「不安が高まっているのが分かった」OGで先制されゴールが遠かったスペイン、指揮官は平常心を意識させる「ストレスのかかる決断をしない」

2024.07.01 10:55 Mon
スペインを指揮するデ・ラ・フエンテ監督
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スペインを指揮するデ・ラ・フエンテ監督
スペイン代表ルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、ジョージア代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。6月30日、ユーロ2024のラウンド16でスペインはジョージアと対戦した。
優勝候補に挙げられているスペインは、初のラウンド16進出となったジョージアと対戦。しかし、試合は18分にロビン・ル・ノルマンのオウンゴールで失点する。

早々にビハインドとなってしまったが、スペインは落ち着いたプレーを続け、39分にはロドリのゴールで同点に追いつくと、後半は普段のパフォーマンスを披露。51分にファビアン・ルイス、75分にニコ・ウィリアムズ、83分にダニ・オルモとゴールを重ね、4-1で快勝した。

順当に準々決勝に進出したスペイン。デ・ラ・フエンテ監督は選手たちを信じ、落ち着いてプレーさせることを後半は目指したとした。
「前半を通して伝えてきたメッセージと同じだった。落ち着いて、不安にならず、ストレスのかかる決断をしないことだ」

「攻撃する適切なタイミングを探し、試合で落ち着きを取り戻してもらいたかった。得点が入らない時に不安が高まっているのが分かった」

また、ル・ノルマンのオウンゴールで先制を許したシーンについても言及。すぐに忘れることを期待し、周りの選手のサポートも良かったとした。

「それはネガティブな緊張につながる可能性があるため、それを頭から追い出してほしいと思っていた」

「あの状況では士気への打撃は大きかったかも知れないが、ロビンは我々全員からリスペクトと愛情、そしてサポート受けていることを理解していた」

「彼は偉大な選手であり、素晴らしいディフェンダーだ。そして、付け加えるべきは、素晴らしい人間ということだ」

「あのような逆境を平常心で乗り越えたことは、彼と彼の周りにいた人について何かを物語っている」

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負傷によりユーロ2024から去ることとなってしまったバルセロナのスペイン代表MFペドリが、メッセージを送った。 スペイン代表の一員としてユーロ2024に臨んでいるペドリ。グループステージのクロアチア代表戦、イタリア代表戦に出場。ラウンド16のジョージア代表戦も出場すると、準々決勝のドイツ代表戦も先発出場した。 しかし、開催早々にトニ・クロースに激しいチャージを受けて負傷。ヒザを強打してしまい、わずか8分で負傷退場となってしまった。 涙しながら退場したペドリ。MRI検査を受けた結果、左ヒザの内外側ねん挫でグレードは2と診断。チームはベスト4に進出したが、残りの試合は出場不可となった。 クロースのプレーには批判的な声も集まった中、ケガをさせる意図はなかったと本人が謝罪。そしてペドリも、自身のインスタグラムを通じてメッセージを送り、大会中はドイツに滞在してチームをサポートするとコメント。そして、メッセージをくれたクロースに対しても感謝のコメントを送った。 「僕はユーロ2024のためにドイツに来た。そして、最後までここに滞在し続けるつもりだ。夢は疑わない。続いていくものだ」 「今週はこの素晴らしいファミリーであるスペイン代表を励まし、別の方法で貢献するときだ。彼らとみんなのサポートは素晴らしいものだ」 「最も困難な時期は過ぎ、復帰への道が始まった。すぐにバルセロナで全力を尽くす」 「トニ・クロース、メッセージありがとう。これがフットボールであり、こういったことは起こる。あなたのキャリアと記録は、永遠に残り続ける」 「そしてもう1つだけ言いたいことがある。バモス、エスパーニャ!」 <span class="paragraph-title">【写真】負傷でユーロから去ったペドリがメッセージ</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C9HiRDkISiP/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); margin: 1px; max-width:540px; min-width:326px; padding:0; width:99.375%; width:-webkit-calc(100% - 2px); width:calc(100% - 2px);"><div style="padding:16px;"> <a href="https://www.instagram.com/p/C9HiRDkISiP/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" background:#FFFFFF; line-height:0; padding:0 0; text-align:center; text-decoration:none; width:100%;" target="_blank"> <div style=" display: flex; flex-direction: row; align-items: center;"> <div style="background-color: #F4F4F4; border-radius: 50%; flex-grow: 0; height: 40px; margin-right: 14px; width: 40px;"></div> <div style="display: flex; flex-direction: column; flex-grow: 1; justify-content: center;"> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; margin-bottom: 6px; width: 100px;"></div> <div style=" background-color: #F4F4F4; border-radius: 4px; flex-grow: 0; height: 14px; width: 60px;"></div></div></div><div style="padding: 19% 0;"></div> <div style="display:block; height:50px; margin:0 auto 12px; width:50px;"><svg width="50px" height="50px" viewBox="0 0 60 60" version="1.1" xmlns="https://www.w3.org/2000/svg" xmlns:xlink="https://www.w3.org/1999/xlink"><g stroke="none" stroke-width="1" fill="none" fill-rule="evenodd"><g transform="translate(-511.000000, -20.000000)" fill="#000000"><g><path d="M556.869,30.41 C554.814,30.41 553.148,32.076 553.148,34.131 C553.148,36.186 554.814,37.852 556.869,37.852 C558.924,37.852 560.59,36.186 560.59,34.131 C560.59,32.076 558.924,30.41 556.869,30.41 M541,60.657 C535.114,60.657 530.342,55.887 530.342,50 C530.342,44.114 535.114,39.342 541,39.342 C546.887,39.342 551.658,44.114 551.658,50 C551.658,55.887 546.887,60.657 541,60.657 M541,33.886 C532.1,33.886 524.886,41.1 524.886,50 C524.886,58.899 532.1,66.113 541,66.113 C549.9,66.113 557.115,58.899 557.115,50 C557.115,41.1 549.9,33.886 541,33.886 M565.378,62.101 C565.244,65.022 564.756,66.606 564.346,67.663 C563.803,69.06 563.154,70.057 562.106,71.106 C561.058,72.155 560.06,72.803 558.662,73.347 C557.607,73.757 556.021,74.244 553.102,74.378 C549.944,74.521 548.997,74.552 541,74.552 C533.003,74.552 532.056,74.521 528.898,74.378 C525.979,74.244 524.393,73.757 523.338,73.347 C521.94,72.803 520.942,72.155 519.894,71.106 C518.846,70.057 518.197,69.06 517.654,67.663 C517.244,66.606 516.755,65.022 516.623,62.101 C516.479,58.943 516.448,57.996 516.448,50 C516.448,42.003 516.479,41.056 516.623,37.899 C516.755,34.978 517.244,33.391 517.654,32.338 C518.197,30.938 518.846,29.942 519.894,28.894 C520.942,27.846 521.94,27.196 523.338,26.654 C524.393,26.244 525.979,25.756 528.898,25.623 C532.057,25.479 533.004,25.448 541,25.448 C548.997,25.448 549.943,25.479 553.102,25.623 C556.021,25.756 557.607,26.244 558.662,26.654 C560.06,27.196 561.058,27.846 562.106,28.894 C563.154,29.942 563.803,30.938 564.346,32.338 C564.756,33.391 565.244,34.978 565.378,37.899 C565.522,41.056 565.552,42.003 565.552,50 C565.552,57.996 565.522,58.943 565.378,62.101 M570.82,37.631 C570.674,34.438 570.167,32.258 569.425,30.349 C568.659,28.377 567.633,26.702 565.965,25.035 C564.297,23.368 562.623,22.342 560.652,21.575 C558.743,20.834 556.562,20.326 553.369,20.18 C550.169,20.033 549.148,20 541,20 C532.853,20 531.831,20.033 528.631,20.18 C525.438,20.326 523.257,20.834 521.349,21.575 C519.376,22.342 517.703,23.368 516.035,25.035 C514.368,26.702 513.342,28.377 512.574,30.349 C511.834,32.258 