ヘント行き取り沙汰される浦和主将の日本代表MF伊藤敦樹が海外クラブ移籍に向けチーム離脱…「クラブからは強い慰留を受けましたが…」
2024.08.10 13:53 Sat
浦和レッズは10日、日本代表MF伊藤敦樹(25)の海外クラブへの移籍を前提としたチーム離脱を発表した。
伊藤は埼玉県さいたま市出身で、浦和のジュニアユース、ユースに在籍。トップチーム昇格はならず、流通経済大学へ進学し、2021年に古巣へ帰還。プロキャリアをスタートさせた。加入1年目から主力としてJ1リーグの36試合に出場し、5試合プレーした天皇杯では自身初のタイトルを獲得した。
2023年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制覇。今シーズンもJ1で24試合5得点の成績を残しており、7月には退団した酒井宏樹に代わってキャプテンに就任した。
浦和では通算173試合に出場し、19得点を記録。2023年6月には日本代表に初招集され、3試合1得点をマークしている。
キャプテン就任からわずか1カ月で海外移籍を決断した伊藤は、生え抜きゆえのクラブへの強い愛情と海外挑戦という子供の頃から夢に揺れた複雑な心境を語っている。
「ですが、浦和レッズのアカデミーでプレーし、埼スタで浦和レッズのユニフォームを着て闘えた日々は決して平凡な日常ではなく、本当に特別で幸せな時間でした。僕にとって浦和レッズというクラブは、いちサッカークラブを超えた特別な存在です」
「その特別なクラブを、キャプテンという重責を担わせていただいているこのタイミングで離れるという決断は、これまでの人生の中で最も難しい決断でした。今回下したこの決断について、さまざまなご意見があることは十分に理解していますが、僕にとって特別な存在である浦和レッズというクラブ、そしてそれを支えてくださっているファン・サポーターのみなさんに、敬意と感謝を込めて、この決断にいたるまでの考えをお伝えさせていただきます」
「僕にとって、浦和レッズの選手でいることや、浦和レッズのキャプテンを務められることは本当に特別なことです。7月にクラブからキャプテン就任の打診を受け、それを引き受けさせていただいたのは、浦和で闘いたい、浦和でリーグ優勝したい、そしてその中心に自分がなりたいという気持ち、ならなければいけないという覚悟があったからです。ですが同時に、海外でプレーしたいという夢もずっと持っていました」
「ご理解を得ることは難しいかもしれませんが、どちらの気持ちも偽りのない本当の気持ちで、どちらの気持ちにもこれまで本気で向き合ってきたことは胸を張って言えます。だからこそ今回いただいたオファーについても本気で悩みましたし、家族や信頼できる人からの意見や助言にも本気で向き合いました」
「僕はこのクラブが本当に大好きで、この街、このクラブで育ち、クラブワールドカップという大きなチャレンジに向けてクラブが前を向いている中、しかもキャプテンをやらせてもらっていて、それでクラブを離れて良いのか。海外でプレーするチャンスを見送って、個人としての挑戦を先延ばしにした先に、次のチャンスをつかむことは年齢的に現実的な選択肢なのか」
「このクラブでサッカー人生を終えるという考えもあった中で、今回移籍を決断した一番の理由は、自分のこれからのキャリア、選手としてどうなりたいかを考えたときに、日本代表として日の丸を背負って2026年のワールドカップでプレーしたいという気持ちがとても大きく、そのためにはこのタイミングで挑戦するのが一番良いと考えたからです」
「昨年初めて日本代表に選出いただき、代表チームの中でプレーし、他の代表選手たちから強烈な刺激を受けたことで、この気持ちは日に日に大きくなってきました。クラブからは強い慰留を受けましたが、最後は『アカデミー出身選手がチームを引っ張り、成長させることはとても重要なことだけど、個人として成長した姿を世界の大舞台で見せることで、アカデミーの選手が目標にしたり憧れる存在になることも重要だ』と言ってくださり、僕の意志を尊重してくださったことを本当に感謝しています」
「そして何より、ファン・サポーターのみなさんには言葉に言い表せないほどの感謝をしています。このクラブにとって、ファン・サポーターの存在というのは本当に大きいもので、みなさんと一緒に、浦和レッズのエンブレムを胸に付けて闘えたことを本当に誇りに思っています」
