なでしこ戦同点弾のアメリカ女子代表19歳FW、初先発からの5試合連続ゴールで同国史上初の記録に

2024.04.07 20:45 Sun
なでしこジャパン戦で同点ゴールのアメリカ女子代表FWショー(左)、ロッドマン(右)も21歳と若手が台頭
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なでしこジャパン戦で同点ゴールのアメリカ女子代表FWショー(左)、ロッドマン(右)も21歳と若手が台頭
なでしこジャパン戦で同点ゴールを決めたアメリカ女子代表のFWジェイディン・ショー(サンディエゴ・ウエーブFC)が、新記録を打ち立てた。
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アメリカは6日、SheBelieves Cup2024でなでしこジャパンと対戦し、2-1と逆転勝ちを収めた。試合開始わずか30秒で清家貴子(三菱重工浦和レッズレディース)に先制を許したが、以降はフィジカルとスピードで圧倒。前半終了間際にはサム・コフィー(ポートランド・ソーンズFC)のボール奪取からショーが見事なミドルシュートを沈め、後半には途中出場のソフィア・スミスが、ポートランド・ソーンズFCのチームメイト、杉田妃和からPKを奪取。これをリンジー・ホランが決め、5万644人の観衆を沸かせた。
同点ゴールを決めたショーは2023年10月26日に代表デビューしたばかりの19歳。前線から2列目をマルチにこなし、なでしこ戦を含めてこれまで11試合で7得点をマークしている。

さらに『ESPN』によると、ショーはこれまで先発した代表戦5試合すべてゴールを決めており、初先発からの5試合連続ゴールはアメリカ史上初。加えて、5試合連続ゴールそのものが同国史上13人目で、それを達成したのは最年少選手にもなったとのことだ。
才能あふれる19歳を中盤で起用することについて、トゥウィラ・キルゴア監督は「普段は7番や11番(ウイングやセカンドトップ)としてプレーしていますが、現在はマロ(マロリー・スワンソン)が復帰したこともあって、司令塔を担ってもらっています。これは、オリンピックに向けての名簿作成において、ポリバレント性を考慮したいからです」と、意図を明かす。

なでしこ戦でも試合中に複数のシステムを試していたアメリカ。課題とされていた世代交代も、ショーのような若手の台頭があり、パリ・オリンピックへ向けてもこれまで通り怖い存在となりそうだ。



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「とても誇らしい」6度目オリンピックで3個目の銀メダル…38歳のレジェンド、ブラジルFWマルタは晴れやかに国際舞台を去る中で批判する人々へ「何の恩義も感じたことはない」

またしても頂点に立つことができなかった女子サッカー界のレジェンドであるブラジル女子代表FWマルタが、パリ・オリンピックでの銀メダルを振り返った。『ESPN』が伝えた。 10日、パリ・オリンピックの女子サッカー決勝が行われ、1-0でアメリカが勝利。2012年のロンドン・オリンピック以来となる金メダルを獲得した。 決勝に臨んだブラジルは、2008年の北京オリンピック以来となる決勝進出。しかし、そこでもアメリカと対戦し、0-1で敗れて銀メダルに。2004年のアテネ・オリンピックでも決勝に進んでいたが、2-1でアメリカに敗れていた。 3度目の決勝で金メダルは全てアメリカに阻まれる結果となったブラジル。そして、その全てを知るのが38歳のマルタ。自身3止めの銀メダルとなったが、これまでの2回とは異なる誇らしさがあるとした。 「誇らしい気持ちです。とても誇らしい」 「2004年と2008年に銀メダルを2度獲得した時も、この銀メダルを獲得した今ほどの誇りを感じたことはなかったと思います」 「オリンピック決勝に戻ってくるまで16年も待たされましたが、正直に言って、これまでの大会でのチーム成績から判断すると、ブラジルがオリンピック決勝に進出し、メダルを持ってここを去るということは誰も信じていなかったと思います」 男子はサッカー王国と言われ、史上最多のワールドカップ(W杯)で5度の優勝を経験。また、パリ・オリンピックには出場できなかったが、U-23ブラジル代表も2016年のリオ・デ・ジャネイロ、2021年の東京と2大会連続で金メダルを獲得するなど、輝かしい結果を残している。 しかし、女子はこれまで女子W杯、オリンピックでの優勝経験はなし。オリンピックこそ、今回の銀メダルを含めて3度準優勝の成績を残しているが、女子W杯は2007年の中国大会の準優勝が1度だけ。2023年はグループステージで敗退しており、男子との立ち位置は大きく異なる状況だった。 女子W杯、そしてオリンピックと共に6度ずつ出場している重鎮のマルタ。しかし、今大会で国際舞台から去ることを明言しており、最後まで代表キャリアで世界一になることはできなかった。 世界最優秀選手には個人で6度輝くも、再び2位で終わってしまった代表キャリアは185試合119ゴール。今大会はグループステージでの危険なプレーで一発退場となり、代表キャリアが終わったかと思われたが、チームは決勝に進み、自身も後半から途中出場を果たした。 次世代にバトンを渡すことになるマルタだが、チームに期待せず、負けた時にだけ批判する人には何も感謝がないとコメント。信じ続け、応援し続けてくれた人たちへの感謝を胸に、女子サッカーがより評価される日が来ることを願った。 「このメダルは、ブラジルの女子サッカーが競争力を持つという私たちの誇りの回復を表しています」 「才能はあるけど、もっと評価されなければならない。悔しい!女子サッカーを見ない人もたくさんいるけど、私たちが負けると真っ先にコメントし、真っ先に話題にするもの彼らです」 「女子サッカーで、個人であれ、チームであれ、私たちが勝ち取ったタイトルは全て最初から私たちを信じてくれた人たち、そして家族や友人など、スタンドで私たちを応援してくれた人たちのおかげです」 「私たちは彼らに恩義を感じており、彼らと感謝の気持ちを共有しています。私たちは、この瞬間を利用してくだらないことを言っている人たちには、何の恩義も感じません」 2024.08.11 12:45 Sun
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W杯連覇の元アメリカ女子代表コーチにパワハラ疑惑…現在は女子大で指導も選手が言葉の暴力訴え「きみたちはダメだと罵るだけ」

