バレンシアが退団のガメイロ&マンガラに心温まる形で別れ…最終練習後にパシージョで送り出す

2021.05.22 07:00 Sat
Getty Images
バレンシアが今シーズン限りで退団する2選手に向けて心温まる形で別れを告げた。今シーズン、ハビ・グラシア監督の下でシーズンをスタートも苦しい戦いが続き、今月初めには同監督を解任し、ボロ氏を暫定指揮官に据えたバレンシア。それでも、13位のチームはシーズン最終盤に何とか残留を確定させた。

そして、22日にはウエスカとのアウェイゲームで今シーズンの戦いを締めくくることになる。
その一戦を前に今シーズンの最後のトレーニングを終えたチームは、今シーズン限りで契約満了となり、チームを去ることになる元フランス代表FWケヴィン・ガメイロ(34)、同DFエリアキム・マンガラ(30)の2選手に対してささやかながら心のこもったお別れのセレモニーを実施した。

チームを代表してDFガブリエウ・パウリスタがスピーチを行った後、肩を組んだ両選手をパシージョ(花道)で送り出した。
なお、2018年にセビージャから加入したガメイロはここまで公式戦121試合に出場し24ゴールを記録。一方、2019年にマンチェスター・シティから加入したマンガラは53試合に出場し2ゴールを挙げていた。

1 2

ハビ・グラシアの関連記事

2026年北中米ワールドカップ(W杯)の予選が各大陸で行われている中、成績不振により解任される監督が生まれそうだ。 中東メディア『winwin.com』によると、イラク代表を指揮するスペイン人指揮官のヘスス・カサス監督(51)に解任の噂が浮上しているとのことだ。 イラクはグループBに属しており、8試合を終え 2025.03.26 22:45 Wed
次々と選手を放出しているリーズ・ユナイテッドだが、イタリア代表FWウィルフレッド・ニョント(19)は引き留めたいと考えているようだ。イギリス『The Athletic』が伝えている。 インテルの下部組織で育ち、昨夏にスイスのチューリヒからリーズへと完全移籍したニョント。5年契約のうちの1年目となった昨シーズンは公 2023.07.18 13:26 Tue
リーズ・ユナイテッドの新指揮官に就任したサム・アラダイス監督が、らしい所信表明を行った。 今季のプレミアリーグ序盤からボトムハーフを彷徨うリーズは19位に沈む今年2月にジェシー・マーシュ氏を解任し、ハビ・グラシア監督を招へい。だが、チームを復調に導けず、プレミアリーグでは11試合で3勝2分け6敗。直近に行われた第 2023.05.04 08:30 Thu
リーズ・ユナイテッドが3日、監督交代を発表した。 今年2月に就任したばかりだったハビ・グラシア監督(53)だが、相互同意で契約解消に。後任としてサム・アラダイス氏(68)が招かれ、残り4試合の指揮を執る。 今季のプレミアリーグ序盤からボトムハーフを彷徨うリーズは19位に沈む今年2月にジェシー・マーシュ氏を監 2023.05.03 19:25 Wed
リーズ・ユナイテッドがかつてボルトンやウェストハム、エバートンで指揮を執ったサム・アラダイス氏(68)の招へいを検討しているようだ。 今季は開幕から成績が安定せず、今年2月には就任2シーズン目のジェシー・マーシュ監督を解任したリーズ。しかし、後任としてハビ・グラシア監督を迎えた後も調子は上向かず、現在はリーグ戦5 2023.05.02 10:55 Tue

