吉田麻也も称えた活躍のDF谷口彰悟、川崎F出身者が多い日本代表で「チームとしてどう活かすか」を伝える役に

2022.03.20 21:52 Sun
©超ワールドサッカー
日本代表のDF谷口彰悟(川崎フロンターレ)が、メディアのオンライン取材に応じた。

カタール・ワールドカップ(W杯)出場を目指す日本代表は、アジア最終予選でオーストラリア代表、ベトナム代表と対戦。24日に行われるアウェイでのオーストラリア戦に勝利すれば、7大会連続7度目のW杯出場が決まる。
今回はヨーロッパ組や国内組がバラバラで現地オーストラリアに集合。試合前日にしか全員が集まることができないという厳しいスケジュールの中、19日に試合を行ったJリーグ組の7名が一足先に現地入りした。

1月と2月の最終予選では大事な2試合で最終予選デビューを果たし2試合をクリーンシートに抑えた。その後はシーズンが開幕。川崎Fの守備も支え、ここまで首位をキープしている。

自身の調子について谷口は「コンディション、プレーしている感覚は良い感覚でできている実感があります。今回は非常に良い状態で代表に合流できたんじゃないかなと思います」と現在のコンディションを語った。
今季は守備面でも非常に安定し、広い範囲でプレーしているが、代表でやれたことの影響については「それもあります」とコメント。また、「自然と自チームでフロンターレで継続してやっていることもあります。僕自身はプレー範囲が広くなっているという実感もなく、変わらずにやってきたことをやれているという感覚です」と、あまり本人的には変化はないと感じているようだ。

一方で、クラブとしては圧倒的な強さを見せてここまで勝っているという状況ではない。その点は谷口も感じているようで、「ここ数年の圧倒して勝つというサッカーがなかなかできていなく、人が変わればサッカーも変わると思います」と、選手の入れ替わりも影響しているとコメント。ただ、「攻撃で圧倒して勝つということを目指しているチームなので、そこを目指していきたいですが、それができない時に何をしなければいけないのかは、僕自身もチーム1人1人が理解しているので、しっかりと守り切る、隙を与えないということを徹底してやることを意識しています」と、目指すものが出せない時の戦い方もしっかりと意識しているとした。

また「自チームでも代表でも同じことだと思っているので、とにかく丁寧に丁寧にやり続ける。これぐらいでいいかなというのは隙を生むので、90分間隙を見せずにやっていくことはどの舞台でもやっていきたいと思います」と、しっかりと隙を作らずに戦いたいとした。

今回も前回同様にDF冨安健洋(アーセナル)がケガにより招集外に。谷口に出番が回ってくる可能性もある。そうなると、DF吉田麻也(サンプドリア)とのコンビになる可能性が高いが「1番はコミュニケーションだと思います」と、意思疎通が大事だとコメント。「それぞれの感覚、守り方の考え方は違うと思いますし、その感覚を合わせていく。そこはコンビを組む上で大事だと思うので、一緒にサッカーをしながら合わせられること、話しながら合わせられることはあるので、積極的にコミュニケーションをとりたいと思います」と、吉田と考え方を擦り合わせていきたいとした。

その吉田は谷口のプレーを見て勉強になることが多いとコメントしていたが、「前につけるパスなどは自信を持って取り組んでいることなので、どんな舞台でも通用するなというふうに思ったので、そういう評価を聞くと、より自信を持って取り組んでいけるなと改めて自信になります」と、自信があるところを認められて、より向上させたいと考えるとのこと。一方で谷口が学んでいることについては「たくさん良いCBの選手がいますが、水を漏らさない、漬け込む隙を与えないという姿勢は、自分自身もとても勉強になりました」とコメント。また、「そこは自信だったり、今までの経験を含めて、プレーや姿勢に表れるかなと思うので、色々な修羅場を潜ってきている選手は頼もしいというか、そういう存在に自分もなりたいと思っていて、勉強して自分の力にしていきたいと思います」と、同じレベルを目指していきたいと意気込みを語った。

今回の代表チームには、谷口の他に山根視来が川崎Fからは選ばれている。一方で、海外組を含めると、GK川島永嗣、DF板倉滉、MF守田英正、MF田中碧、MF三笘薫、MF旗手怜央と川崎F出身選手が多く、川島以外は鬼木達監督の下でタイトルを獲った経験もある選手が多い。

川崎F出身の選手が多いことについては「知っている選手がたくさんいるのは強みになると思いますし、それぞれの特徴は理解しているので、合わせやすいことはあると思います」とコメント。「今は別のチームでやっている選手が多いので、それぞれがレベルアップした姿でトレーニングやゲームができればと思います。すり合わせることもあって、1回1回のトレーニングをしっかり大事にやっていきたいと思います」と、やりやすさはある中で、相手の変化した部分をしっかりと見極めたいとした。

また、「それぞれの個性、特徴は理解しているので、チームとしてどう活かすかは知っている選手がアプローチしていければ、特徴を生かしたサッカーができると思うので、そういう役割を担えればと思います」と、日本代表の中で彼らが生きる手助けをしていきたいと語る谷口。「彼らはフロンターレで一緒にやってきた時もそうですし、海外に移籍して違うチームで揉まれて、技術的にもメンタル的にもすごく頼もしくなっている、強くなったなと感じることも多いので、そういうところは素直に自分もどんどん吸収したいなと思うのと、彼らも成長しているところを見せたいと思うので、そういうパワーをチームとして結果に結びつけられるように、そういう役割を担えたらと思います」と、様々な面で日本代表に還元できるようにしていきたいとした。
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