「22名の共同体」反町康治技術委員長はバックアップメンバー含めて「金メダルを目指してもらいたい」
2021.06.22 21:25 Tue
日本サッカー協会(JFA)は22日、東京オリンピックに臨むU-24日本代表メンバー18名を発表した。
東京オリンピックに臨む18名は、史上最多となる9名の海外組が招集。オーバーエイジにもDF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(浦和レッズ)、MF遠藤航(シュツットガルト)とA代表で主軸を担う選手を招集することができた。
今回のメンバー発表会見には反町康治技術委員長も出席。メンバー選考や東京オリンピックに関する質問に答えた。
ー今回の18名での日本のスタイルは発揮できるか
「1チーム2カテゴリーと昨年から特に意識してやってきたので、誰が出ても今後の日本のために貢献できる力があると思います」
ー海外でプレーする選手がこれまでに比べて多くなっている
「1年後ろ倒しになったことも少なからず海外組が増えたことになると思いますし、オーバーエイジでは1人海外から帰ってきたことになります。野心を持って海外でプレーしたいと思う選手が若手に増えたことは非常に嬉しく思っています。それと同時に経験値を日本のサッカーのために頑張って頂くという意味でも、非常に嬉しく思っています」
「オリンピックは特殊な大会で、ヨーロッパのカレンダーというと、大体が休みに入って次のシーズンの準備期間に行われる大会です。そういうことを踏まえると、海外のクラブとの折衝は非常に難しくなります」
「日本サッカー協会としては、海外に拠点を置いて、そこを窓口に各クラブに事前にこういった場合にはよろしくお願いしますというレターを送り、ちゃんとしたレターを返してもらっています。少なからず、そういった努力があり、我々の意図するチーム作りができていると思います」
「拠点で足繁く通って頭を下げてくれていることに感謝すると共に、答えを我々はピッチの中で返さないといけない。最終的には金メダルに繋がることになると信じて疑いませんし、我々もそれを期待しています」
「海外組だから、国内組だからということは全く関係ないと思います。これを機に国際経験をして、成長してもらいたいと思いますし、成長と同時に金メダルという結果を追い求めてやっていきたいと思います」
ーバックアップメンバーについて
「18名プラス4名のバックアップという形になりますが、事前合宿が始まります。その集合時から当然一緒に参加していただいて、この団体、グループ、チームが終わるまで最後まで一緒に活動することになります。決勝まで行けばいうことはありません」
「事前の親善試合としてキリンチャレンジカップのホンジュラス戦とスペイン戦に関しては、4名も試合出場が可能です。本大会に入っても、例えば準決勝でAさんがケガをして決勝に出られない場合は、バックアップから1名が追加で入って戦うことになります」
「私は18+4というよりも、22名の共同体だと思って活動しております」
ー自国開催のオリンピック。最低限のノルマは
「ノルマはこういう時に使いますかね。日本サッカー協会としてワールドカップをベースに考えた時にはベスト16以上を目指してやっています」
「オリンピックの場合はベスト16から始まるので、グループリーグを勝ち上がることは厳しいと思われますが、それがオリンピックの特徴です」
「試合数を増やしてホームでやれるメリットを生かして、金メダルを目指してもらいたいと思います。ノルマなどにとらわれずに、思い切りチャレンジをして上を目指してもらいたいと思います」
ー選手のコンディションを維持するためのサポート体制について
「こういう状況下ですので、新型コロナウイルスに感染しないように十分配慮して、バブルの中で活動していきたいということを考えています」
「何人かはワクチンを接種する形になり、実際に打っている選手もいるので、それを踏まえて良い準備をしたいです」
「フィジカルコーチで松本(良一)と矢野(由治)の2名がいますが、本大会スタートしたら中2日で高温多湿の中でプレーしなければいけない。フィジカルコーチを2人おいているのは、そこのコンディション調整がかなりカギになると思っての選出です」
「ヨーロッパや他の国の選手に比べますと、この状況下には慣れているので、ホームのアドバンテージを上手く活かしていければと思います」
ー海外組は初日から合流できるのか。前回大会の久保裕也(クラブが直前で招集拒否)のようになることはないか
「そういう認識で発表しています。ただ、サッカーなので何が起きるか分からないですが、現段階では全員参加するという形で捉えています」
ー今大会はベストメンバーを揃えられたと思うが、ここまでどんな工夫をしてきているか
「北京五輪の時には少し事前のクラブとの交渉があまりうまくいかなかったのもありまして、最後までドタバタしたことは否めなかったです」
「それを踏まえたという言い方なのか分かりませんが、良い体制を作って、良い成績を生むことが日本のサッカーの歩みに繋がるという考え方の下、ヨーロッパに拠点を置いた中で、オーバーエイジもクラブと上手く交渉した中で、チームを作り上げることができました」
「さらに、6月の活動でオーバーエイジを入れて実戦をしてきたことはあまりないと認識しています。今の段階で一歩リードしていると勝手に思っています。それができたのも、海外のクラブ、Jリーグのクラブの協力があってこそだと思っていますし、改めて感謝を申し上げると同時に、それを結果で表すのが我々の集団であると思っています」
「オーバーエイジが入ったことの相乗効果というのは、色々なところで目にしていますが、全然違うなと感じていますし、それはピッチ上だけでなく、ピッチの外でも、経験値を酒井(宏樹)にしても、(吉田)麻也にしても、(遠藤)航にしても、そういうところでオンじゃないオフのところでもプラスになるという影響力があると感じています。それはU-24の世代には絶大な影響を及ぼすと思っていますので、オンとオフでプラスの作用が働いているのは間違いないです」
「それは嬉しく思いますし、準備している側としてもリクエストに応えられたことは、失敗から学んだ大きな前進だと思います」
