マドゥエケがハットトリックの大暴れ!新加入フェリックスにもゴールが生まれたチェルシーがウルブスとの打ち合いを制す【プレミアリーグ】

2024.08.26 00:15 Mon
Getty Images
プレミアリーグ第2節のウォルバーハンプトンvsチェルシーが25日にモリニュー・スタジアムで行われ、2-6でチェルシーが勝利した。
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ミッドウィークにヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)予選プレーオフ1stレグでセルヴェットと対戦したチェルシーは、その試合のスタメンからムドリクとカイセド以外の9人を変更。また、21日に1年ぶりの復帰が発表されたジョアン・フェリックスはベンチスタートとなった。開幕節でアーセナルに完敗したウルブスに対し、チェルシーは開始早々にセットプレーからスコアを動かす。2分、パーマーの右CKの場面でニアの相手DFがフリックしたボールをファーのジャクソンがヘディングでゴールに流し込んだ。
先制を許したウルブスだが、すぐに反撃に出ると16分にチャンス。レミナのスルーパスでDFの裏に抜け出したJ・ラーセンがボックス右まで侵入。中央へラストパスを送ると、斜めの走り込んだクーニャがワンタッチでゴールネット揺らしたが、これはJ・ラーセンのオフサイドでゴールは取り消された。

ピンチを凌いだチェルシーだったが、その後もウルブスのショートカウンターに苦戦を強いられると27分に失点を許す。中盤でボールをカットしたアイ=ヌーリがドリブルで盤面を一気にひっくり返すと、ボックス手前で相手DFを引きつけてラストパス。これをボックス内でフリーのクーニャがダイレクトシュートで流し込んだ。
さらに追いついたウルブスは、42分にもドリブルで持ち上がったレミナのパスをボックス右のドハーティがダイレクトで折り返すと、最後は中央のクーニャがワンタッチシュートで狙ったが、これはクロスバーに弾かれた。

先制後はなかなか決定機まで至らなかったチェルシーだが、前半終了間際に勝ち越しに成功する。45分、GKロベルト・サンチェスがゴールキックで最前線までボールを送ると、これに反応したジャクソンが右足アウトで繋ぐと、最後はパーマーが飛び出したGKの頭上を抜くループシュートでネットを揺らした。

このまま前半終了かと思われたが、前半追加タイムに再びスコアが動く。追加タイム6分、バイタルエリア左で獲得したFKからアイ=ヌーリがクロスを供給すると、トチ・ゴメスが頭で折り返したボールをJ・ラーセンがジャンピングボレーでゴールに叩き込み、前半を2-2で終えた。

迎えた後半、チェルシーはムドリクを下げて古巣対決となるペドロ・ネトを投入。すると49分、中盤で獲得したFKからカイセドが素早くリスタートすると、ジャクソン、パーマーと繋ぎ、最後はボックス右でパスを受けたマドゥエケがシュート。これがDFアイ=ヌーリにディフレクトしそのままゴール左に吸い込まれた。

さらにチェルシーは58分にも、中盤でのルーズボールをカイセドが頭で繋ぐと、これを受けたパーマーがボックス手前まで持ち上がりラストパス。ボックス右深くまで侵入したマドゥエケがGKの股下を抜くシュートでゴールネットを揺らした。

勢いの止まらないチェルシーは63分、ハイプレスを掛けたエンソ・フェルナンデスジョアン・ゴメスのボールを引っかけると、こぼれ球を拾ったパーマーのラストパスをボックス中央右で受けたマドゥエケが冷静にフィニッシュを沈め、プロ初のハットトリックを達成した。

その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、3点を追うウルブスは78分にセットプレーから決定機を迎える。敵陣中盤で獲得したFKからサラビアがゴール前へ浮かせたパスを送ると、ゴール前に抜け出したトチ・ゴメスが頭で折り返したこぼれ球をレミナがボレーシュートを叩き込んだが、これはトチ・ゴメスのオフサイドを取られ、ノーゴールとなった。

ピンチを凌いだチェルシーは、直後の80分にパーマーのスルーパスで左サイドを抜け出したペドロ・ネトがボックス左まで駆け上がりマイナスに折り返すと、中央に走り込んだフェリックスがダイレクトシュートをゴール左に叩き込んだ。

結局、試合はそのまま2-6でタイムアップ。マドゥエケのハットトリックや新加入フェリックスの移籍後初ゴールでウルブスとの打ち合いを制したチェルシーが、今季リーグ初勝利を飾った。

ウォルバーハンプトン 2-6 チェルシー
【ウォルバーハンプトン】
マテウス・クーニャ(前27)
ヨルゲン・ストランド・ラーセン(前51)
【チェルシー】
ニコラス・ジャクソン(前2)
コール・パーマー(前45)
ノニ・マドゥエケ(後4)
ノニ・マドゥエケ(後13)
ノニ・マドゥエケ(後18)
ジョアン・フェリックス(後35)

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プレミアで1試合最多のイエロー14枚…ボーンマスvsチェルシーで記録 「シャツ汚さずに勝つのは無理」

