トルコサッカー連盟理事がモンテッラ監督のローマ行き報道を否定

2024.11.13 07:30 Wed
Getty Images
トルコサッカー連盟(TFF)で理事を務めるセイフン・カザンチ氏が、ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督のローマ新監督就任の噂を否定した。

ダニエレ・デ・ロッシに続き、イバン・ユリッチ監督を解任したセリエAで12位のローマ。現在は、ロンドンに滞在しているとされるオーナーのダン・フリードキン氏、ライアン・フリードキン氏が複数の候補と面談し、新指揮官候補を決定する運びだ。

現時点ではサウジアラビア代表監督を解任されたロベルト・マンチーニ氏を筆頭に、複数候補の名前が挙がっている中、イタリア『コリエレ・デッロ・スポルト』によれば、そのリストに現役時代にローマで活躍したモンテッラ監督の名が含まれていると報じていた。
この報道を受け、トルコ『Fanatik』からのコンタクトを受けたカザンチ氏は、以下のように報道を否定した。

「そんなことはあり得ない。モンテッラとは2026年のワールドカップ終了まで契約を結んでいる。彼はここでとても満足しているし、全力で仕事に取り組んでいる」
「成功した監督の名前が、ビッグクラブの話題に上ることほど不思議なことはないが、彼は2026年のワールドカップが終わるまで、我々と一緒にいることになる」

現役時代にストライカーとしてローマで192試合に出場し84ゴールを記録したモンテッラ監督。現役引退後は、2009年~11年までローマの下部組織の監督を務め、2011年2月には成績不振で解任されたクラウディオ・ラニエリ監督の後任としてシーズン終了まで暫定監督を務めた。

その後、フィオレンティーナやミラン、アダナ・デミルスポルなどで監督を歴任し、2023年9月からトルコ代表の監督に就任。6月に行われたユーロ2024ではチームを4大会ぶりのベスト8に導き、現在開催中のUEFAネーションズリーグではリーグB・グループ4の首位に立っている。

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ローマがユリッチ解任…デ・ロッシ後任も12戦5敗の不振によって約2カ月で更迭

ローマは10日、イバン・ユリッチ監督(49)の解任を発表した。 クラブはスタディオ・オリンピコで行われたセリエA第12節ボローニャ戦での2-3の敗戦後、「ここ数週間の懸命な努力に対して、イバン・ユリッチに感謝したいと思います。彼は困難な環境を最大限のプロ意識で乗り越え、私たちはそのことに感謝しています。 彼の今後の活躍を祈っています」と、指揮官の解任を発表した。 今シーズンのセリエAで開幕3分け1敗の4戦未勝利と厳しいスタートを切ったローマは9月18日付けで、ダニエレ・デ・ロッシ前監督を電撃解任。 そして、オーナーのフリードキン・ファミリーはアタランタのジャン・ピエロ・ガスペリーニ監督の愛弟子として知られ、ジェノア、ヴェローナ、トリノなどで監督を歴任したクロアチア人指揮官を後任として招へいした。 初陣となったウディネーゼ戦で今季初勝利を挙げ、直後のヴェネツィア戦で連勝と上々のスタートを切ったが、以降は急失速。ヨーロッパリーグ(EL)のエルフスボリ戦での金星献上にフィオレンティーナ戦での1-5の惨敗を含め、公式戦12試合で4勝3分け5敗と負け越し。さらに、主力選手や一部新加入選手との間での確執も報じられており、ここ最近では四面楚歌の状況にあった。 なお、ローマは前述の声明を通じて、「新しい監督の募集はすでに始まっており、近日中に発表される予定です」と、インターナショナルマッチウィーク期間の新指揮官招へいを示唆しており、現時点では先日にサウジアラビア代表監督を解任されたロベルト・マンチーニ氏が最有力となっている。 2024.11.11 07:30 Mon

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