スパーズが笑気ガス使用のビスマに懲戒処分…ポステコグルー監督「レスター戦から彼を出場停止にした」
2024.08.15 22:28 Thu
トッテナムが、違法となる笑気ガス使用の動画を投稿したマリ代表MFイヴ・ビスマに対して懲戒処分を行った。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。
亜酸化窒素の使用は脳障害、うつ病、記憶喪失、失禁、幻覚、神経損傷を引き起こす可能性があり、常習的な常用者は最長2年の懲役、売人は最長14年の懲役となる。
その後、自身のしでかした愚行に気が付いたビスマは11日、「これらの動画について謝罪したい。これは重大な判断力の欠如だった。これがどれほど深刻で、健康上のリスクを伴うかを今は理解している。また、フットボーラーおよび模範としての責任を非常に真剣に受け止めている」と全面的に非を認めて謝罪した。
15日、レスター戦に向けた公式会見に出席したアンジェ・ポステコグルー監督は、ビスマの一件に関して言及。クラブ独自でレスター戦のメンバーから外す決断をしたことを明かした。
「長い間フットボールに関わってきたが、このような状況が起こったとき、私はいくつかの方法で彼らを見ようとしてきた」
「まず、ビスという人物がいて、彼は誤った決断をした」
「まだ制裁が関わっており、その一部は教育的なものだ。彼は責任のあるプロフットボーラーだ」
「彼は月曜日(レスター戦)に出場できない。月曜日の試合から彼を出場停止にした」
「彼は私とチームの両方との信頼関係を再び築く必要がある。彼には扉が開かれており、我々は彼が下す決断がチームに影響を与えることを理解するのを助けることができる」
さらに、ビスマが信頼回復へどんな振る舞いをすべきかとの問いに対してオーストラリア人指揮官は「行動だ。単純なことだよ。より良い決断を下すことが大事だ。彼は私やクラブ、関係者全員に対して真摯に謝罪したが、それはほんの一部に過ぎない」と返答。
謝罪という一過性の行動ではなく、日々のプロフェッショナルな振る舞いを通じて自身やスタッフ、チームメイトから再び尊敬を集めるべきだと、至極もっともな見解を述べた。
PR
ビスマは10日に行われたバイエルンとのプレシーズンマッチ後の夜に街へ繰り出すと、リムジンの後部座席に座りながら風船から亜酸化窒素を吸い込む自身の姿を撮影し、スナップチャットのアカウントでシェアした。イギリスでは昨年末から「ヒッピークラック」と呼ばれる笑気ガスの所持は違法となり、ビスマは今回の行為によって警察の捜査を受ける可能性がある。その後、自身のしでかした愚行に気が付いたビスマは11日、「これらの動画について謝罪したい。これは重大な判断力の欠如だった。これがどれほど深刻で、健康上のリスクを伴うかを今は理解している。また、フットボーラーおよび模範としての責任を非常に真剣に受け止めている」と全面的に非を認めて謝罪した。
しかし、イギリス『サン』の取材に対して、クラブ内部での調査および懲戒処分を認めていたトッテナムは、処分の詳細に関しては明かさずも今週末に予定されるプレミアリーグ開幕節レスター・シティ戦での出場停止という処分を下した。
15日、レスター戦に向けた公式会見に出席したアンジェ・ポステコグルー監督は、ビスマの一件に関して言及。クラブ独自でレスター戦のメンバーから外す決断をしたことを明かした。
「長い間フットボールに関わってきたが、このような状況が起こったとき、私はいくつかの方法で彼らを見ようとしてきた」
「まず、ビスという人物がいて、彼は誤った決断をした」
「まだ制裁が関わっており、その一部は教育的なものだ。彼は責任のあるプロフットボーラーだ」
「彼は月曜日(レスター戦)に出場できない。月曜日の試合から彼を出場停止にした」
「彼は私とチームの両方との信頼関係を再び築く必要がある。彼には扉が開かれており、我々は彼が下す決断がチームに影響を与えることを理解するのを助けることができる」
