「完璧なものを求められる」OAとして存在感のDF酒井宏樹、パフォーマンスに満足せず「もう2アシストぐらいできた」
2021.06.06 00:15 Sun
U-24日本代表DF酒井宏樹(マルセイユ)が、U-24ガーナ代表戦を振り返った。
5日、U-24日本代表はU-24ガーナ代表と国際親善試合で対戦し、6-0で勝利を収めた。
A代表との一戦から中1日での試合。コンディション面ではかなり厳しいものがあった中、オーバーエイジとして招集されているDF吉田麻也(サンプドリア)、酒井、MF遠藤航(シュツットガルト)が揃って先発出場を果たした。
試合は強度の高さを見せてスタートすると、16分に堂安律(アルミニア・ビーレフェルト)が先制ゴールを記録。32分には久保建英(ヘタフェ)が追加点を奪うと、酒井のクロスがオウンゴールを生み、前半でリードを3点とする。
後半に入っても手を緩めないと、48分に相馬勇紀(名古屋グランパス)、56分に上田綺世(鹿島アントラーズ)、さらに89分には三笘薫(川崎フロンターレ)がダメ押しゴールを決め、6-0で快勝した。
新たなチームでのプレーとはいえ、A代表でもプレーしている相手とのコンビでもあったが「出るタイミングやそこのコンビネーションは問題なかったです」とコメント。「オーバーエイジとして、もう2アシストぐらいできましたし、守備は1回抜かれたので、抜かれないようにしないと。完璧なものを求められる立場なので、完璧な対応をしたいです」と語り、まだまあだパフォーマンスにはまだまだ満足できないようだ。
U-24日本代表のポテンシャルについては「僕たちは今持っているものを全て出すだけです。中1日でしっかりパフォーマンスを出せたのは良かったですし、裏のスタッフにも今日の勝利は大事だったと思いますし、6-0の結果には満足しています」と語り、とにかくこの試合で勝つことを意識していたと語った。
守備面での手応えについては「律もタケも勇紀も綺世もそうですが、できるだけ高い位置で攻撃参加させたかったので、数的不利でも僕らが2人でも3人を止めればということを話していました」と語り、後ろでしっかりと守ることを意識したとコメント。「サイドバックはサイドハーフをあまり下げないようにと雄太と言っていました」と、左サイドバックに入ったDF中山雄太(ズヴォレ)ともサイドハーフに守備をあまりさせないことを意識したと語った。
この試合では果敢に攻め上がっていた酒井だが「本大会ではこれだけ圧倒する、大差になることはないですけど、攻撃参加できるのではあれば機を見て参加したいですし、今日はもう2つアシストできたと思うので、オウンゴールだけでは満足できないです」とコメント。「ディフェンダーなのでディフェンスでチームを支えられるようにしたいです」とし、攻撃参加もしながら、やはり守備でしっかりと結果を出したいと語った。
5日、U-24日本代表はU-24ガーナ代表と国際親善試合で対戦し、6-0で勝利を収めた。
A代表との一戦から中1日での試合。コンディション面ではかなり厳しいものがあった中、オーバーエイジとして招集されているDF吉田麻也(サンプドリア)、酒井、MF遠藤航(シュツットガルト)が揃って先発出場を果たした。
後半に入っても手を緩めないと、48分に相馬勇紀(名古屋グランパス)、56分に上田綺世(鹿島アントラーズ)、さらに89分には三笘薫(川崎フロンターレ)がダメ押しゴールを決め、6-0で快勝した。
試合後のメディア取材に応じた酒井は試合を振り返り「とにかく勝って、ゼロに抑えられたのは良かったです。連係不足というか、選手を知ることからやっていかないといけないですし、全体でトレーニングは一回もなかったので、選手のタイプをこれから知っていかないと」とコメント。「僕にイージーミスもあったので、連係があればなくなってくるので、細かい調整をしたいです」と、今後は精度を上げて行きたいと語った。
新たなチームでのプレーとはいえ、A代表でもプレーしている相手とのコンビでもあったが「出るタイミングやそこのコンビネーションは問題なかったです」とコメント。「オーバーエイジとして、もう2アシストぐらいできましたし、守備は1回抜かれたので、抜かれないようにしないと。完璧なものを求められる立場なので、完璧な対応をしたいです」と語り、まだまあだパフォーマンスにはまだまだ満足できないようだ。
U-24日本代表のポテンシャルについては「僕たちは今持っているものを全て出すだけです。中1日でしっかりパフォーマンスを出せたのは良かったですし、裏のスタッフにも今日の勝利は大事だったと思いますし、6-0の結果には満足しています」と語り、とにかくこの試合で勝つことを意識していたと語った。
