CLドルト戦控えるPSGが格下と4-4の壮絶ドロー! トゥヘル「少しクレイジーだった」

2020.02.16 16:10 Sun
Getty Images
パリ・サンジェルマン(PSG)を率いるトーマス・トゥヘル監督が壮絶な打ち合いの末にドローに終わったアミアン戦を振り返った。クラブ公式サイトが試合後コメントを伝えている。
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現在、リーグ・アン首位を独走中のPSGは15日、敵地で行われた第25節で19位のアミアンと対戦し、4-4で引き分けた。18日にチャンピオンズリーグ(CL)ラウンド16初戦のドルトムント戦を控えるチームは、FWキリアン・ムバッペと軽傷を抱えるFWネイマールをベンチ外としたほか、DFマルキーニョス、MFマルコ・ヴェッラッティをベンチスタートにするなど、主力を温存して臨んだ。
すると、直近のリーグ戦12試合勝利がない格下相手に前半40分までに3ゴールを許すまさかの展開に。それでも、前半終了間際にMFアンデル・エレーラのゴールで1点を返して試合を折り返すと、ハーフタイム明けにマルキーニョス、ヴェッラッティを同時投入。

この選手交代もあってようやく本来の力を取り戻したチームは、いずれもセットプレーから17歳DFタンギ・クアシがリーグ・アン初ゴールを含む連続ゴールを奪い、一気に追いつく。さらに、74分にはFWマウロ・イカルディのゴールでついに試合を引っくり返した。

このまま終わればドルトムント戦に向けた良い戒めとなるはずだったが、勝利目前の91分には相手のカウンターからFWセール・ギラシーに土壇場の同点ゴールを献上し、後味が悪い4-4のドローで試合は決着した。
同試合後、トゥヘル監督は「少しクレイジーだった」と形容した一戦を振り返っている。

「我々は集中力を欠いていた。注意が散漫過ぎてここ最近の試合と同じレベルでプレーできていなかった。今日は少しクレイジーだった。アミアンは3回の決定機で3つのゴールを決めた。それが我々の戦いをより難しいものにした」

「我々が追いつくには3つのコーナーキックによるゴールが必要だった。そして、4点目に関しては素晴らしいパスからの素晴らしいゴールだったと思う」

「我々は今日の試合で何が起こったかを、しっかりと受け入れる必要がある。ただ、この結果、内容を必要以上に不安に感じる必要はないと考えている。苦戦の理由は明確で集中力の欠如だったからだ」

順位表における圧倒的なアドバンテージに加え、大幅にメンバーを落としたエクスキューズはあったPSGだが、3日後に行われるドルトムント戦では本来のパフォーマンスを見せることはできるか。

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