【日本代表コラム】Jリーグでのプレーによる弱点が見え隠れした北朝鮮戦2017.12.10 23:55 Sun

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▽6月に開幕するロシア・ワールドカップに向けた最後のアピールチャンスとなるEAFF E-1サッカー選手権。日本代表は、初戦の北朝鮮代表戦で薄氷の勝利を収めた。結果だけを見れば、終了間際のラストプレーで挙げたゴールで1-0の勝利と厳しい評価を下すこともできる。▽しかし、状況を考えればしっかりと勝利を収めたこと、そしてデビュー戦となった選手における収穫があった試合と言える。Jリーグ勢が世界で戦うために必要なことも明確になっただろう。

◆明暗分かれたデビュー戦
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▽この試合で最もインパクトを残したのは、日本代表初出場となった柏レイソルのGK中村航輔だ。説明の必要もないだろうが、この試合の中村は北朝鮮の決定的なシュートを連続してセーブ。日本のクリーンシートに大きく貢献し、土壇場での勝利を呼び込むプレーを見せていた。

▽日本代表デビュー戦ということを考えれば、緊張をしてもよかったはず。しかし、中村のプレーぶりは通常運転そのもの。セービングだけでなく、セットプレー時の指示なども、柏で見せるものと変わりなかった。特筆すべきはポジショニングの良さだろう。好セーブを連発したことはポジショニグも関係しており、自身の力を発揮したと言える。
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▽そしてもう1人、途中出場となったFW伊東純也(柏レイソル)も持ち味を発揮していた。右サイドに入った伊東は、縦への仕掛け、そして右サイドの守備でも貢献。左サイドで組み立てる時間が多かった前半に比べ、日本が右サイドを使うこともできた。北朝鮮が引いていたこともあり、前半はスペースがあまりなかったが、伊東のプレーの選択も含め、右サイドを活性化できたのはプラス材料だ。
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▽一方で、DF室屋成(FC東京)、MF阿部浩之(川崎フロンターレ)はもう少し良さを出すこともできただろう。室屋はいきなりの先発デビューとなり、ポジショニングの良さなどを見せていた。しかし「5、6回不要なファールをしています。もちろん、アピールしたいというところでのファールだったのでしょうが、未熟さも出たかと思います」とヴァイッド・ハリルホジッチ監督が試合後に語ったように、不慣れな部分も出ていた。それでも、ポテンシャルの高さは感じさせた場面は随所にあり、連係が上がれば攻撃面でも違いを出せるだろう。

▽阿部はプレー時間が短かった部分もあるが、左サイドバックのDF車屋紳太郎、トップ下のFW小林悠とは川崎フロンターレでもチームメイト。左サイドを中心にもう少し違いを生み出せることが期待された。決勝点に繋がったシーンでは、FW川又堅碁(ジュビロ磐田)への絶妙なパスを出したが、もう少し長い時間のプレーが見たいところだ。
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▽久々の代表戦となったDF谷口彰悟(川崎フロンターレ)はまずまずの出来だった。谷口は対応を誤るシーンも多少はあったが、DF昌子源(鹿島アントラーズ)との補完性は高く、無失点で試合を終えられたことはプラスだ。FW金崎夢生(鹿島アントラーズ)はポストプレー、サイドに流れてスペースを空ける動きと従来のプレーを見せていた。ハリルホジッチ監督の要求とは少し違ったようだが、持ち味は出せていた。

◆Jリーグでのプレーによる弱点
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▽Jリーガーで構成される今回の日本代表。初めて日本代表に招集され、連係がままならないという点も考慮すべき部分はたくさんある。しかし、北朝鮮戦では気になるシーンがあった。1つはリスクを冒すパスを出せないことだ。

▽この試合では前半、金崎が1トップに、トップ下にMF高萩洋次郎(FC東京)、右サイドに小林、左サイドにMF倉田秋(ガンバ大阪)が入った。[4-5-1]で2列のブロックを敷く北朝鮮に対し、高萩が間に入ってボールを受けようとしていた。そして、金崎もライン間でポストプレーを、小林はラインの裏への動きを繰り返していた。しかし、後方から3名にパスが入るシーンはほとんどなかった。

▽基本的な攻撃は左サイドから。車屋が高い位置を取り、倉田とともにボールを運んで組み立ててていく。しかし、効果的なボールが入ることは少なく、時間をかけている間に北朝鮮のブロックが形成されていった。「縦に早いサッカー」ということをハリルホジッチ監督は予てから口にしていたが、その部分が見られるシーンは少なかった。前半では15分に今野からの縦パスを金崎がフリック。倉田はオフサイドとなったが、形としては素晴らしかった。
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▽鍵を握るのは「ボランチ」に入る選手になるだろう。Jリーグを見ていても、効果的に「縦パス」を入れられる選手は少ない。そして、裏を狙うボール、サイドで作った上での逆サイドへの展開というものも、あまり見られるものではない。北朝鮮戦でも、サイドチェンジなどをする場面は見られたが、パススピードが遅かったり、パスが前に出ないためにスピードダウンしたりと、効果的なプレーにつながるシーンが少なかった。

▽ワールドカップで戦うことを考えれば、ピッチ上でのスピードアップやリスクを負った仕掛けというのが必要となる。Jリーグでもトップクラスの選手が集まったチーム。連係面が不足しているとはいえ、リスクを冒すプレーがあまりにも少なく感じた。普段から行えていないことは、指示を出されていてもなかなか簡単にできるものではない。中国、韓国との2試合では、イニシアチブを握るという意味でも、リスクを冒したプレーが見たいところだ。

◆即効性はなくとも継続が重要
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▽残りは2試合、チームとしての活動も限られたものがある。最大の目標はロシア・ワールドカップで結果を残すこと。しかし、その先も日本サッカーは止まることなく、世界と戦う場で結果を残すことを目標に進んでいく。

▽そういった面で考えれば、Jリーガーが普段のプレーで足りていない部分を感じること、そして国際舞台でプレーすることで感じるものはプラスに働くはず。ワールドカップに向けたメンバー選考の場であることには変わりないが、日本サッカー、Jリーグの底上げのためにも重要な機会となる。

