鈴木彩艶が無念退場のパルマ、ルカクデビュー弾など後半AT2発のナポリに逆転負けで今季初黒星【セリエA】

2024.09.01 06:06 Sun
鈴木彩艶が無念退場
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鈴木彩艶が無念退場
セリエA第3節のナポリvsパルマが8月31日にスタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナで行われ、ホームのナポリが2-1で逆転勝利した。なお、パルマのGK鈴木彩艶は先発出場も75分に退場となった。

開幕節はエラス・ヴェローナに完敗も、前節はボローニャ相手に3-0の完勝でコンテ新体制で初勝利を挙げたナポリ。昇格組相手に連勝を狙った今節はボローニャ戦と全く同じスタメンを採用し、ルカクがベンチに入った。

一方、フィオレンティーナとの開幕節をドロー、前節はミランを相手に会心の2-1勝利を収めてセリエA復帰初勝利を挙げたパルマは、一昨季の王者相手に連勝を狙った。ミラン戦で殊勲の働きを見せた日本代表GKは引き続きゴールマウスを守った。
敵地ながら勇敢な姿勢で試合に入ったパルマは序盤から推進力のある攻めでホームチームのゴールを脅かしていく。

幾つかの際どいシュートシーンを作り出すと、17分にはボックス内でボニーがGKメレトにアフターで倒される形となってPKを獲得。これをボニー自らゴールネットに突き刺した。
先制後はナポリにボールを握られて左サイドのオリベラやクワラツヘリアを起点に崩しかけられる場面も散見されるが、GK鈴木は冷静に味方を動かしながらピンチを未然に防いでいく。

40分にはボックス手前のクワラツヘリアに強烈なミドルシュートを許すが、ここも日本代表GKは見事な反応で阻止した。また、鈴木はマイボール時も長短付けたパスを効果的に配球し、ゾームやベルナベをうまく使って中央でボールを前進させた。

一方、ホームのナポリは外回りの攻撃が多くチームとして攻撃の形をいまひとつ見いだせぬまま前半を終え、フラストレーションを募らせるティフォージからブーイングを浴びる難しい状況でハーフタイムのドレッシングルームへ下がった。

迎えた後半、ハーフタイムに闘将から激しい檄が飛んだナポリは立ち上がりから攻勢を強めてハーフコートゲームを展開。前半同様にクワラツヘリアがボックス付近で積極的に足を振っていくが、2本の枠内シュートはGK鈴木が冷静に対応する。

流れを変えたいナポリはナポリデビューのルカク、これがセリエA2戦目のネレスと新戦力のアタッカー2人を投入。ここからさらにリスクを冒してゴールを目指していく。

そんななかパルマに大きなアクシデントが発生。75分、ボックス外に飛び出してクリアを試みたGK鈴木がボールを蹴った後に進路にいたネレスと激しく交錯。不可抗力ながらアフターの形で腹部に足が入ってしまい、すでに遅延行為で1枚カードをもらっていた中で2枚目のイエローカードで退場となった。

パルマはすでに交代枠すべてを使い切っており、DFデル・プラートが代役GKを務めることになった。

この退場を受けてナポリは直後にマッツォッキを下げてシメオネを投入。なりふり構わぬ攻撃的な布陣でゴールをこじ開けにかかる。88分にはボックス内でシメオネがアルムクヴィストと交錯。このプレーで一度はPKの笛が吹かれるが、オンフィールド・レビューの末に取り消しとなった。

それでも、ナポリは11分が加えられた後半アディショナルタイムにドラマを起こす。まずは92分、ボックス左でスピナッツォーラから足元にパスを受けたルカクが左足の反転シュートを突き刺し、パルテノペイデビュー戦で決定的な仕事を果たす。

さらに、96分には右CKの二次攻撃からネレスの正確なクロスをゴール前のザンボ・アンギサがストロングヘッドで合わせ、土壇場で逆転ゴールを奪った。その後、後半ラストプレーではパルマが決死の攻撃を仕掛けてゴール前のアルムクヴィストにビッグチャンスが舞い込んだが、枠を捉えた決定的なシュートはGKメレトがビッグセーブで阻止した。

