「他の誰よりも早く成功する」元イングランド代表DFが多額の資金を得たニューカッスルの監督にモウリーニョを推す

2021.10.15 11:45 Fri
Getty Images
サウジアラビアの政府系投資ファンドであるPIFに買収され、巨額の資金を手にしたニューカッスル。新指揮官を探すことに熱心だが、ジョゼ・モウリーニョ監督を推す声が挙がっている。

マイク・アシュリー氏が保有していたニューカッスルだが、昨年からクラブの売却に動き出すも、なかなか話がまとまらない状況が続いていた。

しかし7日、PIFが3億ポンド(約455億円)で買収を完了。資金面では一気にビッグクラブへの仲間入りを果たした。
多額の資金を手にしたことで、冬の移籍市場でのビッグネーム獲得など、移籍に関わる様々な噂がある中、指揮官の交代が今最も注目を集めている。

スティーブ・ブルース監督に率いられているチームは、今シーズンのプレミアリーグで7試合を戦い、3分け4敗の19位に位置。降格圏にいることから、このまま続投させて買収した意味をなくしたくないと考えられている。
後任候補には、昨シーズンはインテルを率いて11年ぶりにスクデットを獲得したアントニオ・コンテ監督が浮上したが、シーズン途中から、しかも低迷しているクラブを率いたくない意向があり、断られたという。

またブライトン&ホーヴ・アルビオンのグレアム・ポッター監督の名前も挙がったが、ニューカッスルとは違いチームは6位と好調。簡単に行く話ではない。

そんな中、元イングランド代表DFのダニー・ミルズ氏が、イギリス『talkSPORT』でニューカッスルの監督人事についてコメント。今シーズンからローマを率いるモウリーニョ監督を推した。

「チームを作り、比較的成功するために資金を与えられることについて話しているのであれば、モウリーニョが良いだろう」

「ジョゼに十分な資金を与え、彼がやりたいことを彼にさせれば、他の誰よりも早く成功するはずだ」

「ニューカッスルはゆっくり進み、今シーズンは残留を目指す。次のシーズンはトップハーフで終わり、その後はトップ6で終われるだろう」

今夏ローマと3年契約をかわしたモウリーニョ監督。チームもセリエAでは5勝2敗とまずまずのスタートを切っており、簡単な話ではない。

一方で、モウリーニョ監督には、ロマン・アブラモビッチ氏が買収し、積極的な投資により一躍ビッグクラブの仲間入りを果たしたチェルシーを成功に導いたという実績もある。

ローマは豊富な資金がないという状況であり、モウリーニョ監督は「キャリアで最大の挑戦」とも語っており、簡単に去ることはないと見られている。

何れにしても豊富な資金を手にしたニューカッスル。このままチャンピオンシップ(イングランド2部)に降格という結末を避けるには、早く手を打つ必要があるだろう。

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ニューカッスル、今冬にPL9戦8発の左利きアタッカー獲得挑戦か

ニューカッスルが、ブレントフォードのカメルーン代表FWブライアン・エンベウモ(25)の獲得に動いているようだ。イギリス『テレグラフ』が報じている。 今冬の移籍市場でセンターバック、右ウイングを補強ポイントに定めるニューカッスルは、今シーズンのプレミアリーグで9試合8ゴールと圧巻の活躍を見せるレフティの獲得に動く構えだという。 ただ、プレミアリーグの利益と持続可能性に関する規則(PSR)に悩むクラブ事情によって、獲得へのハードルは高いという。 今夏の移籍市場でクリスタル・パレスのイングランド代表DFマーク・グエイの獲得に失敗したことで、その資金を今冬に投下できるかに思われたが、DFキーラン・トリッピアーやFWカラム・ウィルソンと高年俸のベテランの売却に失敗したことで、現時点で補強に使える資金は限られているという。 そのため、エンベウモ獲得にはその2選手やその他の高額な移籍金を見込める主力の売却によって資金を捻出する必要があるようだ。 2019年夏にトロワから当時チャンピオンシップ(イングランド2部)のブレントフォードに加入したエンベウモ。2020-21シーズンに主力としてプレミアリーグ昇格に貢献すると、以降の3シーズンもビーズの攻撃の主軸として活躍。昨シーズンは足首のケガで3カ月の離脱を強いられたが、プレミアリーグ25試合9ゴール6アシストと見事な数字を残した。 171㎝とサイズには恵まれていないものの、フィジカル能力が非常に高く、高精度の左足を駆使した打開力とスペースをアタックするランニングで、ボールのオン・オフに関わらず、相手に脅威を与えられる優れたアタッカーだ。 今夏の移籍市場を迎えるにあたってはステップアップ願望を公言しており、ニューカッスルが適切なオファーを掲示できれば、移籍の可能性は十分にあると思われるがはたして…。 2024.10.30 11:35 Wed

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