さらに、ビスマが信頼回復へどんな振る舞いをすべきかとの問いに対してオーストラリア人指揮官は「行動だ。単純なことだよ。より良い決断を下すことが大事だ。彼は私やクラブ、関係者全員に対して真摯に謝罪したが、それはほんの一部に過ぎない」と返答。
謝罪という一過性の行動ではなく、日々のプロフェッショナルな振る舞いを通じて自身やスタッフ、チームメイトから再び尊敬を集めるべきだと、至極もっともな見解を述べた。
PR
イヴ・ビスマの関連記事
トッテナムの関連記事
プレミアリーグの関連記事
記事をさがす
|
イヴ・ビスマの人気記事ランキング
1
「重要な勝利」ポステコグルー監督はシティ撃破でのバウンスバックを評価…ファン・デ・フェンら負傷者にも言及
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、マンチェスター・シティ相手のバウンスバックの勝利に満足感を示した。イギリス『フットボール・ロンドン』がオーストラリア人指揮官の会見コメントを伝えている。 直近のクリスタル・パレス戦で今季プレミアリーグ未勝利の相手に初白星を献上したトッテナム。その不甲斐ない敗戦からバウンスバックを狙った30日のEFLカップ(カラバオカップ)4回戦ではホームで強豪シティを迎え撃った。 パレス戦から先発5人を入れ替えて臨んだ一戦では前半開始直後に鮮やかなカウンターから悩めるFWティモ・ヴェルナーの今季公式戦初ゴールで先制に成功すると、前半半ばにはデザインしたセットプレーからMFパプ・マタル・サールが見事なミドルシュートを突き刺して追加点を奪取。 前半終了間際の失点によって1点リードで折り返した後半は立ち上がりの幾つかの決定機を決め切れずに守勢を強いられたが、MFイヴ・ビスマの決死のゴールカバーなど体を張った守備でリードを守り切り、優勝候補筆頭を相手に2-1の勝利を収めた。 同試合後、ポステコグルー監督は「重要な勝利」と低調なパレス戦からリバウンドメンタリティを示したチームの姿勢を評価した。 「カップ戦では勝ち続けなければならない。それが第一だ。信じられないようなチームと対戦しているわけで、彼らは我々に対して様々な問いかけをしてきたし、今日もまさにそういった試合だった。決定的なチャンスをあまり与えず、守備はうまくできたと思うが、守る必要があったし、その点ではうまくできた」 「攻撃では、本当に質の高い場面がいくつかあったし、得点できなかったものの試合を終わらせる本当に良いチャンスもあった。プレーヤーは粘り強く耐えたし、シティに対して、大部分ではうまく対処できたと思う」 前半の2得点に関しては以前から「自信を失っている」とメンタル面を危惧していたヴェルナーに初ゴールが生まれた点で、より価値のあるものだと感じている。 「シティ相手に得点するには、その瞬間にクオリティが必要であり、2つのゴールは我々にとって素晴らしい瞬間だった」 「最初のゴールは素晴らしい動きで、ティモが苦しい時期を過ごしていたし、彼がゴールを決めたのは素晴らしいことだった。アタッカーにとって、得点しなかったり、決着をつけなかったりすると、少し重荷になる。彼が今夜、試合の重要な瞬間に得点したのは素晴らしいことで、それが彼の前進に役立つことを願っている」 結果・内容ともにポジティブなものを得た一方、同試合では前半序盤に右ハムストリングを痛めたDFミッキー・ファン・デ・フェン、後半途中に内転筋辺りを気にしていたヴェルナーが負傷交代。また、DFクリスティアン・ロメロも後半立ち上がりのタイミングでベンチへ下がっていた。 その3選手の状態に関して指揮官は、オランダ代表DFの状態を危惧しながらも、残りの2選手に関しては疲労による影響だったと深刻な問題ではないとの見解を示した。 「ミッキーはハムストリングに何かを感じた。彼の全容はまだわかっていないが、間違いなく何かを感じており、様子を見よう。クティは少し疲れていた。ハーフタイムに交代することも考えたが、ミッキーも失った後では、もう1人のセンターバックを失いたくなかった」 「彼は大丈夫だと言ったが、ベニー(ベン・デイビス)が出場できるのだからリスクを冒す意味はないというのが私の直感だった。