「ホームでもアウェイでも、国内だけではなく国外でも、毎試合素晴らしい雰囲気の中で闘うことができたのはファン・サポーターのみなさんのおかげですし、厳しい声も含めて、多くの声援をいただく中で、成長させていただいたと思っています。本当にありがとうございました」
「今回の決断は、すべてのファン・サポーターのみなさんに受け入れていただけるものではないと思っていますし、これからも応援したいとは思っていただけないかもしれないことを理解していますし、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ですが、僕がこれまで浦和レッズの一員として表現してきたプレー、発した言葉、お見せした態度に偽りはなく、愛情と責任をもってこのエンブレムと向き合ってきたことだけは、どうかご理解いただきたいです」
「初めて埼スタのピッチに繋がる階段を上った日。初めて名前をコールされて泣きそうになった日。初めてチャントが歌われたうれしさと同時に、長谷部さんと同じチャントに背筋が伸びた日。コロナ禍で声出しの無い、独特な雰囲気の中劇的な勝利を収めた天皇杯決勝。地響きのような声と手拍子に勇気づけられ、いくらでも走れると感じたACL決勝。プロ選手として3年半、アカデミー時代を含めると約10年間このクラブで闘ってこられたこと。短い時間にはなってしまいましたが、浦和レッズのキャプテンとして闘えたこと。浦和レッズのファン・サポーターのみなさんと一緒に闘ってこられたこと。数え上げればきりがないですが、浦和レッズの一員として過ごした全ての時間が本当に特別で幸せな時間でした。ありがとうございました」
なお、ベルギー『HNL』によると、伊藤の新天地はGKシュミット・ダニエル、DF渡辺剛、MF横田大祐と日本人3選手が在籍するベルギー屈指の名門ヘントとなる見込み。同クラブではベルギー人MFジュリアン・デ・サールがカタールのアル・ラーヤンSCに流出しており、伊藤がその穴を埋める存在として期待されているという。
伊藤は埼玉県さいたま市出身で、浦和のジュニアユース、ユースに在籍。トップチーム昇格はならず、流通経済大学へ進学し、2021年に古巣へ帰還。プロキャリアをスタートさせた。加入1年目から主力としてJ1リーグの36試合に出場し、5試合プレーした天皇杯では自身初のタイトルを獲得した。
2023年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)を制覇。今シーズンもJ1で24試合5得点の成績を残しており、7月には退団した酒井宏樹に代わってキャプテンに就任した。
キャプテン就任からわずか1カ月で海外移籍を決断した伊藤は、生え抜きゆえのクラブへの強い愛情と海外挑戦という子供の頃から夢に揺れた複雑な心境を語っている。
「浦和の街に生まれ、物心がついたころから浦和レッズを見てきた自分が、サッカーを始め、埼スタで浦和レッズのユニフォームを着てプレーしたいという夢を持ったことは、今思うととても自然なことだったように思います」
「ですが、浦和レッズのアカデミーでプレーし、埼スタで浦和レッズのユニフォームを着て闘えた日々は決して平凡な日常ではなく、本当に特別で幸せな時間でした。僕にとって浦和レッズというクラブは、いちサッカークラブを超えた特別な存在です」
「その特別なクラブを、キャプテンという重責を担わせていただいているこのタイミングで離れるという決断は、これまでの人生の中で最も難しい決断でした。今回下したこの決断について、さまざまなご意見があることは十分に理解していますが、僕にとって特別な存在である浦和レッズというクラブ、そしてそれを支えてくださっているファン・サポーターのみなさんに、敬意と感謝を込めて、この決断にいたるまでの考えをお伝えさせていただきます」
「僕にとって、浦和レッズの選手でいることや、浦和レッズのキャプテンを務められることは本当に特別なことです。7月にクラブからキャプテン就任の打診を受け、それを引き受けさせていただいたのは、浦和で闘いたい、浦和でリーグ優勝したい、そしてその中心に自分がなりたいという気持ち、ならなければいけないという覚悟があったからです。ですが同時に、海外でプレーしたいという夢もずっと持っていました」