511.326,34.438 511.181,37.631 C511.035,40.831 511,41.851 511,50 C511,58.147 511.035,59.17 511.181,62.369 C511.326,65.562 511.834,67.743 512.574,69.651 C513.342,71.625 514.368,73.296 516.035,74.965 C517.703,76.634 519.376,77.658 521.349,78.425 C523.257,79.167 525.438,79.673 528.631,79.82 C531.831,79.965 532.853,80.001 541,80.001 C549.148,80.001 550.169,79.965 553.369,79.82 C556.562,79.673 558.743,79.167 560.652,78.425 C562.623,77.658 564.297,76.634 565.965,74.965 C567.633,73.296 568.659,71.625 569.425,69.651 C570.167,67.743 570.674,65.562 570.82,62.369 C570.966,59.17 571,58.147 571,50 C571,41.851 570.966,40.831 570.82,37.631"></path></g></g></g></svg></div><div style="padding-top: 8px;"> <div style=" color:#3897f0; 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C9HiRDkISiP/?utm_source=ig_embed&amp;utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Pedri González(@pedri)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.07.07 21:40 Sun
ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドがユーロ2024敗退に沈黙を破った。 5日の準々決勝でフランス代表と対戦したポルトガル。延長戦も含めて0-0で動かず、ラウンド16のスロベニア代表戦に続くPK決着となるが、そこで力尽き、2016年大会以来の優勝ならず。 個人としても6度目の出場となる今回が「最後のユーロ」とし、並々ならぬ思いで挑んだはずの39歳FWも全5試合に先発しながら0ゴール。個人としても悔いを残しての終戦になってしまった。 その敗退から日が経ち、自身のSNSを通じて、大会中の自身や、盟友ペペとの2ショット、そしてサポーターの写真とともに、心境を発信した。 「僕らはもっとやりたかった。僕らにはもっと価値があったはず。僕らのために。一人ひとりのために。ポルトガルのために。みんなが与えてくれたもののすべて、そして僕らがこれまで成し遂げてきたことのすべてに感謝している。ピッチの内外で、このレガシーは尊重され、これからも築かれていくと確信している。ともに」 今回のユーロでゴールなしに終わった姿から、代表引退の可能性も取り沙汰されるC・ロナウド。2年後の北中米ワールドカップ(W杯)が次の大舞台になるが、代表でのキャリアやいかに。 2024.07.07 16:45 Sun
ユーロ2024でベスト8敗退となったスイス代表DFマヌエル・アカンジが、イングランド代表戦敗戦の責任を負った。フランス『レキップ』が伝えている。 前大会王者イタリア代表を撃破するなど、今大会のダークホースとして快進撃を見せてきたスイス。 6日に行われた準々決勝でも本領発揮に至らないイングランド相手に120分を通じて互角の戦いをみせたが、0-0で迎えたPK戦を3-5で落として無念の敗退となった。 同試合後、このPK戦の1番手で唯一の失敗となったアカンジは、「とても残念だ。チームを失望させたような気がするし、国全体を失望させたような気がしている。僕はその責任を取ろうと考えている。決められる予感はあったけど、確かに間違った方向にシュートしてしまい、正確さが足りなかった」と、敗退の責任について言及した。 右を狙ったシュートをGKジョーダン・ピックフォードに完璧に読み切られる形となったPKの場面では、イングランドの守護神が細かい駆け引きを行っていたが、その影響はなかったとしている。 「僕は彼が何をしているかを見なかった。だから、彼が何をしたのかはわからない。僕がペナルティスポットに歩み寄ってボールを置いたとき、彼はゴール前にいなかったけど、僕は彼の行動をとにかく見ていなかった」 クラブチームではイングランドのマンチェスター・シティでプレーするスイス代表は、対戦相手の幸運を祈った。 「PK戦後に、一緒にプレーしていなかった(イングランドの)プレーヤーも自分のところに来てくれた。彼らに返事をしようとしたけど、そういう気分にはなれなかった。だけど、もちろん彼らの今大会での幸運を祈っている。何よりも、彼らがケガをしないことを願っている。それが最も重要だからね。彼らがどこまでやれるか見てみよう」 2024.07.07 14:20 Sun
