ユベントスとの力の差を認めるコンテ監督「レンガを積み上げるように」と地道な努力が必要と見解
2020.03.09 14:35 Mon
インテルのアントニオ・コンテ監督が、ユベントスとの差を口にした。
インテルは8日、セリエA第26節の延期試合としてユベントスと対戦。無観客で行われた試合は、アーロン・ラムジー、パウロ・ディバラのゴールでユベントスが2-0で勝利していた。
優勝争いにの中では負けられなかったインテルだが、コンテ監督は、チーム力に差がある事を認めた。
「最高のレベルで競争したいのであれば、キャラクターの面で成長しなければならない。特徴の面は重要だ。個性が強い選手もいれば、そうでない選手もいる。その意味で、我々はみんながもっと上手くやる必要がある」
「我々は、8シーズンにわたって毎年強くなり、すでに多くの経験とトロフィーを獲得し、クオリティの高い選手が加わっているユベントスというチームについて話している」
また、チームの力を上げるには、一朝一夕ではいかないともコメント。地道な努力がこの先に必要であるとの見解を示した。
「ユベントスが持つ経験、クオリティ、キャラクターのレベルに達するためには、毎年レンガを積み上げるように、プロジェクトを構築する必要がある。私は、全ての人が、ユベントスからとても離れた所にいると考えている」
インテルは8日、セリエA第26節の延期試合としてユベントスと対戦。無観客で行われた試合は、アーロン・ラムジー、パウロ・ディバラのゴールでユベントスが2-0で勝利していた。
優勝争いにの中では負けられなかったインテルだが、コンテ監督は、チーム力に差がある事を認めた。
「我々は、8シーズンにわたって毎年強くなり、すでに多くの経験とトロフィーを獲得し、クオリティの高い選手が加わっているユベントスというチームについて話している」
「このプロジェクトは7カ月前に始まったばかりであり、チームの面でベストを尽くそうとしているが、8年間イタリアのサッカーを支配してきたチームと比較することはできない。こういった試合をプレーし、昨シーズンよりも高い目標を目指している」
また、チームの力を上げるには、一朝一夕ではいかないともコメント。地道な努力がこの先に必要であるとの見解を示した。
「ユベントスが持つ経験、クオリティ、キャラクターのレベルに達するためには、毎年レンガを積み上げるように、プロジェクトを構築する必要がある。私は、全ての人が、ユベントスからとても離れた所にいると考えている」
アントニオ・コンテの関連記事
インテルの関連記事
セリエAの関連記事
記事をさがす
|
アントニオ・コンテの人気記事ランキング
1
ナポリで構想外カユステがプレミア昇格組に加入! ブレントフォード行き土壇場破談からの新天地決定
イプスウィッチ・タウンは19日、ナポリからスウェーデン代表MFイェンス・カユステ(25)を買い取りオプション付きの1年間のレンタル移籍で獲得したことを発表した。 今夏の移籍市場ではブレントフォード加入決定的な状況から土壇場で破談するアクシデントに見舞われたが、同じイングランドのクラブへの加入が決定した25歳は新天地での意気込みを語った。 「ここに来られてとても嬉しいよ」 「交渉に少し時間がかかってしまったけど、ようやくここに来ることができてとても興奮している」 「監督と素晴らしい話し合いができた。非常に興味深いプロジェクトのように思えるし、野心的なクラブで、進化しているチームだ」 「僕はハードワークできるプレーヤーで、攻撃と守備の両方で貢献したいと思っているよ。できるだけ多くプレーしたいし、いいタックルも見せたいと思っているよ!」 ハイチ系アメリカ人の父親とスウェーデン人の母親の元、スウェーデンで生まれ育ったカユステは、母国のエルグリーテでプロキャリアをスタート。その後、2018年にミッティランへ完全移籍。2022年1月に加入したスタッド・ランスでも主力として活躍し、昨年夏にナポリへのステップアップを遂げた。 そのナポリでは途中出場がメインながらも公式戦35試合に出場したが、アントニオ・コンテ新監督就任によって構想外の扱いとなっていた。 188cmの恵まれた体躯とアスリート能力に長けた守備的MFは、2020年11月にはスウェーデン代表デビューも飾り、ここまで23試合に出場している。 本職は守備的MFもドリブルでの運びやゴール前に飛び出していく推進力、強烈なミドルシュートもレパートリーに持っており、攻守両面で貢献可能な8番的なプレースタイルだ。 2024.08.20 06:15 Tue2
デレ・アリがエバートンに完全移籍! 6年半過ごしたスパーズに別れ
