「9月にも選ばれたい」パリ五輪で躍動の小久保玲央ブライアンが日本代表へ意気込み、シント=トロイデンでの飛躍誓う「プロとしての人生がいよいよ始まる」

2024.08.14 23:10 Wed
パリ五輪での活躍が記憶に新しい小久保玲央ブライアン
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パリ五輪での活躍が記憶に新しい小久保玲央ブライアン
シント=トロイデンに今夏加入したU-23日本代表GK小久保玲央ブライアンが14日、加入会見に臨み意気込みを語った。
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柏レイソルの下部組織育ちの小久保は、Jリーグを経由せずにポルトガルの名門であるベンフィカに加入。下部組織で過ごした中、ファーストチームにも昇格した。しかし、ファーストチームでの出番はなく、Bチームでのプレーなどが続いた中、今夏シント=トロイデンへと完全移籍。出場機会を求めての移籍となった。
一方で、U-23日本代表の正守護神としてパリ・オリンピックで活躍。ベスト8で敗れたが、グループステージでの活躍は“国防”玲央ブライアンとして話題になったほどだった。

今回の移籍について小久保は「1試合でも1点でも多くゴールを守り、勝利に貢献できればと思います」とコメント。その先にある日本代表への思いも語った。
「五輪の前から自分はA代表を目指してきたので、しっかりこのクラブで活躍して、9月、10月にA代表の活動に選ばれたいなと思います」

「五輪だったり(U23)アジアカップでプレーした時からそうですし、ずっとA代表は夢なので、ベンフィカや今練習していても目指しているので、実現させたいです」

現在の日本代表のGKは大迫敬介(サンフレッチェ広島)、前川黛也(ヴィッセル神戸)、鈴木彩艶(パルマ)が主に招集。鈴木は同じパリ五輪世代でもあり、昨シーズンはシント=トロイデンの正守護神を務め、今夏セリエAにステップアップした。

小久保も出番を得て、日本代表入りを望む中、自身の特徴としては「後ろが安定していかないと前に進めないので、後ろで落ち着きを出す、安定感を出して得点につなげるビルドアップを見せたいと思います」と、守備だけではなく、攻撃につながるビルドアップの部分でも見せていきたいとした。

苦しみもあったベンフィカでの経験を活かし、ベルギーではしっかりとプレー時間を得たい小久保。「なかなか1シーズン通して試合に出続けるチャンスはなかったので、しっかり練習で監督にプレーを見せて、次の試合にもで続けられるようにしたいと思っています」と、早くも試合出場への意欲を見せた。

ベンフィカ時代には、セカンドチームで試合に出てすぐにファーストチームに参加ということが続いた中、難しさもあったと語る小久保。「ベンフィカ時代はセカンドチームに出ても次のトップの試合に帯同したりと、なかなかプロ選手としての活動ができませんでした。スタートラインに立って、プロとしてのサッカー人生がいよいよ始まるのかなと思います。次の試合のチャンスを得て、自分らしさを出すことが大事だと思います」と、欧州のトップリーグでのプレーが待ち遠しいようだ。

難しい環境の中で、いよいよ出番が欲しくなったタイミングでのオファーを受けた小久保。「自分はしっかり試合に出られる、ステップアップすることを考えていたので、シント=トロイデンからオファーをもらった時は嬉しかったですし、環境を変えたいと思っていました。しっかりプレーできるところを選びたかったので、契約期間は気にせず、試合に出られる、良い環境でプレーできるところを選びました」と、ベンフィカに残ることもできた中で、出番を求めて決断を下した。

一足先にパリ五輪では世界との差も感じた小久保。準々決勝のU-23スペイン代表戦で0-3と敗れた際にはピッチ上で号泣していた。

「あの時はオリンピックの中で2年半チームがあり、自分たちが積み上げてきたものが叶わなかったことが通用しなかったことが、自分としてもチームとしても悔しくて、みんなが涙しました」

「今はなかなかヨーロッパとの差を考える暇がないです。毎日毎日練習をやり続けることがあり、スペイン戦のハイライトは自分でもなかなか見られていないですし、次に次にということで、後ろを見ずに前を向いて進んで行きたいです」