ティモはあまりプレーしていないので、疲労が原因だったのではないかと思っている」 優勝候補筆頭のシティを撃破したことで、2008年以来遠ざかるタイトル獲得に一歩前進する形となったスパーズ。指揮官は「まだ優秀なチームが残っている」とタイトル獲得の可能性を語るには時期尚早と釘を刺したが、「勝ち続ければ、常にチャンスはある」とファン・サポーターが求める悲願への野心も垣間見せた。 今季ここまで無敗だったシティ相手の勝利によって再浮上のきっかけを手にしたチームだが、今週末には難敵アストン・ビラとのビッグマッチが控える。 その一戦に向けては「我々にとって、今年は少しつまずいたときはいつでも、ある程度立ち直った。しかし、あまり頻繁につまずくことも考えてはいけない。週末の別の大きな試合に備える必要がある」と、立ち直った次の試合が重要だと気を引き締め直した。 2024.10.31 11:00 Thu2
「我々のサッカーは素晴らしかった」後半3ゴールでダービー逆転勝利のトッテナム、ポステコグルー監督はファンに感謝「少しのご褒美になれば」
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー監督が、ウェストハム戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 19日、プレミアリーグ第8節でトッテナムはウェストハムをホームに迎えた。試合は19分に先制を許すも、36分にデヤン・クルゼフスキのゴールで同点とする。 後半に入ると、52分にイヴ・ビスマのゴールで逆転に成功、55分にオウンゴール、60分にソン・フンミンとゴールを重ね、終わってみれば4-1で快勝。ロンドン・ダービーを制した。 試合後、ポステコグルー監督は後半のパフォーマンスが良かったとし、前半は苦しんでいたと振り返った。 「とても良かった。前半はかなり頑張らなければならず、少し手探り状態だった。相手は大きくてフィジカルの強いチームで、特定の部分で対抗しなければならなかった」 「もちろん、失点したことは残念だったが、試合に戻り、前半も後半もいくつか良いチャンスを作り、その成果を得た」 「後半はギアを上げ、またしても我々のサッカーは素晴らしかったと思うが、特に中盤でコントロールするために必要なハードワークをいくつかし、それが良い基盤となった」 また、ダービーでの勝利について問われると、自身は特に変わらないとしながらも、ファンにとっては大きいと言及。後半にパワーをもらったのもファンのおかげだと感謝した。 「ファンにとっては確かに重要だろう。なぜなら、ファンは当然ダービーで満足して勝利を収めたいからだ。個人的にはいつも言っているように、どの試合に勝っても同じような喜びを感じる」 「後半に作り出した勢いの一部は、サポーターが与えてくれた勢いによるものだ。特に2点目を決めた後は、スタジアム内の雰囲気が盛り上がることを実感した。それが我々を後押しし、15〜20分間、素晴らしいプレーを見せていた」 「両者はとても密接に関係している。特にホームでは、サポーターの応援が必要だが、それに応えるためには我々が彼らに何かを返さなければならない。今日は、ファンにとって少しのご褒美になればと思っている」 <span class="paragraph-title">【動画】ロンドンダービーは後半3ゴールのトッテナムに軍配</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="1qxZlucbn1E";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.10.20 10:55 Sun3
ブライトンMFイヴ・ビスマ、性的暴行の容疑で逮捕