エバートンは1月31日、トッテナムからイングランド代表MFデレ・アリ(25)を完全移籍で獲得したことを発表した。契約期間は2024年6月30日までの2年半となる。 イギリス『スカイ・スポーツ』によると、移籍金の細かい内訳は不明も、各種インセンティブを満たした場合、最大で4000万ポンド(約62億円)のオペレーションとなる模様だ。 6年半を過ごしたトッテナムを離れてマージーサイドへ移籍することになったイングランド代表MFは新天地での意気込みを語っている。 「素晴らしいファンベースと歴史を持つ巨大なクラブであるエバートンと契約できたことを嬉しく思っているよ」 「エバートンのユニフォームを着ての最初の試合が待ち遠しいよ」 「チームを助け、フランク・ランパード新監督と一緒に仕事をする機会を楽しみにしているよ」 デレ・アリは2015年夏にMKドンズからトッテナムへ加入。マウリシオ・ポチェッティーノ体制で主力に定着すると、これまで公式戦通算269試合に出場して67ゴール61アシストの成績を残している。 しかし、2017-18シーズンの活躍を最後に以降は細かい負傷の影響もあり、パフォーマンスレベルを徐々に落とすと、ジョゼ・モウリーニョ体制の2020-21シーズンは加入後初めてリーグ戦無得点に終わる低調なシーズンを過ごすと、ヌーノ・エスピリト・サントを新指揮官に迎えた今シーズンも輝きを取り戻すことができず。 アントニオ・コンテ監督の下ではコロナ禍で多くの主力を欠いたリバプール戦で好パフォーマンスを見せるも、その後が続かず。直近のリーグ戦4試合、EFLカップ準決勝のチェルシー戦の2試合では出場機会が与えられず、完全に構想外の状況だった。 2022.02.01 09:35 Tue3
PKなしでの得点王まで「1」に迫ったソン・フンミン、途中交代に不満隠さず“問題なし”を強調「怒っているわけじゃない」
トッテナムの韓国代表FWソン・フンミンがアーセナル戦での途中交代に理解を示した。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。 12日、プレミアリーグ第22節延期分のトッテナムvsアーセナルがトッテナム・ホットスパースタジアムで行われた。 来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を争う両チームの試合は、21分にソン・フンミンがボックス内でファウルを受け、PKを獲得。これをハリー・ケインがゴールを決め、トッテナムが先制する。 さらに33分には、ソン・フンミンの対応に手を焼いていたアーセナルのDFロブ・ホールディングが退場となり、トッテナムは数的優位を得る。 すると37分にはソン・フンミンの右CKからトッテナムが追加点を奪うと、後半開始早々の47分にはソン・フンミン自らゴール。トッテナムが3-0の快勝を収めた。 3戦連発となるゴールなどこの日も絶好調だったソン・フンミンだが、75分には途中交代。ピッチを去る際には、アントニオ・コンテ監督に対しても不満げな表情を隠さなかった。 この日のゴールで得点ランキングトップに立つFWモハメド・サラー(リバプール)と1差の21ゴール目をマークしたソン・フンミン。しかも、その21ゴールをPKではなくすべて流れの中から決めている状況だ。それだけに途中交代への不満も理解できるところだが、試合後には2人で笑顔でハグ。また、インタビューでは指揮官の判断に理解を示した。 「もちろん常にプレーしたいとは思っているけど、監督が決めたことだから仕方がない。監督が決めたことだからそれを受け入れるしかない」 「日曜日に大事な試合があると言っていたから、大したことじゃないよ。怒っているわけじゃなく、交代だからガッカリしているだけだ」 今シーズンも残すところあと2試合。ソン・フンミンがアジア人初のプレミアリーグ得点王に輝くことはあるだろうか。 <span class="paragraph-title">【写真】交代直後のソン・フンミンが見せた露骨な不満</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">Heung-Min Son showed his fiery side when Antonio Conte subbed him off - but his disappointment didn't last too long <a href="https://t.co/tSm00he1Eu">https://t.co/tSm00he1Eu</a></p>— talkSPORT (@talkSPORT) <a href="https://twitter.com/talkSPORT/status/1524883660620587019?ref_src=twsrc%5Etfw">May 12, 2022</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2022.05.13 19:45 Fri4