ユーロ2024も準々決勝の4試合が終了。大会はベスト4の4カ国が残った。 勝ち上がったのはスペイン代表、フランス代表、イングランド代表、オランダ代表の4カ国。イングランド以外の3カ国はユーロの優勝経験があり、イングランドは前回大会のファイナリストだ。 優勝候補が勝ち残った今大会。改めて4カ国の今大会を振り返る。 <span class="paragraph-subtitle">◆悲願の初優勝へ〜イングランド〜</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/euro20240707_england_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">Getty Images<hr></div> 2021年に行われた前回大会は決勝まで勝ち進んだものの、イタリア代表との決勝で敗れて優勝を逃すことに。今大会も優勝国保の一角だった。 しかし、グループCを戦った今大会は、初戦のセルビア代表戦こそ勝利したものの、デンマーク代表(1-1)、スロベニア代表(0-0)と低調なパフォーマンスに終わり、ガレス・サウスゲイト監督への批判が高まることとなった。 ラウンド16では、スロバキア代表との戦いで敗戦に終わると誰もが思った中、最終盤にジュード・ベリンガムが衝撃のバイシクルシュートを決めて追いつくと、延長戦ではハリー・ケインがゴールを奪い、2-1で勝利。準々決勝のスイス代表戦は先制を許すもブカヨ・サカのゴールで追いつくと、PK戦で勝利を収めた。 快勝はまだない今大会だが、しぶとく勝ち上がってきたとも言えるだけに、2大会連続の決勝進出が期待されている。 ◆最多得点:ジュード・ベリンガム、ハリー・ケイン/2点 ◆グループC 1-0 vs セルビア代表 1-1 vs デンマーク代表 0-0 vs スロベニア代表 ◆ラウンド16 2-1(延長) vs スロバキア代表 ◆準々決勝 1-1 (PK:5-3) vs スイス代表 ◆準決勝 vs オランダ代表 <span class="paragraph-subtitle">◆本領発揮はいつ?たった1ゴールでベスト4〜フランス〜</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/euro20240707_france_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">Getty Images<hr></div> 優勝候補の一角であるフランス代表。2000年以来の優勝を目指して戦う大会となった。 厳しいグループに入ったフランスだが、初戦のオーストリア代表戦で1-0と勝利すると、続くオランダ代表(0-0)、ポーランド代表(1-1)と連続ドロー。エースのFWキリアン・ムバッペが初戦で鼻骨を骨折した影響もあり、ここまで大人しい状況だ。 ラウンド16では、同じ優勝候補のベルギー代表相手に1-0で勝利。準々決勝では、こちらも優勝候補のポルトガル代表と激闘を繰り広げてPK戦の末に勝利を収めている。 期待されるムバッペはここまでまだ1ゴール。それでいて、チームが上げたゴールもたったの「1」。ワールドカップに続いてのタイトル獲得に力を温存しているのだろうか? ◆最多得点:キリアン・ムバッペ/1点 ◆グループD 1-0 vs オーストリア代表 0-0 vs オランダ代表 1-1 vs ポーランド代表 ◆ラウンド16 1-0 vs ベルギー代表 ◆準々決勝 0-0 (PK:3-5) vs ポルトガル代表 ◆準決勝 vs スペイン代表 <span class="paragraph-subtitle">◆オランイェの復活なるか〜オランダ〜</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/euro20240707_netherlands_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">Getty Images<hr></div> 最後に優勝したのは1988年と36年前。近年は国際舞台でもなかなかその名を轟かせることができていなかった。 レジェンドであるロナルド・クーマン監督が率いるチームは、グループステージの初戦でポーランド代表に勝利を収めると、フランス代表とは引き分け。最終節はオーストリア代表に敗れるという波乱があり、3位でのグループステージ突破となった。 3位チームとして唯一ベスト4まで勝ち上がったオランダ。ルーマニア代表に3-0と快勝すると、準々決勝ではトルコ代表に逆転勝利。得点ランキングトップタイに立つコーディ・ガクポは3ゴールを記録しており、2ゴールのドニエル・マレンとの強力コンビは注目だ。 ◆最多得点:コーディ・ガクポ/3点 ◆グループD 2-1 vs ポーランド代表 0-0 vs フランス代表 2-3 vs オーストリア代表 ◆ラウンド16 3-0 vs ルーマニア代表 ◆準々決勝 2-1 vsトルコ代表 ◆準決勝 vs イングランド代表 <span class="paragraph-subtitle">◆今大会唯一の全勝〜スペイン〜</span> <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/euro20240707_spain_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">Getty Images<hr></div> 過去3度ユーロで優勝を果たしているスペイン。今大会は死のグループとも言われたグループBに入り、王者イタリア代表、W杯3位のクロアチア代表、伏兵アルバニア代表と同居した。 それでも初戦でクロアチアに3-0と快勝スタートすると、イタリア代表に1-0、アルバニア代表に1-0と今大会唯一のグループステージ3連勝。ラウンド16ではジョージア代表に勝利すると、準々決勝はドイツ代表に延長戦の末に勝利した。 懸念点は準々決勝で負傷したMFペドリが復帰絶望になったこと。多くの選手がゴールを奪っていることがプラスに働くかどうかがポイントになる。 ◆最多得点:ファビアン・ルイス、ダニ・オルモ/2点 ◆グループB 3-0 vs クロアチア代表 1-0 vs イタリア代表 1-0 vs アルバニア代表 ◆ラウンド16 4-1 vs ジョージア代表 ◆準々決勝 2-1(延長) vs ドイツ代表 ◆準決勝 vs フランス代表 <span class="paragraph-title">【動画】優勝候補の一角、スペイン代表の戦いを振り返る</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="AIr9NxdbGxY";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.07 12:55 Sun