ブライトンのマリ代表MFイヴ・ビスマ(25)が、現地時間の6日未明に逮捕されていたようだ。イギリス『サン』が報じている。 事件はクラブが本拠地を置くサセックスにあるナイトクラブで発生。伝えられるところによると、女性に性的暴行を加えたという40代と20代の男性2人が現地警察に逮捕されていた。 目撃者によると、そのうちの一人は、今季のプレミアリーグで好調のブライトンを牽引するイヴ・ビスマだったようで、ネット上には写真が出回り、手首に手錠がかけられたショッキングな姿が晒されている。 現場は『ザ・アーチ』というナイトクラブで、学生に人気のスポットとして知られている。事件が起きたのは夜中の1時半頃で、ビスマとその友人である40代の男は2、3時間もの間そのナイトクラブに滞在していたようだ。 ブライトンは事件直後、名前を伏せながらも所属選手が犯罪の容疑をかけられ警察に協力していることを声明で発表しており、大きな波紋が広がっている。 ビスマは2018年夏にリールから推定1500万ポンドの移籍金で加入。ジェイミー・キャラガー氏やギャリー・リネカー氏も称賛する選手で、プレミアリーグのビッグクラブが関心を示しているとも伝えられていた。 2021.10.07 19:10 Thu4
スパーズが前節の敗戦を払しょくする逆転勝利!ソン・フンミンの復帰弾などでウェストハムに快勝【プレミアリーグ】
トッテナムは19日、プレミアリーグ第8節でウェストハムとトッテナム・ホットスパースタジアムで対戦し、4-1で勝利した。 前節ブライトンに痛恨の逆転負けを喫した9位トッテナムは、その試合からスタメンを2人変更。ヴェルナーとベンタンクールに代えてケガ明けのソン・フンミンとビスマをスタメンで起用した。 前節のイプスウィッチ戦で公式戦7試合ぶりの白星を飾った12位ウェストハムに対し、トッテナムは11分にピンチを迎える。ドリブルでボックス右まで侵攻したボーウェンが折り返しを入れると、逆サイドから走り込んだクドゥスにフリーでシュートを許したが、これはGKヴィカーリオが好セーブで凌いだ。 最初のピンチを凌いだホームチームは、16分にソン・フンミンのコントロールショットでゴールを脅かしたが、直後の19分に失点する。ワン=ビサカが自身のミドルシュートのこぼれ球を頭で繋ぐと、ボックス右深くまで踏み込んだボーウェンの折り返しをクドゥスがダイレクトシュートで流し込んだ。 先制を許したトッテナムは28分、ソン・フンミンのパスでボックス左深くに抜け出したウドジェのクロスにブレナン・ジョンソンが飛び込むも、肩に当たったシュートはゴール左。さらに34分には、ボックス外のポロがミドルシュートでゴールに迫るが、DFにディフレクトしたボールはGKアレオラのファインセーブに阻まれた。 攻勢を続けるトッテナムは、直後の36分に追いつく。中盤でのボール奪取からマディソンがドリブルでカウンターを仕掛けると、ラストパスをボックス右で受けたクルゼフスキがカットインから左足一閃。GKアレオラの手を弾いたボールが両ポストに当たり、ゴールに吸い込まれた。 1-1で前半を終えたトッテナムは、後半からマディソンを下げてサールを投入。すると52分、ソン・フンミンのパスでボックス左深くまで駆け上がったウドジェがボールを収めると、冷静にマイナスへ送ったパスを走り込んだビスマがゴール左隅に流し込んだ。 さらにトッテナムは54分、ボックス右からソン・フンミンがシュートを放つと、GKアレオラが右足でブロックしたボールがDFトディボに当たり、オウンゴールを誘発。 さらに60分には、自陣中盤でのボール奪取からサールが素早く前線のスペースへボールを展開。ロングスルーパスを左サイドで受けたソン・フンミンがボックス左から侵入すると、シザーズでDFトディボを翻弄しシュート。これがGKアレオラの右足を弾き、ゴール左隅に吸い込まれた。 その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すが、膠着状態が続く。すると83分、クドゥスのラフプレーからファン・デ・フェンとの小競り合いが発生すると、VARの末に小競り合いの中でファン・デ・フェンとサールの顔を小突いたクドゥスにレッドカードが提示された。 結局、試合はそのまま4-1でタイムアップ。トッテナムが前節の敗戦を払しょくする見事な逆転勝利でブライトン戦からのバウンスバックに成功している。 トッテナム 1-1 ウェストハム 【トッテナム】 デヤン・クルゼフスキ(前36) イヴ・ビスマ(後7) OG(後10) ソン・フンミン(後15) 【ウェストハム】 モハメド・クドゥス(前19) 2024.10.19 22:31 Sat5