「ご理解を得ることは難しいかもしれませんが、どちらの気持ちも偽りのない本当の気持ちで、どちらの気持ちにもこれまで本気で向き合ってきたことは胸を張って言えます。だからこそ今回いただいたオファーについても本気で悩みましたし、家族や信頼できる人からの意見や助言にも本気で向き合いました」
「僕はこのクラブが本当に大好きで、この街、このクラブで育ち、クラブワールドカップという大きなチャレンジに向けてクラブが前を向いている中、しかもキャプテンをやらせてもらっていて、それでクラブを離れて良いのか。海外でプレーするチャンスを見送って、個人としての挑戦を先延ばしにした先に、次のチャンスをつかむことは年齢的に現実的な選択肢なのか」
「このクラブでサッカー人生を終えるという考えもあった中で、今回移籍を決断した一番の理由は、自分のこれからのキャリア、選手としてどうなりたいかを考えたときに、日本代表として日の丸を背負って2026年のワールドカップでプレーしたいという気持ちがとても大きく、そのためにはこのタイミングで挑戦するのが一番良いと考えたからです」
「昨年初めて日本代表に選出いただき、代表チームの中でプレーし、他の代表選手たちから強烈な刺激を受けたことで、この気持ちは日に日に大きくなってきました。クラブからは強い慰留を受けましたが、最後は『アカデミー出身選手がチームを引っ張り、成長させることはとても重要なことだけど、個人として成長した姿を世界の大舞台で見せることで、アカデミーの選手が目標にしたり憧れる存在になることも重要だ』と言ってくださり、僕の意志を尊重してくださったことを本当に感謝しています」
「そして何より、ファン・サポーターのみなさんには言葉に言い表せないほどの感謝をしています。このクラブにとって、ファン・サポーターの存在というのは本当に大きいもので、みなさんと一緒に、浦和レッズのエンブレムを胸に付けて闘えたことを本当に誇りに思っています」
「ホームでもアウェイでも、国内だけではなく国外でも、毎試合素晴らしい雰囲気の中で闘うことができたのはファン・サポーターのみなさんのおかげですし、厳しい声も含めて、多くの声援をいただく中で、成長させていただいたと思っています。本当にありがとうございました」
「今回の決断は、すべてのファン・サポーターのみなさんに受け入れていただけるものではないと思っていますし、これからも応援したいとは思っていただけないかもしれないことを理解していますし、本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ですが、僕がこれまで浦和レッズの一員として表現してきたプレー、発した言葉、お見せした態度に偽りはなく、愛情と責任をもってこのエンブレムと向き合ってきたことだけは、どうかご理解いただきたいです」
「初めて埼スタのピッチに繋がる階段を上った日。初めて名前をコールされて泣きそうになった日。初めてチャントが歌われたうれしさと同時に、長谷部さんと同じチャントに背筋が伸びた日。コロナ禍で声出しの無い、独特な雰囲気の中劇的な勝利を収めた天皇杯決勝。地響きのような声と手拍子に勇気づけられ、いくらでも走れると感じたACL決勝。プロ選手として3年半、アカデミー時代を含めると約10年間このクラブで闘ってこられたこと。短い時間にはなってしまいましたが、浦和レッズのキャプテンとして闘えたこと。浦和レッズのファン・サポーターのみなさんと一緒に闘ってこられたこと。数え上げればきりがないですが、浦和レッズの一員として過ごした全ての時間が本当に特別で幸せな時間でした。ありがとうございました」
なお、ベルギー『HNL』によると、伊藤の新天地はGKシュミット・ダニエル、DF渡辺剛、MF横田大祐と日本人3選手が在籍するベルギー屈指の名門ヘントとなる見込み。同クラブではベルギー人MFジュリアン・デ・サールがカタールのアル・ラーヤンSCに流出しており、伊藤がその穴を埋める存在として期待されているという。
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G大阪が降格圏の磐田に劇的勝利、前半戦苦しんだ13位湘南や14位京都など6クラブのJ1残留が確定!