そして、試合はこのままタイムアップを迎え、ルカクのデビュー弾を含め土壇場で底力を示したナポリが今季初の連勝を飾った。一方、鈴木の退場響いたパルマは今季初黒星を喫している。

ナポリ 2-1 パルマ
【ナポリ】
ロメル・ルカク(後47)
アンドレ=フランク・ザンボ・アンギサ(後51)
【パルマ】
アンジュ=ヨアン・ボニー(前19[PK])

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中村俊輔氏がパルマで海外研修…S級取得へ元福岡監督ペッキアから学ぶ 「質問にすべて答えてくれた」

指導者の道を歩む元日本代表MFの中村俊輔氏が海外研修でイタリアに渡ったようだ。日本代表GK鈴木彩艶も所属するパルマがクラブ公式サイトで明かす。 2022年をもって横浜FCで輝かしい現役キャリアにピリオドを打った中村氏。翌年から横浜FCのトップチームコーチとなり、その傍ら、S級ライセンス取得を目指す。 そんな日本代表史に名を刻むレフティは元アビスパ福岡指揮官のファビオ・ペッキア監督のパルマで海外研修。2週間ノンストップの完全集中で行われたという。 パルマは中村氏の様子をこう紹介した。 「ペッキアと彼のスタッフがチームに施す活動の細部まで観察し、特にトレーニング管理とチームの戦術的アプローチに注意を払った。だが、彼はただ観察しているだけではなく、ペッキアやスタッフ全員と毎日のように会話もしていたからだ」 中村氏も感謝の言葉を送っている。 「ペッキアはアビスパ福岡の監督も務めたこともあり、日本のサッカーをよく知っている。ここコレッキオにいる間、彼とも、スタッフとも練習法や戦術、戦略、トレーニングの種類、そしてパルマの組織全体を理解するために対話をしたし、クラブ、そしてペッキアに心から感謝する。自分のたくさんの質問に自分が望む形ですべて答えてくれた。それは理解する上でとても役立ったし、忘れることはない」 <span class="paragraph-title">【画像】パルマ訪問の中村俊輔氏が元福岡監督と記念写真</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="it" dir="ltr">Shunsuke Nakamura ha scelto il Parma Calcio e Fabio Pecchia per lo stage di aggiornamento del corso allenatori che sta seguendo in Giappone. Un percorso che lo sta portando a immergersi anche nel mondo della gestione tecnica di una squadra europea, con l’obiettivo di arricchire… <a href="https://t.co/80M3Cd2AjJ">pic.twitter.com/80M3Cd2AjJ</a></p>&mdash(@1913parmacalcio) <a href="https://twitter.com/1913parmacalcio/status/1870092052878200948?ref_src=twsrc%5Etfw">December 20, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.12.21 13:55 Sat
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【セリエA第17節プレビュー】鈴木彩艶が不振を抜け出しきれないローマと対峙