バレンシアの関連記事

ラ・リーガ第29節、バレンシアvsマジョルカが30日にメスタージャで行われ、ホームのバレンシアが1-0で勝利した。なお、マジョルカのFW浅野拓磨は73分までプレーした。 7位のマジョルカは、インターナショナルマッチウィーク明け初戦で16位のバレンシアとのアウェイゲームに臨んだ。前節エスパニョール相手に浅野の今季2 2025.03.31 03:43 Mon
元フランス代表FWケヴィン・ガメイロ(37)が現役引退を発表した。 昨シーズン限りでストラスブールを退団し、フリーの状況が続いていたガメイロは『beIN Sports』のインタビューでスパイクを脱ぐ決断を下したと明かした。 「最後にフットボールをプレーしてから6~8カ月が経ち、決断を下さなければならない。僕 2025.03.18 16:10 Tue
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英へ人種差別的発言を行ったとして、バレンシアのファン2名が処分を受けることとなった。 事件が起きていたのは今年1月19日。ラ・リーガ第20節のバレンシアvsソシエダの一戦で発生した。 バレンシアのホームであるメスタージャでの試合。ピッチサイドでウォーミングアップしていた久 2025.03.04 21:45 Tue
バレンシアは3日、キアット・リム氏(31)が新会長に就任することを発表した。3月5日に正式に就任することとなる。 キアット・リム氏は、バレンシアの筆頭株主であるピーター・リム氏の息子。2022年からクラブのディレクターを務めていた。 クラブの会長はレイフーン・チャン女史が2期3年間務めていたが、キアット・リ 2025.03.03 23:45 Mon
バレンシアは26日、U-19スペイン代表DFヤレク・ガシオロフスキ(20)との契約を2027年6月30日まで延長したことを発表した。 ポーランド人の父親とスペイン人の母親を持ちスペインで生まれ育ったガシオロフスキは、192cmの体躯を誇る左利きのDF。7歳でバレンシアのカンテラに加入し、リザーブチームのバレンシア 2025.02.27 12:30 Thu

ラ・リーガの関連記事

バルセロナのハンジ・フリック監督が30日にホームで行われ、4-1で快勝したラ・リーガ第29節ジローナ戦後に会見でコメントした。 代表ウィーク明けの3日前に行われた延期試合オサスナ戦を3-0で快勝して首位をキープしたバルセロナ。厳しい日程の中で迎えたジローナ戦、ハーフタイム間際の43分にFWラミン・ヤマルのFKが相 2025.03.31 09:15 Mon
ラ・リーガ第29節、バレンシアvsマジョルカが30日にメスタージャで行われ、ホームのバレンシアが1-0で勝利した。なお、マジョルカのFW浅野拓磨は73分までプレーした。 7位のマジョルカは、インターナショナルマッチウィーク明け初戦で16位のバレンシアとのアウェイゲームに臨んだ。前節エスパニョール相手に浅野の今季2 2025.03.31 03:43 Mon
ラ・リーガ第29節、バルセロナvsジローナが30日にエスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニスで行われ、ホームのバルセロナが4-1で快勝した。 首位のバルセロナは前節、アトレティコ・マドリーとの首位攻防戦に臨み、4-2で逆転勝利。続く延期分のオサスナ戦は代表戦明け直後の27日という異例のタイミングでの開催とな 2025.03.31 01:25 Mon
レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英はまずまずの評価となっている。 29日、ラ・リーガ第29節でソシエダはレアル・バジャドリーと対戦した。 日本代表帰りの久保は先発出場。序盤からペースを握っていくと、主導権を握ることに。久保にボールを集めていきペースを掴んでいくと、試合は2-1で勝利を収めた。 ゴー 2025.03.30 20:30 Sun
レアル・マドリーのフランス代表FWキリアン・ムバッペがエル・ブランコのレジェンドの記録に並んだ。 ムバッペは29日に行われたラ・リーガ第29節レガネス戦でPKと直接FKから2ゴールを挙げ、マドリーの3-2の勝利に貢献。ドブレーテの活躍を見せたムバッペはこれで今季の公式戦ゴール数を33とした。 このゴール数は 2025.03.30 13:45 Sun

