圧巻すぎる最大限の敬意! エリザベス女王に捧げる壮大なコレオ!! レンジャーズサポがスタンド一面に英国旗を展開
2022.09.15 21:30 Thu
スタンド一面を覆うユニオンジャックが披露された。
試合前には女王陛下への敬意を表し、CLのアンセムは流さず、キックオフ前には1分間の黙とうが捧げられた。
また、ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト監督が指揮を執るチームにとって、訃報後に初めて行われた試合でもあり、レンジャーズのサポーターからは壮大なコレオグラフィーも展開された。
なお、試合はレンジャーズGKアラン・マクレガーがPKストップを見せたものの、0-3でナポリに敗れている。
PR
イギリスでは8日にエリザベス2世女王陛下が崩御したことを受け、スコティッシュ・プレミアリーグをはじめ、全てのプロサッカーが中止となった。13日に予定されていたチャンピオンズリーグ(CL)グループA第2節、レンジャーズvsナポリも24時間延期され、14日に開催。イギリス全土での追悼をめぐる催しのため警備人員が割かれており、試合開催時における安全性への懸念からとされていた。また、ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト監督が指揮を執るチームにとって、訃報後に初めて行われた試合でもあり、レンジャーズのサポーターからは壮大なコレオグラフィーも展開された。
スタンドにイギリス国旗、ユニオンジャックを浮かび上がらせ、女王陛下のシルエットを重ねて敬意を表明。「1926 Her Majesty Queen Elizabeth 2022」の横断幕も掲げられた。
なお、試合はレンジャーズGKアラン・マクレガーがPKストップを見せたものの、0-3でナポリに敗れている。
PR
1
2
ジョバンニ・ファン・ブロンクホルストの関連記事
レンジャーズの関連記事
UEFAチャンピオンズリーグの関連記事
記事をさがす
|
ジョバンニ・ファン・ブロンクホルストの人気記事ランキング
1
衰え知らずの34歳ブリント、オランダ代表歴代5位の通算「105」キャップ到達へ…偉大な父と比較された時代は遠い過去
オランダ代表DFデイリー・ブリント(34)は、同国のサッカー史に残る偉大な選手だ。 オランダサッカー界の重鎮、ダニー・ブリント氏を父に持つデイリー・ブリント。父も長く在籍したアヤックスからキャリアを歩み始めたサラブレッドは、ことあるごとに父と比較される若手時代を過ごしたが、24歳で見事、マンチェスター・ユナイテッドへのステップアップを果たす。 以後、復帰したアヤックスで2018-19シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)4強進出に貢献、浦和レッズ行きも噂されたなかで昨季途中にバイエルンへ。訳あってほとんど出番なく半年で退団したが、今季加入のスペイン1部ジローナでは全世界が驚く大躍進を支えている。 そんなブリントはオランダ代表通算104キャップ(現役最多)。現時点で歴代6位の記録であり、今回の代表ウィークで1試合でも出場すれば、“偉大なるリーダー”ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト氏が持つ「105」キャップと並ぶことになる。 センターバックや左サイドバック、ボランチなど、あらゆるポジションをこなすマルチロールとして名高いブリントだが、現在のオランダ代表ではベテランながらも[3-5-2]の左ウイングバックを主戦場に。走力は間違いなく衰えているだろうが、それを感じさせない頭脳の持ち主だ。 父ダニー氏は1980〜90年代にかけて通算42キャップ。とうの昔に父のキャップ数を追い抜き、34歳となってもなお第一線で活躍するブリントは、オランダのサッカー史に名を残す偉大な選手なのだ。 ◆オランダ代表出場記録「キャップ数」 1位 ヴェスレイ・スナイデル「134」 2位 エドウィン・ファン・デル・サール「130」 3位 フランク・デ・フール「112」 4位 ラファエル・ファン・デル・ファールト「109」 5位 ジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト「105」 6位 ディルク・カイト「104」 6位 デイリー・ブリント「104」 8位 ロビン・ファン・ペルシー氏「102」 9位 フィリップ・コクー「100」 10位 アリエン・ロッベン「96」 2024.03.21 16:00 Thu2