9日、明治安田J1リーグ第36節の8試合が行われた。 首位のヴィッセル神戸、2位のサンフレッチェ広島は10日に試合が控える中、3位のFC町田ゼルビアは今まで勝ったことがない国立競技場でFC東京との“新東京ダービー”を戦い、3-0で快勝。国立で初めて勝利したとともに、逆転優勝への望みを繋いだ。 熾烈な優勝争いとは真逆の残留争いも今シーズンは白熱。残留ラインの17位・柏レイソルと16位・アルビレックス新潟の直接対決は柏が勝利目前でまたしても失点。新潟はルヴァンカップ決勝同様に粘りを見せ、1-1のドローに終わった。 そんな中、降格圏の18位に位置するジュビロ磐田(勝ち点35)と5位のガンバ大阪(勝ち点60)の対戦は激闘に。試合は23分に磐田が渡邉りょうのゴールデ先制するも27分に半田陸のゴールでG大阪が同点に。前半アディショナルタイム9分には山下諒也がゴールを決めて逆転に成功する。 さらに62分には宇佐美貴史がネットを揺らして追加点。しかし、残留するためには負けられない磐田は87分に上原力也、そして91分に鈴木海音がゴールを奪い、土壇場で同点に追いつく。 残留に向けて貴重な勝ち点1を手にできるかと思われたが、G大阪は93分にパスを繋いで崩すと最後は坂本一彩が落ち着いて決めて勝ち越しに成功。G大阪が粘りを見せて勝利を収めた。 これにより、降格圏の18位・磐田は勝ち点35のまま。消化が1試合少ないものの、3試合で最大勝ち点「9」しか積み上げられないため、「44」までに。これにより、残留が確定していなかった多くのチームの残留が確定した。 磐田の敗戦により、勝ち点47の9位・名古屋グランパス、10位・アビスパ福岡、勝ち点46に伸ばした11位・横浜F・マリノス、勝ち点45の12位・川崎フロンターレ、13位・湘南ベルマーレ、14位・京都サンガF.C.までが残留決定となった。 15位の浦和レッズは10日に広島と対戦し、勝利すれば残留が確定する。 <h3>◆明治安田J1リーグ順位表(11/9時点)</h3> 1位:ヴィッセル神戸|勝ち点67/35試合/20 2位:サンフレッチェ広島|勝ち点65/35試合/30 ーーーーーACLE出場 3位:FC町田ゼルビア|勝ち点63/36試合/19 4位:ガンバ大阪|勝ち点60/36試合/10 5位:鹿島アントラーズ|勝ち点58/35試合/13 6位:東京ヴェルディ|勝ち点54/35試合/1 7位:セレッソ大阪|勝ち点52/36試合/-1 8位:FC東京|勝ち点51/36試合/5 9位:名古屋グランパス|勝ち点47/36試合/-2 10位:アビスパ福岡|勝ち点47/36試合/-4 11位:横浜F・マリノス|勝ち点46/35試合/-2 12位:川崎フロンターレ|勝ち点45/35試合/8 13位:湘南ベルマーレ|勝ち点45/36試合/-3 14位:京都サンガF.C.|勝ち点45/35試合/-12 ーーーーー残留決定 15位:浦和レッズ|勝ち点43/34試合/2 16位:アルビレックス新潟|勝ち点41/36試合/-14 17位:柏レイソル|勝ち点40/36試合/-10 ーーーーー残留ライン 18位:ジュビロ磐田|勝ち点35/35試合/-15 19位:北海道コンサドーレ札幌|勝ち点34/36試合/-20 20位:サガン鳥栖|勝ち点29/36試合/-26 ※降格決定 2024.11.09 17:59 Sat2
浦和が原口元気の復帰後初ゴールなどでJ1残留確定! 2位広島はチャンス多数も痛恨3連敗、首位神戸と3pt差に【明治安田J1第36節】