前節はチャンピオンズリーグで公式戦14試合ぶりに黒星を喫したインテルがラツィオとアウェイで対戦し、圧巻の6発圧勝劇とした。上位陣では首位アタランタ、2位ナポリが揃って勝利し順位に変動はなかった。迎える第17節、パルマのGK鈴木彩艶が不振を抜け出しきれていないローマとアウェイで対峙する。 パルマ(勝ち点15)は前節、今後残留を争う可能性の高いヴェローナにホームで敗戦。インテル戦に続いて3失点を喫し、15位に後退した。彩艶としてはいずれの失点も防ぎようがなかった中、FWディバラ、FWドフビクと強烈なアタッカーを擁するローマ相手に守備の立て直しを図れるか。 一方、公式戦連勝で勢いが付き始めた中、前節は昇格組のコモに敗れた12位ローマ(勝ち点16)は、水曜に行われたコッパ・イタリアではサンプドリアに4-1で快勝。まだまだ不安定なチーム状態だが、1ポイント差のパルマを下しボトムハーフから抜け出すことはできるか。 ラツィオを粉砕してレバークーゼン戦敗戦を払拭した3位インテル(勝ち点34/1試合未消化)は、ローマを撃破した16位コモ(勝ち点15)と月曜に対戦。ラツィオ戦ではレバークーゼン戦敗戦の憂さを晴らすような戦いぶりで6発圧勝としたインテル。久々に1週間の調整期間があった中、ここは必勝としてアタランタ、ナポリの上位勢を追走したい。 首位アタランタ(勝ち点37)は10位エンポリ(勝ち点19)と対戦。前節カリアリ戦をFWザニオーロ弾でウノゼロ勝利とし、セリエA10連勝としたアタランタ。水曜に行われたコッパ・イタリアではセリエBのチェゼーナ相手に6発圧勝と格の違いを見せ付けた。連勝を11に伸ばし首位キープとなるか。 そのアタランタを2ポイント差で追う2位ナポリ(勝ち点35)は、前節ミランに引き分けた13位ジェノア(勝ち点16)と対戦。ナポリは前節ウディネーゼ戦、FWクワラツヘリアを負傷で欠いた中、3発快勝とした。代役のFWネレスが2点目に絡み、チームの勝利に貢献した。主砲ルカクにもゴールが生まれた中、ヴィエラ監督就任後1勝3分けと無敗のジェノアを下してアタランタにプレッシャーをかけたい。 最下位ヴェネツィアにホームで辛くも引き分けるのが精一杯だった6位ユベントス(勝ち点28)は19位モンツァ(勝ち点10)と対戦。セリエA4戦連続ドローと閉塞感があった中、火曜に行われたコッパ・イタリアではカリアリに4発快勝とした。MFコープマイネルスのボランチ起用、MFロカテッリのセンターバック起用など、ケガ人の影響もあって新たな試みをした中での快勝をセリエAに持ち込むことはできるか。 そして金曜には8位ミラン(勝ち点23/1試合未消化)が17位ヴェローナ(勝ち点15)と対戦。ミランは前節ジェノア戦、17歳MFリベラーリがトップチーム初先発を飾った中、攻めあぐねる時間帯が多くゴールレスドローに終わった。下位に沈むヴェローナには必勝とし年内最終戦のローマ戦に向かいたい。 ◆セリエA第17節 ▽12/20(金) 《28:45》 ヴェローナvsミラン ▽12/21(土) 《23:00》 トリノvsボローニャ 《26:00》 ジェノアvsナポリ 《28:45》 レッチェvsラツィオ ▽12/22(日) 《20:30》 ローマvsパルマ 《23:00》 ヴェネツィアvsカリアリ 《26:00》 アタランタvsエンポリ 《28:45》 モンツァvsユベントス ▽12/23(月) 《26:30》 フィオレンティーナvsウディネーゼ 《28:45》 インテルvsコモ 2024.12.20 18:00 Fri
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鈴木彩艶フル出場のパルマが連敗、ヴェローナに3失点敗戦で15位に後退【セリエA】

パルマは15日、セリエA第16節でヴェローナをホームに迎え、2-3で敗れた。パルマのGK鈴木彩艶はフル出場している。 前節インテルに完敗した13位パルマ(勝ち点15)は彩艶が引き続き先発となった。 今後残留を争う可能性の高い4連敗中の18位ヴェローナ(勝ち点12)に対し、開始5分に失点。ショートコーナーの流れからコッポラにヘディングシュートを決められた。 先制を許したパルマは11分、マンがゴール至近距離からシュートを狙う決定機もGKモンティポのセーブに阻まれた。それでも19分に追いつく。ショートコーナーの流れからボニーのシュートはGKにセーブされるもルーズボールをゾームが押し込んだ。 同点後は一進一退の攻防が続いた中、1-1で前半を終えた。 迎えた後半、攻勢をかける入りとなったパルマだったが、57分に失点。ハルイに右サイドを突かれた流れからサールに流し込まれた。 再び追う展開となったパルマは70分、FKの流れからマンに好機もシュートを決めきれず。すると75分に致命的な3失点目。守備が手薄になっていた中、リヴラメントのボックス中央からのシュートは彩艶がセーブするもルーズボールをモスケラに蹴り込まれた。 その後、終盤の90分にゾームのドッピエッタで1点差に詰め寄ったパルマだったが2-3で敗れ、痛い連敗となった。 パルマ 2-3 ヴェローナ 【パルマ】 シモン・ゾーム(前19) シモン・ゾーム(後45) 【ヴェローナ】 ディエゴ・コッポラ(前5) アミン・サール(後12) ダニエル・モスケラ(後30) 2024.12.16 05:31 Mon
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平均年齢28.2歳の王者インテル…今後は若手獲得路線本格化でパルマの強靭FWボニーらリストアップ