守備面での手応えについては「律もタケも勇紀も綺世もそうですが、できるだけ高い位置で攻撃参加させたかったので、数的不利でも僕らが2人でも3人を止めればということを話していました」と語り、後ろでしっかりと守ることを意識したとコメント。「サイドバックはサイドハーフをあまり下げないようにと雄太と言っていました」と、左サイドバックに入ったDF中山雄太(ズヴォレ)ともサイドハーフに守備をあまりさせないことを意識したと語った。
この試合では果敢に攻め上がっていた酒井だが「本大会ではこれだけ圧倒する、大差になることはないですけど、攻撃参加できるのではあれば機を見て参加したいですし、今日はもう2つアシストできたと思うので、オウンゴールだけでは満足できないです」とコメント。「ディフェンダーなのでディフェンスでチームを支えられるようにしたいです」とし、攻撃参加もしながら、やはり守備でしっかりと結果を出したいと語った。
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【2022年カタールへ期待の選手vol.79】スペイン指揮官に絶賛された22歳の守備の要。東京五輪メダル獲得で名門クラブへ飛躍か?/冨安健洋(ボローニャ/DF)
「基本的に一番よく知っているのは久保(建英=レアル・マドリー)だが、今日は冨安(健洋=ボローニャ)が非常に重要な選手であると見せていたと思う。こういった国際的な試合で戦うことに長けている。非常に目立っていたと思うし、日本の攻撃の中でも非常にいい活躍をしていた」 東京五輪前最後のテストマッチとなった17日のU-24スペイン戦(神戸)。堂安律(PSV)とカルロス・ソレール(バレンシア)のゴールで1-1のドローに終わった一戦の後、敵将のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が名指しで絶賛したのが、22歳の若き守備の要だ。 最終ラインからのタテパスに抜け出そうとしたラファ・ミル(ウォルバーハンプトン)の動きを見るや、果敢に体を寄せてピンチを阻止した開始5分のプレーに始まり、この日の冨安はスペインの好機を毎回のようにストップ。「日本の壁」として立ちはだかっていた。キャプテン・吉田麻也(サンプドリア)の戦術眼と統率力、ダニ・オルモ(RBライプツィヒ)とフアン・ミランダ(レアル・ベティス)を1人で2枚止めた酒井宏樹(浦和)の1対1の強さも追い風になったのだろうが、冨安が強豪国からも一目置かれていることが鮮明になったのは確かだ。 「麻也さんとはA代表でもずっと横で組ませてもらっていますし、そういう先輩が五輪に来てくれてホントに嬉しく思ってます。でも麻也さんに頼ってばかりではなく、麻也さんを超えるような存在の選手が出てこないと日本サッカーのためにならない。自分がそういう存在になっていきたい」と今回の合宿がスタートした時、新たな意欲を口にした冨安。2018年10月のパナマ戦(新潟)でA代表デビューした頃は「まだまだ先輩についていくのがやっとです」という謙虚な口ぶりだっただけに、心身両面での大きな成長を感じさせる。 当時はベルギー1部・シント=トロイデンという小クラブの一員でしかなかったが、2019年夏に赴いたイタリア・セリエAのボローニャでは強国の守備文化を体感。クリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)やズラタン・イブラヒモビッチ(ミラン)、ロメル・ルカク(インテル)ら世界トップFWと対峙し、駆け引きや体の使い方などに磨きをかけた。さらには左右のサイドバックでもプレーし、サッカー観も大いに広がった。こうした高度な経験値があるからこそ、本人は「世界的に見てもレベルの高いリーグでやっているので、東京五輪でも普段通り、プレーできればいい」と自然体を貫けている。もともと10代の頃からベテラン選手のような落ち着きと冷静さを持ち、成人した頃には「20歳のおじいちゃん」の異名を取っていた男だが、どんな状況になっても動じないのは本当に頼もしい。これまでA代表で今野泰幸(磐田)や森重真人(FC東京)、槙野智章(浦和)、昌子源(G大阪)らとコンビを組んできた吉田もより大きな安心感を持って大舞台に挑めるはずだ。 そこであえて冨安に注文したいのは、自身もコメントしているように、吉田のようなリーダーシップや統率力を示すこと。