より成長する必要性を感じた小久保。今は目指す選手というのはおらず、自分がそういう選手にならなければいけないとした。

「昔はありましたが、年齢が上がるにつれて、なかなか憧れというよりは、自分がそういう選手になることが必要だと思います。テア・シュテーゲンやノイアーを観ることはありますが、なかなかこういう選手というのはいません。逆に、自分がそう思われる選手にならなければいけないと思います」

憧れられる選手になりたいという小久保。まだデビューはしていないが、チームは2試合で10失点を喫するなど開幕3連敗。守備の立て直しが急務となっている。

イメージについては「守備陣が0で抑えれば負けることはないので、試合の90分あるうちにシュートは飛んできますし、1点でも多く自分が防いだり、彰悟くんと共に1点でも多く防ぎたいと思います」と、今夏加入した谷口彰悟とも連携して守備を立て直したいとした。

その谷口については「人として尊敬しているところがあって、かっこいいとずっと思っていました。(山本)理仁とか(藤田譲瑠)チマとか、(伊藤)涼太郎くんもいますが、一緒に早くプレーしたいなという気持ちがあります」と、パリ五輪を共に戦った山本理仁藤田譲瑠チマ、同じ日本人の伊藤涼太郎共ピッチでプレーしたいと語った。

谷口とはAFC U23アジアカップの時にも交流があったとのこと。「彰悟くんは自分たちがアジアカップでやっていた時に挨拶に来てくれて、エールをくれたり、良いスピーチをしてくれたので、ピッチ外でも尊敬している方です」と語り、「なかなか自分も来たばっかりで練習でもタッグを組むことは少ないですが、彰悟くんを後ろから見て、支えていければと思います」と、同じ守備を司る者として、力を合わせていきたいとした。


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鈴木彩艶がベルギーデビューもセルクル・ブルージュに2失点敗戦…日本人は5名出場【ジュピラー・プロ・リーグ】

27日、ジュピラー・プロ・リーグ第5節のシント=トロイデンvsセルクル・ブルージュが行われ、0-2でセルクル・ブルージュが勝利した。 この試合では浦和レッズからレンタル移籍で加入したGK鈴木彩艶がデビュー。またDF橋岡大樹、MF藤田譲瑠チマが先発出場。MF山本理仁、MF伊藤涼太郎が70分から出場し、FW岡崎慎司はベンチ入りも出番はなかった。 開幕2連勝スタートも、その後は勝利がないシント=トロイデン。一方で2勝2敗のスタートとなったセルクル・ブルージュを迎えた。 最初のチャンスは5分、左サイドから大きく右に展開すると、パスを受けた橋岡がボックス手前からシュート。鋭いボールがゴールに飛ぶが、わずかに枠を外れる。 その後セルクル・ブルージュが攻め込むが、デビュー戦のGK鈴木は落ち着いたプレーでゴールを守っていく。 26分にはあわやのシーン。最終ラインからビルドアップしようとしたところ、GK鈴木が目測を誤りトラップミス。僅かにズレていた為ことなきを得たが、あわやオウンゴールというシーンを招いた。 さらに42分には、GK鈴木がスペースへのボールを前に出て処理しようとしたが、相手の足が先に触れてゴールがガラ空きに。味方のカバーもあり失点を免れるが、デビュー戦ということもあり周囲との連係ミス、判断ミスも散見された。 0-0で迎えた後半も立ち上がりにピンチ。52分にはボックス内のヤン・グボホにボールが渡ると、その前に倒れてしまったGK鈴木の頭上を狙われそうになるが、ミスショットに助けられる。 攻撃面ではなかなか良いところが見られないシント=トロイデン。59分には、右サイドでフリーになっていた橋岡がボックス内右から豪快に振り抜くが、これは枠を越えていく。 すると64分、セルクル・ブルージュがスコアを動かす。自陣からの縦パスをグボホが体を入れながらスルーすると、ケビン・デンキーが落とし、受けたグボホが絶妙なスルーパス。これをティボ・ソマーズが落ち着いて流し込む。シント=トロイデンは完全に崩されての失点となった。 さらに69分には、連係と個人技でやられることに。グボホ、デンキー、グボホとボックス手前で細かくつなぎ、パスを受けたアラン・ミンダがボックス内で仕掛けると、前に出てきたGK鈴木を嘲笑うかのように転がしてゴールへシュート。これをデンキーが押し込み、セルクル・ブルージュが追加点を奪う。 上手くいかないシント=トロイデンは、85分に途中出場の山本がボックス内でボレーも大きくふかしてしまう。すると、88分にはミンダのミドルシュートが右ポスト直撃。跳ね返りをオリヴィエ・デマンが蹴り込むが、今度はクロスバーに直撃し3点目とはならない。 90分にはカウンターを受けると、ミンダが持ち込み逆サイドへとパス。これをエミリオ・ケーラーがファーサイドで詰めようとしたが、GK鈴木が手を伸ばしてセーブ。それでもデンキーが無人のゴールへと蹴り込むが、最後はDFがブロックし粘りを見せる。 アディショナルタイム2分には、左サイドからカットインした伊藤が右足を振り抜くが、右ポストを直撃。攻撃面で上手くいかなかったシント=トロイデンは0-2で敗戦。セルクル・ブルージュは連勝となった。 シント=トロイデン 0-2 セルクル・ブルージュ 【セルクル・ブルージュ】 ティボ・ソマーズ(後19) ケビン・デンキー(後24) 2023.08.28 09:47 Mon
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「スケール違いすぎ」「マジですげぇ」上田綺世が圧巻の2ゴール1アシストで今季17ゴール!日本代表PK対決でも衝撃のシュート「本当に痺れた」「あのコースに蹴れるとは」