オックスレイド=チェンバレンが早くもイングランドへ? ベシクタシュ入りから1年
ベシクタシュでの1年が終わったばかりの元イングランド代表MFアレックス・オックスレイド=チェンバレン(30)だが、早くもイングランドに舞い戻るかもしれない。イギリス『デイリー・メール』が報じた。 昨夏にリバプールとの契約が切れ、ベシクタシュで国外に活躍の場を求めたオックスレイド=チェンバレン。昨年末に背中の筋断裂というケガを負って長期離脱も経験したなかで、公式戦30試合に出場したが、ゴール関与では4得点1アシストに終わった。 昨季のスュペル・リグで6位に終わったベシクタシュはこの夏にジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト新監督のもとでチームの再編にあたっており、オックスレイド=チェンバレンも給与の大半を負担するクラブが現れれば、レンタル移籍させうるという。 そんなオックスレイド=チェンバレンに対してはイングランドの複数クラブから興味を示されているとも。なお、ベシクタシュでは週給7万ポンド(約1400万円)前後を稼いでいるとされ、あと2年の契約が残っている。 2024.07.22 15:45 Mon3
「チームプレーの大切さを説明」初陣ELでアスレティックに大勝、ベシクタシュのスールシャール新監督「大切なのはこの道を継続すること」
ベシクタシュでの初陣を大勝で飾ったオーレ・グンナー・スールシャール監督が喜びを語った。クラブ公式サイトが伝えた。 2021年11月にマンチェスター・ユナイテッドを離れ、指揮官の座からは3年以上遠ざかっていたスールシャール監督。成績不振により解任されたジョバンニ・ファン・ブロンクホルスト監督の後任として、17日にベシクタシュでの現場復帰が決まった。 22日にはヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第7節アスレティック・ビルバオ戦を戦い、首位を争う強豪との対戦が初陣となったが、コソボ代表FWミロト・ラシツァのゴールで序盤から先手を取ると、一度追いつかれながらラシツァ、元ポルトガル代表MFラファ・シウバが追加点を奪い、元ボルトがる代表MFジョアン・マリオのPKでダメ押しした。 ELでの連敗を「2」でストップし、暫定18位に浮上。決勝トーナメント進出に望みを繋いだ新指揮官は、就任してわずかだったなか、選手たちにチームプレーを訴えていたようだ。 「今日は信じられないような雰囲気があった。スタジアムの雰囲気は素晴らしかった。選手たちもこの状況を楽しんでいた」 「私は数日間チームと一緒にいた。選手たちにはどのようなチームを見たいか伝えた。戦って、ポジションを見つける。チームプレーの大切さを説明した」 「チームの全員がお互いを必要としている。チームとしてプレーすることの重要性を伝えた。全員が走り、戦う必要がある。今日は戦うチームを見た。我々のファンはこの試合を見た。大切なのはこの道を継続することだ」 また、30日に行われるリーグフェーズ最終節はアウェイのトゥベンテ戦。最終戦を引き分け以上で終えることで、決勝トーナメントプレーオフ行きを確実なものにしようとしている。 「今日は勝つことがとても重要だった。オランダで少なくとも1ポイントを獲得し、自分たちの道を進みたい」 <span class="paragraph-title">【動画】初陣は4発大勝! ベシクタシュvsアスレティック ハイライト</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="zRZl3Cqumh0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.01.23 15:35 Thuレンジャーズの人気記事ランキング