スパーズの新エースFW候補が早くも離脱…指揮官がエバートン戦欠場を明かす
トッテナムの新エースストライカー候補が早くも戦列を離れることになった。 2024-25シーズンのプレミアリーグ開幕節で昇格組レスター・シティ相手に1-1のドロースタートとなったトッテナム。24日に行われるホーム開幕戦ではエバートン相手に初白星を目指す。 アンジェ・ポステコグルー監督はその第2節を前にした公式会見に出席し、最新のチームニュースを提供。レスター戦で新天地デビューを飾ったFWドミニク・ソランケが足首のケガで欠場となることを明かした。クラブ公式サイトが指揮官のコメントを伝えている。 「ドミニクは前回の試合で打撲を負い、試合は乗り切ったが、翌日に悪化し、明日は欠場する」 なお、昨シーズンのボーンマスではリーグ戦全試合に出場していたソランケだが、軽傷ではあるものの新天地ではいきなりの欠場となった。 また、オーストラリア人指揮官は同じくレスター戦にて脳震とう疑いで負傷交代したMFロドリゴ・ベンタンクールの欠場も明言している。 「脳震とうのプロトコルに関係なく、私の観点からは、頭部のケガに対しては常により慎重にならなければいけない。彼は非常に順調に回復し、すべての検査を受け、体調も良好だが、ロドリゴを再び出場させる前に、完全に100%の状態であることを確認するために時間をかけて対応するつもりだ」 これで2選手を欠くことが決定した一方、同じくレスター戦の終盤で足を痛めた様子を見せていたDFペドロ・ポロに加え、笑気ガスの一件でクラブ独自の出場停止処分を科されたMFイヴ・ビスマ、バーンリーからの新加入で登録が完了したFWウィルソン・オドベールの3選手が起用可能であると明かした。 「ビスは出場可能だが、他に選択肢がる。ペドロは大丈夫だ。彼は今週トレーニングをしており、他に懸念事項はない」 なお、ソランケ不在の1トップに関してはFWリシャルリソン、FWソン・フンミンを代役に据えるか、プレシーズンでも採用していたMFデヤン・クルゼフスキの偽CF起用で乗り切る構えだ。 2024.08.23 23:02 Friトッテナムの人気記事ランキング
1
勝者ロドリのバロンドール争い…リシャルリソンが涙のヴィニシウスをフォローしつつ異議 「誰も理解できない基準」
レアル・マドリーFWヴィニシウス・ジュニオールのバロンドール落選にブラジル代表の同僚が異を唱える。 ラ・リーガとチャンピオンズリーグの優勝に大きく貢献し、事前報道のリーク情報でバロンドールの本命とされたヴィニシウス。しかし、28日の授賞式で名を呼ばれたのはスペイン代表MFロドリで、シティでのプレミアリーグ4連覇にスペイン代表でのユーロ2024制覇、そして昨季の出場した公式戦64試合でわずか1敗という驚異的な勝率も評価されたか、初の栄冠に輝いた。 アルゼンチン代表FWリオネル・メッシやポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドの二大巨頭が独占する時代ではなくなった今、開かれた賞になったと言っていいが、トッテナムFWリシャルリソンはブラジル代表でヴィニシウスとチームメイトらしく不満を抱く。ロドリの受賞も妥当としつつ、自身のインスタグラムにこう綴った。 「フットボールに携わる僕らの誰もが毎シーズン、大きな期待とともに個人賞を待っている。今日、フットボールを愛するすべてのブラジル人は久しぶりに我が国の選手が世界最高の賞に輝くのを期待して目を覚ました」 「残念ながら、誰も理解できない基準で受賞が叶わなかった。誤解しないでほしいけど、ロドリは最高の選手に値する素晴らしい選手だ。ただ、ヴィニがバロンドールを受賞できなかったのは恥ずべきことで、今日敗れたのはフットボールにほかならない」 「ヴィニがブラジル全土で応援してもらうのが夢だと言っていたのを覚えている。今日がその日だったんだ! 君は巨人で、世界一だ! どんなトロフィーもそれに変わるものなんてない。黙らずに進み続けよう、僕らは一緒だ!」 2024.10.30 19:45 Wed2