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「彼らを対戦相手として尊重」、スペイン代表指揮官は予選大勝のジョージアを軽視せず…高速カウンターを警戒

スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督は、今大会のダークホースを警戒している。 大会前の下馬評は芳しくなかったが、イタリア代表、クロアチア代表、アルバニア代表と同居した激戦区のグループBを3戦全勝で首位通過し、ユーロ2024の優勝候補の一角に浮上したラ・ロハ。 30日に開催されるラウンド16では優勝候補ポルトガル代表に2-0の勝利を収めるなど、本大会初出場で見事にグループFを3位通過したダークホースのジョージア代表とベスト8を懸けて対戦する。 そのジョージアは昨年9月に行われたユーロ予選で7-1の圧勝を収めた相手だが、デ・ラ・フエンテ監督は、その当時から大きく進化を遂げたウィリー・サニョルのチームへの警戒を怠らない。 「フットボールで驚くべき出来事が起こるのを、我々はこれまでもたくさん見てきたが、それがなくなることはない。ジョージアはポルトガルに勝った。我々は彼らを対戦相手として尊重し、懸命に働き、試合の重要性を理解して臨まなければならない。それができれば、我々にそのようなことが起こらないはずだ」 さらに、「彼らはカウンターアタックが速く、セットプレーも非常に優れている。我々は警戒し、注意を払って、スピードの部分で相手のカウンターアタックにさらされないようにする必要がある」と、FWクヴィチャ・クワラツヘリア、FWジョルジュ・ミカウタゼの両エースが牽引する高速カウンターへの対応が勝敗のカギを握ると考えている。 また、前述の予選での前回対戦について改めて質問を受けた指揮官は、スコットランド代表相手の0-2の敗戦、当時のスペインサッカー連盟(RFEF)会長のルイス・ルビアレス氏を巡るスキャンダルの真っ最中で戦ったアウェイゲームが、現在のチームにとってターニングポイントになったと振り返る。 「我々にとって非常に重要な試合だった。大きなプレッシャーを抱えて現地に到着し、ファミリーとしてその試合から戻ってきた。以前よりもずっと強くなってね」 その上で「最も重要な試合は常に次の試合であり、今、別のユーロが始まる。我々は非常に難しい試合に備えており、最高の武器を持って勝利を収めるつもりだ」と、ジョージア相手に再び今後に弾みを付けるような試合を見せたいと意気込んだ。 2024.06.30 15:00 Sun
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「このチームなら遠くまで行けると確信」 スペイン指揮官がユーロ制覇に自信深める

スペイン代表がユーロ2024のベスト4に駒を進めた。 5日の準々決勝でドイツ代表と対戦したスペイン。開催国とのイエローカードも乱れ飛ぶ死闘を延長戦の末に2-1で制して、2大会連続の4強入りを果たした。 出場停止者にペドリの負傷もあり、次戦にダメージも残したが、ルイス・デ・ラ・フエンテ監督は「成し遂げたことに感謝し、この瞬間を楽しむべきだ」と語った。 「体力がこの数日でどれほど回復できるか。だが、私の選手たちは誰もが準決勝に向けて選手全員が準備できているはず。彼らは非常にハイレベルなプレーをしてくれている」 また、「私の選手たちは貪欲だ。そんな選手たちを指導できるのは誇りだよ」とも話すと、今後の戦いにも自信をのぞかせた。 「歴史的な夜だ。この国を代表できるのを誇らしく思う。どこまで進めるかはこれからだが、このチームなら遠くまで行けると確信している」 スペインは準決勝でポルトガル代表をPK戦の末に下したフランス代表と対戦する。 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】スペインvsドイツ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Tsz2oEL8fLc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.06 09:01 Sat
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「不安が高まっているのが分かった」OGで先制されゴールが遠かったスペイン、指揮官は平常心を意識させる「ストレスのかかる決断をしない」

スペイン代表のルイス・デ・ラ・フエンテ監督が、ジョージア代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 6月30日、ユーロ2024のラウンド16でスペインはジョージアと対戦した。 優勝候補に挙げられているスペインは、初のラウンド16進出となったジョージアと対戦。しかし、試合は18分にロビン・ル・ノルマンのオウンゴールで失点する。 早々にビハインドとなってしまったが、スペインは落ち着いたプレーを続け、39分にはロドリのゴールで同点に追いつくと、後半は普段のパフォーマンスを披露。51分にファビアン・ルイス、75分にニコ・ウィリアムズ、83分にダニ・オルモとゴールを重ね、4-1で快勝した。 順当に準々決勝に進出したスペイン。デ・ラ・フエンテ監督は選手たちを信じ、落ち着いてプレーさせることを後半は目指したとした。 「前半を通して伝えてきたメッセージと同じだった。落ち着いて、不安にならず、ストレスのかかる決断をしないことだ」 「攻撃する適切なタイミングを探し、試合で落ち着きを取り戻してもらいたかった。得点が入らない時に不安が高まっているのが分かった」 また、ル・ノルマンのオウンゴールで先制を許したシーンについても言及。すぐに忘れることを期待し、周りの選手のサポートも良かったとした。 「それはネガティブな緊張につながる可能性があるため、それを頭から追い出してほしいと思っていた」 「あの状況では士気への打撃は大きかったかも知れないが、ロビンは我々全員からリスペクトと愛情、そしてサポート受けていることを理解していた」 「彼は偉大な選手であり、素晴らしいディフェンダーだ。そして、付け加えるべきは、素晴らしい人間ということだ」 「あのような逆境を平常心で乗り越えたことは、彼と彼の周りにいた人について何かを物語っている」 <span class="paragraph-title">【動画】OGで先制許すもスペインが逆転でジョージアに快勝!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="D4nGV-8efEE";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.01 10:55 Mon
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途中出場続くスペインFWオヤルサバル、サブとしての献身に意欲「彼らを最高のレベルまで押し上げる」