1
スコットランドの名門・レンジャーズが買収交渉を認める…田中碧が所属するリーズのオーナー「49ersエンタープライズ」が名乗り
レンジャーズがクラブの買収について交渉していることを認めたという。イギリス『BBC』が伝えた。 セルティックと共にスコットランド・サッカーを牽引するレンジャーズ。スコットランド1部では55回の優勝を誇り、スコティッシュカップも34回、スコティッシュ・リーグカップでも28回の優勝を誇る。 長年のライバル関係にあるセルティックとは、宗教上の派閥や民族的な対立などもあり、世界でも有数のダービーとされる一方で、2012年にはクラブが経営破綻に陥る悲劇を迎えることに。それでも4部から復活を遂げ、2020-21シーズンは再び優勝を果たしている。 近年はセルティックの前にタイトルから遠ざかっているレンジャーズだが、サンフランシスコ・フォーティナイナーズを含むアメリカの投資家らと交渉を行っていると共同声明で認めた。 「レンジャーズとその既存の支配株主は、コンソーシアムの2人の主要メンバーであるアンドリュー・カベナ氏と49ersエンタープライズ・グローバル・フットボール・グループと、コンソーシアムがクラブの支配権を取得し、追加資本を注入する可能性について建設的な話し合いを行っている」 「これらの議論は、レンジャーズFCの長期的な方向性、野心、経営の重要性についての共通の認識を反映している」 レンジャーズの買収に動いている「49ersエンタープライズ」は、2023年7月にリーズ・ユナイテッドを1億7000万ポンド(約321億8000万円)で買収。また、23日にはエバートンのフットボールディレクターであるケビン・セルウェル氏をスポーツディレクター(SD)に任命していた。 2025.04.24 18:40 Thu2
アスレティックがレンジャーズ撃破でベスト4進出! 準決勝はユナイテッドvsリヨンの勝者と【EL】
ヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝2ndレグ、アスレティック・ビルバオvsレンジャーズが17日にサン・マメスで行われ、ホームのアスレティックが2-0で勝利。この結果、2戦合計2-0としたアスレティックの準決勝進出が決まった。 アイブロックス・スタジアムで行われた1stレグは、アウェイのアスレティックが数的優位とPKのチャンスを活かせずに0-0のドローに終わった。 敵地で先勝を逃したものの、最低限の結果を持ち帰ってホーム開催の2ndレグを迎えたアスレティック。それでも、公式戦3試合連続ゴールレスドローが続いていたなか、直近のラージョ戦では3-1の快勝。良い形で大一番に弾みを付けてきた。 一方、GKケリーの活躍もあって初戦での敗戦を回避したレンジャーズ。国内リーグのアバディーン戦では2-2のドローも、アスレティック戦同様に前半に退場者を出す難しい戦いを強いられたなか、後半アディショナルタイムに2点ビハインドを追いついており、こちらも悪くないメンタル状態で臨んだ。 ホームのアスレティックが序盤から主導権を握っていく。12分にはボックス内に抜け出したニコ・ウィリアムズ、GKケリーがはじき出したこぼれに詰めたサンセトがシュートを枠に飛ばすが、相手のゴールカバーに遭う。 この試合でも粘り強い守備からカウンターを目指すレンジャーズだが、20分過ぎにルドマズの負傷によってバロンをスクランブル投入した。 前半半ばを過ぎて攻勢を強めるホームチーム。より押し込んだ状況でニコの鋭い仕掛け、センセトのアクセントを付けたプレーで揺さぶりをかけると、ベレンゲルが直接FKやボックス付近で足を振っていく。 さらに、ほぼハーフコートゲームに持ち込んだ前半終盤には左でポケットを取ったサンナディのプルバックに反応したニコやゴール前に抜け出したサンセトに決定機も、仕留め切れない。だが、前半アディショナルタイムにはボックス内でDFサウターに後ろから倒されたサンナディがPKを獲得。これをキッカーのサンセトが冷静にゴール左隅へ蹴り込み、最高の時間帯に先制点を奪った。 