テン・ハグ解任は他人事ではない…プレミア監督勢が監督業の厳しさを口に 「クビが期待される唯一の職」「誰もがそうなりうる」
マンチェスター・ユナイテッドで起きた監督交代にプレミアリーグの各クラブ指揮官がコメントを寄せる。 ユナイテッドは28日、エリク・テン・ハグ監督の即時退任を発表。成績不振が続いたとあって事実上の解任となり、2022年夏からスタートしたテン・ハグ体制が約2年半のときを経て幕を閉じた。 イギリス『BBC』ではプレミアリーグのクラブを率いる数名の監督たちによるリアクションが集められ、それぞれが同情しつつ、これからを祈り、各々が他人事ではない監督業の厳しさも口にする。 ◆ジョゼップ・グアルディオラ/マンチェスター・シティ 「彼のことを本当に気の毒に思う。彼とは素晴らしい関係なんだ。彼は行動面で最高レベルだったし、ユナイテッドを代表していた。監督というのはクビが期待される唯一の職の1つ。建築家、医師、教師にそんなのない。我々の仕事だけだ。我々はそれを受け入れないといけないんだ」 「彼の幸運を祈る。彼ならもっと強くなって戻ってくるだろう。彼は我々の仕事が結果次第というのをわかっている。結果が十分じゃなければ、クビにされる。それは私自身のことでもある。私も例外じゃない」 ◆アルネ・スロット/リバプール 「いつだって最初に考えるのはその人のこと。この仕事に就く者は誰もがそうなりうるのを認識しているが、そうなったら、私は特に彼のことを知っていて、どれだけの努力を注いでいるかもわかっているし、このニュースを聞くのは残念だった」 「我々、特にオランダ人は彼がアヤックスでどれだけ活躍したかを知っているし、ここでも2つのトロフィーを獲得した。だから、近い将来、ビッグクラブでまた彼の姿を目にできるはずだ」 ◆ミケル・アルテタ/アーセナル 「彼は本当に良い仕事をして、多くのことを変えたと思う。彼の新たな章がうまくいくのを祈っている」 ◆アンジェ・ポステコグルー/トッテナム 「彼が受けた監視を考えると、それは避けられないものだったし、がっかりしている。それが最近のフットボールにおける本質だ。エリクは2年ちょっとで、毎年にわたってトロフィーを獲得した。仮に彼がここでそれをして、職を失っただろうか? 同じような目で見られただろうか?」 「誰もがトロフィーを獲得すればいいと言うが、同じ結果になるだろうと感じる。いち監督として、成功のスイートスポットを掴み、誰もが好むフットボールをし、すべての選手を適切に獲得しなければならない。エリクは良い監督だし、きっとバウンスバックするはず。彼のキャリアはこれからも力強く続くだろう」 2024.10.30 13:25 Wed3
「最初の1秒からの心構えが違いを生んだ」トッテナム撃破で今季プレミア初勝利のクリスタル・パレス、指揮官がファンに感謝「ファンの力が必要だった」
クリスタル・パレスのオリバー・グラスナー監督が、トッテナム戦を振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 27日、プレミアリーグ第9節でクリスタル・パレスはホームにトッテナムを迎えた。 今シーズンはここまで未勝利と大苦戦。降格圏に位置していたクリスタル・パレスだが、日本代表MF鎌田大地はベンチスタートとなった。 立ち上がりから激しく前にプレスをかけていくクリスタル・パレス。すると31分、最終ラインへのプレスからボールを奪うと、右サイドからのクロスを最後はジャン=フィリップ・マテタが蹴り込み先制に成功。