東京オリンピックに臨む18名は、史上最多となる9名の海外組が招集。オーバーエイジにもDF吉田麻也(サンプドリア)、DF酒井宏樹(浦和レッズ)、MF遠藤航(シュツットガルト)とA代表で主軸を担う選手を招集することができた。
ー今回の18名での日本のスタイルは発揮できるか
「1チーム2カテゴリーと昨年から特に意識してやってきたので、誰が出ても今後の日本のために貢献できる力があると思います」
「昨年も含め、コロナの影響で国際経験を積むのがなかなか難しい状況だったので、凝縮されたオリンピックという大会ですが、良い経験として、9月のワールドカップ最終予選で貢献できる選手が出てきて欲しいですし、そうでなければいけないと思います」
ー海外でプレーする選手がこれまでに比べて多くなっている
「1年後ろ倒しになったことも少なからず海外組が増えたことになると思いますし、オーバーエイジでは1人海外から帰ってきたことになります。野心を持って海外でプレーしたいと思う選手が若手に増えたことは非常に嬉しく思っています。それと同時に経験値を日本のサッカーのために頑張って頂くという意味でも、非常に嬉しく思っています」
「オリンピックは特殊な大会で、ヨーロッパのカレンダーというと、大体が休みに入って次のシーズンの準備期間に行われる大会です。そういうことを踏まえると、海外のクラブとの折衝は非常に難しくなります」
「日本サッカー協会としては、海外に拠点を置いて、そこを窓口に各クラブに事前にこういった場合にはよろしくお願いしますというレターを送り、ちゃんとしたレターを返してもらっています。少なからず、そういった努力があり、我々の意図するチーム作りができていると思います」
「拠点で足繁く通って頭を下げてくれていることに感謝すると共に、答えを我々はピッチの中で返さないといけない。最終的には金メダルに繋がることになると信じて疑いませんし、我々もそれを期待しています」
「海外組だから、国内組だからということは全く関係ないと思います。これを機に国際経験をして、成長してもらいたいと思いますし、成長と同時に金メダルという結果を追い求めてやっていきたいと思います」
ーバックアップメンバーについて
「18名プラス4名のバックアップという形になりますが、事前合宿が始まります。その集合時から当然一緒に参加していただいて、この団体、グループ、チームが終わるまで最後まで一緒に活動することになります。決勝まで行けばいうことはありません」
「事前の親善試合としてキリンチャレンジカップのホンジュラス戦とスペイン戦に関しては、4名も試合出場が可能です。本大会に入っても、例えば準決勝でAさんがケガをして決勝に出られない場合は、バックアップから1名が追加で入って戦うことになります」
「私は18+4というよりも、22名の共同体だと思って活動しております」
ー自国開催のオリンピック。最低限のノルマは
「ノルマはこういう時に使いますかね。日本サッカー協会としてワールドカップをベースに考えた時にはベスト16以上を目指してやっています」
「オリンピックの場合はベスト16から始まるので、グループリーグを勝ち上がることは厳しいと思われますが、それがオリンピックの特徴です」
「試合数を増やしてホームでやれるメリットを生かして、金メダルを目指してもらいたいと思います。ノルマなどにとらわれずに、思い切りチャレンジをして上を目指してもらいたいと思います」
ー選手のコンディションを維持するためのサポート体制について
「こういう状況下ですので、新型コロナウイルスに感染しないように十分配慮して、バブルの中で活動していきたいということを考えています」
「何人かはワクチンを接種する形になり、実際に打っている選手もいるので、それを踏まえて良い準備をしたいです」
「フィジカルコーチで松本(良一)と矢野(由治)の2名がいますが、本大会スタートしたら中2日で高温多湿の中でプレーしなければいけない。フィジカルコーチを2人おいているのは、そこのコンディション調整がかなりカギになると思っての選出です」
「ヨーロッパや他の国の選手に比べますと、この状況下には慣れているので、ホームのアドバンテージを上手く活かしていければと思います」
ー海外組は初日から合流できるのか。前回大会の久保裕也(クラブが直前で招集拒否)のようになることはないか
「そういう認識で発表しています。ただ、サッカーなので何が起きるか分からないですが、現段階では全員参加するという形で捉えています」
ー今大会はベストメンバーを揃えられたと思うが、ここまでどんな工夫をしてきているか
「北京五輪の時には少し事前のクラブとの交渉があまりうまくいかなかったのもありまして、最後までドタバタしたことは否めなかったです」
「それを踏まえたという言い方なのか分かりませんが、良い体制を作って、良い成績を生むことが日本のサッカーの歩みに繋がるという考え方の下、ヨーロッパに拠点を置いた中で、オーバーエイジもクラブと上手く交渉した中で、チームを作り上げることができました」
「さらに、6月の活動でオーバーエイジを入れて実戦をしてきたことはあまりないと認識しています。今の段階で一歩リードしていると勝手に思っています。それができたのも、海外のクラブ、Jリーグのクラブの協力があってこそだと思っていますし、改めて感謝を申し上げると同時に、それを結果で表すのが我々の集団であると思っています」
「オーバーエイジが入ったことの相乗効果というのは、色々なところで目にしていますが、全然違うなと感じていますし、それはピッチ上だけでなく、ピッチの外でも、経験値を酒井(宏樹)にしても、(吉田)麻也にしても、(遠藤)航にしても、そういうところでオンじゃないオフのところでもプラスになるという影響力があると感じています。それはU-24の世代には絶大な影響を及ぼすと思っていますので、オンとオフでプラスの作用が働いているのは間違いないです」
「それは嬉しく思いますし、準備している側としてもリクエストに応えられたことは、失敗から学んだ大きな前進だと思います」
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