スパーズで4人の名将の薫陶受けたライアン・メイソン氏、アンデルレヒトで初の正指揮官挑戦へ
トッテナムでアシスタントマネージャーを務めるライアン・メイソン氏(33)が、アンデルレヒトで初の正指揮官を務めることになるようだ。 ベルギーのフットボール界に精通するジャーナリストのサーシャ・タヴォリエリ氏によれば、先月半ばにブライアン・リーマー前監督を解任したアンデルレヒトはその後任としてメイソン氏を指名したという。 現時点で交渉の細部を詰める必要はあるが、メイソン氏はこの挑戦に前向きな姿勢を示しており、交渉がまとまる可能性が高いようだ。 また、U-18チームの指揮官で、現在はファーストチームの暫定指揮官を務めるダビド・ユーベル監督もクラブ側の意向によってコーチングスタッフとして残留することになるようだ。 トッテナムのアカデミー出身で、マウリシオ・ポチェッティーノ体制ではファーストチームに主力を担い、2015年にはイングランド代表としてもプレーしたメイソン氏。ただ、2016年に加入したハル・シティ時代のチェルシー戦で頭蓋骨を骨折の重傷を負うと、2018年2月に医師の助言を受けて26歳という若さで現役引退を余儀なくされた。 その後、古巣トッテナムのアカデミーで指導者に転身すると、2021年4月にジョゼ・モウリーニョ監督の後任として29歳の若さでファーストチームの暫定指揮官に就任。その後、アントニオ・コンテ体制でアシスタントコーチを務めると、2023年4月にはクリスティアン・ステッリーニの後任として2度目の暫定指揮官を務め上げた。 そして、現在はアンジェ・ポステコグルー監督の下でアシスタントマネージャーを務めている。 未だ33歳という若さながら、暫定指揮官として場数をこなし、ポチェッティーノ、モウリーニョ、コンテ、ポステコグルーという4人の名将の薫陶を受けており、ベルギー屈指の名門を率いる資質は十分に持ち合わせているはずだ。 なお、セカンドチームに当たるRSCAフューチャーズではジュビロ磐田からレンタル加入中のFW後藤啓介もプレーしており、若き新指揮官の下でファーストチームデビューも期待されるところだ。 2024.10.08 23:50 Tue5
スパーズがルーカス・モウラの今季限りでの退団発表…初のCL決勝に導く“アムステルダムの奇跡”の立役者
トッテナムは18日、元ブラジル代表FWルーカス・モウラ(30)の今シーズン限りでの退団を発表した。 母国のサンパウロでプロキャリアをスタートしたルーカスは、2018年冬にトッテナムへ5年半契約で加入。ここまで公式戦219試合に出場し、38ゴール27アシストを記録している。 加入2年目となった2018-19シーズンは、公式戦49試合に出場し、スパーズでのキャリアハイとなる15ゴールを記録。とりわけ、チャンピオンズリーグ(CL)での活躍が印象的で、グループステージ最終節のバルセロナ戦ではチームを敗退から救う土壇場の同点ゴールを奪取。 さらに、アヤックスとの準決勝2ndレグでは0-1で1stレグを落とした上、2点のビハインドを背負った絶望的な状況から後半に2ゴールを決めると、後半ラストプレーでクラブを初のファイナル進出に導くハットトリックを達成。クラブ史に残る劇的すぎる逆転での勝ち上がりの主役を担った。 しかし、以降は徐々に前線での序列が下がると、アントニオ・コンテ前監督の下では球離れの悪さや判断力、守備の貢献度の低さが影響して構想外に。今シーズンここまでは公式戦16試合に出場したが、直近に出場したリーグ戦2試合ではいずれも終盤の途中出場ながらエバートン戦で一発退場、リバプール戦では土壇場で3-3に追いついた直後のミスで勝ち越しゴールを与える痛恨の失態が重なっていた。 契約最終年こそ寂しいシーズンとなったものの、前述の“アムステルダムの奇跡”の立役者であり、その陽気で誠実な人柄で多くのチームメイト、スタッフに愛されたブラジリアンは、5年半を過ごしたノースロンドンを名残惜しさと共に胸を張って去ることになる。 <span class="paragraph-title">【動画】ルーカスがスパーズに涙の別れ</span> <span data-other-div="movie"></span> <div id="cws_ad"><blockquote class="twitter-tweet"><p lang="en" dir="ltr">“Wherever I am – my heart will always be here, you are my club.”