鎌田は88分からの出番となったが、チームはこの1点を守りきり、今シーズン初勝利を記録した。 試合後、クラブのチャンネル『Palace TV』のインタビューに応じたグラスナー監督は、チームが狙い通りの前プレスをかけて試合をコントロールできたとした。 「特に素晴らしいパフォーマンスだった。選手たちの功績は、今日のプレーぶりにある」 「最初の1秒から勇気を出し、前線に出て、トッテナムにプレッシャーをかけ、素晴らしいゴールを決めた」 「ハーフタイムの直後、我々は前線に出てチャンスを作り、ゴールは認められずに厳しいPK判定となった。だから、我々は今日の選手たちのパフォーマンスを本当に誇りに思っている」 「最初の1秒からの心構えが違いを生んだ。激しさ、勇気、勇敢さ。我々がいかに高い位置から彼らにプレッシャーをかけ、背後で何が起こるかを気にしなかった」 「最も良い例は、我々のウイングバックが相手のボックス内で左センターハーフからプレッシャーをかけ、ボールを奪い、素晴らしいゴールを決めたところだと思う」 「最大の違いは、こうした心構えだった」 また、セルハースト・パークに集まった多くのファンにも感謝。結果が出ていない中でも応援を続けてくれたことが、この試合では大きな力になったと語った。 「トッテナムはあらゆる手を尽くしたので、ファンの力が必要だった。彼らは[4-4-2]でプレーし、クロスを上げてきていた」 「しかし、我々は常に彼らをゴールから遠ざけようとした。この努力のため、選手たち、特に攻撃陣は最後疲れているように見えた」 「だから、ファンからのサポートは助けになった。ファンの皆さんの全てのサポートに感謝する」 「ファンは常にチームを信じ、常に我々をサポートしてくれた。だから、このことに感謝し、これからも続けていこう」 <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> <span class="paragraph-title">【動画】クリスタル・パレスがプレミア初勝利!トッテナム相手に激しさ見せる</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="mTqAbwtB55A";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <div style="text-align:center;" id="cws_ad"><hr /><a href="https://www.video.unext.jp/lp/football_pack?adid=XXX&utm_medium=a_n&utm_campaign=a_n&cid=D34327&utm_source=seesawgame_ultrasoccer&utm_term=ultrasoccer&rid=SG00003" target="_blank">プレミアリーグを見るなら<br />「U-NEXTサッカーパック」がお得!!</a><hr /></div> 2024.10.28 11:05 Mon4
共に負傷者出す消耗戦制したスパーズがベスト8進出! シティは公式戦初黒星で今季初のタイトル逸【EFLカップ】
EFLカップ(カラバオカップ)4回戦、トッテナムvsマンチェスター・シティが30日にトッテナム・ホットスパースタジアムで行われ、2-1で勝利したトッテナムがベスト8進出を決めた。 ヨーロッパリーグでは開幕3連勝スタートも、プレミアリーグでは直近のクリスタル・パレス戦での敗戦によって8位に甘んじるトッテナム。そのリーグ敗戦からのバウンスバックを図った一戦ではパレス戦から先発5人を変更。ペドロ・ポロやウドジェ、マディソンに代えてドラグシン、グレイ、ヴェルナーらを起用。ファン・デ・フェンを左サイドバックに配置した。 対するシティは公式戦5連勝と抜群の安定感を誇り、リーグ前節終了後にプレミアリーグ首位浮上。