10日、明治安田J1リーグ第36節の浦和レッズvsサンフレッチェ広島が埼玉スタジアム2002で行われ、ホームの浦和が3-0で勝利した。 現在15位の浦和はまだ残留が未確定。前節の横浜F・マリノス戦はゴールレスドローで終え、あと勝ち点「2」を積めば来シーズンもJ1での戦いとなる。横浜FM戦からは2人変更し、長沼洋一とマリウス・ホイブラーテンがスタメンに入った。 対するは2連敗でヴィッセル神戸に首位の座を明け渡し、自力優勝が消滅した2位広島。AFCチャンピオンズリーグ2(ACL)との二足の草鞋にも苦労するなか、前節は京都サンガF.C.に0-1で敗れた。今節は京都戦から1人変わり、塩谷司が先発復帰した。 立ち上がりからチャンスを掴んだのは広島。右クロスから加藤陸次樹がオーバーヘッドを狙うと、セカンドボールに反応した中野就斗がボレー。わずかにゴール左へ外れる。 広島の攻撃を凌ぎつつ前に出ていく浦和だが、なかなかチャンスには繋げられず。浦和陣内での攻防が続く。 33分にはボックス手前の好位置で広島がFKを獲得。川辺駿が直接狙ったが、壁に阻まれ先制とはならない。 少ないチャンスを活かしたい浦和は43分、自陣から素早く縦に繋ぎ、ゴール前へ飛び出したのは関根貴大。長く持ち出したボールに追いつき、右足フィニッシュに持ち込んだが、シュートは枠の左に外れる。 すると45分、浦和がまたも速攻。渡邊凌磨、関根と繋ぎ最終ライン裏へ浮き球のパス。松尾佑介がGK大迫敬介との一対一を迎えると、ゴール左に落ち着いて決めた。 一方の広島もハーフタイム直前、最終ライン裏へ抜け出した加藤がシュートも、GK西川周作がビッグセーブ。その後のトルガイ・アルスランのループも右に外れ、浦和の1点リードで前半を終える。 勢い良く後半に入ったのは浦和。立ち上がり、左サイドから松尾が折り返すと、ファーでフリーの関根へ。シュートに持ち込んだが、今度はGK大迫敬介がビッグセーブを見せる。 さらに49分、左サイドの松尾の仕掛けからブライアン・リンセンがヘディング。ここもGK大迫が素早く反応し、外へ弾き出す。 ゴンサロ・パシエンシアの投入で同点ゴールを目指す広島だが、再びネットを揺らしたのは流れに乗る浦和。56分、松尾が左サイドからカットインすると、シュート性のボールに反応したのはリンセン。頭でコースを変え、大きな追加点を奪う。 苦しい展開となった広島は、斜めのランニングで最終ラインの裏を取った加藤が左足シュート。ミートしきれず枠を外してしまう。 さらに65分、またも加藤に決定機。松本泰志の縦パスからワンタッチでゴール前へ抜け出し、GK西川の逆を取ったシュート。これもわずかに左へ外れ、ことごとくチャンスを逃してしまう。 満田誠、柏好文も投入し、嫌な流れを断ち切ろうとする広島。72分には右クロスからパシエンシアがヘディングも、バーの上を越える。 ドウグラス・ヴィエイラ、ピエロス・ソティリウも送り込むと82分、ヴィエイラのボックス内でのキープからソティリウのダイレクトシュート。ゴール前を固める浦和に対し、わずかなコースを狙ったが、これも枠には収まらない。 すると86分、耐えていた浦和に決定的な3点目。自陣右サイドからカウンターを発動。前田直輝が持ち上がると、ゴール前に駆け上がっていた原口元気にラストパス。右ポストに当てながらネットを揺らし、途中出場の2人が勝利を手繰り寄せる。 最後まで1点を諦めなかった広島だが、後半アディショナルタイムの左CKからのシュートは、武田英寿がゴールラインぎりぎりでクリア。浦和が3発完封勝利を収め、J1残留が確定。広島は痛恨の3連敗で、今節ドローの首位神戸と勝ち点差が「3」に広がった。 浦和レッズ 3-0 サンフレッチェ広島 【浦和】 松尾佑介(前45) ブライアン・リンセン(後11) 原口元気(後41) <span class="paragraph-title">【動画】原口元気がとどめを刺す! カウンターから浦和復帰後初ゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet" data-media-max-width="560"><p lang="ja" dir="ltr">/<br>浦和の素晴らしいパスワークからのゴール!<br>\<br><br>前田直輝の相手の股下を通すパスから最後は<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%8E%9F%E5%8F%A3%E5%85%83%E6%B0%97?