公式戦3試合ぶり白星にミラン指揮官は安堵 「精神的にも肉体的にも疲れた1週間を経ての重要な勝利」

2023.09.24 14:52 Sun
Getty Images
ミランステファノ・ピオリ監督がエラス・ヴェローナ戦の勝利を振り返った。イタリア『スカイ・スポーツ』が伝えた。

今シーズンはリーグ開幕3連勝スタートを飾ったものの、第4節のインテル戦で大敗を喫してしまったミラン。続くチャンピオンズリーグ(CL)のニューカッスル戦もゴールレスドローで終え、公式戦2試合未勝利という状況で23日のセリエA第5節ヴェローナ戦に臨んだ。
ポルトガル代表FWラファエル・レオンの立ち上がりのゴールにより、ミランが先制。追加点は奪えなかったものの、最後までその1点を守り抜き公式戦3試合ぶりの白星を手にしている。

試合後にコメントを残したピオリ監督はこの勝利の意味をこのように語っている。

「精神的にも肉体的にも疲れた1週間を経ての重要な勝利だ」
「我々はチームとしてプレーし、懸命にハードワークした。この勝利は我々にとって良いものになるだろう」

また、ピオリ監督はフランス代表DFテオ・エルナンデスや元イタリア代表DFダビデ・カラブリアの欠場により、3バックを採用。アメリカ代表MFユヌス・ムサを右ウイングバックで起用した意図などを明かした。

「今日はやむを得ずフォーメーションを変更したが、5人の選手によるビルドアップは継続した」

「システムで試合に勝てると思ったことはないが、戦術理解と原則は重要だと信じている」

「ムサはテオや(アレッサンドロ・)フロレンツィと同じように信じられないほどの脚力を持っているから、アウトサイドでとてもうまくプレーできる」

「私にとって非常にポジティブなのは、前日の20分ハーフのトレーニングからチームは大きく変わったが、それほど苦しむことがなかったということだ。3バックで守る際に理想的な存在と言える(シモン・)ケアーと共に、再びこのシステムに挑戦するチャンスがあると思う」

負傷交代したボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFラデ・クルニッチの状態についても言及。代わりに中盤の底を任せられる選手として、フランス人MFヤシン・アドリやオランダ代表MFタイアニ・ラインデルスの名前を出した。

「残念ながらクルニッチは筋肉の問題を抱えている。屈筋に違和感を覚えたようだ。次の試合で彼を起用するのは難しい。アドリにその役割を果たすチャンスがあるだろうし、ラインデルスも同様だ」

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セリエAでより洗練された万能型MF、離脱者続出オランイェの中盤救えるか/タイアニ・ラインデルス(オランダ代表)【ユーロ2024】

14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■オランダ代表</span> 出場回数:2大会連続11回目 最高成績:優勝(1988) ユーロ2020結果:ベスト16 予選結果:グループB・2位 監督:ロナルド・クーマン <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFタイアニ・ラインデルス(ミラン) 1998年7月29日(25歳) 離脱者続出の中盤で躍動なるか。優勝候補数チームの下に位置する第2グループに属するオランイェでは、世界最高峰のDFであるファン・ダイク、通算45ゴールを挙げるエースのデパイら重鎮がキープレーヤーとなることに間違いない。また、ブンデスリーガで躍動したマートセン、フリンポン、シャビ・シモンズらサイドプレーヤーの活躍にも期待したいところだ。 ただ、今大会のカギを握る存在はフレンキー・デ・ヨング、トゥン・コープマイネルス、マールテン・デ・ローンら主軸の相次ぐ離脱で手薄となった中盤の軸を担う25歳となるはずだ。 近年多くの逸材を輩出する国内の強豪AZで台頭し、昨夏ミランへのステップアップを遂げたインドネシアにルーツを持つMF。AZ時代には中盤の前目の位置で攻撃センス、推進力を遺憾なく発揮するダイナミズムを最大の売りとしてきたが、ロッソネリではより深い位置でビルドアップ、前線と中盤を繋ぐリンクマンとしての新境地を開いた。ボックス・トゥ・ボックスのスタイルはそのままに、よりシンプル且つ効果的なプレー判断が光る洗練された万能型MFに進化した印象だ。 [4-3-3]をメインに[3-4-2-1]のオプション採用も想定される中、クーマン監督が選んだ中盤は深めの位置でプレーするスハウテンを除き、ボックス・トゥ・ボックスタイプの選手が多く、ラインデルスには自身の特長を活かしながらオーガナイザー、バランサーという側面をより強調したプレーが求められることになる。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月16日(日) 《22:00》 【D】ポーランド代表 vs オランダ代表 ▽6月21日(金) 《28:00》 【D】オランダ代表 vs フランス代表 ▽6月25日(火) 《25:00》 【D】オランダ代表 vs オーストリア代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.バルト・フェルブルッヘン(ブライトン&ホーヴ・アルビオン/イングランド) 13.ユスティン・バイロウ(フェイエノールト) 23.マルク・フレッケン(ブレントフォード/イングランド) DF 2.ルシャレル・ヘールトライダ(フェイエノールト) 3.マタイス・デ・リフト(バイエルン/ドイツ) 4.ヴィルヒル・ファン・ダイク(リバプール/イングランド) 5.ナタン・アケ(マンチェスター・シティ/イングランド) 6.ステファン・デ・フライ(インテル/イタリア) 12.ジェレミー・フリンポン(レバークーゼン/ドイツ) 15.ミッキー・ファン・デ・フェン(トッテナム/イングランド) 17.デイリー・ブリント(ジローナ/スペイン) 20.イアン・マートセン(ドルトムント/ドイツ) 22.デンゼル・ダンフリース(インテル/イタリア) MF 7.シャビ・シモンズ(RBライプツィヒ/ドイツ) 8.ジョルジニオ・ワイナルドゥム(アル・イテファク/サウジアラビア) 14.タイアニ・ラインデルス(ミラン/イタリア) 16.ジョエイ・フェールマン(PSV) 24.イェルディ・スハウテン(PSV) 26.ライアン・グラフェンベルフ(リバプール/イングランド) FW 9.ワウト・ヴェグホルスト(ホッフェンハイム/ドイツ) 10.メンフィス・デパイ(アトレティコ・マドリー/スペイン) 11.コーディ・ガクポ(リバプール/イングランド) 18.ドニエル・マレン(ドルトムント/ドイツ) 19.ブライアン・ブロビー(アヤックス) 21.ジョシュア・ザークツィ(ボローニャ/イタリア) 25.ステーフェン・ベルフワイン(アヤックス) 2024.06.16 18:00 Sun

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