▽「次の試合では選手を入れ替えながらやっていきたいと思っています」とハリルホジッチ監督が語っているだけに、次の中国戦では北朝鮮戦とは違うメンバーが名を連ねるだろう。その結果、連係面は上がらない可能性はあるが、積み上げたものは無駄にはならないだろう。選手の能力は高い。あとは、そこにどれだけ対応できるか。今大会を通じて、Jリーガー勢がどこまでアジャストしていけるのか、注目していきたい。
《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》
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コパ・アメリカで明確化された課題、現実から目を離さずに成長の糧とできるか/日本代表コラム

勝てばベスト8進出となるベネズエラ代表戦で、1-1のドローに終わった日本代表。これにより、2度目のコパ・アメリカは2分け1敗となり敗退が決定した。 招待国としてカタール代表とともに出場した日本だったが、1999年大会と同様に1勝もできずに去ることとなった。この20年で多くの成長が見られ、日本サッカーは発展を繰り返してきたが、足りないものは今大会でも改めて明確となった。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆永遠の課題「決定力」</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190627_11_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 今大会、多くの注目は18歳の久保建英(レアル・マドリー)に注がれたはずだ。大会直前に古巣のバルセロナではなく、最大のライバルにあたるレアル・マドリー(Bチーム登録)入りが決定したことで、日本だけでなく、世界からの視線を集めた。その久保は、初戦のチリ代表戦でも違いを見せるプレーを披露し、各国メディアでも称賛を受けていた。 もちろん、チームが0-4で敗戦したこともあり、最大の評価はされないものの、随所に見せるプレーレベルの高さは、世界も認めるほど。レアル・マドリー行きが“まぐれ”ではないことを、世界にも知らしめることとなった。 その中で、大きな注目を集めることとなった選手がもう1人いる。それが、唯一の大学生メンバーであるFW上田綺世(法政大学)だ。コパ・アメリカの舞台で代表初キャップを記録した上田は、持ち前のポジショニングの良さや抜け出しのうまさ、相手DFとの駆け引きなど、ストロングポイントをいきなり発揮する。しかし、何度となく迎えた決定機を全て失敗。特に、シュートが枠に飛ばないことが続き、流れを引き寄せられなかった要因となってしまった。 続くウルグアイ代表戦ではベンチに座ることとなったが、途中出場を果たす。グループ最終戦のエクアドル代表戦もベンチスタートとなった。 1-1で迎えた後半、ウルグアイ戦同様に上田は途中出場する。すると、この試合でも決定機が訪れる。しかし、ここでもシュートが枠に飛ばず。後半アディショナルタイムには、途中出場のFW前田大然(松本山雅FC)がスルーパスを受けて決定的なシーンを作るも、シュートをうまく打てず。こぼれ球を拾った上田は、ボックス内からシュートを放つも、枠の遥か彼方へとボールは飛んでいった。 グループステージ3試合に途中出場を含めて全試合に出場した上田。大会のスタッツでは、「最もチャンスでミスをした選手」として上田がワースト記録を叩き出している。本人も当然感じてはいることだろうが、明らかな決定機で、シュートが枠に飛ばなかったのはストライカーとしては残念でならない。 以前のコラムでも指摘したように、シュートまでのプレーに関しては、チリ、ウルグアイ、そしてエクアドルと、どの国のディフェンダーに対しても一定のプレーを見せた。決定機を作れたということは、上田の特徴が通用しているということでもある。ただ、「決定力」が決定的に足りないことが明確になった。 この「決定力」とは、日本サッカー界の永遠の課題とも言えるもの。シュートが枠に飛ばなければ、ゴールのチャンスはほぼゼロだ。どれだけ華麗に崩しても、どれだけ相手選手の裏を突いても、どれだけGKとの一対一のシーンを作ろうとも、シュートが枠に行かなければ、ゴールは生まれないのだ。 長い期間、この「決定力不足」が事あるごとにフォーカスされてきたが、今大会ほど明確に足りていないことを痛感したことはないかもしれない。これは上田に限ったことではなく、日本の多くのストライカーに言えること。少ないチャンスを決め切る南米のストライカーとの差は痛感したはずだ。上田は、鍛え方次第ではまだまだ上手くなる伸び代があるだけに、一刻も早く高いレベル、“プロ”の世界で揉まれることをオススメしたい。“シュート”以外の部分が十分通用するだけに、足りない部分をしっかりと伸ばしてもらいたい。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆動じないメンタルと正確な判断</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190627_11_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> そして、南米3カ国と本気で戦ったことで浮き彫りとなったのは、ブレないメンタルと早く正確な判断力の不足だ。 初戦のチリ戦でボランチに入ったMF中山雄太(ズヴォレ)、ウルグアイ戦とベネズエラ戦でボランチに入ったDF板倉滉(フローニンヘン)の2人がMF柴崎岳(ヘタフェ)の相棒を務めた。 中山は初戦のチリ戦で久々にボランチでプレー。試合勘のなさを露呈すると、相手の狙い所となってしまい、本人も立ち位置を見失ってしまった。柴崎がプレスをかけているタイミングで、同じようにプレスに出てポジションを空けてカウンターの餌食になったり、攻撃面でもパスミスが散見され、完全に相手に飲まれてしまった印象だ。競り合いでも狙い所となるなど、世界のレベルを突き付けられてしまった。 板倉もウルグアイ戦では立ち上がりにルーズな対応をしたことで、ルイス・スアレス(バルセロナ)にあわやのロングシュートを放たれてしまった。それに物怖じしたのか、積極的なプレーに出ることがなかなかできず、後半途中まで低調なパフォーマンスに終始した。後半は徐々に持ち味を出したが、積極性という点では苦しい試合となっただろう。 この2人はクラブチームでの出場機会が少なく、試合勘がなかったことも要因ではある。