記事をさがす

ハビ・グラシアの人気記事ランキング

1

日本のような順調な国は少ない? 中東勢は4次予選に切り替え…W杯出場の可能性あるイラク代表も監督解任を決断へ

2026年北中米ワールドカップ(W杯)の予選が各大陸で行われている中、成績不振により解任される監督が生まれそうだ。 中東メディア『winwin.com』によると、イラク代表を指揮するスペイン人指揮官のヘスス・カサス監督(51)に解任の噂が浮上しているとのことだ。 イラクはグループBに属しており、8試合を終えて勝ち点12で3位に位置。2位のヨルダン代表との勝ち点差は「1」、首位の韓国代表との勝ち点差は「4」となっている。 そのイラクだが、3月シリーズは20日にホームでクウェート代表を相手に2-2のドロー。後半アディショナルタイムに2ゴールを奪ってなんとか追いついた形となった。 また、25日に行われたアウェイでのパレスチナ代表戦では、先制しながらも終盤に追いつかれると、後半アディショナルタイムに失点し2-1の逆転負け。2位から3位に転落する事態となってしまった。 この結果を受け、カサス監督とイラクサッカー協会(IFA)のメンバーが試合後に会合を行い、監督は不甲斐ない結果を謝罪したとのこと。敗戦についてはプラン通りに進まなかったことを認めたとされている。 この敗戦により、W杯の出場に向けて一歩後退する形となってしまったイラク。国民の怒りは高まっており、監督解任の声が非常に大きくなっているとのこと。『winwin.com』によれば、IFAもカサス監督の解任を検討し、会議の後に正式決定するとしており、監督自身も受け入れる姿勢だとされている。 「イラクサッカー協会は、協会員全員の一致で彼の解任を決定した。イラク代表チーム代表団がバグダッドに戻った直後に緊急会議が開かれ、解任の決定が正式に発表される」 「同監督がこれまで享受していた免責特権の多くを失ったため、イラクサッカー協会はこの問題をかなり長い間検討してきた。そのため、イラクサッカー協会はためらうことなくこの厳しい決定を下し、イラク代表チームの予選への新たな道を切り開いた」 「解任の主因は、結果の低下に伴う無益で非論理的な選択だった。特にイラクサッカー協会のアドナン・ディルジャル会長が組織した技術委員会は、監督の仕事と、特にパレスチナ戦でイラク代表を安全な場所に導く能力のなさについて、監督が行った変更がイラク代表を破滅させ、試合に復帰できないようにしたことについて、何度も指摘した」 公式発表は時間の問題とのこと。4次予選でのW杯出場権確保を目指して、立て直していくことになるようだ。 カサス監督は、カディスやエイバル、バルセロナなどでアナリストや下部組織の監督などを経験。ハビ・グラシア監督の下、2018年1月から7月まではワトフォードでアシスタントコーチを務めると、2018年7月から2022年2月まではスペイン代表のアシスタントコーチを経験。2022年11月にイラク代表監督に就任していた。 2023年1月のアジアカップでは日本代表ともグループで同居し、2-1で勝利するなどしたが、2024年12月に行われたガルフカップではグループステージで敗退。そして、3月の予選2試合で勝利することができなかった。 2025.03.26 22:45 Wed
2

残留争い続く16位リーズ、降格なら今季11得点のロドリゴ売却へ

リーズ・ユナイテッドは元スペイン代表FWロドリゴ・モレノ(32)の退団を覚悟しているようだ。イギリス『フットボール・インサイダー』が伝えている。 ロドリゴはバレンシア時代の2017-18シーズンにラ・リーガで16ゴールを叩き出したストライカー。リーズには2020年8月に当時のクラブレコードとなる2600万ポンド(約43億1000万円)で加入した。 リーズ加入1年目のプレミアリーグでは7ゴール、2年目は6ゴールを記録したなか、3年目の今季はここまで23試合でチームトップとなる11ゴールの活躍。しかし、2月末にハビ・グラシア監督が就任して以降はベンチスタートが続いており、リーズは降格圏の18位とわずか2ポイント差の16位と残留争いの真っ只中にいる。 どうやらロドリゴはチャンピオンシップ(イングランド2部)でのプレーを望んでおらず、この意向を首脳陣に通達済み。首脳陣としても、ロドリゴはチームトップの高給取りであり、降格となれば財政的にキープするのが困難になると考えられている。 リーズはロドリゴとの契約を2024年6月まで残しているものの、降格した場合の売却を容認する方針で選手側と口頭合意する見込みとのことだ。 2023.04.14 17:02 Fri
3