言葉で周りを説き伏せるタイプではないが、自国開催という特別な重圧のかかる今回の大舞台では本当に何が起きるか分からない。吉田と酒井が揃って出場停止になることもあり得るからだ。 96年アトランタ大会以降の五輪代表を振り返っても、最高成績を残した2000年シドニー五輪のチームも1次リーグ突破のかかるブラジルとの3戦目で中田英寿と森岡隆三(清水アカデミー・ヘッド・オブ・コーチング)の攻守の2枚看板が揃って出場停止になった。そこで中村俊輔(横浜FC)と宮本恒靖が抜擢されたが、ブラジルという難敵には勝てなかった。日本は何とか2位通過を果たしたが、本当に薄氷の突破だった。同じような状況が東京五輪で起きないとも限らないのだ。 そういった時、やはり守備陣を力強く牽引できるのは冨安しかいない。「チームとして金メダルという目標を掲げているので、僕もピッチの上で貢献できればいい」という気合を主体的行動でより示していくべきなのだ。「サッカーに年齢は関係ない」と田中碧(デュッセルドルフ)も強調していたが、冨安はもはや若手ではない。A代表の主力として吉田や酒井同様の立場にいる。そのことをしっかりと示してくれれば、9月から始まる2022年カタールワールドカップ(W杯)アジア最終予選、本大会、そしてその先の日本代表にとっても力強い要素になる。「自分が未来の日本を背負っている」という覚悟を、彼はピッチ内外で今こそ見せつける必要がある。 ここでメダル獲得の原動力になれれば、名門クラブへのステップアップも約束されるだろう。すでにトッテナムへの移籍話が佳境に入っていると言われるが、どこへ行ったとしても定位置争いはこれまで以上に厳しくなる。東京五輪で異彩を放ち、強烈なインパクトを残した状態で新天地に赴けば、周囲も一目置いてくれるだろう。より前向きな環境で新たなキャリアを踏み出せる可能性も高まるのだ。 あらゆる意味で冨安にとって今回の大舞台は重要なターニングポイント。まずは22日の初戦・南アフリカ戦(東京)からスムーズな入りを見せることが肝要だ。 「2017年U-20W杯(韓国)でも同じ南アからスタートしたけど、僕がオウンゴールして失点してから始まった。あの大会自体はいい印象を持っていないし、やられた感覚が強いんで、今回は初戦をしっかり勝ってスタートしたい」と本人も言うように、4年前の苦い過去を糧にすることも大切だ。 来るべき東京五輪は、目覚ましい進化を遂げ、世界トップの仲間入りを果たす冨安健洋の雄姿を目に焼き付けたいものである。 2021.07.19 21:30 Mon4
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▽U-23日本代表は25日、トゥーロン国際大会グループB第3節でU-23ギニア代表と対戦し、2-1で勝利した。超WSの選手採点結果と寸評は以下のとおり。 ▽U-23日本採点 GK 1 櫛引政敏 5.5 失点に絡むも後半は安定したプレーでチームを支えた DF 2 ファン・ウェルメスケルケン・際 4.5 ポジショニングや判断の悪さが目立つ低調な出来 (→井手口陽介 5.5) ハードワークは見せたが、攻守にもの足りない 3 三浦弦太 5.5 相手のスピードに苦戦も大崩れせず 5 植田直通 5.5 急造の最終ラインを何とか統率 13 三丸拡 6.0 前半に一度不用意なボールロストがあったものの、高精度のクロスから先制点をアシスト MF 14 前田直輝 5.5 前後半に見せ場があったものの、後半の絶好機を決め切れず。アピールに失敗 15 喜田拓也 5.5 ボランチと慣れない右サイドバックで奮闘。ミスはあったが、気迫は見せた 19 鎌田大地 6.0 フィニッシュの精度こそ欠いたものの、1アシストなど要所で起点に (→大島僚太 5.0) チーム全体のパフォーマンスもあり、目立ったプレーはなかった 7 原川力 5.5 攻守に最低限の仕事はこなしたが、ゲームキャプテンとしては少しもの足りない 18 南野拓実 6.0 さすがの決定力で決勝点を記録 (→浅野拓磨 5.5) 終盤に見せ場を作ったが、味方とうまく絡めず、攻撃を停滞させてしまった FW 20 富樫敬真 6.0 貴重な先制点を記録。ポジションを移した後半はやや停滞も前半は上々の出来 (→野津田岳人 5.0) ほとんど攻撃に絡めなかった 監督 手倉森誠 6.0 負傷者と疲労を抱えながら何とか選手をやり繰りし、嬉しい大会初勝利 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ! 富樫敬真(U-23日本) ▽この試合で傑出したパフォーマンスを披露した選手はいなかったが、先発起用に応える先制点を記録するなど、リオ五輪メンバー入りに向けてアピールした横浜F・マリノスの若手ストライカーをMOMに選出。 U-23ギニア 1-2 U-23日本 【U-23ギニア】 バンガリー・スマー(前10) 【U-23日本】 富樫敬真(前3) 南野拓実(前39) 2016.05.26 02:10 Thu3