しかし、一度相手によって崩され、ペースを作られたことで、積極的なプレーを選択できなくなり、特徴を出すまでに至らなかったのだ。失点することもミスすることもピッチ上では誰しもが起こす可能性がある。しかし、相手にその隙を与えているようでは、特に南米勢はしたたかにそこを突き、とどめを刺しにくる。中山、板倉が狙い所をなっていたことは、本人たちも気付いているはずだ。 そして、判断力といえば、光るプレーも見せていたMF中島翔哉(アル・ドゥハイル)にも言えることだ。プレースピードに判断が追いついていない印象を持った。中島の特徴はドリブルであることは日本人はおろか、スカウティングした相手チームも知っていること。持ち味であり、相手をかわして強烈なシュートを放つというのが1つの形ではあるが、今大会では独善的なプレーも散見された。 アジアでの戦いであれば、中島が1人で試合を決定づけることも可能だろう。また、キリンチャレンジカップのようなホームでのフレンドリーマッチであっても、その力は発揮できるはずだ。しかし、本気の南米相手には、要所では効果的であったものの、簡単にボールをロストし、逆襲を喰らうシーンが何度も見られた。 もちろん、周りの選手のポジショニングや動き出しのタイミングなど、要因は多岐にわたるものの、その判断の誤りが散見されたからこそ、同サイドで3試合連続フル出場を果たしたDF杉岡大暉(湘南ベルマーレ)は高い位置を取る回数を減らし、後ろ重心で戦うこととなっていた。日本の左サイドはチリ戦から狙われ続け、杉岡としては攻撃参加したいタイミングでも、積極的に前にポジションを取ることはできなかったのかもしれない。 ピッチ上でボールを持ちながら正確な判断に基づいてプレーできるかどうか。今大会の印象で言えば、中島からは若干の危うさを感じ、久保からは将来への期待感を抱くこととなった。個人技という特長は最大限に活かし続けること、またストロングポイントを伸ばすことは当然大事ではあるが、勝利という目的を達成するためには、味方を使うプレー、相手が嫌がるプレーを選択できるかどうかが、今後に向けては重要になるだろう。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆勝利なしという現実</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190627_11_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div> 忘れてはいけないのが、今大会では「勝利」を挙げられていないということだ。善戦したことがフォーカスされるが、この点から目を逸らしてはいけない。 東京オリンピック世代が中心ということは少なからず影響はあるものの、A代表としてコパ・アメリカに参加していることも事実。初戦のチリ戦こそ0-4で大敗したが、続くウルグアイ戦は終始リードしながら2-2のドロー。エクアドル戦も先制しながら追いつかれて1-1のドローに終わった。経験の少ない若い選手たちが中心のチームと考えれば、2分け1敗という結果は「よくやった」と言ってもいいのかもしれない。しかし、2度リードを追いつかれたこと、先制して追いつかれ、決定機を生かせずに引き分けたことを考えると、勝ちゲームを2つ落としているとも捉えられる。つまり、勝利を手放してしまったという事実がそこにはある。 「タラレバ」が存在しないことは百も承知だが、「あのシュートが決まっていれば」というシーンがあることも明白。そこまで相手を追い込んでいながら、決め切れないという“実力不足”が原因であるということを忘れてはいけない。よくやった、惜しかったというレベルを超えていく必要がある。 この問題から目を逸らしていれば、ロシア・ワールドカップのラウンド16・ベルギー代表戦で味わった悔しさを、今後晴らすことはできないかもしれない。本気の南米勢とはワールドカップで当たる可能性は高く、この大会で経験したことをどこまで繋げるのか。現実から目を逸らさず、課題をしっかりと、いかに克服していくかで、今大会の評価は決まるだろう。勝利に向けた南米勢のメンタルの強さ、チームとしてのベクトルを感じられたことがプラスに働いて欲しいものだ。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆“チャレンジ”と“成長”</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190627_11_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>ネガティブな側面ばかりを書き連ねてきたが、この大会の目的を思い起こせば、ポジティブな面も大いにある。 結果という意味では、「実力が足りていない」という現実を見せられたが、局面では相手を脅かすシーンがいくつもあった。A代表を送り込まないことで少なからず批判もあった日本代表だが、ウルグアイ、エクアドルとの戦いを見れば、批判が見当違いであったこともわかるはずだ。「よく戦えた」レベルまではいっている。あとは、永遠の課題でもある「どう勝つか」だ。 経験、成長という点では、前述の通り上田を始め、多くの選手には大きな糧にしてもらいたい。どこでどのように技術を磨くかはわからないが、必ず日の丸を再び背負うことになるはずだ。そして久保も自身では良いプレーを見せることができたが、結果に繋がらなかったことを考えると悔しさが残っているはずだ。レアル・マドリーという世界最高峰のクラブでどのようなプレーを見せるのか。トップチームデビューを果たせない逸材がたくさんいるものの、久保がピッチに立つ日が来ることを待ちたい。 その他にも、通用した部分、しなかった部分、反省すべき部分、ポジティブに捉える部分と今回のコパ・アメリカ参戦によって多くの気付きがあったはずだ。選手はもちろんのこと、森保一監督以下スタッフたちが、この経験を次のステージでしっかりと発揮できれば、今大会の狙いは成功だったと言えるだろう。 9月からはカタール・ワールドカップのアジア予選が始まる。今回の“チャレンジ”と“成長”がこの先の個人の成功に繋がるならば、このメンバーから何人かが再び日本代表に呼ばれるはずだ。激しい競争はまだ始まったばかりだ。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2019.06.27 15:00 Thu
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三好康児と岩田智輝がもたらせた変化、悩ましいボランチ問題/日本代表コラム

