JFL枚方の二川孝広監督、敵地で首位高知を苦しめた90分間に手応えと課題「気を引き締めて次の試合へ」

2024.09.20 10:40 Fri
FCティアモ枚方の二川孝広監督
©超ワールドサッカー
FCティアモ枚方の二川孝広監督
FCティアモ枚方二川孝広監督が、首位高知とのアウェイゲームを振り返った。
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日本フットボールリーグ(JFL)昇格4年目のFCティアモ枚方。枚方はガンバ大阪のレジェンド、元日本代表MFの二川孝広が2023シーズンより監督を務め、今季は序盤戦で破竹の5連勝も。5連勝&2位で迎えた6月2日の第10節、首位・高知ユナイテッドSCとのホームゲーム。高知と勝ち点「2」差の枚方は、勝てば首位浮上...という状況だったが、0-1の悔しい敗戦に。
この敗戦を皮切りに、第19節までに2勝1分け6敗。順位は10位となり、優勝戦線が遠のいた。

敗戦から3カ月強。直近5試合未勝利という枚方は、今なお首位を独走する高知と、今度はアウェイ(第20節/9月15日)で激突し、1-1のドロー決着に。敵地で首位を大いに苦しめた。
現役時代にG大阪の超攻撃的サッカーを彩った二川監督は、「内容的には自分たちのやりたいサッカーができました。最近勝ちきれていないなかで、90分間通してしっかり戦った、選手が気持ちを出してくれた」と納得感を語る。

前半先制された枚方は55分、PKで同点に。FW津村夢人がボックス内で倒されて主審の笛が鳴り、FWバジルがしっかり決め切った。指揮官は津村の積極的な動き出しを称える。

「津村が相手の嫌がる位置へ入っていってくれました。高知は守備が堅いチームなので、津村のような積極性がないと、高知を崩すことはできません。“狙い”が1点に繋がりました」

一方で、同点後はいくつかの決定機逸で逆転ならず。この点について「最後の決定力がまだ足りていない部分」とし、「各々が練習からシュートを決めれるように」と課題を挙げた。

またこの日、90分間トータルでCKを「12」本獲得した枚方だが、ここからはゴール生まれず。190cmFWバジルも90分間ピッチに立ったなか、ここも次戦へのポイントか。

「最初はなかなかキッカーのボールが定まってなかった印象ですけど、どんどん中と合っていった部分もあったので…そうですね。今日のような拮抗した試合で、しっかり決め切れるチカラを付けていきたいと思います」

枚方の次節はホームでクリアソン新宿と。アウェイでの前回対戦は東京・国立競技場で激突し、JFL歴代最多の入場者数(1万6480人)となったなかで、4-1と快勝した相手である。

「(前回4-1快勝も)そこまで力の差があるとは思っていないですね。今日と同じような強い気持ちを持って戦えれば、あとはチャンスを決めきれれば、勝利に繋げられると思います」

「ただ、謙虚さは持たないといけないですね。今日高知相手に出来たことが次も出来るとは限らないですし、しっかり気を引き締めて、やっていきたいと思います」

二川監督から枚方サポーターへ。

「最近なかなか勝ててなくて、申し訳ない気持ちでいっぱいです。次はホームですし、しっかり勝てるように頑張って準備しますので、引き続き応援よろしくお願いいたします」

◆JFL第21節
9月21日(土) 14:30キックオフ
FCティアモ枚方 vs クリアソン新宿
たまゆら陸上競技場(大阪府枚方市)

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【JFL第22節】活動終了発表のソニー仙台FCは劇的被弾で“ライバル”ミネベアとドロー Honda FCは枚方撃破で3連勝に

日本フットボールリーグ(JFL)第22節は28日に4試合。デーゲーム2試合は“最強実業団”Honda FC、ソニー仙台FCらがしのぎを削った。 ◇ソニー 2-2 ミネベア 27日に今季限りでのJFL退会、活動終了を発表し、今節含めて残り「9」試合がラストダンスとなるソニー仙台FC(13位)。長年切磋琢磨してきたミネベアミツミFC(旧:ホンダロックSC)と、ユアテックスタジアム仙台で対戦した。 開始6分、FW布方叶夢がGKの頭上を越す見事な内巻き左足シュートを流し込んで先制点。さらに30分、セットプレーの流れからMF秋元佑太が強烈な左足ミドルを突き刺し、ユアスタラストマッチの前半で2点リードとする。 しかし、後半に入って1点を返されたソニー。迎えた90+5分、自陣ゴール前での応酬からミネベアのFW鈴木陽介にこぼれ球を蹴り込まれ、痛恨の同点被弾に。実質的なラストプレーとなり、土壇場で勝ち点3を逃す形になった。 この結果、通算17年にわたって相見えてきた実業団のライバル、ホンダロックSC/ミネベアミツミFCとの最終戦は、白熱の2-2ドロー。通算対戦成績14勝11分け9敗で幕を閉じた。 一方、前節終了時点で最下位のミネベアは、劇的同点弾により、かろうじて暫定ながらも最下位脱出。残り8試合で残留を掴めるか。 ◇Honda 1-0 枚方 前節ヴィアティン三重を完封、被シュートゼロによる3-0快勝となった3位・Honda FCは、ホームでFCティアモ枚方と対戦。0-0で迎えた41分、MF佐々木俊輝がボックス内で対角のクロスに頭から飛び込み、先制点を叩き込む。 雨天のなか、後半に入ると試合が一時中断。20分強のアディショナルタイムがとられたが、Hondaは前半の1点を守り切って勝ち点「3」に。昨季王者が今季2度目の3連勝だ。 対し、枚方はこれで8試合未勝利に。6月23日の第13節・沖縄SV戦を最後に勝ち点「3」から遠ざかり、ここ2試合はノーゴール。前半戦で一時2位まで浮上したが、今節他会場の結果次第では、11位まで落ちることになる。 ◆第22節 ▽9月28日(土) ソニー仙台FC 2-2 ミネベアミツミFC Honda FC 1-0 FCティアモ枚方 ヴィアティン三重 [18:00] FCマルヤス岡崎 栃木シティ [18:00] クリアソン新宿 ▽9月29日(日) [13:00] ラインメール青森 vs 沖縄SV 横河武蔵野FC vs ブリオベッカ浦安 [14:00] ヴェルスパ大分 vs レイラック滋賀 [15:00] アトレチコ鈴鹿 vs 高知ユナイテッドSC 2024.09.28 15:32 Sat
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首位高知が2位枚方を撃破で連敗ストップ! 3位沖縄&4位滋賀も敗戦で勝ち点「5」差に【JFL第10節】