“ビッグ・サム”が再びプレミアに? 降格危機のリーズが招へいを検討

リーズ・ユナイテッドがかつてボルトンやウェストハム、エバートンで指揮を執ったサム・アラダイス氏(68)の招へいを検討しているようだ。 今季は開幕から成績が安定せず、今年2月には就任2シーズン目のジェシー・マーシュ監督を解任したリーズ。しかし、後任としてハビ・グラシア監督を迎えた後も調子は上向かず、現在はリーグ戦5戦未勝利で17位に沈んでいる。 先週末に行われたプレミアリーグ第34節のボーンマス戦では、残留を争うライバル相手に1-4の完敗。これを受け、クラブはリーグ残留を果たすために新たな指揮官を探し始めたようだ。 イギリス『デイリー・メール』によると、クラブは数人の候補をリストアップした中で、有力となっているのがアラダイス氏とのこと。リーズは残留争いの経験豊富なアラダイス氏を高く評価しており、2日にも指揮官交代をするかについて決断を下すという。 “ビッグ・サム”の愛称で知られるアラダイス氏は、現役時代にもプレーしたボルトンで指揮官としての名声をあげ、これまでニューカッスル、ブラックバーン、ウェストハム、サンダーランド、クリスタル・パレス、エバートン、WBAなど、数多くのクラブで指揮官を歴任。イングランド代表の監督に就任も、盗聴された音声の影響で2カ月で解任されるなどしたことでも有名。一方で、「残留請負人」として低迷するチームを何度も立て直してきたが、2020-21シーズン途中から指揮を執ったWBAは救うことができず、キャリア初の2部降格を経験した。 なお、アラダイス氏以外の候補として、昨夏にチャンピオンシップ(イングランド2部)のバーミンガムを解任されたリー・ボウヤー氏や、マーシュ監督解任後に数試合指揮を執ったアシスタントコーチのマイケル・スクバラ氏の再登板も検討されている模様だ。 2023.05.02 10:55 Tue
4

降格圏肉薄のリーズ、サム・アラダイスに命運託す! 就任したばかりのハビ・グラシアとは契約解除

リーズ・ユナイテッドが3日、監督交代を発表した。 今年2月に就任したばかりだったハビ・グラシア監督(53)だが、相互同意で契約解消に。後任としてサム・アラダイス氏(68)が招かれ、残り4試合の指揮を執る。 今季のプレミアリーグ序盤からボトムハーフを彷徨うリーズは19位に沈む今年2月にジェシー・マーシュ氏を監督の任から解き、ハビ・グラシア氏を招へいした。 だが、チームを復調に導けず、プレミアリーグでは11試合で3勝2分け6敗。直近に行われた第34節のボーンマス戦も敗れ、5試合勝ちなしの17位に沈んでいる。 降格圏の18位ノッティンガム・フォレストとは勝ち点で並び、19位のエバートンも1ポイント差。残り4試合で危険水域に瀕するなか、再び監督交代に動いた。 “ビッグサム”の愛称でも知られるアラダイス氏はプレミアリーグクラブのほか、イングランド代表監督も歴任。チームを降格危機から救った実績も豊富だ。 2年ぶりの監督復帰となるアラダイス氏だが、初陣は6日に敵地で行われる第35節のマンチェスター・シティ戦。いきなりの厳しい相手だが、残留に導けるか。 2023.05.03 19:25 Wed
5