初戦のチリ代表選で0-4と大敗を喫していた日本代表。優勝候補に挙げられ、初戦のエクアドル戦で4-0と大勝していたウルグアイ代表と相見えた。 初戦を終えた森保一監督は、ピッチにチリ戦から6名を変更した11名を送り出したが、チャレンジをやめることはなかった。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆強力2トップと真っ向勝負</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190621_100_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>ルイス・スアレス(バルセロナ)、エディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)というワールドクラスの2トップを迎え撃つ中で、4バックを採用。。さらに、チリ戦で4失点を喫した植田直通(セルクル・ブルージュ)と冨安健洋(シント=トロイデン)を起用した。 2トップに対して、2センターバックで迎え撃つということは、それぞれがしっかりと対応する必要がある。ベルギーリーグで主力としてプレーしてきた2人ではあるが、スアレス、カバーニ級の選手が揃うことはなく、大きな“チャレンジ”となった。 試合は常に先行しながらも2度追いつかれての2-2のドロー。それでも、失点はPKとCKからと流れの中では許さなかった。 PKを与えてしまった植田は「結果として失点させたことを反省しています」と口にした。PKのシーンは、シュートを打とうとしていたカバーニに対し、植田が足裏を見せてブロックに行ったもの。結果としてVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)により、PKとなった。 これまでであれば取られなかった可能性もあるPKだったが、この先のサッカー界にはVARが続々と導入される。センターバックとして成長するためにも、このような軽率なプレーを避けるという点では、植田も学びがあったはずだ。 <div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190621_100_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>一方で、冨安とのコンビも2試合目となり、流れの中ではスアレス、カバーニに決定的な仕事はさせなかった。立ち上がりに、スアレスのロングシュート、カバーニのあわやというミドルシュートがあったが、この2本を見たことで相手の力も体感したはず。チーム全体としての守備意識が統一されていたこともあり、及第点を与えて良い活躍だったように思える。 「まだ甘い部分があるので改善していきたい」と語るように、この2試合での経験を第3戦のエクアドル戦で出せるかどうかに期待したい。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆初戦と入れ替えた右サイドの好パフォーマンス</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190621_100_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>この試合でのエクスキューズは、2列目の右に入ったMF三好康児(横浜F・マリノス)だろう。 25分には柴崎岳(ヘタフェ)からの大きな展開を受けると、ドリブルを仕掛けボックス内に侵入。最後はラクサールを振り切って、利き足とは逆の右足で撃ち抜いた。 1-1で迎えた59分には、左サイドを崩すと杉岡大輝(湘南ベルマーレ)のクロスをGKムスレラがパンチング。こぼれ球を三好が押し込んで追加点を奪った。 初戦のチリ戦でも途中出場を果たした三好は、ボックス付近でボールを持つとドリブルやパスでチャンスを作った。前田大然(松本山雅FC)の負傷もあり同じ右サイドで起用されたが、普段通りのプレーを見せた。 柴崎とのプレーイメージが共有できていたことも素晴らしいが、ボールを持った時の判断は三好のストロングポイント。仕掛けるのかパスを出すのか、シュートなのかパスなのかという判断は2列目の序列を脅かす可能性を秘めている。 そして三好に注目が集まりがちだが、初出場となった岩田智輝(大分トリニータ)のパフォーマンスも素晴らしいものだった。 <div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190621_100_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>こちらもチリ戦で先発した原輝綺(サガン鳥栖)の負傷により先発機会が巡ってきたが、A代表初出場とは思えないプレーぶりだった。 守備では左サイドのニコラス・ロデイロ(シアトル・サウンダーズ)にしっかりと対応し、サイドに流れるスアレスにも負けるシーンはあったが、それでも適宜応対した。 そしてそれ以上に良かったのがポジショニングだ。常に高い位置を取ることを意識していた岩田は、ウルグアイの[4-4-2]の[4-4]の間をとっていた。そして、そこからドリブルを仕掛けたり、縦パスを入れたりと、自身の特徴を大いに出していた。 チリ戦では、原がサイドバックに入ったことでスタートポジションが下がり、効果的に攻撃に絡むことができなかった。また、前田も持ち味であるスピードを活かす回数が少なく、攻撃面で効果的ではなかった。 この試合の三好と岩田は、ウルグアイを前にしても2人が自分の形をしっかりと出した。相手との噛み合わせの問題もあるが、攻撃面で違いを出せたことが、日本に勝ち点をもたらせた1つの大きな要因となったと言えるだろう。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆ベテランの力を見せた川島と岡崎</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190621_100_tw7.