優勢アスレティックの1点リードで折り返した後半。レンジャーズはハーフタイムにヌシアラ、50分には負傷したバログンに代えてイガマネを続けて投入。並びを[3-4-3]から[4-4-2]に変更する。ここから攻勢を強めると、58分にはボックス内でラスキンが放ったシュートが左ポストを叩く決定機を作り出す。 徐々にゲームを落ち着かせたホームチームは73分、サンナディとガラレタを下げてグルセタ、プラドスを同時投入。前線と中盤に活力を加えていく。すると、80分には右サイドで押し込んでベレンゲルからのマイナスパスに反応したデ・マルコスがボックス右角からダイレクトで上げた正確なクロスをファーにフリーで走り込んだニコが頭で合わせ、大きな追加点を挙げた。 その後、バルベルデ監督は殊勲のニコとベレンゲルを下げてジャロ、ベスガの投入で完全に逃げ切り態勢に入った。そして、相手の反撃を冷静に凌ぎ切った。 この結果、難敵レンジャーズを退けたアスレティックがベスト4進出を果たした。なお、準決勝ではマンチェスター・ユナイテッドvsリヨンの勝者と対戦する。 アスレティック・ビルバオ 2-0(AGG:2-0) レンジャーズ 【アスレティック】 オイハン・サンセト(前49[PK]) ニコ・ウィリアムズ(後35) 2025.04.18 06:00 Fri3
【EL準々決勝 2ndレグプレビュー】3カードはイーブン、ラツィオはホームで大逆転なるか
ヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝2ndレグが17日に開催される。ベスト4進出を懸けた第2戦の展望を紹介していく。 <h3>◆準々決勝 2ndレグ</h3> ▽4/17(木) 《28:00》 フランクフルト vs(AGG:1-1) トッテナム ラツィオ vs(AGG:0-2) ボデ/グリムト アスレティック・ビルバオ vs(AGG:0-0) レンジャーズ マンチェスター・ユナイテッド vs(AGG:2-2) リヨン <h3>◆苦境の赤い悪魔がホームで勝ち抜け狙う</h3> マンチェスター・ユナイテッドvsリヨンは2-2のイーブンでオールド・トラッフォードでの2ndレグに臨む。 リヨンホームの1stレグはホームチームが優勢に進めていたなか、MFアルマダの味方に合わせようとしたFKがGKオナナの判断ミスもあって直接ゴールネットを揺らしスコアが動く。だが、前半終了間際にDFヨロの加入後初ゴールが生まれて1-1のイーブンに。 後半は一進一退の攻防となって1-1のまま最終盤に突入したが、88分にFWザークツィーのゴールでユナイテッドが逆転に成功。しかし、ラストプレーでリヨンが波状攻撃を仕掛けた結果、FWミカウタゼのシュートをGKオナナが前にはじいたこぼれをFWシェルキが押し込み、白熱のシーソーゲームはドロー決着となった。 土壇場で先勝を逃したものの、敵地から最低限の結果を持ち帰ったユナイテッド。しかし、直近のプレミアリーグではニューカッスルとのアウェイゲームで1-4の惨敗。GKをバユンドゥルに入れ替えるなど若干のターンオーバーを敢行し、守勢の展開でもFWガルナチョのゴールで一時追いついたが、2つのイージーミスも重なって公式戦4試合未勝利。加えて、1stレグでゴールを挙げたザークツィーが負傷し、より厳しい台所事情で大一番に臨むことになった。 一方、ホームで先勝を逃したリヨンだが、こちらは直近のオセール戦で若干メンバーを入れ替えながらも3-1で勝利。ミカウタゼ、シェルキ、FWラカゼットと前線の3選手が得点を挙げた点もポジティブだ。“夢の劇場”特有の雰囲気に気圧されることなく、立ち上がりからアグレッシブな姿勢を打ちだすことができれば、4強進出は十二分に可能だ。 <h3>◆崖っぷちのスパーズが主将不在で敵地に乗り込む</h3> フランクフルトvsトッテナムも1-1のイーブンでフランクフルト・シュタディオンでの2ndレグを迎える。 スパーズホームで行われた1stレグは開始早々にFWエキティケのゴールでアウェイのフランクフルトが先制に成功。しかし、徐々に主導権を奪い返したスパーズが前半半ばにDFペドロ・ポロのゴールで同点に追いつく。