ジェラード仕込みの狂気? レンジャーズGKが凶行で一発退場に

2019.05.06 15:23 Mon
Getty Images
グラスゴー・レンジャーズに所属する元スコットランド代表GKアラン・マクレガーが5日に行われたハイバーニアン戦で驚愕の退場劇を披露した。スコットランド『スコティッシュ・サン』などが伝えている。

現在、スコティッシュ・プレミアリーグで2位に位置するレンジャーズは5日、セカンドステージ第3節でハイバーニアンをホームに迎え、1-0で勝利した。

しかし、この勝利に大きく水を差したのが、守護神マクレガーの試合終了間際の愚行だった。89分、マクレガーはパントキックを試みた際にブロックしようと向かってきた相手FWマーク・マクナルティに対して、ボールを蹴り出した勢いのまま故意に足裏を見せた状態で背中を蹴る“カラテキック”を見舞った。
映像を確認すると、マクレガーの足裏は掠った程度でマクナルティも特に気にせずにプレーに戻っていたが、相手を故意に傷つける意図があったことは明白で主審はマクレガーに対してレッドカードを掲示し、退場処分とした。
幸い、試合はこのままレンジャーズが逃げ切ったものの、マクレガーは次節に控えるセルティックとの“オールド・ファーム”を出場停止で欠場することになった。すでにセルティックがリーグ8連覇を決めているとはいえ、レンジャーズにとっては直接対決で相手を下すチャンスでもあっただけに、ベテラン守護神の今回の愚行には批判が殺到している。

なお、現役時代に狂気の男としても知られたスティーブン・ジェラード監督は、今季5度の退場となったコロンビア代表FWアルフレッド・モレロスを含め今季50試合で9度目の退場処分を受けて、チーム内での罰金処分の導入を示唆している。
◆ジェラード仕込みの狂気?
https://twitter.com/BBCSportScot/status/1125280188001071104

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