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>若手の成長とチャレンジを目的としながらも、この試合ではGKに川島永嗣(ストラスブール)、1トップに岡崎慎司(レスター・シティ)を起用した。 互いにロシア・ワールドカップ以来の日本代表招集となり、キリンチャレンジカップの2試合ではチャンスをもらえていなかった。約1年ぶりの代表戦となった2人だが、これまでの経験をしっかりとピッチ上で見せた。 川島はスアレス、カバーニの強烈なシュートをしっかりとセーブ。2失点はノーチャンスだっただけに、ベタランとしてのパフォーマンスを見せた。特に1-1で迎え、押し込まれる展開となっていた55分、中央がぽっかり空くとカバーニが独走。一対一の局面になるも、カバーニのフェイントに動じず、コースを限定してビッグセーブをせた。 そして1トップの岡崎も違いを見せた。クラブでも出場機会が限られた岡崎だったが、現役日本代表でも最もゴールを決め、プレミアリーグで揉まれ続けてきたストライカーはウルグアイ相手にもブレなかった。 立ち上がりには2度のシュートチャンスを作ったが、それ以上に前線でウルグアイの最終ラインを揺さぶっていった。ポジショニングや裏を狙うタイミング、そして相手 DFに負けないフィジカル。ピッチ上で、若い選手たちにプレーで見せることはできただろう。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆悩ましいボランチ問題</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190621_100_tw8.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>“チャレンジ”を掲げてチリ、ウルグアイに臨んだ森保監督だが、その2試合でチャレンジできていないのがボランチだ。 このチームの軸でもある柴崎は、攻守において出色の出来。攻撃面では、縦パスやサイドチェンジなど、自身の特徴をしっかりと出している。 運動量も落ちることなく、色々なところに顔を出すプレーも健在。守備時にも、「ピンチあるところに柴崎あり」と言わんばかりに、局面局面で顔を出すのが柴崎だ。 悩ましいのはその相棒だ。チリ戦では中山雄太(ズヴォレ)が先発したが、特徴を出すどころか、ミスを連発。世界トップレベルを相手に、ボランチの難しさを感じたはずだ。 そしてウルグアイ戦では板倉滉(フローニンヘン)を起用。しかし、この板倉もウルグアイ相手に苦しんだ。昨シーズンはベガルタ仙台で3バックの一角を務め、移籍したフローニンヘン(マンチェスター・シティからのレンタル移籍)では試合にほとんど出場していない。 最終ラインとボランチでは、自身の視野も、相手からのプレッシャーも大きく異なる。さらに試合勘がない状況で板倉は苦しんでいた。 立ち上がり、自分の感覚でボールを処理しようとすると、狙っていたスアレスにボールを奪われ、あわやというロングシュートを許した。また、押し込まれる展開となった時に前に出る圧力が下がったため、ルーカス・トレイラ、ロドリゴ・ベンタンクールの両ボランチに高い位置をとらせてしまった。 柴崎がバランスを取る動きを見せ、冨安が前に出ること防ぐなど、流れの中でピンチを作らせることは少なかったが、出鼻をくじかれてから流れに乗れなかった部分は成長を期待したい。 中山、板倉と2試合続けて試合勘がなく久々にボランチでプレーする選手を起用した森保監督。“チャレンジ”という点では間違っていないのだろうが、期待通りとは言えない働きだろう。 第3戦のエクアドル戦で誰を起用するのかは見えてこないが、日頃からボランチでプレーする松本泰志(サンフレッチェ広島)、渡辺皓太(東京ヴェルディ)らを起用する手はあるはず。他グループの結果にも左右されるが、3位でのグループステージ突破の可能性を残しているだけに、エクアドル戦は勝つためのメンバーを組んでもいいはずだ。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆あくまでも成長とチャレンジ</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190621_100_tw9.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>森保監督はウルグアイ戦後に「彼らには、今の実力にプラスして伸びしろを望んでいます」とコメントしている。この大会の位置付けは、選手選考も含めて東京オリンピック世代にチャレンジさせ、成長してもらいたいということだろう。 タイトルを目指す南米の各国とはベクトルが違うところに向いているのは仕方ないこと。招待国として参加させてもらっているのだから、良い機会と捉えて有効活用することはいいことだと思う。 ただ、それであれば少しでも多くの試合を経験することも大事なのではないか。チリ、ウルグアイと強豪相手に、相手は違えどチームとしての成長は少し見せられた。次のエクアドル戦は、さらに成長を見せてくれるはずだ。 一方で、エクアドルに勝利すれば、その先の道が開ける可能性がある。グループステージを3位で突破すれば、ブラジルと対戦する可能性もある、国内でのフレンドリーマッチでいくら南米勢と対戦しても、コパ・アメリカに臨む本気の南米勢との対戦は比較にならないほどだろう。そのチャンスを多く掴むためにも、3戦目では“チャレンジ”と“結果”を求めてもらいたい。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2019.06.22 15:30 Sat
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“本気”の相手に“チャレンジ”継続を…上田綺世が見せた可能性/日本代表コラム