リーズ新指揮官就任の“ビッグ・サム”がらしさ満載の所信表明! 「私の方が優れているとは言わないが、ペップらと同じぐらい優れている…」

リーズ・ユナイテッドの新指揮官に就任したサム・アラダイス監督が、らしい所信表明を行った。 今季のプレミアリーグ序盤からボトムハーフを彷徨うリーズは19位に沈む今年2月にジェシー・マーシュ氏を解任し、ハビ・グラシア監督を招へい。だが、チームを復調に導けず、プレミアリーグでは11試合で3勝2分け6敗。直近に行われた第34節のボーンマス戦も敗れ、5試合勝ちなしの17位に沈んでいた。 降格圏の18位ノッティンガム・フォレストとは勝ち点で並び、19位のエバートンも1ポイント差。残り4試合で危険水域に瀕するなか、クラブは“ビッグ・サム”の愛称でも知られ、プレミアリーグクラブのほか、イングランド代表監督も歴任した実績十分の残留請負人を新指揮官に据えた。 2021年に率いたWBA時代以来、2年ぶりの監督復帰となったアラダイス監督は、3日に行われた就任会見で、らしい所信表明を行った。 「あまりにも多くの人が、私のことを古くて時代遅れだと思っているが、それは真実とはかけ離れている」 「私は68歳で、老けて見えるかもしれないが、フットボール界では私の前には誰もいない。ペップ(・グアルディオラ)でもなく、(ユルゲン・)クロップでもなく、(ミケル・)アルテタでもない」 「それはすべて私の中にある。私は彼らとそれを共有し、彼らは彼らの仕事をし、私は私の仕事をする」 「知識、そして知識の深さという点では、私はその上にいる。私の方が優れているとは言わないが、彼らと同じぐらい優れているのは確かだ」 また、リーズの残り試合は次節マンチェスター・シティとの初陣を皮切りに、同監督の古巣である3位のニューカッスルと15位のウェストハムの2チームと、6位のトッテナムといずれも難敵揃いだ。 そういった厳しい残留のミッションということもあり、ホワイツ指揮官就任に際しては「イエスと言うのに2秒くらいかかった」という。さらに、「試合日程を見たとき、最初に思ったのは、もう少し優しくてもいいんじゃないかと思ったよ。我々は衝撃を与えなければならない。4試合で勝ち点6が取れればいいのだが…」と、正直な思いを吐露した。 一方で、リーズを残留に導くことができれば、来シーズンも引き続き指揮を執る可能性を否定していない。 「絶対にないとは言い切れない。試合の終わりに何が起こるか、会話の内容次第。私がどう感じるか、そしてより重要なのは、妻がどう感じるかだ」 リーズの現状は決して明るいものではないが、就任会見でユーモア満載の所信表明を行った“ビッグ・サム”の陽気なキャラクターは、間違いなくチームにポジティブな要素をもたらすはずだ。 2023.05.04 08:30 Thu