後半は完全にホームチームが優勢に運んだが、MFベリヴァルのミドルシュートやMFベンタンクールのヘディングシュートがクロスバー、その他の決定機もGKサントスのビッグセーブに阻まれ、勝ち越すことはできなかった。 代役守護神の活躍によってイーブンの状況でホームでの2ndレグを戦うフランクフルト。直近のブンデスリーガではハイデンハイムとのホームゲームを3-0で快勝。MFゲッツェら一部主力をベンチスタートとしたが、ほぼ主力を起用したなかで好調のエキティケやFWバオヤのゴールなどできっちり勝ち切ってリーグ3位をキープ。今回の大一番に弾みを付けた。 対するスパーズは先勝こそ逃したものの、内容面ではポジティブな要素を見いだして初戦を終えた。ただ、直近のプレミアリーグでは先発6人を入れ替えたエクスキューズこそあったが、守護神ヴィカーリオ、DFロメロ、ベリヴァルと主力の再三のミスによって2-4の惨敗。ダメージが残る自滅での敗戦によってポステコグルー監督に対する風当たりはさらに強まった。仮に、今回の大一番で敗れた場合、シーズン終了を待たずに解任に踏み切る可能性も報じられる。ただ、リバウンドメンタリティ試される今回の大一番に向けてはFWソン・フンミンがケガの影響で招集外に。キャプテン不在での戦いを強いられる。一方、MFクルゼフスキやFWオドベールはプレー可能な状態にあり、負傷明けのFWリシャルリソンもウルブス戦でゴールを記録。チーム全体でエースの穴を埋める形となる。 <h3>◆オリンピコで逆転突破なるか</h3> ラツィオvsボデ/グリムトは1stレグで唯一勝敗が分かれる結果となり、ノルウェーの強豪が2-0の先勝に成功している。 戦前はリーグフェーズ首位のラツィオ優勢と見られたが、蓋を開けてみれば、ホームのボデ/グリムトが攻守に圧倒。MFサルトネスが前後半に1ゴールずつを挙げたが、ラツィオGKマンダスの再三に渡るビッグセーブがなければ、4-0といったスコアもあり得る試合内容だった。 敵地でよもやの完敗となり、ベスト4進出へ崖っぷちの状況に立たされたラツィオ。先週末に行われた宿敵ローマとのデルビー・デ・ッラ・カピターレではチャンスの数で相手を上回ったが、1-1のドロー。DFロマニョーリのセットプレーからのゴールで先制に成功したが、相手守護神スヴィラルの再三の好守、FWスーレのスーペルゴラッソに勝利を阻まれた。内容面では1stレグから明確に改善が見られたが、心身ともに消耗を強いられたなかで2点差を引っくり返す困難なミッションを達成できるか。 一方、3点目、4点目を奪えなかったことが唯一の後悔とはなったものの、会心のパフォーマンスで先勝に成功したボデ/グリムト。ラツィオと異なり、先週末には公式戦がなく休養十分での戦いが可能だ。オリンピコでのラツィオは一味も二味も違う難敵であり、1stレグと同様のアプローチや立ち上がりから極端に守備的に臨んだ場合、逆に難しい展開が予想されるだけに戦況に応じた適切な戦い方を選択し続けたい。 <h3>◆アスレティック優位も互角の状況</h3> アスレティック・ビルバオvsレンジャーズはゴールレスドローに終わり、イーブンの状況でサン・マメスでのリターンレグを迎えた。 アイブロックス・スタジアムで行われた1stレグは、前半序盤にホームチームに退場者が出る波乱の幕開けとなり、以降はアウェイのアスレティックが試合の主導権を掌握。とりわけ、後半はリスクを冒して前に出たなかで再三のチャンスを作ったが、FWサンナディらが仕留め切れず。さらに、後半半ば過ぎには途中出場のMFベレンゲルにPKのチャンスが訪れたが、GKケリーのビッグセーブに阻まれて数的優位とチャンスを活かせず、先勝を逃した。 敵地で最低限の結果を残したものの前述の展開を考えれば、少し嫌なイメージでホーム開催の2ndレグに臨むバルベルデのチーム。それでも、公式戦3試合連続ゴールレスドローが続いていたなか、直近のラージョ戦では3-1の快勝。MFサンセトのドブレーテなど攻撃陣が決定力を取り戻した。さらに、コンディションの問題が伝えられたFWイニャキ・ウィリアムズも招集メンバー入りを果たし、良い状態で臨めるはずだ。 一方、守備陣の粘りによって敗戦を免れたレンジャーズ。ただ、国内リーグのアバディーン戦では2-2のドロー。アスレティック戦同様に前半に退場者を出す難しい戦いを強いられたなか、後半アディショナルタイムに2点ビハインドを追いつく形となっており、勝利こそ逃したものの勢い十分で敵地に乗り込む。疲労の部分に関しては大幅なターンオーバーを行っており、大きな問題にはならないはずだ。 2025.04.17 18:40 Thu4