インテルが少しずつ若手獲得路線に切り替え。世代交代への覚悟がありそうだ。 昨季のセリエA王者にして、充実した選手層、人望が厚いシモーネ・インザーギ監督、ジュゼッペ・マロッタ社長を筆頭とした経営陣と、スキがない組織を築くインテル。 ただ、充実のスカッド(トップ登録27選手)は現時点で平均年齢「28.2歳」と、指揮官がリスクを避けた起用に流れる傾向もあって、セリエA最年長のチームに。最も近いナポリでさえ、平均年齢は「27.4歳」となっている。(※) (※)ミランは25.2歳、ユベントスは25.4歳、エラス・ヴェローナは23.7歳など オークツリー新体制で「今後獲得する選手は若手重視」との姿勢が見えてきたなか、この路線はこれから本格化へ。イタリア『カルチョメルカート』は、インテルがリストアップ中だという獲得候補をいくつか挙げる。 まず、パルマに所属する189cmストライカー、U-20フランス代表FWアンジュ=ヨアン・ボニー(20)。 日本ではGK鈴木彩艶のパルマ移籍により、この「ボニー」を聞くことが増えたが、現地イタリアではまだまだ無名。強靭なフィジカルが特徴で、今季がキャリア初のトップディビジョンとなったなか、1日のナポリ戦でセリエA初得点を記録している若武者だ。 “若手の登竜門”ザルツブルクからは、イスラエル代表MFオスカル・グルーク(20)とコートジボワール代表FWカリム・コナテ(20)に関心。前者は「ムヒタリアン型」と形容され、後者は爆発的な“バネ”を誇る点取り屋だ。 さらに若い選手だと、今夏ニュルンベルクからフランクフルトへ移籍した2005年生まれのトルコ代表戦士、MFジャン・ウズン(18)もリストアップ。攻撃的ポジションを複数こなせる器用なアタッカーで、昨季の2.ブンデスリーガでは30試合16得点を叩き出した逸材だ。 2025年夏、およそ1年後のインテルは、今夏の売却が叶わなかったFWマルコ・アルナウトビッチ(35)、FWホアキン・コレア(30)をフリートランスファーで放出することが確実。 来年1月で売れる可能性は低そうだが、上述のような若きタレントを獲得すべく、2人合わせて1300万ユーロ(約20.5億円)の人件費削減、放出をほぼ100%の確率で実行する。 2024.09.08 22:10 Sun
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日本人が目指すべきCB像、“希少なバロンドーラー“ファビオ・カンナバーロ