セルクル・ブルージュの日本代表FW上田綺世が大暴れだ。 15日、ジュピラー・プロ・リーグ第33節でセルクル・ブルージュはシント=トロイデンをホームに迎えた。 上田は1トップで先発フル出場。シント=トロイデンはGKシュミット・ダニエル、DF橋岡大樹、FW岡崎慎司、FW原大智が先発出場。FW林大地は72分から出場した。 日本人対決となったこの試合。前節のロイヤル・アントワープ戦ではゴールに絡めなかった上田だったが、この試合では躍動する。 試合は互いにゴールに迫る中ゴールが生まれず。0-0で迎えた40分にセルクル・ブルージュはPKを獲得。キッカーを任されている上田は、シュミット・ダニエル相手にゴール右上に豪快に叩き込み、セルクル・ブルージュが先制する。 日本人対決のPKを決めた上田は、前半アディショナルタイムにも魅せる。相手のクリアボールを拾うとフリーでパスを受ける。バイタルエリアで受けた上田は、前が空いていると見るやドリブルで持ち出し、そのままボックス内からシュート。冷静に決めてこの試合2点目。リーグ戦のゴール数を17に伸ばすことに成功した。 その後1点を返されたセルクル・ブルージュだったが、84分には味方のスルーパスを受けた上田が3人に囲まれると、冷静にスルーパス。これをケビン・デンキーが落ち着いて決めて3点目。3-1でセルクル・ブルージュが勝利した。 ファンは2ゴール1アシストの上田に「トップクラスのストライカー」、「技術が凄い!」、「17ゴールは凄すぎ」、「チャンスは決して多くないのに」、「早く5大リーグ行って」、「スケールが違いすぎる」、「上田vsシュミットのPKは本当に痺れた!」、「得点王あるぞ」、「マジですげぇ」、「PKをあのコースに蹴れるとは」と称賛の声が集まった。 <span class="paragraph-title">【動画】上田綺世が見事なスルーパスを落ち着いて決め切る</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="E6Bo2IwFncs";var video_start = 208;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> <span class="paragraph-title">【動画】日本人のPK対決!上田綺世がシュミット・ダニエル相手に豪快に蹴り込む</span> <span data-other-div="movie2"></span> <script>var video_id ="E6Bo2IwFncs";var video_start = 170;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.04.16 10:38 Sun
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未勝利が続くシント=トロイデン、今夏就任のラタンツィオ監督を6試合で解任…