14日に行われたプレミアリーグ第4節のボーンマスvsチェルシーは歴史的にも派手にイエローカードが飛び交う戦いとなった。 アンソニー・テイラー主審によって裁かれた試合自体はチェルシー勝利で、1-0のロースコア決着となったが、両軍合わせて14枚ものイエローカードを記録。アンド二・イラオラ監督とエンツォ・マレスカ監督の双方にもイエローカードが突きつけられており、それも含めると、計16枚のイエローカードが乱れ飛んだ。 イギリス『スカイ・スポーツ』によると、プレミアリーグの1試合で記録したイエローカードの数としてはこれが過去最多。イギリス『デイリー・メール』によると、これまでの最多は昨年9月のトッテナムvsシェフィールド・ユナイテッドで記録した13枚という。 ちなみに、そんな荒れ模様の試合をクリストファー・エンクンクの決勝弾で勝ち切ったマレスカ監督はこう振り返る。 「試合はこうやって勝っていかないとね。前後半で違った試合をした。前半は苦戦し、デュエルもセカンドボールも勝てなかったが、後半はずっと良くなったよ」 「このスタジアムでシャツを汚さずに勝とうなんて無理だ。デュエルに勝たねば、戦わねばいけない。95分間にわたってそれを続けられたら、勝つチャンスが増える」 <span class="paragraph-title">【動画】ボーンマスvsチェルシーはロースコア決着も…プレミア新のイエロー14枚が乱れ飛ぶ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="hMMrqOeq_8w";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.09.15 18:35 Sun
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守護神サンチェスが圧巻PKストップなど殊勲の働き! サンチョお膳立てからエンクンク弾のチェルシーが劣勢の一戦制す【プレミアリーグ】

プレミアリーグ第4節、ボーンマスvsチェルシーが14日にヴァイタリティ・スタジアムで行われ、アウェイのチェルシーが0-1で勝利した。 ここまで1勝1分け1敗の微妙なスタートとなったチェルシーは、開幕3戦無敗の難敵ボーンマスとのアウェイゲームで2戦ぶりの白星を狙った。1-1のドローに終わった中断前の前節クリスタル・パレス戦からは先発2人を変更。負傷のグストと体調不良のエンソ・フェルナンデスの代役にディザジとリーグ初先発のヴェイガを起用。また、サンチョが初のベンチ入りを果たした。 試合は開始早々にホームチームに決定機。4分、左サイドのスペースで縦に運んだタヴァーニアが得意の左足を振ると、強烈なシュートが枠の右隅に向かうが、これは惜しくもクロスバーを叩いた。 いきなり冷や汗をかいたアウェイチームは普段通りに後方からボールを動かすが、メリハリが利いた相手の守備に苦戦。エンソ・フェルナンデスの不在も響いてか、ボールの前進がスムーズにいかず、パーマーもうまく封じ込まれて前線の選手の仕掛けも不発。時おり、カウンターやディフェンスラインの攻撃参加でずれを生んだが、ジャクソンやマドゥエケのシュートは体を張ったブロックに阻まれる。 前半半ばから終盤にかけてもホームチーム優勢の時間帯が続く。右のセメンヨの馬力のある仕掛けに、タヴァーニアの背後への飛び出しとサイドを起点に多くのチャンスを作り出す。23分にはタヴァーニアのアーリークロスをエヴァニウソンがマイナスに落とし、最後はクライファートがボレーシュートもGKロベルト・サンチェスの好守に遭う。 以降もミドルレンジのシュートを浴びせかけると、36分にはフォファナの不用意なGKへのバックパスを狙っていたエヴァニウソンがボックス内でGKサンチェスと交錯。このプレーでPKを獲得したが、自らキッカーを務めたエヴァニウソンの右隅を狙ったシュートはサンチェスのビッグセーブに阻まれ、痛恨の決定機逸となった。 内容では完全に圧倒されながらも守護神のビッグセーブで辛くもゴールレスで試合を折り返したチェルシー。マレスカ監督は完全に消えていたペドロ・ネトに見切りを付け、後半頭にサンチョを投入した。 後半は一進一退の攻防が続く中、守備は修正されたものの攻撃が停滞するチェルシーは60分過ぎにマドゥエケ、ディザジの右サイドのコンビを下げてフェリックス、アダラビオヨを同時投入。これでフォファナが右サイドバック、パーマーが右ウイング、フェリックスがトップ下に入った。 2列目にボールの収まりがいい3選手が並んだことで、サイドバックやセントラルMFの攻撃参加が促され、押し返すことに成功したチェルシー。しかし、最後のところで粘るボーンマスの守備攻略へ一工夫が足りない。そんななか、マレスカ監督の交代策が土壇場での先制点をもたらした。 86分、数分前にジャクソンに代えて投入されたエンクンクがボックス中央で左サイドのサンチョが差し込んだ足元へのパスを収めると、3人に囲まれた中で絶妙なコーディネーションでうまくマイボールにして縦に運んでゴール至近距離から右隅へシュートを流し込んだ。 そして、新加入サンチョも絡んだ攻撃で待望の先制点を挙げたチェルシーは試合終盤のボーンマスの猛攻をGKサンチェスを中心に体を張った守備で凌ぎ切り、2試合ぶりの勝利を手にした。 ボーンマス 0-1 チェルシー 【チェルシー】 クリストファー・エンクンク(後41) 2024.09.15 06:19 Sun

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