スパーズMDパラティチがイタリア入り! 複数クラブと交渉か?

2022.06.24 15:42 Fri
Getty Images
トッテナムのマネージングディレクターを務めるファビオ・パラティチ氏が、イタリアで幾つかの交渉を行っているようだ。イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』など複数メディアが報じている。

報道によると、共に要求が厳しいアントニオ・コンテ監督、ダニエル・レヴィ会長の下で調整役を担うパラティチ氏は、現在イタリアのミラノに入り、選手の獲得と共に売却に向けた幾つかの交渉を行っているという。

パラティチ氏は、同地で来シーズンも武者修行に出ることが濃厚なスペイン代表FWブライアン・ヒル(21)のレンタル先に名乗りを挙げるサンプドリアと交渉を行った模様。同選手に関しては今季のレンタル先だったバレンシアに加え、マルセイユも獲得を希望している模様だ。
さらに、元ユベントスSDは同じくローマとも同地で会談を行った模様。ローマの補強責任者であるチアゴ・ピント氏と直接顔を合わせた中、ウェールズ代表DFジョー・ロドン(24)のレンタル移籍に関して話し合いを行ったという。

アントニオ・コンテ監督の構想外と見られるロドンに関しては、プレミアリーグの中堅以下の複数クラブが関心を寄せる一方、トッテナムを率いた時代に同選手を評価していたジョゼ・モウリーニョ監督が獲得をリクエストしているようだ。
また、今回の会談ではロドンの売却交渉がメインとなったが、ローマでの去就が不透明で、以前からトッテナムが獲得に興味を示すイタリア代表MFニコロ・ザニオーロ(22)に関しても話し合われた可能性があるとのことだ。

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