦しい試合が続いており、この日もI神戸に押され続ける試合に。そのまま0-1でI神戸が勝利し、勝ち点で並ぶも得失点差でS広島Rに首位の座を明け渡した。 AFC女子チャンピオンズリーグ(AWCL)に参加していた三菱重工浦和レッズレディース(6位/勝ち点6)は、2試合消化が少ない中で久々のリーグ戦。アウェイでジェフユナイテッド市原・千葉レディースと対戦した。 なでしこジャパンに初招集されたDF遠藤優も先発した試合は、16分に敵陣でボールを奪った浦和は、伊藤美紀のパスを受けた塩越柚歩がネットを揺らして先制に成功する。 さらに25分には左CKからのクロスを高橋はながファーサイドでダイビングヘッド。これが決まり、0-2とし、そのまま逃げ切って勝利を収めた。 その他、日テレ・東京ヴェルディベレーザはノジマステラ神奈川相模原に1-2でアウェイで勝利。アルビレックス新潟レディースはホームでちふれASエルフェン埼玉に勝利。AC長野パルセイロ・レディースはマイナビ仙台レディースにホームで2-1と勝利を収めた。 ◆2024-25 SOMPO WEリーグ第6節 ▽10/19(土) アルビレックス新潟レディース 2-1 ちふれASエルフェン埼玉 【新潟L】 山谷瑠香(後22) 滝川結女(後43) 【EL埼玉】 吉田莉胡(後37) ノジマステラ神奈川相模原 1-2 日テレ・東京ヴェルディベレーザ 【N相模原】 大竹麻友(後43) 【東京NB】 松田紫野(前6) 土方麻椰(前25) ▽10/20(日) ジェフ千葉レディース 0-2 三菱重工浦和レッズレディース 【浦和】 塩越柚歩(前16) 高橋はな(前25) 大宮アルディージャVENTUS 0-1 INAC神戸レオネッサ 【I神戸】 カルロタ・スアレス(前16) AC長野パルセイロ・レディース 2-1 マイナビ仙台レディース 【AC長野】 安倍乃花(後4) 川船暁海(後38) 【マイ仙台】 石坂咲樹(後29) セレッソ大阪ヤンマーレディース 1-4 サンフレッチェ広島レジーナ 【C大阪】 矢形海優(前18) 【S広島R】 瀧澤千聖(前41) 早間美空(後30) 李誠雅(後40、後44) 2024.10.20 20:50 Sun5