バルサ時代のペドロが飛車角抜きのチームを救う時短ハットトリック【ハットトリック・ヒーローズ】

2020.09.03 12:00 Thu
Getty Images
サッカーにおいて、1試合で3得点以上を決めることを表す「ハットトリック」。元々はクリケットで打者を三者連続アウトにすることをそう呼んでいた。(クリケットにおいて打者を連続でアウトにすることは相当難易度が高い)サッカー選手にとって、「ハットトリック」は実力を証明する功績でもあるが、そう簡単にはお目にかかれない。この企画『HAT-TRICK HEROES』では記憶に残る「ハットトリック」を紹介していく。

今回は、ローマの元スペイン代表FWペドロ・ロドリゲスがバルセロナ時代に決めたハットトリックだ。
◆ペドロが独力でハットトリックを奪う

テネリフェ島出身のペドロは、地元クラブのCDサン・イシドロでプレーした後、17歳で加入してバルセロナに加入。左右を問わない足元の技術と、献身性や高い守備意識、質の高いオフ・ザ・ボールの動きを武器に主力として活躍した。

そんなペドロは、2013年12月22日に行われたラ・リーガ第17節のヘタフェ戦では、わずか9分間でハットトリックを達成している。
2013年最後の公式戦となったバルセロナだったが、開始15分でヘタフェに2点を先行される苦しい展開に。前線の2枚看板であるFWリオネル・メッシとFWネイマールが欠場した中、ペドロがチームを救う。

まずは35分、敵陣中央のFWセスク・ファブレガスのスルーパスに抜け出すと、ボックス手前からミドルシュート。GKのセーブに遭うも、威力のあったシュートはそのままゴールへと吸い込まれた。

さらに41分には、ボックス左端でボールを持ったペドロがカットインから右足で豪快なシュートを放ち、ゴール右へと突き刺した。

直後の43分にも左サイドのDFジョルディ・アルバのクロスを相手DFがクリアミスしたところを見逃さずに拾うと、落ち着いて左足でゴールを奪った。

わずか9分で苦境のチームを救ったペドロ。バルセロナは後半にもペドロのアシストから2ゴールを奪い、5-2で勝利している。

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