バレンシアの人気記事ランキング

1

浅野拓磨は2度の決定機活かせず2戦連発ならず…競り負けたマジョルカが7戦ぶり黒星【ラ・リーガ】

ラ・リーガ第29節、バレンシアvsマジョルカが30日にメスタージャで行われ、ホームのバレンシアが1-0で勝利した。なお、マジョルカのFW浅野拓磨は73分までプレーした。 7位のマジョルカは、インターナショナルマッチウィーク明け初戦で16位のバレンシアとのアウェイゲームに臨んだ。前節エスパニョール相手に浅野の今季2点目となるゴールなどで2-1の逆転勝利を収めたチームは、連勝を狙った一戦でその日本人ストライカーをスタメン起用した。 立ち上がりから中盤での潰し合いが目立つクローズな展開が続いていく。アブドンとともに[5-3-2]の最前線に入った浅野は右に流れて起点を作りつつ、積極的に背後へのランニングを繰り返すが、なかなか良い形でボールを受けられない。 前半半ばの23分にはガヤの左クロスをゴール前のサディクにドンピシャのヘッドで合わせられるが、ここはGKグライフの好守で凌ぐ。一方、攻撃では前半終了間際に浅野に見せ場。モルラネスの斜めのパスを受けてボックス右に持ち込んで右足を振るが、これはGKママルダシュヴィリの正面を突いた。 ゴールレスで折り返した後半、立ち上がりにダルデルのダイレクトボレーシュートでゴールに迫ったマジョルカ。しかし、この決定機を相手守護神に防がれると、50分に相手のカウンターからボックス左でアウメイダからパスを受けたディエゴ・ロペスに4試合連発となる見事な右足グラウンダーシュートを右隅に決められて先制を許した。 早い時間帯に追いつきたいマジョルカは再び日本人ストライカーに決定機。65分、セットプレー流れから右サイドのマフェオがゴール前のスペースへ絶妙なクロスを供給。これを浅野がダイビングヘッドで合わせたが、枠の右に外してしまった。 この試合2度目のチャンスを活かせなかった浅野は73分にダルデルとともにベンチへ下がり、2試合連続ゴールとはならなかった。 その後、試合はウノセロでの逃げ切りを意識して守備的なカードを切ったバレンシアに対してマジョルカが攻勢を仕掛ける展開となったが、後半最終盤のパワープレーも実らず。このままタイムアップを迎えた。 この結果、敵地で競り負けたマジョルカはリーグ7戦ぶりの黒星となった。 バレンシア 1-0 マジョルカ 【バレンシア】 ディエゴ・ロペス(後5) 2025.03.31 03:43 Mon
2

久保建英に「目を開けろ」「中国人」、人種差別発言のバレンシアファン2名に処分

レアル・ソシエダの日本代表MF久保建英へ人種差別的発言を行ったとして、バレンシアのファン2名が処分を受けることとなった。 事件が起きていたのは今年1月19日。ラ・リーガ第20節のバレンシアvsソシエダの一戦で発生した。 バレンシアのホームであるメスタージャでの試合。ピッチサイドでウォーミングアップしていた久保とアンデル・バレネチェアに対し、スタンドのバレンシアのファン数人が人種差別の言葉を投げかけていた。 久保に対しては「チノ、目を開けろ、中国人、お前は中国人だ!」と人種差別的な批判が行われると、「ETA、クソ野郎、爆弾を仕掛けろ!」 、「お尻に棒を突っ込んでしまった!」 、「ETA、彼らはあなたに爆弾を置き、頭を覆え!」とバスク出身のバレネチェアに投げかけたという。(ETAはバスク国民党から分離する形で設立された民族組織のこと) ソシエダ、バレンシア共に声明を発表していたが、国家暴力対策委員会がこの件を調査。この結果2名が特定され、4000ユーロ(約62万5000円)の罰金と、12カ月間のスポーツの試合会場へ立ち入りが禁じられることとなった。 <span class="paragraph-title">【動画】バレンシアのファンが久保建英らソシエダの選手に差別発言</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="es" dir="ltr">La Real Sociedad condena enérgicamente los insultos racistas y de otra índole que, desde uno de los fondos de Mestalla, varios aficionados valencianistas profirieron a algunos de nuestros futbolistas. <br><br>Tenemos claro que esos elementos no representan la grandeza de la entidad… <a href="https://t.co/xvjh9VjQ99">pic.twitter.com/xvjh9VjQ99</a></p>&mdash; Real Sociedad Fútbol (@RealSociedad) <a href="https://twitter.com/RealSociedad/status/1881357834224373896?ref_src=twsrc%5Etfw">January 20, 2025</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2025.03.04 21:45 Tue
3