シント=トロイデンは3日、クリスティアン・ラタンツィオ監督(52)との契約解除を発表した。 ニューヨーク・シティやニースを率いたパトリック・ヴィエラ氏の下でアシスタントコーチを務め、2022年5月に就任したMLSのシャーロットFCで初監督を務めたラタンツィオ監督は、退任したトルステン・フィンク前監督(現ヘンク監督)の後任として、今夏に就任。 新シーズンに向けてアル・ラーヤンから日本代表DF谷口彰悟、ベンフィカからU-23日本代表GK小久保玲央ブライアンらを補強したが、今シーズンは開幕3連敗を喫すると、それ以降も3試合連続ドローと、未だに勝利は無くチームは15位に沈んでいた。 クラブのスポーツディレクターを務めるアンドレ・ピント氏は、今回の決断を以下のように説明した。 「我々はこの決断を胸に刻んでいる。クリスチャンはプロフェッショナルな知識を持つ、知的で尊敬に値するコーチだからだ。また、我々としても環境を整えることが出来なかったことを認識している。オリンピックのために、私たちは何人かの主力選手を欠いていた。また、残念ながら我々の手に負えない外的要因のせいで、いくつかの入団移籍の事務手続きが必要以上に長引いてしまった」 「クラブとしてはこのような時期に監督を解任するようなことはしたくない。しかし、コルトレイク戦での引き分けを受け、クラブは今こそ介入すべき時だと感じた。幕から6試合を終えての勝点を考えると、この決断は急務だった。我々はできる限り早く新しい監督を任命し、インターナショナル・ブレーク中に残りのリーグ戦に備えたいと考えている」 2024.09.04 07:00 Wed
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重傷説の谷口彰悟はやはり辞退に 日本代表が前月に続いて柏DF関根大輝を追加招集

日本代表は9日、日本サッカー協会(JFA)を通じて選手変更を発表した。 今月も北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨む日本。7日にメンバーが発表され、インドネシア代表&中国代表とのアウェイ連戦に向け、いよいよ活動が始まる。 だが、シント=トロイデンDF谷口彰悟が合流前最後の試合で負傷交代のアクシデント。指揮官は初期の診断として「アキレス腱断裂」を示唆し、今季絶望の可能性が浮かぶ。 そのため、代表辞退の可能性も取り沙汰されるなか、やはり負傷不参加に。日本は代わって、柏レイソルDF関根大輝を追加招集した。関根は前月に続く追加招集となる。 谷口はここまでの北中米W杯アジア最終予選で全4試合に先発。痛手となる。 2024.11.09 19:17 Sat
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三竿健斗が絶妙フィードで新天地初アシスト!2戦フル出場で東京Vの後輩・山本理仁へもインターセプトの洗礼

OHルーヴェンのMF三竿健斗が1つ明確な結果を残した。 ベルギーのジュピラー・プロ・リーグは第11節が20日から22日にかけて開催され、ルーヴェンは22日にホームでシント=トロイデンと対戦し、日本代表GK鈴木彩艶から4得点を奪っての4-0で勝利を収めた。 三竿は前節に続き、先発フル出場。2-0で迎えた60分には加入後初となるアシストを記録している。 中盤中央左寄りでルックアップすると、左サイドを駆け上がるハムザ・メンディルを見逃さずに裏へ絶妙なフィードを供給。ワントラップで橋岡大樹とヤルネ・ストウカースの間を割ったメンディルが、ボックス内左から左足で流し込んだ。 メンディルのコントロールとシュートは見事だったが、スプリントの勢いを殺さないパスも見事。守備でもアシスト直前の58分に、東京ヴェルディユースの後輩・山本理仁の眼前でインターセプトを成功させ、イエローカードを誘発するなど、存在感を示した。 ポルトガルのサンタ・クララから今夏加入後はメンバー外が続いていたが、第6節コルトレイク戦の途中出場で新天地デビューして以降は出場を重ね、前節は先発を勝ち取りフル出場。ベルギーの水にもフィットしてきたようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】狙いすませたインターセプトに絶妙フィードでアシストの三竿健斗</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="YeQzjq9BLJw";var video_start = 282;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.10.24 19:55 Tue

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