サバレタ、ユナイテッドの若手アタッカー陣に同情「それがモウリーニョの哲学だけど…」

2018.11.13 17:30 Tue
Getty Images
▽ウェストハムに所属する元アルゼンチン代表DFパブロ・サバレタがマンチェスター・ユナイテッドの若手アタッカー陣に同情を示した。同選手がイギリス『スカイ・スポーツ』で語った。
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▽マンチェスター・シティのレジェンドの1人であるサバレタは、11日に行われたマンチェスター・ダービーを中継した『スカイ・スポーツ』の番組にゲスト出演。古巣シティの3-1の勝利に終わった試合後、試合の分析を求められた際、同試合で先発出場したFWアントニー・マルシャル、FWマーカス・ラッシュフォードの若手コンビに関して、あまりに多くの守備のタスクを負わされ、攻撃の場面で力を発揮し切れていないと指摘。ジョゼ・モウリーニョ監督の採用する戦術の問題で犠牲を強いられていると同情を示した。
「それがモウリーニョの哲学だと思っている。それはインテルやレアル・マドリーでも見てきたものだ」

「監督は自分の求めるプレーをさせるためプレーヤーたちを説得する必要がある。それはシンプルなことだ。その中で数人のプレーヤーはよりプレーを楽しめる状況となり、逆に数人のプレーヤーにとっては楽しみが少なくなる」

「マルシャルとラッシュフォードを見てもらえばわかるけど、彼らはいつも自分が攻撃するよりも相手のサイドバックを追いかけることを求められている。そして、彼らが一対一で仕掛けていくような状況はほとんどない」
「もし、自分が彼らの立場ならば、攻撃的なプレーやアタッキングサードでプレーできず、ほとんど相手のサイドバックを追いかけるのは厳しいと思うよ」

▽また、サバレタはダービーでPKを決めてリーグ5試合連続ゴールを記録したものの、攻撃面で思うような活躍ができなかったマルシャルに関して、今年9月にマッチアップしたときのエピソードを明かした。

「もちろん、シティとの対戦では彼らがポゼッションを支配するためどんなチームでもそういう状況を強いられる。逆に、クオリティの劣るチームとの対戦では彼らの状況は変わってくると思うだろ。だけど、僕たちがユナイテッドと対戦したときも彼らのやり方はあまり変わらなかった」

「僕がオーバーラップを仕掛けていったとき、マルシャルは僕のことを追ってきた。それを繰り返しているうちに彼は“(凄く運動量があるけど)あなたはいったい何歳なの”と聞かれたよ。その言葉で自分があと10年はプレーできる感覚になったよ」

「彼は僕のことを若い気持ちにしてくれたけど、個人的に気の毒に感じたよ。彼はあの試合でずっと僕のことを追っかけていたからね」

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