チームの戦う姿勢を賞賛するアーノルド監督「オージー・スピリットを発揮してくれた」
2022.11.26 23:33 Sat
オーストラリアのグラハム・アーノルド監督が、チュニジア代表戦を振り返った。イギリス『デイリー・メール』が報じた。26日、カタール・ワールドカップ(W杯)グループD第2節のチュニジア代表vsオーストラリア代表が行われた。 初戦を引き分けたチュニジアと、前回王者のフランス代表に逆転負けを喫したオーストラリアの一戦。
試合は序盤から一進一退の攻防が続く中、23分に左サイドを持ち運んだグッドウィンからのアーリークロスをゴール前のミッチェル・デュークが頭で合わせ、ファーネットに流し込む。
1点のリードで後半を迎えたオーストラリアは、後半に圧力を強めたチュニジアの猛攻を受けたが、GKマシュー・ライアンを中心とした守備陣が最後までゴールを許さず、試合は0-1で勝利を収めた。
グループステージ突破に望みをつなぐ勝利を掴んだオーストラリア。アーノルド監督はチームの戦う姿勢を称えた。
「私は選手たちに『国民を笑顔にしよう』と話しました。母国での祝賀会の様子が目に浮かぶよ。朝には二日酔いになっていることだろう。でも、私は飲みませんよ」
また、この試合で決勝点を記録したデュークは、スタンドにいた息子のジャクソンへ向け、指で「J」の字を作りるゴールセレブレーションを披露。
試合後のインタビューで「息子にも教えてあげると言ったら、どうやら僕に返してくれたようだ。一生大事にしたい特別な瞬間だった」と語った。
試合は序盤から一進一退の攻防が続く中、23分に左サイドを持ち運んだグッドウィンからのアーリークロスをゴール前のミッチェル・デュークが頭で合わせ、ファーネットに流し込む。
グループステージ突破に望みをつなぐ勝利を掴んだオーストラリア。アーノルド監督はチームの戦う姿勢を称えた。
「彼らはオージー・スピリットを発揮してくれた。我々の試合は、昔ながらのオージー流の戦い方、つまり勇気と覚悟が非常に重要だったんだ」
「私は選手たちに『国民を笑顔にしよう』と話しました。母国での祝賀会の様子が目に浮かぶよ。朝には二日酔いになっていることだろう。でも、私は飲みませんよ」
また、この試合で決勝点を記録したデュークは、スタンドにいた息子のジャクソンへ向け、指で「J」の字を作りるゴールセレブレーションを披露。
試合後のインタビューで「息子にも教えてあげると言ったら、どうやら僕に返してくれたようだ。一生大事にしたい特別な瞬間だった」と語った。
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名手ポール・オコンら豪代表の新コーチ3人が揃って意欲…元J1広島のフォックス氏は日本戦へ「私の経験を活用しなければ」
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財務危機のオーストラリア・Aリーグだが…最速で25-26シーズンから男子2部リーグ制導入の動き変わらず
財務問題が噴出したオーストラリアのAリーグだが、男子2部リーグ創設の動きは変わらないようだ。オーストラリア『news.com.au』が伝えている。 オーストラリアサッカー界の男女ともにトップディビジョンであるAリーグを巡っては、16日以降、複数の同国メディアが管轄であるオーストラリア・プロフェッショナル・リーグス(APL)の財務問題を報じ、従業員の大規模リストラを軸とした事業再編の動きが確認されている。 また、Aリーグ・コミッショナーも「Aリーグの観客動員数低迷」を主な要因とするAPLのデジタル部門廃止・リストラに向けた動きを認めたなか、Aリーグ創設当初にAPLとともにリーグ運営を行ってきたフットボール・オーストラリア(FFA/サッカー連盟)は、再び運営参加することに消極的であることも判明している。 しかし、FFAはAリーグの商業面、すなわち“運営”にこそ関与していないものの、オーストラリアのサッカー連盟としてリーグを“監督する立場”であることは言わずもがな。選手・役員登録や移籍システムなどはFFAを通して行われる。 かねてより進行してきたAリーグ・メン(男子)の2部リーグ制導入も、APLではなくFFAが主導で取り組んでおり、『news.com.au』によると、APLの財務問題に関わらず、最速で2025-26シーズンから2部リーグを創設する取り組みは続いていくという。 すでに同国で人口が集中する南東部のシドニー、メルボルンを中心に、8クラブの将来的な2部リーグ参入が認められており、さらに最大4クラブの参入が認められる可能性も。そうなると、今季のAリーグ・メンと同じく12チーム編成(※1)ということになる。 (※1)2024-25シーズンより首都キャンベラ、オークランド(ニュージーランド/越境参加)から2クラブが新規参入予定で14チーム編成に なお、現在はAリーグ・メンが唯一のプロリーグで、2部リーグに相当するのは各州(全8州)の最上位リーグであるナショナル・プレミアリーグ(NPL)。こちらはFFA管轄のセミプロリーグとなっており、現状Aリーグ・メンへの昇格制度はない。 ◆2部リーグ参入予定の8クラブ アピア・ライカート(シドニー) マルコーニ・スタリオンズ(シドニー) シドニー・オリンピックFC(シドニー) シドニー・ユナイテッド58(シドニー) サウス・メルボルン(メルボルン) エイボンデールFC(メルボルン) プレストン・ライオンズ(メルボルン) ウーロンゴン・ウルブズ(ウーロンゴン) 2024.01.17 21:05 Wed5