数的優位活かせずにPKも失敗…レンジャーズvsアスレティックはゴールレス【EL】
ヨーロッパリーグ(EL)の準々決勝1stレグ、レンジャーズvsアスレティック・ビルバオが10日にアイブロックス・スタジアムで行われ、0-0のドローに終わった。 ラウンド16で優勝候補ローマとの激闘を2戦合計4-3の逆転で制したアスレティック。ベスト4進出を懸けた準々決勝では、フェネルバフチェとのPK戦までもつれ込む激闘を制して8強入りのスコットランドの強豪レンジャーズと激突した。 立ち上がりはホームのレンジャーズがデサースの裏抜け、チェルニーのカットインからの左足ミドルシュートなどアグレッシブに仕掛けていく。 一方、立ち上がりの守勢を凌いだアスレティックはボックス左で強引に仕掛けたサンナディのシュートで際どい場面を作ると、この直後に試合の流れを決定づける事象が発生。ドリブルで仕掛けたイニャキ・ウィリアムズがボックスぎりぎりの位置でDFプレパーに倒されると、当初はイエローカードもオンフィールド・レビューの結果、決定機阻止と判断されてカードの色が赤に変わった。 前ラウンドのローマ戦と同様に前半に数的優位を得たアスレティックは、相手が守り慣れる前に先制点を奪うべく攻勢を強める。そして、イニャキに加えてニコ・ウィリアムズが果敢な仕掛けでゴールを脅かす。 一方、防戦一方の展開も予想されたレンジャーズだったが、メリハリを利かせた守備で徐々にカウンターから攻撃の形を作り出すと、セットプレー流れからチェルニーやデ・サースの鋭い反転シュートなどでアスレティックのゴールを脅かす。 前半終盤にかけてはボールを握って押し込む展開に持ち込んだアスレティックは40分、右サイドからのクロスをボックス内で繋いでサンナディがゴール左隅を狙ったシュートを放つが、これはGKケリーの好守に遭う。さらに、このプレーで得た左CKからサンセトがヘディングシュートを枠に飛ばすが、これもケリーが見事な反応でキャッチした。 レンジャーズの数的不利を感じさせない戦いぶりもあって、ゴールレスでの折り返しとなった後半。後半も数的優位を活かして攻勢を仕掛けるアスレティックはサンナディがゴールに迫るが、最後の一押しが足りない。 60分には競り合いの際に頭部を強く打ったか、ライスの治療が行われて試合が数分間の中断を余儀なくされる。この間にアスレティックはサンナディ、グルセタとイエローカードをもらっていた2選手を下げてグルセタ、プラドスを同時投入。対してレンジャーズは担架でピッチを後にしたライスとユルマズを下げてバロン、ジェフテを同時投入した。 再開後も膠着状態が続くと、アスレティックはサンセトに変えてベレンゲルを投入。すると、この交代策が試合を動かす。 76分、ゴール前に抜け出したベレンゲルがグルセタのシュートがGKに止められたこぼれ球を押し込んでゴールネットを揺らす。だが、この場面でオンフィールド・レビューが行われると、ベレンゲルのオフサイドとその直前のDFスターリングのハンドの可能性が確認される。そして、主審はベレンゲルのオフサイドでゴール取り消し、代わりにハンドでのPKを宣告。ここでベレンゲルがキッカーを務めたが、コースが甘くなったシュートはGKケリーが見事なセーブで阻止。結局、スコアは動かず。 その後はライスの治療とVARの影響で12分のアディショナルタイムが加えられ、アウェイチームが決死の猛攻を仕掛けたが、最後まで集中したレンジャーズの守備をこじ開けられず。この結果、ベスト4進出を懸けた第1ラウンドはゴールレスドローに終わり、数的優位にPK失敗とチャンスを活かせなかったアスレティックは少し嫌な流れでホーム開催の2ndレグに臨むことになった。 レンジャーズ 0-0 アスレティック・ビルバオ 2025.04.11 06:28 Fri5