日本代表対決のスタメン発表! OAの3名はベンチスタート
3日、日本代表vsU-24日本代表の一戦が札幌ドームで行われる。 キリンチャレンジカップ2021のジャマイカ代表戦が、ジャマイカ代表が来日できなかったことを受けて急遽中止に。その後、対戦相手にU-24日本代表を指名し、異例の日本代表対決が実現した。 カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選を戦う日本代表と、東京オリンピック出場に向けてメンバー選考を続けるU-24日本代表の一戦。互いに主力選手を起用して臨む。 日本代表はDF長友佑都(マルセイユ)、MF鎌田大地(フランクフルト)、MF南野拓実(サウサンプトン)、FW大迫勇也(ブレーメン)と日本代表の主軸を先発起用した。 一方のU-24日本代表はオーバーエイジの3名はベンチスタート。MF久保建英(ヘタフェ)、MF中山雄太(ズヴォレ)、MF板倉滉(フローニンヘン)らが起用された。 今回の試合は、フィールドプレーヤーが7名、GK1名が交代可能なレギュレーション。後半の交代枠は3回までとなるが、負傷交代の場合は含まれない。 ★日本代表スタメン[4-2-3-1] ※並びは予想 GK:シュミット・ダニエル DF:室屋成、植田直通、谷口彰悟、長友佑都 MF:橋本拳人、守田英正 MF:原口元気、鎌田大地、南野拓実 FW:大迫勇也 監督:森保一 ★U-24日本代表スタメン[4-2-3-1] ※並びは予想 GK:大迫敬介 DF:菅原由勢、橋岡大樹、町田浩樹、旗手怜央 MF:中山雄太、板倉滉 MF:三好康児、久保建英、遠藤渓太 FW:田川亨介 監督:横内昭展 2021.06.03 18:42 Thu4
【パリ行きの命運を託された23選手】頭脳とテクニックに優れた万能型CB、世代を代表する柱・鈴木海音
パリ・オリンピックのアジア最終予選を兼ねるAFC U23アジアカップが15日に開幕する。出場16カ国が4組に分かれてのグループステージから始まる五輪出場もかけた戦いは約2週間ちょっとのスケジュール的にも勝ち上がれば勝ち上がるほど総力戦が必至。ここではパリ行きの命運が託されたU-23日本代表の23選手を紹介し、鈴木海音にフォーカスする。 ■鈴木海音(DF/ジュビロ磐田) 静岡県出身の鈴木は中学生の時に磐田に加入。U-15、U-18とアカデミーで育ち、2020年4月にトップチーム昇格。プロ契約を結んだ。 U-15から世代別の日本代表を経験しているこの世代のエリート。2018年のAFC U-16選手権では見事優勝に貢献。2019年のU-17ワールドカップにも出場したが、チームはベスト16で敗退となった。 鈴木のプレースタイルの特長は、そのバランス感覚。ディフェンダーとしては堅実な守備を見せ、しっかりと安定感を与えるプレーが特徴。一方で、攻撃時には積極的に参加する他、キックの精度も高く、ロングフィードも得意とする。 182cmという飛び抜けて上背があるわけではないが、空中戦を得意としており、対人守備の能力も高い。テクニックと賢さ、そして強さを持ち合わせた万能型のCBと言って良い。 特に試合を読む力、戦術理解度が高く、攻守両面でプレー選択がしっかりとできるところが特徴。また、ポジショニングに長けているため、守備時には危険なゾーンをカバーし、攻撃時にはタイミングを間違えずに前線に上がる動きに加え、足元の技術とポジショニングはビルドアップをする際にも大きな力となる。もちろん一対一の守備も得意で、ボールを奪いにいく動きや、決定機の前に潰しに行くことも得意としている。 2022年には栃木SCへ育成型期限付き移籍を経験し、リーグ戦34試合に出場するなど、多くの試合経験を積んで帰還。2023年はJ2を戦うチームで22試合に出場し初ゴールも記録。チームのJ1昇格に寄与した。 守備陣の経験値に若干の不安を抱えるパリ五輪世代。アジアの戦いも経験しており、世代別の国際経験が豊富な鈴木。対戦相手の特徴に合わせ、試合展開を読んでプレーができる鈴木が守備陣を牽引していけるのか注目が集まる。 2024.04.15 11:00 Mon5
