開幕までおよそ1週間、長崎が下平隆宏HCの監督就任を発表…去就もめるカリーレ監督との契約終了でFIFAに提訴完了

2024.02.15 21:23 Thu
長崎の監督に就任した下平隆宏氏
©︎J.LEAGUE
長崎の監督に就任した下平隆宏氏
V・ファーレン長崎は15日、ヘッドコーチの下平隆宏氏(52)が監督に就任することを発表した。

なお、去就に問題があったファビオ・カリーレ監督は正式に契約が終了。15日に国際サッカー連盟(FIFA)に提訴が完了しているという。
下平氏は、現役時代は柏レイソルでプレーしたほか、ユベントスのプリマヴェーラ、FC東京でもプレー。引退後、柏でスカウトやU-18コーチ、監督、トップチームのヘッドコーチを歴任。2016年3月からトップチームの監督を務めた。

2018年5月に成績不振で解任されると、その後強化チームダイレクターに就任。2019年からは横浜FCのヘッドコーチに就任すると、同年5月から監督に就任。2022年から大分で監督を務めていたが、2023シーズン終了後に退任していた。

カリーレ監督は今季も指揮を執る予定だったが、一転してサントスの監督に就任。しかし、これは長崎との契約がある中での就任となり、1月5日に下平氏はヘッドコーチに就任していた。
下平新監督はクラブを通じてコメントしている。

「このたび、監督に就任することになりました下平隆宏です。2024 シーズンはクラブにとって大きな勝負の年になります。 クラブの緊急事態にも関わらず強化部を始め、クラブスタッフ、選手たちがこの状況を必死で乗り越えようと準備を進めております」

「 沖縄キャンプでも大きな混乱なく良い準備ができたと手応えを感じています。 ここからさらにチームの結束力を高めて、J2 優勝、J1 昇格を成し遂げるためにチーム一丸となって戦いますので熱いサポートのほどよろしくお願いいたします」

また、代表取締役会長 兼 社長の髙田旭人氏もコメントしている。

「まずはこれまでファン・サポーターならびに関係者の皆様にご心配をお掛けしましたこと、改めてお詫び申し上げます。このような状況の中でも選手やチームを信じて応援していただき、前向きな言葉も沢山届けて下さったこと、心より感謝申し上げます」

「下平監督は、選手との密なコミュニケーションを通して、選手が持つ力を最大限に活かした環境構築にも力を入れており、人間性もとても素晴らしく、信頼できる方です。下平監督を中心に本当に頼もしい選手が揃い、沖縄キャンプを終え、雰囲気も良くまとまりのあるチームになっていると思います。私自身も V・ファーレン長崎に関わるようになって、これまでに無いほどワクワクと期待に溢れたシーズンを迎えることができそうです」

「V・ファーレン長崎は今年 10 月から長崎スタジアムシティに舞台を移します。今シーズンのスローガンである 『感謝を胸に 行くぞ!最高の舞台へ。』の言葉と共に、これまで支えていただいた諫早の皆様への感謝の気持ちで、最高の結果を残せるよう、選手・スタッフ一丸となって戦います。パートナー企業・行政の皆様、そしてファン・サポーターの皆様、今シーズンも熱い応援をよろしくお願いいたします」

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現役選手も驚きの重量!ボディビルダー級の肉体が話題になった大分・下平監督のベンチプレスが反響「エグい」「いや化け物」