スペイン代表のFWミケル・オヤルサバルが自らやチームについて語った。『UEFA.com』が伝えた。 ユーロ2024のラウンド16でジョージア代表から逆転勝利を挙げ、ベスト8進出を決めたスペイン。5日の準々決勝では開催国であり優勝候補のドイツとの大一番が控える。 ここまで4試合全てに出場しているオヤルサバルだが、先発はグループB第3節のアルバニア代表戦の1試合のみ。スタメンの座を狙いながら、チーム全体のレベルを押し上げることが重要だと、自らの役回りについて語った。 「このチームに選ばれた全員が、恵まれた立場にあることをわかっている。今休暇を過ごしていて、このポジションを得るために僕らと入れ替わりたいという選手がたくさんいる!」 「プレーするか否かに関わらず、同じポジションでプレーする選手が気を緩めないよう、一生懸命練習し、全力を尽くすことが絶対に大切だ。彼らを最高のレベルまで押し上げるんだ。その結果、自分のプレーチャンスも増えるのであれば、それに越したことはない」 「一生懸命練習してもスタメンに入れないなら、サイドラインからサポートするんだ。それがとても重要だと思う。良い選手がいてもチームが良くなければ、大きなことは何もできない。僕らはさまざまな試合で、自分たちの精神力に誇りが持てることを証明してきた」 また、東京オリンピックでも共に戦ったルイス・デ・ラ・フエンテ監督にも言及。チーム状態が良いのは指揮官のおかげと考えているようだ。 「ルイスは大会でのチームマネジメントや雰囲気作りを本当によく心得ている。選手やスタッフが全員円満だと、本当に助けになる」 「彼はチームの重要性を十分に理解している監督で、常に個人よりもチームを優先する。先発しない選手が後で重要な役割を果たすかもしれないことは、誰もが理解している」 さらに、チームの鍵を握るFWラミン・ヤマルとFWニコ・ウィリアムズの両翼についてもコメント。恐れを知らない若武者のプレーが、チームに勢いをもたらすと主張した。 「あなた(記者)が指摘していない唯一のことは、彼らが対戦相手に見せる悪意のないいたずら心だ。つまり『相手を負かしてやる!』という態度だ」 「片方はまだ16歳(ヤマル)で、もう1人は21歳だけど、彼らは純粋な喜びを持ってプレーし、決勝戦であろうと親善試合であろうと、全ての試合を同じように受け止めている」 「ライバルが誰であろうと、素晴らしいプレーをしようという意欲だけを持っている。彼らは気にしない。ただ攻撃したいだけなんだ。これはこのような試合では重要だ。相手が誰であろうと、少しの怯みも感じさせない」 2024.07.03 17:57 Wed

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ベスト8が決定! 開催国ドイツはスペインと、優勝候補ポルトガルとフランスが激突【ユーロ2024】

ユーロ2024ラウンド16の全8試合が2日に終了し、ベスト8が出揃った。 ベスト8に勝ち上がったのは開催国ドイツの他、優勝経験のあるスペイン、ポルトガル、フランス、オランダ、初優勝を目指すイングランド、スイス、トルコとなった。 準々決勝では1996年大会以来の優勝を狙う開催国ドイツが、3大会ぶりの優勝を狙うスペインと対戦。2大会ぶりの優勝を狙うポルトガルは、6大会ぶりの優勝を狙うフランスと対戦する。 そしてスロベニアとのラウンド16を延長戦の末に勝ち上がったイングランドは、前回王者イタリア撃破の“ダークホース”スイスと対戦。1988年大会以来の優勝を狙うオランダは、4大会ぶりベスト8進出のトルコと対戦することになった。 ◆準々決勝 ▽7/5(金) 《25:00》 スペイン代表 vs ドイツ代表 《28:00》 ポルトガル代表 vs フランス代表 ▽7/6(土) 《25:00》 イングランド代表 vs スイス代表 《28:00》 オランダ代表 vs トルコ代表 <span class="paragraph-title">【画像】ユーロ2024決勝トーナメント表</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2024/EURO2024KockoutStageTournament_20240703_tw.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> 2024.07.03 06:30 Wed
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ベスト8で散ったドイツ、指揮官「選手にこの大会から敗退するに値しないと伝えた」

