リーグ6連勝のミラン、指揮官はチームの完成度に自信「チーム全体を誇りに思っている」

2021.10.27 11:14 Wed
Getty Images
ミランのステファノ・ピオリ監督が、チームの連勝を喜んだ。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えている。
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ミランは26日にサン・シーロで行われたセリエA第10節において、トリノと対戦。現在リーグ5連勝中と勢いに乗るチームは、この日も14分にFWオリヴィエ・ジルーのゴールで先制に成功。その後はトリノに押し込まれる形が続いたが、最後までリードを守り抜き1-0で勝利した。この結果、ミランはリーグ6連勝で暫定首位に浮上している。
試合後のインタビューに応じたピオリ監督も、チームの完成度の高さに喜びを露わに。過密日程の中で着実に勝ち点を重ねていることを誇った。

「我々のパフォーマンスには満足している。トリノとの対戦を中2日で迎えるのは我々にとって難しかった。それでも我々がリスクを負ったのは、リードされたトリノが失うものは何もない状態で前線に多くの選手を投入したときだけだった」

「こうした試合で勝ち点3を獲得できたことを嬉しく思う。私の選手たちは、もう私を驚かせたりはしない。チーム全体を誇りに思っている。調子は良く、今日も良い試合ができたと思う」
「今週は次の試合に向けて準備をしていくが、選手たちは常に正しい方法で試合をしたいと思っている。今日はすべての場面でデュエルがあった。強く攻撃的で、フィジカルなチームとの対峙になったが、選手たちは苦しみながらもプレーして、危険に立ち向かおうとしたことにとても満足している。この勝ち点3は、とても重要なポイントだ」

また、ピオリ監督は負傷者が続出している影響から、FWラファエル・レオンがここまで公式戦全試合に出場している状況に言及。現在離脱しているFWアンテ・レビッチが復帰すれば、負担を軽減できるはずだと期待を寄せている。

「すでに多くの試合に出場しているレオンを休ませられなかったことについては、申し訳なく思っている。レビッチが少しでも早く戻ってきてくれることを願うよ」

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