「今より幸せになることはできない」劇的決勝弾のGKアリソンが喜びを語る

2021.05.17 10:05 Mon
Getty Images
リバプールのブラジル代表GKアリソン・ベッカーが、チームを勝利に導くゴールを喜んだ。クラブ公式サイトが伝えた。リバプールは16日、プレミアリーグ第36節でWBAと対戦。すでに降格が決まっているWBAとの試合だったが、15分にハル・ロブソン=カヌに先制ゴールを許してします。

来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得するトップ4フィニッシュに向けては全勝したいリバプール。33分にはモハメド・サラーのゴールで追いつき、1-1で試合を折り返す。
しかし、後半も攻め込むもののゴールが遠いリバプール。このまま1-1で引き分けに終わるかと思われたが、ラストプレーで奇跡が。後半アディショナルタイム、左CKの場面でGKアリソンが攻撃参加を見せると、キッカーのトレント・アレクサンダー=アーノルドが入れた正確なクロスをニアに走り込んだアリソンがドンピシャのヘッド。これがゴール右隅に決まり、1-2でリバプールが勝利を収めた。

決勝ゴールを決めたアリソンは試合後に喜びのコメント。2月に他界した父への思い、そして家族への思いを語り、チームの勝利に貢献できたことを喜んだ。
「ここ数カ月、僕と僕の家族に対して起きた全てのことが感情的すぎるよ」

「でも、サッカーは僕の人生の一部だ。父と一緒に物心ついた時からプレーしていた。彼がここで見てくれていたら良いけど、きっと神様を味方につけて、お祝いしながら見てくれてるだろう」

「僕の家族のためでもあり、子供たちのためでもある。時々、戦っても戦っても、今日の午後ように物事がうまく進まないことだってある」

「このゴールを決められただけでも、とてもとても嬉しいんだ。よく戦っているチームを助けられたんだからね。僕たちは一緒に戦っているし、チャンピオンズリーグに出場するという強い目標があるからだ」

「僕たちはチャンピオンズリーグで優勝しているし、全ては予選から始まったことを知っているからね」

「今より幸せになることはできないよ」

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浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!

▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu

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