大分トリニータの下平隆宏監督が選手に負けないレベルのトレーニングをしている。 昨シーズンから大分の指揮を執る下平監督。今シーズンは開幕3連勝と好調で、12日の清水エスパルス戦は引き分けだったものの、チームは明治安田生命J2リーグで2位につけている。 その下平監督だが、先日には51歳とは思えない肉体美が話題に。自身のツイッターで「51才でもここまで仕上がる。継続は力なり」とし、筋骨隆々な肉体で知られるポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドと並べた写真をアップすると、C・ロナウドに見劣りしないどころかより分厚い肉体を披露していた。 そんな下平監督の肉体を作り上げている要素の1つはやはり筋トレ。16日にも自身のツイッターを更新すると、選手たちとともにウェイトトレーニングする動画をアップ。今回はベンチプレスにトライしていたが、その重量はなんと90kg。近くで見ていたMF弓場将輝も思わず驚いていた。 90㎏10回のワンセットをこなした下平監督。その姿は今回も反響を呼び、「いや、51歳でベンチ90kgの10回は化け物」、「51でこれは凄すぎますよ下さん」、「シモさんエグい…」と驚きの声が集まっていた。 大分は今シーズンのすべてのホームゲームで「観客動員1万人」を目指しており、指揮官も体を張ってアピールしている。 <span class="paragraph-title">【写真】下平監督のベンチプレス</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">ベンチプレス<br><br>監督 下平隆宏<br><br>笑い皺が深くなる51才。<br><br>レゾナックドームでお待ちしています。<a href="https://twitter.com/hashtag/%E5%A4%A7%E5%88%86%E3%83%88%E3%83%AA%E3%83%8B%E3%83%BC%E3%82%BF?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#大分トリニータ</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%B9%8B?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#繋</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AC%E3%82%BE%E3%83%891%E4%B8%87%E4%BA%BA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#レゾド1万人</a> <a href="https://t.co/bUyv9QHL9Q">pic.twitter.com/bUyv9QHL9Q</a></p>&mdash; 下平 隆宏 (@shimotaira525) <a href="https://twitter.com/shimotaira525/status/1636341879100051457?ref_src=twsrc%5Etfw">March 16, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> <span class="paragraph-title">【動画】下平監督のボディビルダーのような肉体</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="ja" dir="ltr">ここまで絞ってくれたらスーパーな選手になると期待してるんだけどね。<br><br>51才でもここまで仕上がる。<br>継続は力なり。<br><br>頑張れサムエル。<a href="https://twitter.com/hashtag/trinita?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#trinita</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E7%B9%8B?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#繋</a><a href="https://twitter.com/hashtag/%E3%83%AC%E3%82%BE%E3%83%891%E4%B8%87%E4%BA%BA?src=hash&amp;ref_src=twsrc%5Etfw">#レゾド1万人</a> <a href="https://t.co/Io3JxLJXCD">https://t.co/Io3JxLJXCD</a> <a href="https://t.co/8fgvf98hwi">pic.twitter.com/8fgvf98hwi</a></p>&mdash; 下平 隆宏 (@shimotaira525) <a href="https://twitter.com/shimotaira525/status/1631304144027013122?ref_src=twsrc%5Etfw">March 2, 2023</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2023.03.17 20:45 Fri
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逆転の横浜FCが暫定首位! 3位長崎は90+3分の被弾で6戦未勝利【明治安田J2第29節】

明治安田J2リーグ第29節の6試合が31日に行われ、横浜FCが暫定ながら首位に浮上した。 2位横浜FCはモンテディオ山形とのアウェイ戦。開始9分にイサカ・ゼインの一発を浴び、後半を迎えたが、11分に右サイドからのクロスに大外の高橋利樹がヘッドで合わせて追いつく。さらに、80分に福森晃斗がバイタルエリア中央から左足で抑えを効かせたボールを蹴り込み、勝ち越しに成功。逆転の横浜FCが3連勝&15戦無敗とし、今節中止の清水エスパルスを抜いて暫定首位に浮上した。 3位V・ファーレン長崎は栃木SCをホームに迎え撃っての今節。34分に中村慶太のゴールで先手を奪い、後半もそのリードを長く保ったが、90+3分に南野遥海の土壇場弾を浴び、1-1で勝ち切れず。2連敗こそストップしたものの、これで6戦未勝利となり、首位浮上の横浜FCとは10ポイント差に広がってしまった。 そのほか、プレーオフ争いでは5位ベガルタ仙台が2戦ぶり白星で4位に。4位レノファ山口FCとの直接対決を制した6位ファジアーノ岡山も5戦連続ドローの末に今節を白星で飾り、5位に順位を上げている。 そして、下位では上述の18位栃木とともに、ヴァンフォーレ甲府に0-1で敗戦の19位鹿児島ユナイテッドFCも勝てず。最下位ザスパ群馬は明日、ブラウブリッツ秋田をホームに迎え撃っての今節となる。 ◆第29節 ▽8/31(土) 水戸ホーリーホック 3-1 愛媛FC ヴァンフォーレ甲府 1-0 鹿児島ユナイテッドFC ベガルタ仙台 2-0 いわきFC モンテディオ山形 1-2 横浜FC レノファ山口FC 0-2 ファジアーノ岡山 V・ファーレン長崎 1-1 栃木SC ▽9/1(日) 《19:00》 ザスパ群馬 vs ブラウブリッツ秋田 ロアッソ熊本 vs 藤枝MYFC 大分トリニータ vs ジェフユナイテッド千葉 ▽中止 徳島ヴォルティス vs 清水エスパルス 2024.08.31 21:59 Sat
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FIFAに訴えた長崎の監督問題…当事者のカリーレ監督が違約金に「誰かが支払わなければ」と言及

V・ファーレン長崎が国際サッカー連盟(FIFA)に提訴しているファビオ・カリーレ監督とサントスとの契約問題について、当人がついに言及し、クラブを批判した。ブラジル版『ESPN』が伝えた。 ブラジル国内で指揮を執った他、サウジアラビアでも指揮経験のあるカリーレ監督。2022年6月に長崎の監督に就任した。 2023シーズンはJ1昇格を争うクラブを指揮し、あと一歩のところまで迫ったものの7位でフィニッシュ。2024シーズンは再びJ1昇格を目指すため、契約延長が発表されていた。 しかし、その後にサントスが突如として監督就任を発表。長崎は寝耳に水状態であり、契約が残っている中で一方的に発表されたことで問題が発生。両者は話し合いをし、違約金等の支払いを求められたものの、サントス側はこれを無視。その結果、長崎はFIFAに訴えることを発表していた。 Jリーグクラブとブラジルのクラブの間では、選手の移籍など契約面での問題が多く生じており、いずれもブラジル側のクラブの不義理が問題となっていた。 そんな中、カリーレ監督がブラジル『SporTV』でのインタビューで今回の件について言及。かつて指揮していたサントスで再び指揮を執ることへの思いを語る中、長崎との問題がまだ残っているということを明言。クラブを批判した。 「我々は交渉に10日間を費やした。サントスはこの状況を知っている。全員(サントス、カリーレ監督、V・ファーレン長崎)がテーブルに座っていた。我々は会議を開き、その1つに参加した」 カリーレ監督は、両クラブの会議にも参加し、状況について把握していたとのこと。その際サントス側からは「心配しないで。仕事がすぐに始まる。もうすぐ試合があるし、こちらで解決する」と言われたという。 「解決するだろうし、解決しなければならない。そのための文書もある。短期間で解決されることを願っている。罰金があり、誰かが支払わなければならないんだ」 サントスが長崎に対して設定されている違約金を払っていないことに言及。この問題は解決しなければいけないという認識を示した。 FIFAまで絡んできている問題。果たしてどのような結末を迎えるのだろうか。 2024.03.13 14:20 Wed
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宮崎、長崎MF五月田星矢を育成型期限付き移籍で獲得「チームを必ず残留させるという強い覚悟を持って来ました」

テゲバジャーロ宮崎は28日、V・ファーレン長崎のMF五月田星矢(22)が育成型期限付き移籍で加入すると発表した。 移籍期間は2025年1月31日まで。加入中、長崎との公式戦には出場できない契約となる。 長崎県出身の五月田は、長崎の下部組織に所属しており2021年にトップチームへ昇格。昨シーズンは8月まで長崎に所属していたが、その後は日本フットボールリーグ(JFL)のレイラック滋賀FCへ期限付き移籍していた。 長崎に復帰となった五月田だが、思うような出場機会は得られず。ここまで明治安田J2リーグで1試合、YBCルヴァンカップで4試合、天皇杯で3試合の出場にとどまっていた。 残るシーズンを宮崎でプレーすることが決まった五月田は、両クラブを通じてコメントしている。 ◆テゲバジャーロ宮崎 「テゲバジャーロ宮崎のファミリーの皆様、こんにちは。V・ファーレン長崎から加入する事になりました、九州長崎出身の五月田です。自分が持っている全てを出し切り成長し、チームを必ず残留させるという強い覚悟を持って来ました。ともに這い上がりましょう!よろしくお願いします!」 ◆V・ファーレン長崎 「テゲバジャーロ宮崎に育成型期限付き移籍することになりました。チームが J1 昇格を目指す中、シーズン途中での移籍となってしまって申し訳ありません。アカデミーから長崎に育てていただいた恩もあり、J1 昇格に貢献したいと強い気持ちで日々過ごす中で、リーグ戦に絡めず結果でチームの力になれていないことに不甲斐なさを感じていました」 「自分自身プロサッカー選手として、もっと試合に出場して成長しないと夢や目標には到達しないと思い、この移籍を決断しました。サッカーには夢がありますし、長崎にも夢があります」 「今、チームは厳しい状況にありますが、選手、スタッフ、クラブ関係者、ファン・サポーター、長崎に関わる全ての方が1つになりこの状況を乗り越え、本気で昇格を掴み取りにいければ必ず昇格を達成することができると信じています。僕自身も、必ず試合に出場して日々成長し、チームを勝たせられる存在になれるように頑張ってきます」 2024.08.28 10:50 Wed
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後半ATに3ゴール生まれる激闘制した横浜FMが長崎撃破で8強入り! 西村拓真1G1Aに植中朝日が古巣に劇的逆転弾【天皇杯】

天皇杯ラウンド16のV・ファーレン長崎vs横浜F・マリノスが21日にトランスコスモススタジアム長崎で行われ、2-3で逆転勝利した横浜FMがベスト8進出を決めた。 前ラウンドでJ1のアルビレックス新潟に6-1の圧勝を収めてベスト16進出を決めた長崎。ただ、リーグ戦では直近4試合未勝利で3位に後退している。そのため、2-4で敗れたモンテディオ山形戦からは先発全員を入れ替え、フアンマ・デルガドや中村慶太、笠柳翼といった選手たちが起用された。 一方、前ラウンドでは水戸ホーリーホック相手にPK戦まで持ち込まれたものの、何とか勝ち切った横浜FM。リーグ戦では直近の川崎フロンターレとの神奈川ダービーに3-1の快勝を収めたなか、この試合では山根陸を除く先発10人を変更。4カ月ぶりの実戦復帰となった小池龍太、古巣対戦の加藤聖と植中朝日に、天野純、水沼宏太のベテランらが起用された。 共に急造に近い布陣ながら地力で勝る横浜FMが立ち上がりから主導権を握る。天野の直接FKや植中のシュートでチャンスを窺うなか、19分にはペナルティアーク付近で山根が強烈なミドルシュートを枠に飛ばすが、ここはGK原田岳の好守に遭う。 以降も相手陣内でハーフコートゲームを継続すると、34分には相手のビルドアップのミスを突いてボックス内でGKと一対一なった植中に恩返しゴールのチャンスが訪れるが、ここはGK原田のビッグセーブに阻まれた。 絶好の先制機を逸したJ1チームはピンチこそないものの、徐々に攻撃が停滞。内と外でボールを出し入れしながら揺さぶりをかけ続けたが、終盤はなかなかシュートまで持ち込めず。やや消化不良の形で前半をゴールレスで終えた。 迎えた後半も試合展開に大きな変化はなし。立ち上がりの50分には左サイド深くに抜け出した小池裕太のクロスにファーで反応した天野に決定機が訪れるが、利き足とは逆の右足で放ったダイレクトシュートは枠を捉え切れない。 一方、ここまで防戦一方が続いた長崎だったが、見事な決定力でファーストチャンスを先制点に結びつける。58分、相手陣内中央右で中村がファーのスペースを狙った絶妙なクロスを入れると、これに反応したフアンマが抑えの利いた左足ダイレクトボレーで合わせた。 前半からの再三の決定機逸が響いた横浜FMは井上健太、宮市亮、喜田拓也と続けてアタッカーと主力をピッチに送り込む。ここから攻勢を強めると、67分には加藤蓮の右クロスのこぼれ球にペナルティアーク右で反応した天野が今度は得意の左足を振り抜く。低弾道のシュートがGKの手をはじいてゴール右隅に突き刺さった。 その後は長崎がマテウス・ジェズス、エジガル・ジュニオら主力を投入したのに対して、横浜FMも切り札の西村拓真を終盤に投入。引き続きトリコロールペースで試合が進むなか、90分での決着を目指す。 引き分けでの延長戦突入かに思われた後半アディショナルタイムに試合は大きく動く。先手を奪ったのは守勢の長崎。92分、カウンターから松澤のボックス左での仕掛けからファーサイドでパスを受けたジェズスが左足アウトでボールを浮かせて前のスペースに落とす鮮やかな仕掛けから最後は右足ボレーシュートをゴール左隅に流し込み、J2チームが勝ち越しに成功。 一方、これで窮地に立たされた横浜FMだったが、この土壇場で驚異的な底力を示す。まずは98分、右サイド深くに侵攻した加藤蓮の高速クロスをニアに飛び込んだ西村がワンタッチで合わせ、公式戦2戦連発となる同点ゴールを挙げる。 さらに、いつ笛が吹かれてもおかしくない100分には西村のパスをボックス左で受けた植中が左足の鋭いシュートをニアサイドに突き刺し、古巣相手に劇的過ぎる恩返しゴールを奪った。 そして、後半アディショナルタイムに3点が生まれた劇的過ぎる好勝負を制した横浜FMがJ1の意地を示すと共に、ベスト8進出を決めた。 なお、準々決勝ではサガン鳥栖を破ったレノファ山口FCとの対戦が決まっている。 V・ファーレン長崎 2-3 横浜F・マリノス 【長崎】 フアンマ・デルガド(後13) マテウス・ジェズス(後45+2) 【横浜FM】 天野純(後22) 西村拓真(後45+8) 植中朝日(後45+10) 2024.08.21 21:29 Wed

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