代表復帰ならずもダイアーは今季のプレーに自信 「スパーズでのベストシーズン」

2022.03.22 08:00 Tue
Getty Images
トッテナムイングランド代表DFエリック・ダイアーは、アントニオ・コンテ監督の下、個人としてベストシーズンを過ごしていると感じているようだ。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

ダイアーは今シーズンここまでのプレミアリーグで26試合に出場。ヌーノ・エスピリト・サント体制、相棒が定まらなかった時期はやや不安定さを見せたものの、コンテ新体制移行後にアルゼンチン代表DFクリスティアン・ロメロが相棒に定着すると、3バックの中央で攻守両面で安定したパフォーマンスを披露。イタリア人指揮官も称賛を惜しまない新生スパーズのディフェンスリーダーに君臨している。

今回のインターナショナルマッチウィークではイングランド代表復帰が期待されたものの、ガレス・サウスゲイト監督は不振のマンチェスター・ユナイテッドDFハリー・マグワイアや、初招集となるクリスタル・パレスDFマーク・グエイらを招集した。
それでも、28歳DFは3-1で勝利したウェストハム戦後のインタビューで、自身の今シーズンのパフォーマンスに自信を深めているようだ。

「一貫性という部分では、今シーズンはトッテナムでのベストシーズンだと感じているよ」
「(どのポジションでも)全体的に一貫性があり、今シーズンここまで見せたパフォーマンスの一貫性は今までなかったものだと思うし、自分のフットボールは今までで一番良いと感じているよ」

「監督、特に彼のような人物がそのようなこと(称賛の言葉)をかけてくれると、いつでも嬉しいし、自信になるよ。でも、監督の言葉で一番注目しているのは、僕にはまだまだ改善の余地があるということだ。その余地を、その可能性を、彼が可能だと思う限り埋めたい」

また、ダイアーはロメロ、ウェールズ代表DFベン・デイビス、両ウイングバックを含めたバックラインについても言及。攻撃的な指揮官からアグレッシブさを要求されていると説明している。

「センターバック、特に両脇のプレーヤーは、3人とも相手のラインを越えてアグレッシブにプレーすることを監督は求めているんだ」

「僕らは5バックでプレーしているけど、5バックであることはほとんどない。より積極的に、よりアグレッシブに、ピッチを押し上げることができるように、誰かが常にラインを崩そうとしているんだ」

「クティ(・ロメロ)はとてもアグレッシブで、ゲームをよく読んでいるのが彼の良いところだと思うし、ベン(・デイビス)も同様にね」

トッテナムは2022年に入ってから公式戦の連勝が一度もなく、且つ勝利以外はすべて敗戦と引き分けにすら持ち込めず、一貫性を欠くパフォーマンスが続いていた。それでも、今回のウェストハム戦での連勝により、ようやく負の連鎖を止めた。

ダイアー自身もその事実を把握しており、より重要度が増すシーズン終盤戦に向けて負の連鎖を止められたことに満足している。

「それは本当に重要なことだった。その事実が、僕らの心に重くのしかかっていたことを隠すことはできないよ。インターナショナルブレーク前に、このような状況を終わらせることは、僕らにとって重要なことだった」

「そして、結果はともかく、この2、3カ月で自分たちが本当に良くなったということが分かると思う」

「マンチェスター・ユナイテッド戦、バーンリー戦を見ても、自分たちが望んでいた結果ではなかったけど、以前に見せていたものとは異なるパフォーマンスだったと思う。ウェストハムに対しても、僕らの進歩を誰もが感じてくれたと思っているよ」

トッテナムはウェストハム戦の勝利で、5位に浮上すると共に4位のアーセナル(1試合未消化)との勝ち点差3を維持することに成功。アーセナルとは直接対決を残していることもあり、自力でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は十分に可能な状況だ。

