6発完勝のコンテ監督、1G2Aのサンチェスに「正しい方向に進んでいる」
2020.07.02 12:54 Thu
インテルのアントニオ・コンテが1日に行われたセリエA第29節のブレシア戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えている。ブレシア戦では、5分にMFアシュリー・ヤングが先制点を記録すると、それを皮切りにゴールラッシュ。MFクリスティアン・エリクセンにセリエA初ゴールが生まれるなど6-0の快勝を収め、優勝争いに踏みとどまった。
試合後、コンテ監督は『DAZN』のインタビューに応じると「確かに、試合内容の大半は満足している。足を止めることなく、同じ姿勢を継続してうまく戦った。ガソリンを足に留め、失点しなかったという事実はとてもポジティブだ」と満足感を示した。
この試合でリーグ戦第6節のサンプドリア戦以来、約10カ月ぶりのゴールを記録し、2アシストを記録したサンチェスにも言及。本来の姿を取り戻しつつあると述べている。
「彼にクオリティがあるからここに連れてきた。残念ながら長い間、オプションとして彼を起用できなかった。彼は歩み始めている。イングランドのときに大ファンだった本当のサンチェスでなかったとしてもだ」
◆サンチェス、インテルで決めた初ゴール!
試合後、コンテ監督は『DAZN』のインタビューに応じると「確かに、試合内容の大半は満足している。足を止めることなく、同じ姿勢を継続してうまく戦った。ガソリンを足に留め、失点しなかったという事実はとてもポジティブだ」と満足感を示した。
「彼にクオリティがあるからここに連れてきた。残念ながら長い間、オプションとして彼を起用できなかった。彼は歩み始めている。イングランドのときに大ファンだった本当のサンチェスでなかったとしてもだ」
「しかし、私が言えるのは彼が正しい方向に進んでいるということだ。今日は素晴らしいパフォーマンスを披露した。FW全員を起用出来るから私はよりリラックスしている」
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