<br><br>A message from <a href="https://twitter.com/LucasMoura7?ref_src=twsrc%5Etfw">@LucasMoura7</a> <a href="https://t.co/j4bhem3adk">pic.twitter.com/j4bhem3adk</a></p>— Tottenham Hotspur (@SpursOfficial) <a href="https://twitter.com/SpursOfficial/status/1659234919816523777?ref_src=twsrc%5Etfw">May 18, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script></div> 2023.05.19 06:00 Friインテルの人気記事ランキング
1
10年前、当時21歳のベイルがCLで覚醒…!インテル相手に記録した衝撃のハットトリック【CL名場面プレイバック】
20日、遂に新シーズンの幕が上がったチャンピオンズリーグ(CL)。今まで数多くの名場面が生まれてきたが、その中でも選りすぐりの名場面を振り返る。今回は、トッテナム時代のウェールズ代表FWガレス・ベイルが今から10年前に見せた驚愕のハットトリックだ。 育成の名門サウサンプトンで育ったベイルは2007年夏にトッテナムに加入。当初は左サイドバックとしてプレーしていたが、2010-11シーズンに一列前で起用されるようになると、その攻撃力が爆発した。 <div id="cws_ad">◆10年前、伝説となったベイルのサン・シーロでの夜<br/><div style="margin:0 auto; max-width:100%; min-width:300px; " ><div style="position: relative; padding-bottom:56.25%; height: 0; overflow: hidden; "><iframe src="https://embed.dugout.com/v2/?p=eyJrZXkiOiJiUGM1dHM4WSIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0=" style="width: 300px; min-width: 100%; position: absolute; top:0; left: 0; height: 100%; overflow: hidden; " width="100%" frameborder="0" allowfullscreen scrolling="no"></iframe></div></div></div> ベイルがその才能を覚醒させるきっかけの1つとなった試合が、2010年10月20日にサン・シーロで行われたCLグループリーグのインテル戦だった。 試合は開始2分でインテルが先制すると、その後8分にはトッテナムのGKエウレリョ・ゴメスが一発退場。10人になったトッテナムは前半だけで4失点と数的不利を背負うという絶望的な状況に置かれた。 しかし後半、ベイルが覚醒する。52分に自陣でボールを持ったベイルがドリブルを開始。相手を寄せ付けない高速ドリブルでぐんぐん加速し、あっという間にボックス左に侵入すると、そのまま左足を振りぬいてシュートを放つ。ゴール右下の完璧なコースに鋭いシュートを突き刺して1点を返した。 その後は膠着状態が続いたものの90分、左サイドのスペースで味方からのボールを得たベイルが、またも高速ドリブルでボックス左に侵入。1点目とほぼ同じ位置からシュートを放つと、再びゴール右下のコースにシュートを突き刺して2点目を奪った。 直後の92分、中央突破に成功したMFアーロン・レノンがペナルティアーク内までボールを運ぶと、ボックス内のベイルにパスを送る。このパスを受けたベイルが再びゴール右下にシュートを突き刺し、1点差に迫る3点目を記録した。 トッテナムの反撃もここまでとなり、試合は4-3でインテルが制したが、当時世界最高のサイドバックの一人であった元ブラジル代表DFマイコンの守るインテルの右サイドを完全に圧倒してのハットトリックは世界に衝撃を与えた。 その後、天職とも言えるポジションを手にしたベイルは、トッテナムの攻撃を牽引し、ワールドクラスのアタッカーへと成長を遂げる。2013年夏にレアル・マドリーへ巨額の移籍金で加入し、数々のタイトルを勝ち取ったベイルは、今シーズンからブレイクを果たしたトッテナムに復帰した。ベイル擁するトッテナムは今季、CL出場を逃しているものの、チームを再びCLの舞台に導く活躍に期待だ。 2020.10.21 20:15 Wed2
日本人が目指すべきCB像、“希少なバロンドーラー“ファビオ・カンナバーロ
