今夏に契約満了も…ラングニック監督はこれからのポグバに期待「高いモチベーションを持っているはず」
2022.01.19 17:55 Wed
マンチェスター・ユナイテッドのラルフ・ラングニック監督が、フランス代表MFポール・ポグバの復調に期待した。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。
2016年夏にユベントスから古巣ユナイテッドへ復帰したポグバは、これまで公式戦通算219試合に出場して38ゴール49アシストを記録。今季は開幕からの4試合で7アシストを記録するなど好調をキープしていたが、プレミアリーグ第9節のリバプール戦では危険なタックルによって一発退場となると、その後は11月に右足太ももを負傷したことで戦列を離れている。
そんなポグバとユナイテッドの契約は今夏に満了を迎えるが、現在まで交渉に進展はなし。退団の可能性が日に日に増している状況にあって、負傷から復帰後のラングニック監督の対応に注目が集まっている。
しかし、19日に行われる延期分のプレミアリーグ第17節ブレントフォード戦の前日会見に出席したラングニック監督は、ポグバが復帰すれば大きな戦力になると断言。どんな状況であれ、モチベーションの高い選手は起用する姿勢を見せた。
「(契約切れ間近のポグバを起用する意味は)もちろんある。ネマニャ・マティッチとの契約も、同様にこのままなら夏に切れるからね。ちなみに、私の監督としての契約も夏に切れる」
「私にとって、選手が契約満了になるかどうかは問題ではない。問題は、彼がまだこのグループの一員でありたいとどれだけ思っているかのみだ。精神的にも肉体的にも、まだこのグループの一員でありたいとどれだけ思っているかが重要だ」
「彼はマンチェスター・ユナイテッドのファン、上層部、そして全世界に自分がどんな選手であるかを見せたいと思っているだろう。たとえそれが、他の場所で新しい契約を結ぶためだけの理由であっても、そのための高いモチベーションを持っているはずだ。そんな選手を、起用しない理由はあるだろうか」
「もちろん、今言ったように、選手が自分の現状とどう向き合っているかが違いになる。今の状況に、どう対処するのかについてね。もし彼らがプロフェッショナルな方法で、野心的な方法で状況を処理するならば、もちろん私は夏に契約が切れる選手であってもプレーさせるつもりだ」
2016年夏にユベントスから古巣ユナイテッドへ復帰したポグバは、これまで公式戦通算219試合に出場して38ゴール49アシストを記録。今季は開幕からの4試合で7アシストを記録するなど好調をキープしていたが、プレミアリーグ第9節のリバプール戦では危険なタックルによって一発退場となると、その後は11月に右足太ももを負傷したことで戦列を離れている。
そんなポグバとユナイテッドの契約は今夏に満了を迎えるが、現在まで交渉に進展はなし。退団の可能性が日に日に増している状況にあって、負傷から復帰後のラングニック監督の対応に注目が集まっている。
「(契約切れ間近のポグバを起用する意味は)もちろんある。ネマニャ・マティッチとの契約も、同様にこのままなら夏に切れるからね。ちなみに、私の監督としての契約も夏に切れる」
「とはいえ、我々は皆が同じ目標を持っている。これから3、4カ月の間で、可能な限りの成功を収めたいという野心を持っているのだ」
「私にとって、選手が契約満了になるかどうかは問題ではない。問題は、彼がまだこのグループの一員でありたいとどれだけ思っているかのみだ。精神的にも肉体的にも、まだこのグループの一員でありたいとどれだけ思っているかが重要だ」
「彼はマンチェスター・ユナイテッドのファン、上層部、そして全世界に自分がどんな選手であるかを見せたいと思っているだろう。たとえそれが、他の場所で新しい契約を結ぶためだけの理由であっても、そのための高いモチベーションを持っているはずだ。そんな選手を、起用しない理由はあるだろうか」
「もちろん、今言ったように、選手が自分の現状とどう向き合っているかが違いになる。今の状況に、どう対処するのかについてね。もし彼らがプロフェッショナルな方法で、野心的な方法で状況を処理するならば、もちろん私は夏に契約が切れる選手であってもプレーさせるつもりだ」
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