東京オリンピック世代、U-22日本代表メンバーを中心に構成してコパ・アメリカに臨んでいる日本代表。初戦では大会連覇中のチリ代表と対戦し、0-4で大敗を喫した。 ピッチに並んだ11名のうち、DF冨安健洋(シント=トロイデン/ベルギー)、DF植田直通(セルクル・ブルージュ/ベルギー)、MF柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)、MF中島翔哉(アル・ドゥハイル/カタール)、MF久保建英(レアル・マドリー/スペイン)の5名は代表キャップがあるものの、残りの6名は初出場とチリと比べても経験という点では大きな差があったことは明白だった。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆上々の立ち上がり、好機を作る</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190618_43_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>一方のチリは、FWアレクシス・サンチェス(マンチェスター・ユナイテッド)やMFアルトゥーロ・ビダル(バルセロナ)など世界のトップクラスの選手を含む主力選手が出場。2連覇を達成しているメンバーが立ちはだかった。 それでも、日本は良い試合の入りを見せる。レアル・・マドリー入りが世界中でも話題となっている久保は、ボールを持てば得意のドリブル突破を見せ、チリにジャブを打つ。 初出場となったFW上田綺世(法政大学)も、自身の特徴である高さ、裏へ抜け出す動き、ポジショニングの良さを随所にみせ、FW前田大然(松本山雅FC)もスピードでチリ守備陣を振り切るシーンも見せた。 中盤でゲームをコントロールする柴崎を中心に、中盤の守備からショートカウンターというスタイルを出しながらも、アタッキングサードでの精度を欠いてしまった日本。中島がドリブルを仕掛けても単騎で終わり、親善試合とは大きく違う姿を体感したに違いない。 森保一監督は「この試合、選手たちには勝利を目指してチャレンジすることが大事だと伝えて送り出しました」とコメント。立ち上がりは、自分たちの良さを出すべくプレーし、実際に決定機も作っていた。全く歯が立たなかったわけではなく、“チャレンジ”という点では評価できる部分もあるだろう。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆試合巧者のチリ、一朝一夕では歯が立たず</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190618_43_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>立ち上がりはアグレッシブなプレーを見せていた日本だったが、時間の経過とともにその姿に陰りが見える。 28分にはサイドからの波状攻撃をチリが仕掛けると、サンチェスにヘッドを許すも力なくキャッチ。33分には中島のボールロストから一気にカウンターを仕掛けられると、ピンチを迎えるが柴崎がなんとか守った。 一度掴んだ流れをチリは手放さず、そのまま猛攻を続ける。日本はなんとか凌いでいたが、41分にCKから失点。堪え忍んでいただけに、良くない時間帯での失点は悔やまれるものとなった。 前半終了間際には柴崎のダイレクトパスから上田が決定機を迎えるも、GKとの一対一で敗れシュートが枠に飛ばず。後半も上田は決定機を2度迎えるが、全てシュートは枠に飛ばず悔しい結果となった。 後半はチリがギアを上げると、日本は防戦一方に。54分にエドゥアルド・バルガスに追加点を奪われるが、それまでの流れも常にポゼッションを許し、アグレッシブに守備を行なっていた姿はなく、取るべくして取られてしまった。 終盤にも2点を加点したチリだったが、立ち上がりの15分を過ぎてからは常に自分たちのペースでプレーを続けた。中盤でのミスや、日本に崩されるシーンもあったものの、日本の稚拙な攻撃やGKアリアスを中心とした守備陣が防ぎ、結果として0-4の大差がついた。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆可能性を感じさせた上田綺世</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190618_43_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>多くの選手が世界を体感した試合となったが、最も気になる存在だったのは1トップに入った上田だ。 東京オリンピック世代の代表では世界での経験も積んでおり、得点源の1人としてプレーを続けてきた。A代表デビュー戦となったが、立ち上がりから物怖じすることなく、自身の特長を出そうとプレーを続けた。 ポスト大迫勇也としての期待を寄せられる上田だが、その期待を裏切らないプレーを披露。前線からの守備、トップで起点となる動き、裏を取る動きと随所に可能性を感じさせた。 チリ戦では、前半に柴崎のダイレクトパスに抜け出しGKと一対一になるシーンが。さらに後半には、柴崎のクロスをボックス内でフリーになりダイレクトボレー、終盤には安部のグラウンダーのクロスに対してファーサイドに飛び込んで合わせようとし、三好康児(横浜F・マリノス)からの絶好のパスに抜け出したシーンも、シュートを打つタイミングを逸していた。 いずれも、ポジショニングの良さを見せたシーンであり、その動き出しを含めても高いポテンシャルを持っていることは多くの人も感じたはずだ。しかし、2つの決定機ではシュートを枠に飛ばせず、最後の1つはわずかに届かなかった。決定機を作ってもらいながら、枠に飛ばせなかったという事実は変わらない。 コパ・アメリカというハイレベルの舞台であっても、決定機でシュートを枠に飛ばせなかったという技術の面は足りなかったということが証明されてしまった。もちろん、これで上田の評価が落ちるということではなく、伸び代と捉えてどの様に取り組むかが重要だ。 「自分の中で手応えはありながらも結果を残せず、力不足を感じた試合でした」と上田は試合後に語ったが、相手の対応に上回れたシーンも多かった。特にシュートの場面では、慎重になるあまり思い切りよく打つことはできていなかっただけに、パスを受けてからシュートまでのタイミングをいかに早くするかだ。 “決定力不足”という言葉は良く耳にするが、足りていないのであれば、補う他はない。フィニッシュ以外の部分では、大いなる可能性を見せた上田だけに、今大会中にも成長の証を見せてくれることを願うばかりだ。それが、東京オリンピック、そしてこの先のプロ生活、日本代表としてのキャリアに繋がるだろう。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆中3日で迎えるウルグアイへの“チャレンジ”</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190618_43_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>日本時間21日の8時からは初戦でエクアドル代表を4-0で下したウルグアイ代表と対戦する。キリンチャレンジカップでは一度対戦し、4-3で打ち勝っている相手だが、“本気”の姿がいかに親善試合と違うかはチリ戦で身をもって体感したはずだ。 チリ戦では[4-2-3-1]のシステムを採用したが、サイド攻撃を多用するチリ相手には守り方の部分でも疑問が残る対応が多く見られた。特にサイドハーフの選手の立ち位置や、ボランチに入った中山雄太(ズヴォレ/オランダ)のポジショニングなど、改善するべき点は少なくない。それでも、成長しながら結果を残すには、十分過ぎる相手。ウルグアイ戦も目的をもって戦うことが一番重要となる。 コパ・アメリカはグループ3位のうち、上位2カ国まで次のステージへと進める。エクアドルとの第3戦が最も重要になる可能性が高いものの、強敵であるウルグアイ相手に、チリ戦で感じた“差”をしっかりと消化して、自分たちの目指すプレーができるかどうか。森保監督の言葉通り、強敵相手に“チャレンジ”できなければ、意味のない活動になってしまう。選手の入れ替えも起こる第2戦、選手たちの“チャレンジ”に期待したい。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2019.06.18 21:30 Tue
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新システムの収穫は両WB&永井謙佑の生かし方/日本代表コラム