サッカー界においてなかなか評価がされないのが守備的な選手。勝利に貢献する派手なゴールを決める攻撃的な選手はわかりやすい活躍の指標が存在するが、なかなかディフェンダーは評価が得にくい。 もちろん、これまでのサッカー界で高く評価されたディフェンダーは多々いるが、世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」では3人のみが受賞。元西ドイツ代表DFのフランツ・ベッケンバウアー氏と、元東ドイツ代表DFマティアス・ザマー氏、そして元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏の3人しかいない。 DFとして最後に受賞したのが2006年のカンナバーロ氏だが、ベッケンバウアー氏やザマー氏はリベロのポジションを務めており、中盤でのプレー機会も多かった選手たち。一方で、カンナバーロ氏は、純粋にセンターバックを務めており、DFとして最初の受賞者と言っても良い存在だ。 イタリア代表のキャプテンとしてドイツ・ワールドカップ(W杯)を優勝した功績が認められたカンナバーロ氏。現役時代のキャリアで多くのタイトルを獲得しているが、縁がなかったのがチャンピオンズリーグ(CL)だ。 <span class="paragraph-title">◆記録よりも記憶に残るプレーヤー</span> 現役時代はナポリでキャリアをスタートさせたカンナバーロだが、クラブの財政難により放出。パルマへと移籍する。 このパルマでは、GKジャンルイジ・ブッフォンやDFリリアン・テュラムらと強固な守備陣を形成。“ミラクル・パルマ“とも呼ばれ、カンナバーロも2度のコッパ・イタリア優勝や、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)での優勝を経験した。 中田英寿ともチームメイトとしてプレーした中、セリエAのスクデット獲得には至らずに2002年8月にインテルへと移籍。しかし、インテルでは監督との確執もあり出番が減り、2004年8月にユベントスへと完全移籍する。 すると、パルマ時代の同僚であったブッフォンとテュラムと再びチームメイトに。2004-05シーズンに見事スクデットを獲得する。しかし、このスクデットは2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルといわれた一連の八百長事件の影響で剥奪に。結果、カンナバーロはスクデットも獲得していないこととなった。 チームはセリエBに降格処分となり、カンナバーロはレアル・マドリーへと完全移籍。そこでも本領を発揮すると、難しい中で行われたドイツW杯で優勝。前述のバロンドールも受賞することとなると、FIFA年間最優秀選手賞も受賞した。 マドリーではラ・リーガ連覇を果たすなどしたが、再びユベントスに復帰。その後は、アジアでプレーし引退した。 ビッグクラブに在籍を続けていたカンナバーロだったが、実はタイトル獲得数は多くない。クラブキャリアではわずか7個。そこにW杯が加わり8つと、イメージよりは少ないのではないだろうか。 <span class="paragraph-title">◆縁がないチャンピオンズリーグ優勝</span> そのカンナバーロだが、ことCLとなるとより縁遠くなる。インテル移籍後は毎シーズン出場はしていたが、チームとしての成績は良くなく、最高がベスト4止まりだった。 今でこそ、マドリーやユベントスはタイトルを多く獲得し、マドリーは近年CLを何度も制しているが、ちょうど“銀河系“を形成していたカンナバーロが在籍していた時代は過渡期。2000年から2010年まではラ・リーガも4度の優勝に留まっており、CLも2001-02シーズンを最後に11年間獲れなかった。 最もビッグイヤーに近づいたのは、インテル在籍時の2002-03シーズン。準決勝に駒を進めると、決勝進出を懸けた相手はライバルのミラン。2試合とも引き分けに終わったが、アウェイゴール差で僅かに敗れて敗退した。 その後は、ユベントス時代に2度ベスト8、マドリー時代に2度ベスト16まで勝ち上がっているが、それ以上は進めず。ビッグイヤーを掲げていないどころか、決勝の舞台にすら立ったことがなく、最も意外な選手の1人と言っても良い。 <span class="paragraph-title">◆タイトルは少なくとも才能は抜群</span> 目に見えたタイトルというものにはあまり恵まれていないキャリアのカンナバーロ。そのため、ワールドカップの優勝とバロンドール受賞が輝いて見える。 ただ、ピッチ上で見せるパフォーマンスの評価、そして持ち合わせた才能は世界屈指と言われている。 なんといっても、センターバックとしては身長175cmと小柄。体格に勝るヨーロッパではもちろんのこと、日本で考えても175cmのセンターバックはあまりいないタイプだ。 