ローマ、ジェコの控えFW獲得へ…レアルFWマジョラル獲得に近づく

2020.09.26 10:55 Sat
Getty Images
ローマレアル・マドリーに所属するスペイン人FWボルハ・マジョラル(23)の獲得に動いているようだ。イタリア複数メディアが伝えている。

『スカイ』によれば、ユベントス移籍が取り沙汰されたボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコ(34)のローマ残留が決定。ただ、パウロ・フォンセカ監督はジェコのバックアッパーとして若手FWの獲得を望んでいるという。

その候補としてマジョラルに白羽の矢を立てており、すでに個人間合意済み。ローマは買い取りオプションが付随するレンタルでの獲得に向けてマドリーと交渉を行っており、数時間のうちに合意する可能性があるとのことだ。
また、マジョラルは来夏にマドリーと契約満了になる予定だが、契約更新後にローマへ移籍する模様だ。

また、『コリエレ・デッロ・スポルト』によると、ローマは移籍金1000ユーロ(約12億2000万円)+ボーナス1000万ユーロの総額2000万ユーロ(24億5000万円)でマドリーとの取引が進行しているとのこと。選手とは年俸150万ユーロ(約1億8000万円)におよぶ2025年夏までの5年契約を結ぶと伝えている。
マドリー下部組織出身で2015年にトップチームデビューを飾ったマジョラルは、直近2シーズンはレバンテに武者修行。昨シーズンはラ・リーガ34試合で8ゴール2アシストを記録していた。

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「僕はスペイン人」18歳ハイセンが母国オランダに決別…2月にスペイン国籍取得でU-21代表デビュー

ローマDFディーン・ハイセン(18)が自らのアイデンティティを語った。オランダ『Voetbal International』が伝えている。 セリエAでメキメキ頭角を表す197cmの両利きセンターバック・ハイセン。16歳でマラガからユベントスへ移籍し、トップ昇格の今季は後半戦からローマへ武者修行…順調に出場機会を得ている。 そんなハイセン、U-17オランダ代表の一員として2022年にU-17欧州選手権準優勝などなど、これまでは世代別オランダ代表の常連。 しかし、今回の代表ウィークはU-21スペイン代表に招集…元アヤックスの父ドン・ハイセン氏を含めて一家揃ってオランダ出身だが、自身が5歳の時にスペイン・アンダルシア州へ移住し、今年2月にはスペイン国籍を取得しているのだ。 そして、21日に行われたU-21スロバキア代表との国際親善試合でラ・ロヒタ(世代別スペイン代表の愛称)デビュー。スペイン『マルカ』のインタビューでは「僕はスペイン人」と明言した。 「そうだね。僕は自分がスペイン人だと感じているよ。5歳からマラガで育ち、今回スペイン代表の一員になれて嬉しい。いずれスペイン代表でトロフィーを勝ち取りたいよ」 ハイセンをDFヴィルヒル・ファン・ダイクやDFステファン・デ・フライ、DFマタイス・デ・リフトらに続く新時代のディフェンスリーダーと捉えていたオランダ側から見れば、今回の所信表明は痛い。 2024.03.26 16:35 Tue
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希少なイタリア人センターフォワード…201cmルッカ、今冬ミラン移籍実現せずも夏に向けて別の強豪2クラブがスタンバイ

ウディネーゼがイタリア代表FWロレンツォ・ルッカ(24)の売却を想定。強豪2クラブが本格的にスタンバイしているようだ。 身長201cmのセンターフォワード、24歳ルッカ。その特性ゆえに10代の頃から注目されてきたが、真にトップクラブの興味を引き出したのはポストワークも安定したここ1年ほどで、今季は公式戦26試合で11得点を記録する。 昨年10月にはイタリア代表デビューも飾り、今冬の移籍市場ではミランが獲得候補に。 ミランはサンティアゴ・ヒメネスを確保できなかった場合に備えたプランBだったとされるが、即座にルッカへ乗り換えられるよう、ウディネーゼの要求する3000万ユーロ(約48.1億円)を用意済みだったとも。ヒメネスの移籍金は3200万ユーロ(約51.2億円)と伝えられる。 ミラン移籍はなくなったとみてよさそうなルッカだが、イタリア『カルチョメルカート』いわく、夏に向けてはナポリとローマが獲得へスタンバイ。両クラブは代理人ジュゼッペ・リソ氏とのやりとりを続け、ウディネーゼも評価額を3000万ユーロで固定しているとされる。 2025.02.13 20:13 Thu

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