バレンシアがバレネチェアを獲得…今夏ユーベからアストン・ビラに完全移籍

バレンシアは30日、アストン・ビラからアルゼンチン人MFエンソ・バレネチェア(23)を1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 母国のニューウェルズ・オールドボーイズの下部組織出身のバレネチェアは、2019年に加入したスイスのシオンでヨーロッパでのキャリアをスタート。その後、2020年1月にユベントスNext Gen(U-23チーム)に加入。セリエCに所属するクラブで主力を担うと、2022年11月に行われたパリ・サンジェルマン戦でユベントスでのファーストチームデビューを飾った。 ダイナミックなセントラルMFは昨シーズンにレンタル先のフロジノーネでセリエA36試合に出場し、今シーズンはユベントスのファーストチームでの活躍も期待されたが、ブラジル代表MFドウグラス・ルイスの獲得オペレーションに際してU-21イングランド代表MFサミュエル・イリング・ジュニア(20)と共にアストン・ビラへ完全移籍していた。 そして、今シーズンはバレンシアの地で研鑽を積むことになった。 2024.08.30 23:31 Fri
4

元仏代表FWガメイロが37歳で現役引退…セビージャ&アトレティコで通算4度のEL制覇

元フランス代表FWケヴィン・ガメイロ(37)が現役引退を発表した。 昨シーズン限りでストラスブールを退団し、フリーの状況が続いていたガメイロは『beIN Sports』のインタビューでスパイクを脱ぐ決断を下したと明かした。 「最後にフットボールをプレーしてから6~8カ月が経ち、決断を下さなければならない。僕は幸運にも非常に良いキャリアを積むことができた。これは冒険の終わりであり、新しい人生の始まりだ。これが自分のキャリアを終える最良の方法だったんだ。あと1~2年は続けたいという気持ちはあったけど、続けるのにふさわしいプロジェクト、ふさわしいクラブを見つけられなかったんだ」 ストラスブールの下部組織出身で、ロリアン、パリ・サンジェルマン(PSG)とフランス国内でプレー。その後スペインに渡り、セビージャ、アトレティコ・マドリー、バレンシアでのプレーを経験。2021年夏に古巣ストラスブールへ復帰し、昨季終了までプレーしていた。 クラブキャリアを通じてはリーグ・アン305試合101ゴールを含め、公式戦715試合240ゴールを記録。フランス代表でも通算13試合3ゴールの数字を残した。 セビージャではヨーロッパリーグ3連覇に貢献し、アトレティコでも同タイトルを獲得。PSGでもリーグ・アン優勝、バレンシアでコパ・デル・レイ制覇を経験していた。 2025.03.18 16:10 Tue
5

【平成史に残るレジェンドチーム50選】vol.27“ベニテスの堅守速攻”2冠達成/バレンシア[2003-04]