そういった中、ダイアーは逆転でのトップ4フィニッシュに向けてまだまだ多くの課題を克服していく必要があると気を引き締めている。

「僕らはより冷酷になる必要がある。もっとチャンスを掴んでいく必要があるし、その一方でもっと強靭にならなければならない。今日のような形での失点は絶対に防がないといけない」

「ああいった形での失点に失望しているし、それは自分たちに必要ない困難をもたらしてしまう。僕らはたくさんのチャンスを作り出すことはできている。だからこそ、もっと冷酷にあるべきなんだ」

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【プレミアリーグ第37節プレビュー】最終節前の変則開催、アーセナルvsニューカッスルなど注目カード満載

先週末に行われた第36節ではリバプールvsアーセナルの頂上決戦がドローに終わったほか、ニューカッスルvsチェルシーの上位対決は前者に軍配。また、マンチェスター・シティが最下位サウサンプトン相手に痛恨のドローとなった。 最終節前となる今節は17日にFAカップ決勝のクリスタル・パレスvsマンチェスター・シティ、21日にイングランド勢対決となったヨーロッパリーグ(EL)決勝が開催される影響で、16~20日に分かれての変則開催となる。 フライデーナイト開催となる2試合ではいずれもビルバオでのELファイナルを控える、マンチェスター・ユナイテッドとトッテナムが、いずれもアウェイで上位のチェルシーとアストン・ビラと対戦する。 16位のユナイテッドは前節、ウェストハムとの下位対決に臨んで0-2の敗戦。EL準決勝2ndレグ直後の試合ということもあり、若干のターンオーバーを敢行して臨んだホームゲームだったが、試合の際で相手に上回られて敗戦。加えて、DFヨロの負傷というアクシデントに見舞われ、リーグ戦は7試合勝利なしに。最優先はあくまで週明けのタイトルを懸けた大一番となるが、これ以上の離脱者は避けつつも、これ以上の不甲斐ない戦いは見せられない。 一方、5位のチェルシー(勝ち点63)は前節、ニューカッスルとのアウェイゲームで0-2の敗戦。開始直後にMFトナーリに先制点を奪われた上、前半半ば過ぎにはFWジャクソンの相手DFに対するエルボーがレッドカードと判断され、数的不利を背負うと、そのままホームチームに押し切られて公式戦連勝が「5」でストップ。トップ5争いでギリギリ出場圏内にとどまるが、下位との勝ち点差が縮まっている。対戦相手は大幅なターンオーバーが見込まれるが、残り試合で主砲ジャクソンをサスペンションで起用できず、最終節は1ポイント差で7位のノッティンガム・フォレスト(勝ち点62)とのアウェイゲームとなるため、勝ち点3奪取は必須だ。MFパーマーやFWペドロ・ネト、MFエンソ・フェルナンデスら主力の活躍に期待したい。 17位のスパーズは前節、クリスタル・パレスとのホーム開催のロンドン・ダービーで0-2の敗戦。GKにキンスキーを起用するなどユナイテッド同様に大幅にメンバーを入れ替えたエクスキューズはあったが、再三の際どいオフサイド判定などに助けられなければ、大差での敗戦もあり得た不甲斐ないパフォーマンスだった。また、決勝に向けては右の膝蓋骨の手術を受けたMFクルゼフスキが起用できない痛恨のアクシデントにも見舞われており、リーグ5戦未勝利で臨むアストン・ビラとのアウェイゲームでは主力のコンディション維持とともに中盤や前線のオプションも試したいところだ。 対戦相手となる6位のアストン・ビラ(勝ち点63)は前節、難敵ボーンマス戦を1-0で勝利。ライバルの取りこぼしを活かして逆転でのチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得へ望みを繋げた。負傷のFWラッシュフォードが今季絶望で、MFラムジーはボーンマス戦の退場で不在となるが、今のスパーズ相手のホームゲームであれば、勝ち点3を掴み取る可能性は高い。 