6月シリーズと呼ばれるトリニダード・トバゴ代表戦、エルサルバドル代表戦を終え、日本代表はコパ・アメリカへと向かって行く。 編成としてはJリーグを中断させられないこと、そして日本は招待国となるため招集に拘束力がないことから、若手主体のメンバーを招集。ほとんどがA代表未経験者となっている。 9月に始まるカタール・ワールドカップ アジア予選を前に、最後の強化期間を終えた日本。トリニダード・トバゴ戦から取り組んできた[3-4-2-1]のシステムは、エルサルバドル戦でも継続。メンバーを入れ替えたことで、新たな戦い方の形が見えてきた。 <div id="cws_ad"> <script src="//player.performgroup.com/eplayer.js#44a12140e3dda008f998a5a1a9.1tybkqliqmgvi1ndbmyxnzxqc3$videoid=e0ep1nsivza116abgdq23ipmt" async></script> </div> <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆機能した両WB</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190612_16_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>1つ目は、新たなシステムで生まれたウイングバック(WB)というポジションだ。トリニダード・トバゴ戦では、右を酒井宏樹(マルセイユ/フランス)、左を長友佑都(ガラタサライ/トルコ)が務めていたが、エルサルバドル戦は右を伊東純也(ヘンク/ベルギー)、左を原口元気(ハノーファー/ドイツ)が務めていた。 伊東、原口ともに普段は攻撃的なポジションを務めているため、攻撃時のポジショニングや動き出しで違いを見せていた。トリニダード・トバゴ戦で出場した酒井、長友はサイドバックとしてのプレーが長い影響で、ポジショニングと前に出て行く推進力の点で物足りなさを感じさせていただけに、両者のプレーは[3-4-2-1]というシステムを使う上での新たな形を見せることとなっただろう。 特に、伊東と原口は上下動、前からの守備という点でも及第点の活躍を見せていた。前半には相手のボール回しの拙さもあったが、伊東がスプリントしてボールを奪い、そのままボックス内に侵入。マイナスのクロスが流れ、原口がシュートを打つ場面があった。得点にこそ繋がっていないが、崩しの形としては日本の良さが出た部分でもあり、強豪国との対戦でどこまでプレーできるかを見たいところだ。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆大黒柱・大迫に代わるオプション</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190612_16_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>2つ目として、1トップに入った永井謙佑(FC東京)の活躍を忘れてはならない。同僚のMF久保建英がデビューしたことでその陰に隠れる形となっているが、大迫とは違うタイプの選手を置いた効果を遺憾なく発揮した。 永井の特徴はご存知の通り、スプリント力だ。短い距離のダッシュよりも、長い距離を加速し続けられるその脚力は、エルサルバドルの脅威となった。 先制ゴールのシーンも、冨安健洋(シント=トロイデン/ベルギー)のフィードに走力を生かしてい追いつくと、相手DFを鋭い切り返しで転ばせ、見事にゴールを奪い切った。早さだけでなく、緩急をつけることで、相手を振り切ることが可能になり、FC東京でも見せているプレーをしっかりと発揮してのゴールは圧巻だった。 また、2点目も永井の走力が生きた。左WBの原口がボールを持つと、ニアサイドに一瞬の隙をついて顔を出し、点で合わせてネットを揺らした。 これまでの森保ジャパンでは、大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)をトップに置いて起点を作り、2列目の中島翔哉(アル・ドゥハイル/カタール)、南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)、堂安律(フローニンヘン/オランダ)が絡んで行くというスタイルしかなく、大迫が抜けただけで機能不全を起こしていた。 しかし、永井の良さを生かすため、WBに伊東、原口を配置したことを含めても、チームとしての戦い方がハッキリし、ストロングポイントを生かせたことはポジティブな材料だ。 最前線からスプリントできる永井のおかげで、相手のパスコースを限定。そこに対し、両WBがパスカットを狙える場面が増える。また、裏への抜け出しを警戒することで最終ラインを引っ張ることができ、バイタルエリアが空く場面も多く見られた。 アジアカップでは武藤嘉紀(ニューカッスル/イングランド)、3月シリーズでは鈴木武蔵(北海道コンサドーレ札幌)とスピードに長ける選手を起用してきたが、永井ほど相手に影響を与えた結果は残せていない。大迫とは違うオプションと考えれば、永井の働きはこの先の手段を1つ増やしたことになるだろう。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆システム変更も混乱せず</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190612_16_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>また、その永井が肩を痛めたタイミングで、大迫を投入。さらに、伊東、畠中槙之輔(横浜F・マリノス)を下げて、室屋成(FC東京)、山中亮輔(浦和レッズ)を入れて[4-2-3-1]へとシステムを変更した。 3バックから4バックに変更したことについては「今日はスムーズにいった」と昌子源(トゥールーズ/フランス)が試合後に語ったように、守備面でも混乱を生むことはなかった。 一方で、攻撃面では大きな違いを生み出せなくなると、森保監督は中島、そして久保を投入。中島を左に、久保をトップ下に配置するシステムへと変更。個で打開できる選手を投入したことで、流れを掴むことに成功した。 公式の大会では3枚までしかカードが切れないため、エルサルバドル戦のように手を打つことはできないが、チームとしてのオプションを確認できたという点ではプラス材料となる。アジアの厳しい予選を戦う上で、チームとしての幅を広げられたことは大きな収穫だったと言えるだろう。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆待望のデビュー、期待を裏切らない久保建英</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190612_16_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>そして、久保のデビューについて触れないわけにはいかないだろう。67分、中島とともにピッチに入った久保は、史上2番目の若さである18歳での日本代表デビューとなった。 ピッチに投入された久保は早速見せ場を作る。73分、大迫からのスルーパスを受けると、相手2人を引き連れながらドリブルを仕掛けると、タイミングを見計らって間を抜けて突破。そのまま左足でシュートを放った。これは惜しくもGKにセーブされたが、才能の片鱗を見せる。 このワンプレーで空気を変えると、日本の攻撃も活性化。久々に日本が決定機を作る展開となり、久保もドリブルやスルーパスなど、自身の強みをプレーで見せていった。 「だいたい持った瞬間に何を考えているのか、あの時はわかったので、そうだろうなと思ってたところでああいうふうにつながって良かったです」と試合後に周囲との連携に問題がないことを語った久保。トップスピードでも味方をしっかりと見て、自分のチャンスであれば仕掛ける姿が、いつも通りのプレーだった。デビュー戦でそれをやってのけるのが凄いことではあるのだが。 コパ・アメリカにも参戦する久保には、さらに大きな期待が寄せられることは間違いない。同世代の選手も多く招集されている中で、相手は大陸王者が懸かった真剣勝負。その中でどんなプレーを見せるのか、しっかりと見守りたい。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆コパ・アメリカ経由、アジア予選</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190612_16_tw6.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>大半のメンバーはここで代表活動は終了。若手では久保や中島、冨安、中山雄太(ズヴォレ/オランダ)、大迫敬介(サンフレッチェ広島)が継続して代表活動を行なっていく。 コパ・アメリカでも[3-4-2-1]のシステムを継続することが濃厚と見られ、この1週間の代表活動で得た経験は久保をはじめプラスに働くはずだ。一方で、ここから合流する選手たちも、クラブレベルや世代別の日本代表では3バックのシステムを経験しているだけに、システム上のエラーは起こりにくいと考えられる。 ベテランであるGK川島永嗣(ストラスブール/フランス)、FW岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)、先輩であるMF柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)、DF植田直通(セルクル・ブルージュ/ベルギー)から吸収できる部分も多くある一方で、この先はライバルにもなる。コパ・アメリカというチャンスをいかに活かせるかが、この先のキャリアにも繋がっていくだろう。 2020年の東京オリンピック世代として、そしてその先のカタール・ワールドカップに向けて、コパ・アメリカでの経験を個人としてもチームとしても9月のアジア予選に繋げることができるか。まずは、新鮮な顔ぶれで戦うコパ・アメリカを見守りたい。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2019.06.12 14:30 Wed
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新システムのカギはWBと2シャドー、救世主はWB原口元気か/日本代表コラム