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#原口元気</a> が冷静にゴールへ流し込んだ!<br><br>明治安田J1第36節<br>浦和×広島<br> <a href="https://twitter.com/hashtag/DAZN?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#DAZN</a> ライブ配信中<a href="https://twitter.com/hashtag/%E6%B5%A6%E5%92%8C%E5%BA%83%E5%B3%B6?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#浦和広島</a> <a href="https://t.co/CEVMYiUE4x">pic.twitter.com/CEVMYiUE4x</a></p>— DAZN Japan (@DAZN_JPN) <a href="https://twitter.com/DAZN_JPN/status/1855520626754179153?ref_src=twsrc%5Etfw">November 10, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.10 17:11 Sun3
【J1注目プレビュー|第36節:浦和vs広島】共に欲しい勝ち点3…残留を決めたい浦和、逆転優勝のために負けられない広島が激突
【明治安田J1リーグ第36節】 2024年11月10日(日) 15:00キックオフ 浦和レッズ(15位/43pt) vs サンフレッチェ広島(2位/65pt) [埼玉スタジアム2◯◯2] <h3>◆勝って残留を【浦和レッズ】</h3> シーズン終盤にこのような状態になっていると予想できた人はほとんどいないだろう。現在15位の浦和は、残り4節の段階で残留が未確定。残り勝ち点「2」を積めば確定となる状況だ。 ペア・マティアス・ヘグモ監督を招へいした中で、ケガ人もありシーズン序盤に苦しむと、夏には主軸が大量に退団。満足いく補強はできないままシーズンが進むと、結果を残せずにヘグモ監督を解任。マチェイ・スコルジャ監督に託したが、チームは盛り返すことに苦労した。 とはいえ、4連敗を止めた直近の2試合では1勝1分。勝ち点を積んだ結果、ほぼ安全域にはいるものの、ネガティブなプレッシャーからは逃れたいところだろう。 相手はアウェイ・オーストラリアから帰国しての試合。コンディション面では10日間休んだ浦和が圧倒的に有利。それでも今のポジションを考えれば、チーム力は大きく離れており、どういった戦いをホームで見せるのか注目だ。 ★予想スタメン[4-2-3-1] GK:西川周作 DF:石原広教、井上黎生人、マリウス・ホイブラーテン、大畑歩夢 MF:サミュエル・グスタフソン、安居海渡 MF:関根貴大、渡邊凌磨、松尾佑介 FW:ブライアン・リンセン 監督:マチェイ・スコルジャ <h3>◆最後まで諦めない。悲願の優勝へ【サンフレッチェ広島】</h3> AFCチャンピオンズリーグ2(ACL)との二足の草鞋を履くことに苦労も見える広島。湘南ベルマーレ、京都サンガF.C.と残留争いで火がついていた2チームにまさかの連敗。首位の座をヴィッセル神戸に明け渡してしまった。 11試合を10勝1分けという圧倒的な成績で過ごしてきた広島だったが、よもやの躓き。加えて、今節はオーストラリアから帰国して中2日でのゲームと、試練を強いられていると言っても良い状況だ。 自力優勝が消えた中で、メンタル的にも落ち込むところでの海外遠征&過密日程。ターンオーバーを敷いているとは言え、選手のコンディションは気掛かりな部分も多い。それでも、最後まで諦めない。2年連続3位という苦い思いを払拭するため、残り3試合を全勝で乗り切りたい。 ★予想スタメン[3-4-2-1] GK:大迫敬介 DF:中野就斗、荒木隼人、佐々木翔 MF:新井直人、塩谷司、川辺駿、、東俊希 MF:加藤陸次樹、松本泰志 FW:ピエロス・ソティリウ 監督:ミヒャエル・スキッベ 2024.11.10 12:10 Sun4