ドイツ代表のユーロ2024が終わった。 開催国ドイツは5日の準々決勝でスペイン代表と対戦。延長戦にもつれ込む激戦だったが、延長戦で勝ち越しを許し、1-2で力尽きた。 UEFA公式サイトによると、ユリアン・ナーゲルスマン監督は「準決勝進出を祝福する」と敵チームにメッセージを送り、総括した。 「60分以降は我々の方が明らかに良いチームだった。終盤の同点ゴールも当然だ。だが、最後のチャンスで勝ち越しを許してしまった。残念ながら、サイドで十分なプレッシャーをかけられずにね」 試合後の選手たちに「この大会から敗退するに値しないと伝えた」との言葉かけを明かすと、これまでの頑張りも労った。 「我々は誰もが家族と会えずに寂しい思いをしているが、誰も去りたいなんて思っていない。この6週間の当初から、グループの雰囲気も良かった。この試合でも勝つために全力を尽くしてくれたよ」 そして、この試合を最後に現役を退くトニ・クロースにも「トニのキャリアをどれだけ評価してもし過ぎではない」と賛辞を送った。 「おそらくドイツ人選手として異例だ。彼は間違いなくドイツで最も偉大な選手の1人。彼の成功は誰もが知るところだが、彼の人となりを知る者はそう多くない」 「彼にとっても非常につらいはずなのに、チームが語りかけてもくれた。彼はいつだってこのチームの一員だと考えているんだ」 <span class="paragraph-title">【ハイライト動画】スペインvsドイツ</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Tsz2oEL8fLc";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.06 09:30 Sat
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120分の激闘を制したスペインが開催国ドイツを下してベスト4進出!【ユーロ2024】

ユーロ2024準々決勝のスペイン代表vsドイツ代表が5日に行われ、1-1で90分が終了。その後に行われた延長戦の結果、2-1でスペインが準決勝進出を決めた。 ラウンド16でジョージア代表に快勝したスペインは、その試合と同じスタメンを採用。ロドリやペドリ、カルバハルらが主力が先発に名を連ね、3トップはモラタ、ヤマル、ニコ・ウィリアムズを並べた。 一方、ラウンド16でデンマーク代表に完勝したドイツは、その試合からスタメンを2人変更。アンドリッヒとN・シュロッターベックに代えてジャンとターをスタメンで起用。ラウンド16同様に最前線にハヴァーツ、2列目に右からサネ、ギュンドアン、ムシアラを並べた[4-2-3-1]で試合に臨んだ。 注目の強豪国対決は開始早々にアクシデントが発生。自陣中盤でロドリのパスを受けようとしたペドリがクロースと接触し右足を負傷。一度はプレーに復帰したが、ピッチに座り込みプレー続行を断念。8分にダニ・オルモがスクランブル投入された。 不運な形で選手交代を行ったスペインは15分、ボックス右手前でダニ・オルモがリュディガーに倒されてFKを獲得。これをヤマルが直接狙ったが、シュートはわずかにゴール右に逸れた。 対するドイツは21分、キミッヒの右クロスからハヴァーツがドンピシャヘッドでゴールに迫る。さらに35分にも、リュディガーのロングフィードを最前線で収めたハヴァーツが決定機を作り出したが、共にシュートはGKウナイ・シモンのセーブに阻まれた。 ハーフタイムにかけてはやや尻すぼみの攻めが目立つ中、ゴールレスで前半を終えた。 互いに選手を入れ替えて迎えた後半は、スペインが早い時間にスコアを動かす。52分、モラタのパスで右サイドを駆け上がったヤマルがボックス右まで切り込みクロスを供給すると、中央に走り込んだダニ・オルモがゴール左隅にダイレクトシュートを流し込んだ。 失点を許したドイツは、57分にギュンドアンとラウムを下げてフュルクルクとミッテルシュタットを投入。すると70分、左クロスをファーサイドのハヴァーツが頭で折り返すと、中央で収めたフュルクルクの落としからアンドリッヒがシュート。しかし、これはGKウナイ・シモンの好セーブに阻まれた。 さらにドイツは、77分にも味方のスルーパスでボックス右まで駆け上がったヴィルツのダイレクトクロスをニアに走り込んだフュルクルクがすべり込みながら右足で合わせたが、このシュートは右ポストに弾かれた。 1点が遠いドイツは80分、ターを下げてミュラーを投入。すると89分、ミッテルシュタットの左クロスをファーサイドのキミッヒが頭でマイナスに折り返すと、最後はヴィルツがワンバウンドしたボールを右足でゴールに叩き込んだ。 結局、試合は1-1のまま90分が終了。迎えた延長戦はスペインが主導権を握る展開が続くと、104分にはオヤルサバルがボックス右手前から左足を振り抜いたが、シュートはゴール左に外れた。 対するドイツは、延長前半追加タイムに左サイドを持ち上がったミュラーの折り返しからヴィルツにチャンスが訪れたが、左足のダイレクトシュートはわずかにゴール右に逸れた。 延長後半も一進一退の攻防が続くなか、このままPK戦かと思われたが、スペインが試合終了間際にスコアを動かす。119分、バイタルエリア左でボールを受けたダニ・オルモがクロスを供給すると、これをゴール前のメリーノがヘディングシュートで合わせると、ボールはゴール左に突き刺さった。 結局、試合はそのまま2-1でタイムアップ。激闘の末に開催国ドイツを下したスペインが2大会連続のベスト4進出を決めた。 スペイン 2-1 ドイツ 【スペイン】 ダニ・オルモ(後7) ミケル・メリーノ(延後14) 【ドイツ】 フロリアン・ヴィルツ(後44) 2024.07.06 03:45 Sat
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「何が起こっているのかがわからなかった」PK戦突入間際の劇的ゴール、スペイン代表MFメリーノが優勝へ意気込み「重要なのはメンタリティ」