しかし、持って生まれた強靭な肉体が身長のハンデを埋めることに。まず一対一の守備力が抜きん出ており、相手との競り合いに負けないほか、身長を補う高いジャンプ力を武器としていた。 どんなストライカー相手でも、空中でも地上でも抜かせないという守備力は一級品だが、カンナバーロの真骨頂は守備をする前のパフォーマンスだ。 最も優れているとされたのがポジショニング。相手との競り合いに負けないフィジカルも素晴らしいが、相手よりも優位なポジションを先読みして取ることで、そもそも勝負の前に勝っているのだ。 一対一の勝負もさることながら、簡単にボールを奪い切る能力は抜きん出ている。 そしてもう1つが抜きん出た統率力。センターバックとして周りの選手にコーチングして相手を追い込んだり、優位なポジションを取ったりすることができる。これは、「カテナチオ」と言われるイタリアの堅い守備には欠かせず、ドイツW杯を制した際にもこの点は非常に評価された。チームのパフォーマンスを引っ張り上げる彼の力は、タイトルの数に関係なく、最後まで高く評価され続けた。 日本人と変わらない体格で世界と渡り合ったカンナバーロ。お手本とすべき選手の1人とも言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> <span class="paragraph-title">【動画】相手を封殺!カンナバーロの闘志溢れるユベントス時代のディフェンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJsdGt2Y1FHSiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div id=“cws_ad”><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> 2022.07.13 21:30 Wed3
インテルDFザノッティがルガーノに完全移籍…世代別イタリア代表の右SB
スイス・スーパーリーグのFCルガーノは13日、インテルからU-21イタリア代表DFマッティア・ザノッティ(21)を完全移籍で獲得と発表した。契約は2028年6月30日までの4年となる。 インテルから武者修行に駆り出される若手の1人、ザノッティ。代表キャリアでも世代別の各年代に呼ばれ、昨夏のU-20ワールドカップ(W杯)にも出場した右サイドバックは2021年12月にセリエAを舞台にシニアデビューし、これまで3試合の出場数を積み上げる。 インテルにとって将来が楽しみな存在の1人だが、トップチームで地位を固めるには出番が限られ、昨夏からFCザンクト・ガレンへ1年レンタルでスイスに渡った。 そのザンクト・ガレンでは主に本職の右サイドバックを任され、34試合出場のスイス・スーパーリーグでは3得点5アシストと爪痕。先のモーリスレベロトーナメントにもU-21イタリア代表として参戦し、初戦のU-19日本代表戦を含む4試合に出場していた。 移籍市場に精通するジャーナリストのニコロ・スキラ記者によると移籍金額は200万ユーロ(約3億4000万円)で、転売条項がインテルに譲渡されるようだ。 2024.07.13 19:00 Sat4
UEFAが2026-27シーズンのCL決勝開催地の再入札を発表!サンシーロでの開催は認められず
欧州サッカー連盟(UEFA)は24日、2026-27シーズンのUEFA主催大会の決勝開催地の再入札を実施することを発表した。 今年5月の発表では、2026-27シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)決勝の舞台はイタリアのサン・シーロと発表されていたが、イタリアサッカー連盟(FIGC)による同スタジアムの改修計画に関する情報の提出が条件となっており、現在まで保留となっていた。 そんな中、UEFA執行委員会は24日にサン・シーロでの開催を白紙に戻す声明を発表した。 「ミラノの地元当局は、サン・シーロのスタジアムとその周辺の改修工事による影響を受けないことの保証できないとの結論に至った。そのため、本日から2026-27シーズンのCL決勝開催地の入札手続きを再開することを決定した。新たな開催地については、2025年5月~6月にかけて決定する予定だ」 イタリアでは2032年にユーロが開催されるが、その前にサン・シーロの改修工事が行われる可能性があり、その影響で使用できなくなる可能性があるとのこと。 また、2026年にはミラノ共催での冬季オリンピックも決まっており、大会後にも再開発工事が行われる可能性が高く、ミラノの地元当局は3年後にスタジアムが完全な状態で使用することを保証できないとの結論に至ったようだ。 2024.09.25 07:00 Wed5