複数の離脱者はいるものの、良い状態で敵地へ乗り込んだ。1-0で競り勝ったサウサンプトン戦からは先発6人を変更。GKをオルテガに代えたほか、ハーランドやベルナルド・シウバらをベンチに置き、オライリーとマカティーの若手2選手を起用。最前線にはフォーデンを偽CFとして配置した。なお、ウォームアップ中のトラブルでアカンジが急遽メンバーを外れ、ルベン・ディアスが起用された。 今ラウンド屈指の好カードは開始早々に動く。6分、自陣右サイドでグレイ、ブレナン・ジョンソン、クルゼフスキの鮮やかなパス交換でシティのプレスを完璧に回避したトッテナムは、スペースに飛び出したクルゼフスキが完璧なアーリークロスを供給。逆サイドにフリーで走り込んだヴェルナーが右足ダイレクトシュートをゴール右に突き刺し、悩めるドイツ人アタッカーが待望の今季初ゴールを挙げた。 先制後も効果的なカウンターで相手を引っくり返す良い展開が続いたホームチームだったが、アクシデントが発生。スプリントした際に右ハムストリングを痛めたファン・デ・フェンがプレー続行不可能となり、ウドジェのスクランブル投入を余儀なくされた。 このアクシデントにも動じずに以降も強度の高いプレーで主導権を握るトッテナムは、サイドを起点に幾度か良い形を作り出す。すると、25分には右CKの場面でショートコーナーからペナルティアーク右でクルゼフスキからマイナスのパスを受けたサールが右足ダイレクトシュートを放つと、枠の外側から巻いたシュートがゴール右隅に突き刺さった。 難しい流れの中で2失点目まで喫したシティはここから攻守のギアを上げて反撃に出て行く。序盤は中盤で引っかけられる場面が目立ったが、徐々に短いパス交換やマテウス・ヌネス、サヴィオの両翼の個人技によって押し込む展開に持ち込んでいく。 前半終盤にかけてハーフコートゲームを展開するも、アタッキングサードでの精度を欠いて決定機まで持ち込めずにいたが、前半アディショナルタイムにようやく1点を返した。右サイドで縦に仕掛けたサヴィオが微妙にふくらんで正確なクロスを供給すると、ファーでドフリーとなったヌネスが難なくダイレクトで合わせた。 シティが1点差に詰め寄って迎えた後半は両ベンチが動く。シティはルベン・ディアスとギュンドアンを下げてグヴァルディオル、コバチッチを同時投入。対するトッテナムはサールに代えてビスマ、立ち上がりにはロメロを下げてベン・デイビスをピッチに送り出す。 後半の入りは前半同様にアグレッシブな守備と鋭いカウンターを見せたホームチームがペースを握る。開始直後にブレナン・ジョンソン、55分にはクルゼフスキが決定的な枠内シュートを放っていくが、いずれもGKオルテガのビッグセーブに阻まれる。 オルテガの再三の好守に救われたシティはフォーデンに代えてベルナルド・シウバを投入。だが、この交代直後には右足首を痛めたと思われるサヴィオが担架でピッチを後にし、ライトのスクランブル投入を余儀なくされた。 一方、カウンターから3点目を決められずに守勢に転じたトッテナムも後半半ば過ぎには内転筋を痛めたか、ヴェルナーがプレー続行不可能となり、ジョンソンと共にベンチへ。これを受けてムーアとリシャルリソンが投入された。 後半終盤にかけてはボールを握って押し込むシティ、カウンターで応戦するトッテナムという構図の下で最後まで白熱の攻防が繰り広げられる。83分にはシティのリスキーな自陣でのスローインをボックス内で奪ったリシャルリソンにビッグチャンスも、左足シュートはGK正面を突いた。 それでも、ハーランドらを温存して最後まで控えメンバー中心の布陣で戦ったシティの攻撃をビスマの決死のゴールカバーなどで凌ぎ切ったトッテナムが2-1のままクローズ。この結果、シティに今季公式戦初黒星を与えたトッテナムがベスト8進出を決めた。 トッテナム 2-1 マンチェスター・シティ 【トッテナム】 ティモ・ヴェルナー(前6) パプ・マタル・サール(前25) 【マンチェスター・シティ】 マテウス・ヌネス(前49) 2024.10.31 07:23 Thu5