劇的ゴールを記録したスペイン代表のMFミケル・メリーノが、ドイツ代表戦を振り返った。『UEFA.com』が伝えた。 5日、ユーロ2024準々決勝でスペインはドイツと対戦した。 開催国のドイツと優勝候補のスペインの一戦。試合は開始早々にMFペドリが接触して負傷交代するアクシデント。互いにゴールが生まれないまま試合は進むが、52分にダニ・オルモのゴールでスペインが先制する。 そのままスペインがリードを続けていたが、89分にフロリアン・ヴィルツのゴールでドイツが同点に追いつき延長戦に突入する。 延長戦でも互いに譲らずにPK戦に突入するかと思われたが、延長後半14分にボックス手前左からダニ・オルモがクロス。これにメリーノがヘディングで合わせ、勝ち越しに成功。2-1で勝利し、ベスト4進出を決めた。 殊勲の決勝ゴールを記録したメリーノは、試合後に決勝ゴールを振り返った。 「全てが1ミリ秒で起こった。ダニ(・オルモ)がボールを持っているのを見た瞬間、彼には優れた能力があり、素晴らしいクロスを入れるだろうと思った」 「僕は彼を信頼し、リュディガーの背後に走り込み、ボールは文字通り完璧だった。僕は走り込み、ジャンプし、ヘディングでボールを当てるだけだった。あとは歴史の通りだ!」 「正直にいうと、最初の2秒間は何が起こっているのかがわからなかった。何も聞こえなかった…完全に静寂だ。その後、チームメイト全員が僕に向かって走ってくるのを見て、ゴールだと分かった、本当に素晴らしかった」 「ゴールを決めたのは僕だったけど、これは僕たちがファミリーであることの証明に過ぎない。チーム全体がこのゴールを決めた。トレーニング場やジムで僕たちが注いだ努力。他の誰にも見られない瞬間だ」 劇的勝利でベスト4に進んだスペイン。メリーノはタイトルまでに必要なことはメンタルだとした。 「重要なのはメンタリティだ。僕たちは重要なことを達成するのにとても近づいている。僕たちがしなければならないのは、プロフェッショナルであること。休憩し、睡眠を取り、よく食べ、心にあるモチベーションを活用しよう。次の試合に100%準備するのは簡単だ」 <span class="paragraph-title">【動画】延長戦終了間際、メリーノが劇的なヘッド!!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Tsz2oEL8fLc";var video_start = 153;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.06 12:35 Sat
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「夢は今打ち砕かれた」ユーロは手にできず、スペインに敗れ現役引退…トニ・クロースがキャリアを終える「今日はとても悲しい」

ドイツ代表MFトニ・クロースが、現役ラストマッチを振り返った。ドイツサッカー連盟(DFB)が伝えた。 5日、ユーロ2024の準々決勝が行われ、ドイツ代表はスペイン代表と対戦した。 開催国として臨んだドイツ。ワールドカップでは直近2大会でグループステージ敗退となっており、代表チームへの風当たりが強まっている中、威厳を取り戻すためにも今大会の戦いは重要だった。 代表から離れていたクロースも復帰して戦うことを決断。一方で、2023-24シーズン限りでの現役引退を発表しており、ユーロが終わった瞬間にキャリアが終わる状況だった。 試合は、互いに譲らない展開となった中、スペインが先制。ドイツは敗退と思われた中、フロリアン・ヴィルツが土壇場で追いつくことに成功。しかし、延長後半終了間際に失点し、2-1で敗れて敗退となった。 現役ラストマッチとなってしまったクロース。敗退したものの、スタンドからは大声援。長らくドイツを支えてきたクロースは、悔しさを滲ませた。 「ドイツ代表が再び少し良くなれることに手助けできたことは嬉しい。でも、今日はとても悲しい。僕たちには大きな目標があったが、その夢は今打ち砕かれた。とても苦い」 クロースは、ドイツ代表として114試合に出場。クラブレベルを合わせて34個のタイトルを獲得しており、最も成功したドイツ選手として知られているが、ユーロのタイトルだけは獲れないままスパイクを脱ぐこととなった。 <span class="paragraph-title">【動画】クロースのラストマッチに…スペインvsドイツの激闘</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="pPbmqnGkZq0";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.07.06 13:15 Sat

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