4位浮上のウェストハム、モイーズ監督は快進撃のチーム絶賛「これはマジックだ」

ウェストハムのデイビッド・モイーズ監督が、チームのトップ4浮上を喜んだ。クラブ公式サイトが伝えている。ウェストハムは5日に行われたプレミアリーグ第30節で、ウォルバーハンプトンと対戦。勝てば4位浮上となる一戦でチームは前半だけで3ゴールを記録。その後2点を返されたものの、リードを守り切り3-2で勝利した。この結果、3試合ぶりの勝利を挙げたウェストハムは、チェルシーをかわして4位に浮上。トップ4争いで優位な位置につけている。
試合後のインタビューに応じたモイーズ監督は、快進撃を続けるチームを称賛。特にこの試合で1ゴール1アシストを記録したMFジェシー・リンガードを称えた。

「信じられないような試合をしてくれた。これをこのまま続けていきたい。選手たちは素晴らしい仕事をしてくれている。我々は少しずつ疲労がたまってきているが、それは試合中には見られなかった。コミットメントや勇気を、我々はたくさん持っている」「我々は目の覚めるような3ゴールを決めた。選手たちはとても素晴らしかったと思う。特にジェシー(・リンガード)とミッキー(マイケル・アントニオ)は相手に困難をもたらしており、いい仕事をしてくれた」

「前半、いくつかのチャンスを逃していたことが気にはなっていた。結局、ハーフタイムの直前に失点を許してしまったね。だが、なんとかギリギリで相手を抑え、結果を出すことができた」

「アダマ・トラオレやペドロ・ネトのスピードを心配していたが、ジェシーのスピードも負けていなかった。彼は昔ながらのドリブルを見せ、そのスピードで人を振り切っていたんだ。私は簡単には選手を褒めないが、今夜のジェシーは褒めたよ」

また、モイーズ監督は現在の好調が決してまぐれではないと断言。望外のシーズンとなっていることは認めつつ、これを続けていきたいと意気込んだ。

「今の我々はまぐれではなく、とうとう残り8試合というところまで来た。公平に見て、ウェストハムが4位になるとシーズンの初めに専門家は誰も予想していなかっただろうと思う。ここまで来た以上、彼らが間違っていたと証明したい」

「ベンチにいる監督を、もう少し楽にしてくれる試合があるといいのだが…。でも、これはマジックだ。我々はそれを続けており、4月に入ってもまだ上位クラブと互角に戦えている」