1日〜2日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第10節の8試合が各地で行われた。 ◇Honda 3-0 沖縄 “盟主”Honda FCが、前節今季初連勝の勢いそのままに沖縄SVを撃破。53分にDF岸田悠佑の先制点で口火を切ると、終盤にきてFW岡崎優希、MF松本和樹が追加点を決めた。 Hondaは3連勝で3位浮上。対し、前節終了時点で3位の沖縄は今季3度目となる3失点で、3試合ぶりの黒星に。毎節ごとに順位が入れ替わる上位陣とあって、この敗戦は手痛い。 ◇ソニー 1-1 V三重 前節終了時点で6位のヴィアティン三重も手痛いドロー。開幕戦黒星のあと、第8節まで7試合無敗のV三重だが、前節アトレチコ鈴鹿との同県対決を落として8試合ぶり黒星に。 今節は68分にFW大竹将吾が先制点も、1-0リードを保って迎えた90+2分、土壇場でソニー仙台FCのMF藤原元輝にゴールを許し、ドロー決着に。3試合未勝利で7位後退だ。 ◇滋賀 0-1 新宿 滋賀は前節、首位・高知ユナイテッドSCを撃破で今季初連勝となり、順位も4位に浮上。今節はホームで1勝3分け5敗のクリアソン新宿と対戦…こちらは下位相手に痛恨の黒星だ。 準本拠地とする甲賀市陸上競技場に1000人超の観衆が詰めかけたなか、59分にセットプレーから新宿のFW佐野翼に先制点を決められ、反撃叶わず最少スコアの敗戦に。6位後退だ。 ◇枚方 0-1 高知 2連敗中の首位・高知ユナイテッドSCと、5連勝中の2位・FCティアモ枚方。勢いの差と言うべきか、ホーム枚方が高知を押し込んでいくが、悪天候のため前半途中で試合が中断に。 中断が多少なりとも影響したか、再開直後の39分に高知が先制。GKからのロングボールに抜け出した“186cmの韋駄天”FW東家聡樹が中央へ折り返し、FW新谷聖基がネットを揺らす。 その後は再び押し込まれ続けた高知。65分には波状攻撃からネットを揺らされるが、オフサイド判定で急死に一生。結局、最少スコアを守り抜き、枚方の連勝を5で止める連敗ストップにより、首位キープだ。 ◇V大分 2-2 浦安 昨季2位のブリオベッカ浦安が、敵地でヴェルスパ大分と引き分け、最下位を脱出。12分にFW峯勇斗のゴールで先制後、追いつかれて逆転されて追いついて…と2-2で迎えた90+2分、カウンターから土壇場で被弾する。 ただ、V大分のFW今村優介が決めた劇的勝ち越し点はハンドがあったと見做されたようで、一度は認められたゴールがほどなくして取り消しに。浦安は辛くも勝ち点1を拾い、今節敗れたミネベアミツミFCを抜いて最下位脱出だ。 ◆第10節 ▽6月1日(土) Honda FC 3-0 沖縄SV 栃木シティ 3-0 横河武蔵野FC ソニー仙台FC 1-1 ヴィアティン三重 ▽6月2日(日) レイラック滋賀 0-1 クリアソン新宿 FCティアモ枚方 0-1 高知ユナイテッドSC アトレチコ鈴鹿 0-1 ラインメール青森 ヴェルスパ大分 2-2 ブリオベッカ浦安 ミネベアミツミFC 2-3 FCマルヤス岡崎 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点24 | +12 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点19 | +3 3位 Honda FC | 勝ち点18 | +7 4位 沖縄SV | 勝ち点18 | +5 5位 栃木シティ | 勝ち点17 | +5 6位 レイラック滋賀 | 勝ち点16 | +6 7位 ヴィアティン三重 | 勝ち点16 | +2 8位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | +1 9位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点13 | ±0 10位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点13 | -1 11位 ラインメール青森 | 勝ち点12 | ±0 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点12 | -2 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点9 | -7 14位 クリアソン新宿 | 勝ち点9 | -9 15位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点5 | -7 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点5 | -15 2024.06.02 16:00 Sun

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