ビエルサ監督がストライクの出場停止に説明を希望、オーナーは「受け入れられない」と紛糾
2021.09.17 20:10 Fri
リーズ・ユナイテッドのマルセロ・ビエルサ監督がオランダ人DFパスカル・ストライクの出場停止処分について説明を求めた。イギリス『スカイ・スポーツ』が伝えている。ストライクは、12日に行われたリバプール戦でディエゴ・ジョレンテの負傷を受けて途中出場。58分のリバプールのカウンターの場面で、MFハーヴェイ・エリオットに対し、ハーフウェイライン付近でタックルを見舞い、ボールを奪取していた。
タックル自体は悪質なものではなかったが、このシーンでエリオットの足首があらぬ方向に。試合が中断され、エリオットはそのまま病院へと搬送されると、ストライクは一発退場となった。
リーズはこの判定について異議を申し立てたが、FA(イングランドサッカー協会)はこれを棄却し、ストライクの3試合出場停止が確定していた。
ビエルサ監督は出場停止に理解を示しつつ、その理由の説明があれば役立つと話した。
「この判定を下した人たちは、私が話していることとは異なる主張であることを理解している。そして、ケガをした選手が話していることも違う。ただ、FAの議論は結果を確定するものだ」
「こういった決定は良いことだ。欲を言えば、このような何気ないことでケガをしないようにする方法について、説明がされると良いだろう」
「私ではなく、決定者の考えを参考にすべきだ。説明を受けたいと思うのは多分行き過ぎているが、それによって選手の意思決定の改善に繋がると思う」
一方、リーズのオーナーであるアンドレア・ラドリザーニ氏は、「試合中にミスを犯すのが人間だが、VARと、合理的な決定を下す時間があるとすれば、それを受け入れるのは非常に困難だ」と、自身のツイッターで見解を示している。
タックル自体は悪質なものではなかったが、このシーンでエリオットの足首があらぬ方向に。試合が中断され、エリオットはそのまま病院へと搬送されると、ストライクは一発退場となった。
ビエルサ監督は出場停止に理解を示しつつ、その理由の説明があれば役立つと話した。
「今回のプレーと似たようなプレーの大半は、今回のような結果を生まない。だからこそ、負傷した選手も悪意がなかったと認めてくれている」
「この判定を下した人たちは、私が話していることとは異なる主張であることを理解している。そして、ケガをした選手が話していることも違う。ただ、FAの議論は結果を確定するものだ」
「こういった決定は良いことだ。欲を言えば、このような何気ないことでケガをしないようにする方法について、説明がされると良いだろう」
「私ではなく、決定者の考えを参考にすべきだ。説明を受けたいと思うのは多分行き過ぎているが、それによって選手の意思決定の改善に繋がると思う」
一方、リーズのオーナーであるアンドレア・ラドリザーニ氏は、「試合中にミスを犯すのが人間だが、VARと、合理的な決定を下す時間があるとすれば、それを受け入れるのは非常に困難だ」と、自身のツイッターで見解を示している。
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