名門・藤枝順心が連覇達成! 再び決勝で対戦の十文字を3-0で下す【高校女子サッカー選手権】
2024.01.07 18:41 Sun
2点目を決めた辻澤亜唯(※写真は皇后杯時のもの)
第32回全日本高校女子サッカー選手権大会の決勝が7日にノエビアスタジアム神戸で行われ、藤枝順心高校(東海1/静岡)が十文字高校(関東2/東京)を3-0で下し、2年連続7回目の優勝を果たした。
しかし、先制したのは藤枝順心。4分、U-17日本女子代表の辻澤亜唯(INAC神戸レオネッサ入団内定)がミドルシュートを狙うと、U-17日本女子代表の久保田真生(I神戸入団内定)がGKの弾いたボールにすかさず反応し、滑り込みながら押し込んだ。
藤枝順心の鋭い攻撃をかわしながら追いかける十文字は27分、GK中村菫からのロングボールで一気にチャンス。本多桃華が前線で競り勝つと、福島茉莉花がボックス内へ侵入し左足で狙うも、力強いシュートは飛ばせなかった。
ボールを握りながら隙を伺う十文字は主将の三宅万尋にもシュートが生まれるが、同点弾は奪えないまま前半終盤へ。すると45分、効果的な攻撃を見せる藤枝順心がリードを広げる。
自陣内から植本愛実が前線へ浮き球のスルーパスを送り込むと、裏に抜け出したのは辻澤。GKとの一対一を冷静に制し、2-0でハーフタイムを迎えた。
早めに1点を返したい十文字は、後半立ち上がりから新井萌禾、早間が立て続けにシュートまで持ち込む。対する藤枝順心は49分、久保田のシュートが左ポストを叩くがネットは揺らせない。
その後も十文字の猛攻が続くが、藤枝順心はGK菊地優杏(I神戸入団内定)を中心に凌ぐ。57分にはU-17日本女子代表の高岡澪が独力で3点目を狙い、攻撃でも迫力を見せる。
両チームともに交代カードを切って迎えた75分、藤枝順心がついにダメ押し。右サイドからクロスが上がると、ファーで待っていた途中出場の葛西唯衣がフリーで収め、左足シュートを決めきった。
下吉優衣(アルビレックス新潟レディース入団内定)も中盤で存在感を見せた藤枝順心は、最後まで反撃を許すことなく試合終了。連覇を達成すると同時に、大会歴代最多優勝記録を7に伸ばした。
藤枝順心(東海1/静岡) 3-0 十文字(関東2/東京)
【藤枝順心】
久保田真生(前4)
辻澤亜唯(前45)
葛西唯衣(後30)
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昨年も決勝で実現した藤枝順心vs十文字の対戦カード。藤枝順心は2年連続7回目、十文字は7年ぶり2回目の優勝を目指した。試合は早間美空(サンフレッチェ広島レジーナ入団内定)のシュートで幕開け。十文字がいきなり藤枝順心ゴールに迫った。藤枝順心の鋭い攻撃をかわしながら追いかける十文字は27分、GK中村菫からのロングボールで一気にチャンス。本多桃華が前線で競り勝つと、福島茉莉花がボックス内へ侵入し左足で狙うも、力強いシュートは飛ばせなかった。
一方の藤枝順心はショートカウンターから追加点に迫る。29分、久保田が前線でボールを奪い、キープしてからボックス手間右の辻澤へ。左足ダイレクトで放ったシュートは、GK中村にキャッチされた。
ボールを握りながら隙を伺う十文字は主将の三宅万尋にもシュートが生まれるが、同点弾は奪えないまま前半終盤へ。すると45分、効果的な攻撃を見せる藤枝順心がリードを広げる。
自陣内から植本愛実が前線へ浮き球のスルーパスを送り込むと、裏に抜け出したのは辻澤。GKとの一対一を冷静に制し、2-0でハーフタイムを迎えた。
早めに1点を返したい十文字は、後半立ち上がりから新井萌禾、早間が立て続けにシュートまで持ち込む。対する藤枝順心は49分、久保田のシュートが左ポストを叩くがネットは揺らせない。
その後も十文字の猛攻が続くが、藤枝順心はGK菊地優杏(I神戸入団内定)を中心に凌ぐ。57分にはU-17日本女子代表の高岡澪が独力で3点目を狙い、攻撃でも迫力を見せる。
両チームともに交代カードを切って迎えた75分、藤枝順心がついにダメ押し。右サイドからクロスが上がると、ファーで待っていた途中出場の葛西唯衣がフリーで収め、左足シュートを決めきった。
下吉優衣(アルビレックス新潟レディース入団内定)も中盤で存在感を見せた藤枝順心は、最後まで反撃を許すことなく試合終了。連覇を達成すると同時に、大会歴代最多優勝記録を7に伸ばした。
藤枝順心(東海1/静岡) 3-0 十文字(関東2/東京)
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