元アメリカ女子代表アシスタントコーチで、現オレゴン大学女子サッカー部の監督を務めるグレアム・アベル氏に、ハラスメント疑惑が浮上している。アメリカ『オレゴニアン』が伝えている。 アベル氏は2015年、2019年と、アメリカの女子ワールドカップ(W杯)連覇を支え、2020年から同職に就いた。 大学では新型コロナウイルスの影響から解かれた2021年が9勝4敗6分、2022年が4勝8敗7分という成績に終わり、昨年は0勝16敗3分の未勝利に。今季前には12人の選手が卒業や転校でチームを離れることとなった。 これは名簿の41%を占め、全米大学体育協会(NCAA)の調べで2022年に移籍ポータルに入った同カテゴリーの学生がわずか13%だったことを考えると、異例の数字と言える。 同紙は過去に在籍していた14人の元選手にインタビューを実施。匿名ながらうち12人が詳細を語り、全員がアベル氏から暴言を受けたと述べた。この中には前述の今季移籍組6人が含まれているとのことだ。 「彼はスタッフ全員をロッカールームから遠ざけたあと、ゴミ箱を蹴り、ホワイトボードを投げ、ゴミ箱の上に座って叫び始めました。試合でどのようなミスしたのかを教えて欲しいと思い、私と別の選手がそう伝えたのですが、彼は『きみたちはダメだ』と罵るだけでした」 複数の選手によると、試合後のアベル氏の暴挙には、物を投げる行為も含まれており、危うく選手2人の頭に水筒が当たりそうなったこともあったという。練習では間違ったタッチやミスと認識されると、強い言葉を投げかけられ、練習全体から外されることもあったようだ。 「彼は機会を与えてくれたのに、私はそれを無駄にしていると思っていました。けど、シーズンが終わってみると、シーズンを通して自分にどれほどの負担がかかっていたかが分かりました」 一方、別の選手は全体的にポジティブな経験を詳しく述べ、「普通のコーチング」だったと説明。2019年当時は代表選手のDFベッキー・サワーブランも「素晴らしい関係性」だったと述べており、見解には相違が見られる。 また、アベル氏も「私はコーチングの一環として脅迫的な発言や経済的影響を一度も使ったことはありません」と否定。大学側も、選手からの苦情を受けてシーズン後に見直した結果、アベル氏からの暴言や大学側の措置が必要となるような問題の証拠は見つからなかったと、独自の書面で声明を出している。 熱量、言葉の選び方や伝達方法は指導者にとっての難しい側面だが、受け手が精神的苦痛を感じるようであれば、改める必要がある。なお、アベル氏は今年が5年契約の最終年となっている。 2024.04.17 22:45 Wed

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