サンデーナイト開催となる5試合では2位のアーセナル(勝ち点68)と3位のニューカッスル(勝ち点66)の直接対決が最注目カードとなる。 アーセナルは前節、王者リバプールとのアウェイ開催の頂上決戦を2-2のドローで終えた。圧倒された前半に2点のビハインドを背負ったが、後半にFWマルティネッリとMFメリーノのゴールで追いつく。だが、そのメリーノが2枚目のイエローカードで退場となり、試合終盤は割り切った守備的な戦いで勝ち点1を持ち帰る形となった。得失点差を考えれば、残り2試合で勝ち点1を得られればトップ5確定となるが、マグパイズ相手に2位の座を譲ることはできない。このホーム最終戦ではサスペンションのメリーノに加え、MFライス、MFジョルジーニョが負傷で不在と難しい戦いを強いられるが、負傷明けのFWハヴァーツの復帰も追い風に総力戦で勝ち点3を手にしたい。 一方、ニューカッスルは前節、チェルシーとの大一番を制して来季CL出場権獲得へ大きな勝ち点3を手にした。これで2位浮上のチャンスを得た一方、依然として最大の目標であるCL出場権獲得への戦いは続いており、気を引き締めて臨みたい。対ガナーズは今季の公式戦3試合全勝となっており、良いイメージでエミレーツ攻略といきたい。 マンデーナイトにはMF三笘薫を擁する9位のブライトン&ホーヴ・アルビオンと、MF遠藤航が所属する王者のリバプールが対戦する。 ブライトンは前節、好調のウォルバーハンプトン相手に2-0の勝利。負傷明けの三笘も途中出場で復帰を果たした。ただ、フォレストの試合結果によって来季のヨーロッパ出場の可能性は潰え、残り2試合ではトップハーフフィニッシュが目標となる。それだけに、コンディションが万全ではない三笘らの起用には慎重な対応も必要となるが、今季2桁ゴール達成まであと1ゴールに迫るだけにその偉業達成を期待したい。 一方、リバプールも優勝決定後にチェルシー、アーセナルのロンドン勢相手に1分け1敗の結果に終わっており、アンフィールドで行われるパレスとの最終節を前に白星を取り戻したいところ。遠藤と三笘の日本人対決も期待しつつ、王者らしい戦いぶりを見せてほしい。 17日のFAカップ決勝から中2日となる20日に試合を行うマンチェスター・シティとクリスタル・パレスは、それぞれボーンマスとウォルバーハンプトンと対戦する。 4位のシティ(勝ち点65)は前節、FWハーランドが先発復帰となったセインツ戦で痛恨のゴールレスドロー。FAカップ決勝に弾みを付けられず、逆に、連勝が「4」でストップし、CL出場権争いにおいてよりシビアな立場に。まずは今季唯一のタイトルが懸かる聖地ウェンブリーの大一番に集中しつつ、ホーム最終戦では難敵チェリーズ相手に勝ち点3を奪取し、MFデ・ブライネのホームラストマッチを白星で飾りたいところだ。 MF鎌田大地を擁する12位のパレスはトップハーフフィニッシュへ若干の可能性を残すとともにホーム最終戦という部分で、在籍13年のDFウォードを白星で送り出すべくしっかりとした戦いを見せたい。 《プレミアリーグ第37節》 ▽5/16(金) 《27:30》 アストン・ビラ vs トッテナム 《28:15》 チェルシー vs マンチェスター・ユナイテッド ▽5/18(日) 《20:00》 エバートン vs サウサンプトン 《22:15》 ウェストハム vs ノッティンガム・フォレスト 《23:00》 ブレントフォード vs フルアム レスター・シティ vs イプスウィッチ 《24:30》 アーセナル vs ニューカッスル ▽5/19(月) 《28:00》 ブライトン vs リバプール ▽5/20(火) 《28:00》 クリスタル・パレス vs ウォルバーハンプトン マンチェスター・シティ vs ボーンマス 2025.05.16 19:00 Fri

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