無所属のカバーニがバルサに? 退団近づくスアレスの後釜に売り込みか

2020.09.14 23:15 Mon
Getty Images
2019-20シーズン限りでパリ・サンジェルマン(PSG)を退団し、現在も無所属状態が続いているウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ(33)だが、バルセロナ入りを考えているようだ。フランス『Foot Mercato』が伝えた。カバーニは、母国のダヌビオFCから2007年1月にパレルモへ移籍。その後、ナポリ、PSGとヨーロッパでプレーを続けた。

セリエAでは213試合で112ゴール16アシスト、リーグ・アンでは200試合で138ゴール30アシストを記録。チャンピオンズリーグでも62試合で35ゴール6アシストを記録し、屈指の点取り屋として活躍。しかし、未だに所属先が決まっていない。
カバーニには、ユベントスやアトレティコ・マドリー、リーズ・ユナイテッド、ローマ、アトレチコ・ミネイロ、ボカ・ジュニアーズ、インテル・マイアミなど多くのクラブが興味を持っていると報道。特に、一時はベンフィカ入りが決定したとも報じられたが、条件面で折り合いがつかずに破談となっていた。

トップレベルでまだまだ高い能力を発揮できるカバーニ。スペイン『スポルト』によれば、バルセロナに売り込みをかけたとのことだ。
報道によれば、カバーニはバルセロナとコンタクトを取っているとのこと。しかし、まだ前向きな回答は得られていない状況で、入団が決まったわけではない。

バルセロナは、2019-20シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)でバイエルンの前に8失点と惨敗。この責任を取り、キケ・セティエン監督が退任し、ロナルド・クーマン監督が就任していた。

クーマン監督はチームの改革に乗り出しており、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスやチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルを構想外にしたとされている。また、現在は終息したものの、エースであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが退団を希望するなど、チーム内が騒がしい状況となっていた。

スアレスはユベントスへの移籍が近づいているとされているが、退団となればバルセロナにとっては大きな痛手。そうなれば、スアレスの同胞であり、実績も十分なカバーニを迎え入れる可能性は大いにあるとみられている。

まだまだ市場が閉まるまでは時間がある状況だが、バルセロナはどのような決断を下すのか。そして、カバーニはどこでプレーするのだろうか。

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浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!

▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu
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バルセロナ注目の“いとこコンビ”が偉業達成…バルサ・アトレティックの最年少ゴール&歴代3位記録を同じ試合で更新

バルセロナのカンテラに所属する注目の“いとこコンビ”が偉業を成し遂げた。 バルセロナのリザーブチームで、スペイン3部に所属するバルサ・アトレティック(前バルセロナB)。 7日にホームでプリメーラ・フェデラシオン第3節のオウレンセ戦を戦ったチームでは、U-17スペイン代表FWトニ・フェルナンデス、同MFギジェ・フェルナンデスの16歳いとこコンビが偉業を成し遂げた。 1点リードで迎えた前半41分、中央で味方とパス交換してゴール前に侵入したトニは低空の見事な左足ジャンピングボレーを右隅に叩き込む。この直後の45分にはボックス中央でトニから横パスを受けたギジェが右足を振ると、ブロックを試みた相手DFにもディフレクトしたシュートがゴール右隅に突き刺さった。 このゴールは2人にとってバルサ・アトレティックでの初ゴールとなったが、いずれも年少記録を更新するモノとなった。 ギジェが16歳2カ月21日で決めたゴールは元スペイン代表FWボージャン・クルキッチの16歳2カ月28日の記録を抜き、歴代3位の年少ゴールに。 一方、トニの16歳1カ月23日でのゴールは元ナイジェリア代表FWハルナ・ババンギダの16歳1カ月28日を抜き、歴代最年少ゴールとなった。 ちなみにバルセロナのレジェンド中のレジェンドであるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは17歳2カ月13日で歴代6位だ。 なお、インテリオールを主戦場とするギジェはプレシーズンツアーでハンジ・フリック監督から定期的にプレー機会を与えられ、センターフォワードや右ウイングを主戦場とするトニもモナコとのジョアン・ガンペール杯でプレー機会を与えられており、近い将来のファーストチームデビューも期待されている。 <span class="paragraph-title">【動画】トニ・フェルナンデスが決めた最年少ゴール!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ca" dir="ltr">Toni Fernández turns heads in last night&#39;s win for Barça Atlètic <a href="https://twitter.com/hashtag/MadeInLaMasia?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#MadeInLaMasia</a> | <a href="https://twitter.com/FCBmasia?ref_src=twsrc%5Etfw">@FCBmasia</a> <a href="https://t.co/CbYbyDz1kb">pic.twitter.com/CbYbyDz1kb</a></p>&mdash; FC Barcelona (@FCBarcelona) <a href="https://twitter.com/FCBarcelona/status/1832718549401440469?ref_src=twsrc%5Etfw">September 8, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.09.09 07:30 Mon

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