メンバー表を見たときに驚い人は少なくないのかもしれない。大きな期待を寄せられ、注目の的になっていたFW久保建英(FC東京)の名前がなかった。GK川島永嗣(ストラスブール/フランス)、FW岡崎慎司(レスター・シティ/イングランド)のベテラン勢と共にスタンドで試合を見守った久保。しかし、それ以上に驚かせたのは、新システムの採用だった。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆ついに解禁された3バック</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190606_13_tw2.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>トリニダード・トバゴ代表選で森保一監督が採用したのは、[3-4-2-1]のシステム。日本代表としては久々の3バックの採用となり、いよいよ新たな準備段階に入ったことを感じさせた。 そもそも、森保監督が3バックを採用することは大きな驚きではない。サンフレッチェ広島でJリーグを制した時代には、[3-4-2-1]のシステムがお馴染み。むしろ、日本代表監督就任でこのシステムを採用しなかったことが驚かれたほどだった。 それでも、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督、西野朗監督と繋いできた日本代表にとって、いきなり3バックに変更することに抵抗があることも事実だっただろう。1月にはアジアカップも控えていたこともあり、新たな選手を慣れたシステムにハメ込むという時間だったようにも思える。 そして迎えた今シリーズ。森保監督の十八番とも言える[3-4-2-1]を採用した。しかし、結果は0-0のゴールレスドロー。結果を見れば消化不良とも言えなくはない。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆及第点の守備陣</span> 3バック解禁となったこの試合、その顔ぶれは冨安健洋(シント=トロイデン/ベルギー)、昌子源(トゥールーズ/フランス)、畠中槙之輔(横浜F・マリノス)の3名。それぞれが日本代表でプレーしていたが、初の組み合わせとなった。 冨安はクラブで3バックが採用されており、いつも通りのポジション。昌子は4バックがベースのチームだが、シーズン中に3バックも経験。畠中はチームは4バックを採用しているが、変則的なシステムのため苦にしている様子はなかった。 相手も3トップを採用して数的同数の状況だったが、しっかりと個々が対応。プレー精度の問題もあり、危険なシーンはそれほど作られなかったこともあるが、落ち着いてビルドアップも行い、無失点で抑えたことは評価して良いだろう。 また、GKを務めたのもシュミット・ダニエル(ベガルタ仙台)と経験が浅い選手だったが、そつなくこなしていた。後半には裏に抜け出され一対一のピンチを迎えたが、冷静な対応でゴールを許さなかった。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆課題山積の攻撃陣</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190606_13_tw3.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>3月のシリーズでも攻撃面で課題を残した日本だったが、この試合でも決定力のなさは露呈してしまった。前半からシュートチャンスを作っていた日本だが、決定機で放つシュートは全てGKへ。後半も猛攻を見せていたが、フィニッシュの精度がなかった。 相手GKフィリップの好セーブも何度となく見られたが、フィニッシュの形が乏しかったことも要因の一つと言えるだろう。 また、これまでのシステムでは前線が[3-1]という構成だったが、この試合は[2-1]という状況。攻撃の枚数が1枚少なかったことも攻撃が活性化しなかった要因とも言える。トップの大迫勇也(ブレーメン/ドイツ)に対し、中島翔哉(アル・ドゥハイル/カタール)、堂安律(フローニンヘン/オランダ)の関わり方も良いとは言えなかった。 2人ともにボックス付近からの積極的なシュートは見せたものの、この展開は3月シリーズやアジアカップでも見られたもの。ユニットで崩しきる形ではなく、個で仕掛ける強引なシュートが増えるときは、このチームの力が最大限に発揮されるシーンではない。新システム採用という点を踏まえればこれからとも言えるが、このチームが一貫して抱える問題はまだ解消されていない。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆WBの難しさ、原口元気が救世主か</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190606_13_tw4.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>そして、それ以上に課題となったのがウイングバック(WB)の働きだ。[3-4-2-1]のシステムにおいて、大きなカギを握るのが両ウイングバックとなる。 この試合では右に酒井宏樹(マルセイユ/フランス)、左に長友佑都(ガラタサライ/トルコ)が入り、これまで4バックの両サイドを務めた2人がピッチに立った。 サイドバックとウイングバックの違いは、そのポジショニングの難しさにある。サイドバックは最終ラインの一角となるため、ベースポジションが後ろになるが、ウイングバックとなれば、サイドハーフとサイドバックの中間となる。攻守にわたってのプレーが求められるポジションだが、動き方だけでなく、ポジショニングがチームのバランスを決める。 酒井、長友と経験も豊富な両選手だが、その難しさを口にしている。長友は「ウイングバックというのはとにかく頭を使わないと、チーム全体が狂う」と試合後にコメント。この試合では持ち前の運動量を見せ、及第点のプレーを見せていたが、違いを見せるほどのプレーはできず、精度を上げる必要があることを感じさせた。 攻撃に出るタイミングが遅れれば、せっかくのチャンスが不意になり、早すぎればカウンターの狙い所にもされてしまうウイングバック。しかし、後半途中に投入された原口元気(ハノーファー/ドイツ)がその問題を解決してくれそうな予感を見せた。 相手が疲れてきたタイミングからの投入ではあったが、原口はウイングバックのポジションをそつなくこなした。元々ハードワークができるサイドハーフとしてプレーしてきた原口は、ハリルホジッチ監督時代には試合中にサイドバックを務めることもあった。攻撃だけでなく、守備でも貢献してきた原口にとっては、前を向いてプレーしやすいウイングバックのポジションは最も力を発揮できる場所かもしれない。 <span style="font-weight:700;font-size:1.1em;">◆2シャドーの適性</span><div style="text-align:center;"><img src="//image.ultra-soccer.jp/800/image/get20190606_13_tw5.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:x-small;">Getty Images<hr></div>加えて、このシステムでカギを握るのが2シャドーに入るのクオリティだ。中島、堂安が先発、途中から南野拓実(ザルツブルク/オーストリア)、伊東純也(ヘンク/ベルギー)が入った。 中島、堂安は良い形でボールを受け、自分たちの形を試合中に見せていたが、これまでトップ下に入っていた南野が不在であったこともあり、トップの大迫との距離感があまり良くなかった。 2シャドーと2列目のワイドでは求められるプレーに差が出てくる。1トップとの距離が変わっていたが、中島、堂安ともに外で待つシーンが多く、ウイングバックとの連係が高まっていないこの試合では効果的ではないシーンも見られた。 一方で、伊東は室屋成(FC東京)との関係となったが、持ち味であるスピードを生かそうと裏をとる動きを繰り返した。南野は大迫との距離感も良く、また相手が引いたこともあり柴崎岳(ヘタフェ/スペイン)、小林祐希(ヘーレンフェーン/オランダ)の両ボランチが前にポジションを取れたこともあって、ユニットとしての崩しを見せていた。 ここの精度アップは[3-4-2-1]を推し進めていくとなれば欠かせないもの。ウイングバックと併せて、誰が適任者なのかを見つけるとともに、個々のプレーをアジャストしていく必要はあるだろう。 いずれにしても、新システムを解禁した森保監督。9月のカタール・ワールドカップ予選まではコパ・アメリカを除けば、9日のエルサルバドル代表戦(宮城)しか残されていない。予選中も色々なことを試していくだろうが、今のチームではアジアでの戦いにも不安材料は残っている。新たな策を見出したという点では、伸び代に期待するしかない。 《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》 2019.06.06 12:30 Thu
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