サッカー界においてなかなか評価がされないのが守備的な選手。勝利に貢献する派手なゴールを決める攻撃的な選手はわかりやすい活躍の指標が存在するが、なかなかディフェンダーは評価が得にくい。 もちろん、これまでのサッカー界で高く評価されたディフェンダーは多々いるが、世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」では3人のみが受賞。元西ドイツ代表DFのフランツ・ベッケンバウアー氏と、元東ドイツ代表DFマティアス・ザマー氏、そして元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏の3人しかいない。 DFとして最後に受賞したのが2006年のカンナバーロ氏だが、ベッケンバウアー氏やザマー氏はリベロのポジションを務めており、中盤でのプレー機会も多かった選手たち。一方で、カンナバーロ氏は、純粋にセンターバックを務めており、DFとして最初の受賞者と言っても良い存在だ。 イタリア代表のキャプテンとしてドイツ・ワールドカップ(W杯)を優勝した功績が認められたカンナバーロ氏。現役時代のキャリアで多くのタイトルを獲得しているが、縁がなかったのがチャンピオンズリーグ(CL)だ。 <span class="paragraph-title">◆記録よりも記憶に残るプレーヤー</span> 現役時代はナポリでキャリアをスタートさせたカンナバーロだが、クラブの財政難により放出。パルマへと移籍する。 このパルマでは、GKジャンルイジ・ブッフォンやDFリリアン・テュラムらと強固な守備陣を形成。“ミラクル・パルマ“とも呼ばれ、カンナバーロも2度のコッパ・イタリア優勝や、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)での優勝を経験した。 中田英寿ともチームメイトとしてプレーした中、セリエAのスクデット獲得には至らずに2002年8月にインテルへと移籍。しかし、インテルでは監督との確執もあり出番が減り、2004年8月にユベントスへと完全移籍する。 すると、パルマ時代の同僚であったブッフォンとテュラムと再びチームメイトに。2004-05シーズンに見事スクデットを獲得する。しかし、このスクデットは2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルといわれた一連の八百長事件の影響で剥奪に。結果、カンナバーロはスクデットも獲得していないこととなった。 チームはセリエBに降格処分となり、カンナバーロはレアル・マドリーへと完全移籍。そこでも本領を発揮すると、難しい中で行われたドイツW杯で優勝。前述のバロンドールも受賞することとなると、FIFA年間最優秀選手賞も受賞した。 マドリーではラ・リーガ連覇を果たすなどしたが、再びユベントスに復帰。その後は、アジアでプレーし引退した。 ビッグクラブに在籍を続けていたカンナバーロだったが、実はタイトル獲得数は多くない。クラブキャリアではわずか7個。そこにW杯が加わり8つと、イメージよりは少ないのではないだろうか。 <span class="paragraph-title">◆縁がないチャンピオンズリーグ優勝</span> そのカンナバーロだが、ことCLとなるとより縁遠くなる。インテル移籍後は毎シーズン出場はしていたが、チームとしての成績は良くなく、最高がベスト4止まりだった。 今でこそ、マドリーやユベントスはタイトルを多く獲得し、マドリーは近年CLを何度も制しているが、ちょうど“銀河系“を形成していたカンナバーロが在籍していた時代は過渡期。2000年から2010年まではラ・リーガも4度の優勝に留まっており、CLも2001-02シーズンを最後に11年間獲れなかった。 最もビッグイヤーに近づいたのは、インテル在籍時の2002-03シーズン。準決勝に駒を進めると、決勝進出を懸けた相手はライバルのミラン。2試合とも引き分けに終わったが、アウェイゴール差で僅かに敗れて敗退した。 その後は、ユベントス時代に2度ベスト8、マドリー時代に2度ベスト16まで勝ち上がっているが、それ以上は進めず。ビッグイヤーを掲げていないどころか、決勝の舞台にすら立ったことがなく、最も意外な選手の1人と言っても良い。 <span class="paragraph-title">◆タイトルは少なくとも才能は抜群</span> 目に見えたタイトルというものにはあまり恵まれていないキャリアのカンナバーロ。そのため、ワールドカップの優勝とバロンドール受賞が輝いて見える。 ただ、ピッチ上で見せるパフォーマンスの評価、そして持ち合わせた才能は世界屈指と言われている。 なんといっても、センターバックとしては身長175cmと小柄。体格に勝るヨーロッパではもちろんのこと、日本で考えても175cmのセンターバックはあまりいないタイプだ。 しかし、持って生まれた強靭な肉体が身長のハンデを埋めることに。まず一対一の守備力が抜きん出ており、相手との競り合いに負けないほか、身長を補う高いジャンプ力を武器としていた。 どんなストライカー相手でも、空中でも地上でも抜かせないという守備力は一級品だが、カンナバーロの真骨頂は守備をする前のパフォーマンスだ。 最も優れているとされたのがポジショニング。相手との競り合いに負けないフィジカルも素晴らしいが、相手よりも優位なポジションを先読みして取ることで、そもそも勝負の前に勝っているのだ。 一対一の勝負もさることながら、簡単にボールを奪い切る能力は抜きん出ている。 そしてもう1つが抜きん出た統率力。センターバックとして周りの選手にコーチングして相手を追い込んだり、優位なポジションを取ったりすることができる。これは、「カテナチオ」と言われるイタリアの堅い守備には欠かせず、ドイツW杯を制した際にもこの点は非常に評価された。チームのパフォーマンスを引っ張り上げる彼の力は、タイトルの数に関係なく、最後まで高く評価され続けた。 日本人と変わらない体格で世界と渡り合ったカンナバーロ。お手本とすべき選手の1人とも言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> <span class="paragraph-title">【動画】相手を封殺!カンナバーロの闘志溢れるユベントス時代のディフェンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJsdGt2Y1FHSiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div id=“cws_ad”><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> 2022.07.13 21:30 Wed

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