リバプールに力負けのインテル…カペッロ氏は両チームの差を指摘「違いを生んだのは交代だった」

2022.02.18 16:56 Fri
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ユベントスやイングランド代表の指揮官を歴任したファビオ・カペッロ氏が、リバプール戦のインテルの敗因を語った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。
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インテルは16日、チャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16・1stレグでリバプールと対戦した。拮抗した序盤から徐々にインテルが押し込む展開を作り始めたが、決定機を活かすことはできず。一方、途中交代でMFジョーダン・ヘンダーソンやFWルイス・ディアスらを投入したリバプールに流れを変えられると、2点を奪われ0-2で敗れた。本拠地ジュゼッペ・メアッツァで完敗する格好となったインテルについて、カペッロ氏は途中交代で投入される選手のクオリティの差が違いになったと指摘。それでも、欧州トップクラスの相手に善戦したインテルを称えている。
「違いを生んだのは交代だった。ミラノ・ダービーでもそうだったが、ミランが選手交代をした後で勝利したのだ。今回もこの点においてリバプールが有利となった」

「インテルには少しの運が足りず、(出場停止中のニコロ・)バレッラがいなかった。(アルトゥーロ・)ビダルは良いパフォーマンスを見せていたが、バレッラのプレーはインテルにとって武器の一つだからね」
「ネッラズーリは、今年一番の好ゲームを見せたと思う。チームは国際的な価値を持っていることを見せつけてくれた。我々はリバプールに匹敵するインテルを見ることができたね。これは美しいことだ」


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CLバイエルン戦狭間のインテル、カリアリに快勝で首位堅守【セリエA】

インテルは12日、セリエA第32節でカリアリをホームに迎え、3-1で快勝した。 前節パルマに2点差を追いつかれて引き分けた首位インテル(勝ち点68)は、4日前に行われたチャンピオンズリーグ(CL)ではバイエルン相手に敵地で大きな先勝とした。そのバイエルン戦のスタメンから6選手を変更。テュラムやムヒタリアン、バストーニらがベンチスタートとなり、ラウタロ・マルティネスと2トップを形成したのはアルナウトビッチとなった。 15位カリアリ(勝ち点30)に対し、立ち上がりから押し込んだインテルは13分に先制する。チャルハノールの浮き球パスをカルロス・アウグストが落とすと、ボックス中央で受けたアルナウトビッチがDFの混戦をすり抜けてシュートを決めきった。 1stチャンスで先制したインテルは25分に大ピンチも守護神ゾマーがピッコリとの一対一を制すと、直後に追加点。アルナウトビッチのダイレクトスルーパスに抜け出したラウタロがGKとの一対一を仕留めた。 ハーフタイムにかけても主導権を握ったインテルだったが迎えた後半、開始3分に1点差とされる。アウジェッロの左クロスからピッコリにヘディングシュートを決められた。 それでも55分に再びリードを2点に広げる。ディマルコの左CKからビセックが強烈なヘディングシュートを叩き込んだ。 余裕ができたインテルは4日後のバイエルン戦を見据えてディマルコ、ラウタロらをベンチに下げていった中、3-1のまま快勝。リーグ戦での勝利を取り戻して首位を堅守した中、バイエルンとの決戦に向かっている。 インテル 3-1 カリアリ 【インテル】 マルコ・アルナウトビッチ(前13) ラウタロ・マルティネス(前26) ヤン・アウレル・ビセック(後10) 【カリアリ】 ロベルト・ピッコリ(後3) 2025.04.13 04:19 Sun

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