浦和でACLも制覇の大分MF梅崎司が20年のキャリアに幕、指導者の道へ 「チャレンジをしていきたい」
大分トリニータは11日、MF梅崎司(37)の2024シーズン限りでの現役引退を発表した。 梅崎は大分の育成育ちで、2005年にトップチームへ昇格してからフランスのグルノーブルで欧州挑戦。半年後の2007年6月に大分へ復帰すると、2008年には浦和レッズへ完全移籍した。 浦和には2017年まで10シーズン在籍。ヒザの大ケガもありながら、ウイングバックやシャドーとして結果を残し、通算262試合33得点を記録した。 2015年や2016年のステージ優勝にも貢献。ケガにより1試合の出場にとどまったが、2016年のYBCルヴァンカップ制覇も見届け、2017年にはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇を味わった。 2018年には湘南ベルマーレへ完全移籍し、初年度からクラブ初、自身2度目のルヴァンカップ制覇を達成。3年半在籍し、通算80試合13得点の成績を残した。 2021年7月には14年ぶりに古巣大分へ復帰。初年度からJ2降格も、2022シーズンはJ2で24試合3得点を記録。2023シーズンはキャプテンも務め、21試合1得点を記録した。 2024シーズンはJ2で6試合1得点にとどまり、2試合を残す2日に今シーズン限りでの退団を発表。最終節を終え、現役引退を発表した。 大分時代の2006年には、GK西川周作(現浦和レッズ)とともにクラブ初の日本代表入り。9月のイエメン戦で最初で最後の出場を果たした。 キャリア通算ではJ1で307試合36得点、J2で51試合5得点を記録。Jリーグカップで51試合13得点、天皇杯で30試合6得点を記録した。 引退を決意した梅崎はクラブを通じてコメント。今後のキャリアについても語っている。 「今シーズンをもってプロサッカー選手としての活動に1つの区切りをつけることにしました」 「僕のプロサッカー選手生活を振り返ると山あり谷ありの連続でした。大きな悲しみ、大きな苦しみを味わうことが多かったですが、それ以上に大きな歓び、大きな感動を沢山の方々と共に分かち合うことが出来ました」 「そしてケガとの戦いもありました。大ケガもあり、手術も6度経験。絶望するような状況もありましたが、その度に助けてくれる人が僕の周りには沢山いました。本当に人に恵まれていたと感じています。僕の事を僕以上に心配したり歓んでくれるファン、サポーターの皆さんの存在は僕にとって財産です。ケガや苦しみを乗り越え、皆さんと本気で歓びあった感動は僕にとって宝物です」 「また、大分トリニータ、浦和レッズ、湘南ベルマーレと素晴らしい仲間が出来、多くの素晴らしい経験をさせてもらいました。プロサッカー選手として、20年間、本気で挑み続け全力で駆け抜けてきました。その足跡が自分の中にしっかりあります。やり切れた選手生活だったと胸を張って言えます。ボロボロになるまで、どんな状況でも自分と向き合い、諦めずに挑み続けた自分を褒めてあげたいです」 「今後についてですが、今までもプレーする中で、自分を育てていただいたサッカー界に恩返しがしたいと思っており、その気持ちに従い、指導者というステージでチャレンジをしていきたいと考えています」 「最後になりますが、現役生活の最後に自分を育ててくれた大分トリニータに戻ってくる事ができ、本当に幸せでした。最高の選手生活でした。皆さんからいただいた大きな愛をお返しできるよう、本物の歓び、感動を伝えられる指導者になれるよう、挑んでいきます。20年間ありがとうございました!」 2024.11.11 17:56 Mon5