1989年1月8日に日本で始まった「平成」。日本では31年にわたって使用されてきたが、2019年4月30日をもってその時代が終わりを告げる。 日本サッカーにおいても激動の時代であった「平成」だが、目をヨーロッパに向け、同じ時代で印象に残ったレジェンドチームを超ワールドサッカー編集部が選出。記憶や記録に残る50チームを紹介していく。 <div style="position: relative;margin: 2em 0;padding: 25px 10px 7px;border: solid 2px #FFC107;"><span style="position: absolute;display: inline-block;top: -2px;left: -2px;padding: 0 9px;height: 25px;line-height: 25px;vertical-align: middle;font-size: 17px;background: #FFC107;color: #ffffff;font-weight: bold;">vol.27</span><p style="margin: 0; padding: 0;font-weight:800">2003-2004シーズン/バレンシア 〜ベニテスの堅守速攻〜</p></div> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2021/2003-04valencia.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">(C)CWS Brians,LTD.<hr></div><div style="padding: 0.5em 1em;margin: 2em 0;border: double 5px #4ec4d3;"><p style="margin: 0; padding: 0;">監督:ラファエル・ベニテス(43) 獲得タイトル:リーガエスパニョーラ、UEFAカップ 攻撃力8:★★★★★★★★☆☆ 守備力9:★★★★★★★★★☆ タレント7:★★★★★★★☆☆☆ 連係9:★★★★★★★★★☆ 選手層7:★★★★★★★☆☆☆ </p></div> <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">2冠達成</div> 当時のバレンシアの監督は、就任3年目のラファエル・ベニテスだった。2001-02シーズンにバレンシアに招へいされたベニテスは、1年目にして約30年ぶりとなるリーガエスパニョーラ制覇を達成。メンディエタやキリ・ゴンサレスを擁して2000年から2シーズン連続でCLファイナリストとなったエクトル・クーペルがつくった堅守速攻のチームをベースとしたベニテスは、サポーターが待ち望んでいたタイトルを獲得した。 2003-04シーズンは、リーガエスパニョーラで第2節から第7節まで6連勝するなど好スタートを切った。中盤戦以降は、バルセロナ、レアル・マドリー、デポルティボと熾烈な優勝争いを繰り広げたが、第27節でデポルティボを3-0で下したのをキッカケに、そこから6連勝と勢いに乗る。そして、最終的には2位バルセロナに勝ち点5差をつけて、71得点27失点という素晴らしい成績で、2年ぶり6度目の優勝を達成した。なお、リーガでは、2013-14シーズンにアトレティコ・マドリーが優勝するまで、このシーズンのバレンシアが、レアル・マドリードとバルセロナ以外で最後に優勝したチームであった。 また、UEFAカップでは、決勝トーナメントでボルドーやビジャレアルを撃破し、決勝に進出。マルセイユとの決勝では、ビセンテとミスタのゴールによって2-0で勝利し、見事に戴冠を果たした。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ソリッドな守備+a</div> 前述したように、チームのベースはクーペル時代からの堅守速攻。ただ、ベニテスは、ワントップのクラウディオ・ロペスやカリューをスペースに走らせていたクーペル時代よりも、ストライカーも含めてショートパスを繋ぐスタイルを意識していた。 守護神は安定感抜群のカニサレスが務め、アジャラがまとめる最終ラインは大きく崩れることはなかった。中盤の底には、バレンシアお馴染みの“バラハ&アルベルダ”。2人のコンビネーションは抜群だった。右サイドには、メンディエタほどの輝きはなかったものの、攻守に堅実なルフェテを配置。左サイドのビセンテは、キレ味鋭いドリブルが持ち味だった。 システムは4-2-3-1と4-4-2を併用。4-2-3-1の場合は、ワンタッチプレーでアクセントを付けるアイマールがトップ下を務め、2トップの場合は縦への推進力があるアングーロがミスタとコンビを組むパターンが多かった。 2000年代前半のバレンシアの問題点だったのが、エース不在による得点力不足。しかし、このシーズンはミスタが19ゴールを挙げる活躍を披露。ビセンテも2桁ゴールを記録し、強固な守備組織を有するチームのなかで、得点力が大幅にアップしたのが2冠達成の最大の要因となった。 <div style="padding: 0.25em 0.5em;font-weight:800;font-size:1.2em;color: #494949;background: #dbeeff;border-left: solid 5px #7db4e6;">ピックアップ・プレイヤー</div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">DFロベルト・アジャラ (30)</span> アルゼンチン代表として115試合に出場した名センターバック。加入した2000年以降、バレンシアの最終ラインの中心となり、2度のリーガ優勝やCL決勝進出に多大な貢献を果たした。177cmとセンターバックとしては小柄ながらも、驚異的なジャンプ力を誇り、空中戦に無類の強さを誇った。UEFAカップの決勝では、当時マルセイユに所属していたドログバを、まるで子ども扱い。売り出し中のストライカーを完璧に抑えきり、優勝の立役者となった。 2019.04.16 22:00 Tue

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly