バルセロナが元カンテラーノのジローナSBに関心か?

2022.11.10 00:21 Thu
Getty Images
バルセロナジローナに所属するU-21スペイン代表DFアルナウ・マルティネス(19)に関心を示しているようだ。スペイン『スポルト』が報じている。

今夏、右サイドバックの補強としてスペイン代表DFセサール・アスピリクエタの獲得に動いたバルセロナだったが、最終的に同選手がチェルシーとの契約延長にサインしたため破談に。これを受け、移籍市場締め切り間際にアーセナルから元スペイン代表DFエクトル・ベジェリンを獲得。だが、元ベティスDFは細かい負傷に加え、パフォーマンスレベルが低くチャビ・エルナンデス監督の信頼を得られていない。

そういった中、クラブは今季プリメーラ初挑戦ながら鮮烈なデビューシーンを送る元カンテラーノに関心を示しているようだ。
マルティネスは幼少期にU-21スペイン代表MFアレハンドロ・バルデ、U-21オランダ代表MFシャビ・シモンズ(現PSV)と共にラ・マシアに6年間在籍。しかし、2人の同僚とは異なりインファンティルBからの昇格は叶わず、ルスピタレートのカンテラに新天地を求めることになった。

その後、ジローナのカンテラへ籍を移したDFは、17歳でトップチームデビューを果たすと、センターバックと右サイドバックを主戦場にレギュラーに定着。昨シーズンのプリメーラ昇格に貢献すると、今シーズンここまではリーグ戦11試合2ゴール1アシストの数字を記録している。
サイドバックとしては標準以上の182cmのサイズに加え、身体能力が非常に高く、サンティアゴ・ベルナベウで1-1のドローに持ち込んだレアル・マドリー戦ではマッチアップしたブラジル代表FWヴィニシウスジュニオールを相手に抜群の対人対応を見せた。

細かい足元のテクニックやパスの配球役としては大きな伸びしろを残すが、サイドバックに求められる守備力、縦への推進力は秀逸で、今後の成長次第では左サイドで台頭するラ・マシア時代の同期、バルデと共にブラウグラナの将来を託すに値する才能の持ち主だ。

なお、契約解除金は2000万ユーロ(約29億4000万円)と比較的安価に設定されており、選手自身も古巣帰還に好意的な姿勢を持っていることを考えれば、同ポジションにおける補強の有効なオプションと言える。

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