【日本サッカー見聞録】浦和の脱落に見るリーグ戦の価値観 ▽J1リーグ1stステージは15日にACLのため延期となっていた2試合を行い、FC東京と広島は1-1のドロー、G大阪vs 浦和は宇佐美のゴールでG大阪が3試合ぶりの勝利を飾った。この結果、浦和(勝点27)は首位の川崎F(同34)や2位の鹿島(同33)と1試合消化は少ないものの、川崎Fとの勝点を詰めることができず7差のま 2016.06.16 16:59 Thu
【日本サッカー見聞録】五輪OA枠5人の候補を絞ってみた ▽今日のスポーツ紙でリオ五輪OA(オーバーエイジ)枠の候補5人の名前が取り上げられていた。G大阪のDF藤春、広島のDF塩谷、川崎FのFW大久保、ハノーファー96からセビージャへの移籍が噂されるMF清武、そしてFCケルンのFW大迫だ。 ▽藤春と塩谷の招集理由は簡単だ。トゥーロン国際大会で左SB亀川(福岡)が負傷。本 2016.06.09 20:00 Thu
【日本サッカー見聞録】キリン杯初戦で本田不在でも成長を示したハリル・ジャパン ▽キリンカップサッカー2016の準決勝2試合が6月3日に愛知県の豊田スタジアムで開催され、第1試合はボスニア・ヘルツェゴビナが2-2からのPK戦を4-3で制してデンマークに競り勝ち、第2試合は日本がブルガリアを7-2の大差で下して決勝に進出した。今年のキリン杯はFIFA国際Aマッチデーが2日しかないため、4チームによる 2016.06.04 14:36 Sat
【日本サッカー見聞録】ACL敗退と日本代表の小粒感 ▽ACL(アジアチャンピオンズ・リーグ)は24日のFC東京に続き、25日は浦和もアウェイでFCソウルにPK戦で敗れ、日本勢はラウンド16で全滅した。ベスト8には山東と上海の中国勢2チーム、FCソウルと全北現代の韓国勢2チーム、そして中東勢はアルアイン(UAE)、アルジャイシュ(カタール)、アルナスル(サウジアラビア)に 2016.05.26 21:38 Thu
【日本サッカー見聞録】奈良と久保が離脱。OA枠も考えざるをえないか? ▽先週のコラムでは、11日のガーナ戦を振り返りながら、ケガ人が続出しても動じない手倉森監督の懐の広さについて触れた。チームは現在、21日から始まるトゥーロン国際大会に備えているが、メンバー発表後のDF奈良(川崎F)がタックルに行った“自爆”から左脛骨の骨折でリオ五輪出場は絶望的となった。さらにFW久保(ヤングボーイズ) 2016.05.19 13:30 Thu
【日本サッカー見聞録】手倉森ジャパンは逆境を力に変える不思議なチーム ▽U-23日本代表は、5月11日に佐賀県のベストアメニティスタジアムで開催された『九州 熊本震災復興支援チャリティマッチ』でガーナ代表と対戦し、矢島の2ゴールと富樫の代表初ゴールにより3-0と快勝した。代表とはいえガーナは国内リーグの若手を中心としたチームで、スタメンには19歳の選手が4人など平均年齢も21.3歳と日本 2016.05.12 10:30 Thu
【日本サッカー見聞録】J1第1ステージ前半戦の総括 ▽みどりの日の4日は、J1リーグにACLと昼から夜までサッカー三昧の一日だった。J1リーグはACL出場チームと対戦相手を除く10チームが折り返しである第1ステージ第10節を消化。首位の浦和を追う2位の川崎Fは仙台に先制される苦しい試合展開から、なんとか引き分けに持ち込んだものの、未消化の浦和が勝利したと仮定すると勝点差 2016.05.05 13:30 Thu
【日本サッカー見聞録】高倉監督就任も女子代表の監督育成に不安あり ▽JFA(日本サッカー協会)は4月27日、「なでしこジャパン」の監督にU-20日本代表監督の高倉麻子氏が就任したと発表した。女性がフル代表の監督に就任するのは男女を通じて初めてのこととなる。高倉監督は2014年にU-17女子日本代表を率いてW杯を制覇するなど実績も十分。今後は「ヤングなでしこ(U-20女子日本代表)」と 2016.04.28 14:06 Thu
【日本サッカー見聞録】ACLに見る今季の東アジアの勢力図 ▽ACL(AFCチャンピオンズリーグ)は4月19日と20日に第5週を行い、各グループとも明暗が分かれた。グループFはFCソウルと山東魯能の決勝トーナメント進出が決定し、広島とブリーラムの敗退が決定。同じくグループHはシドニーFCと浦和の16強進出と広州恒大と浦項の敗退が確定した。グループGは上海上港の決勝トーナメント進 2016.04.21 16:35 Thu
【日本サッカー見聞録】リオ五輪は最悪のグループB ▽熊本を襲った震度7の地震には驚いた。犠牲になられた方のご冥福を祈るとともに、復興に向けて自分に何ができるのか考えたい。 ▽さて、リオ五輪の組分けである。最悪の結果となった(かもしれない)。もしもグループBなら取材に行くのを断念しようと思っていたくらいだ。ナイジェリアはアトランタ五輪で対戦した因縁の相手であり、当 2016.04.15 22:30 Fri
【日本サッカー見聞録】中国の爆買いに陰りの見えたACL ▽ACL(アジア・チャンピオンズリーグ)は第4節を終了し、日本勢はグループEのFC東京とグループHの浦和がそれぞれ1位と2位をキープする活躍を見せている。この両チームに共通しているのは、各グループでライバルと目される中国勢の江蘇蘇寧と広州恒大に1勝1分けと勝ち越している点だ。一昨日は浦和が武藤の決勝点で広州恒大に1-0 2016.04.07 19:00 Thu
【日本サッカー見聞録】アジア2次予選総括 ▽日本はロシアW杯アジア2次予選の最終戦でシリアを5-0で下し、最終予選進出に華を添えた。初戦でシンガポールを相手に拙攻から無得点に終わり、続く東アジア杯でも結果を残せず不安視されたハリル・ジャパンだが、終わってみれば6試合を無失点での完勝劇。チームの若返りという課題は残ったままだが、これはハリルホジッチ監督に限らず、 2016.03.31 13:58 Thu
【日本サッカー見聞録】大勝の中で特筆すべき岡崎と原口~アフガニスタン戦レビュー~ ▽アフガニスタンを迎えてのロシアW杯アジア2次予選が3月24日に埼玉スタジアムで行われ、日本は岡崎や金崎のゴールなどで5-0と圧勝し、最終予選進出に王手をかけた。アウェイの試合では開始10分に香川が先制点を奪いゴールラッシュの口火を切ったが、この日のサムライ・ブルーは43分まで沈黙したまま。初戦のシンガポール戦を思い出 2016.03.25 07:30 Fri
【日本サッカー見聞録】W杯予選で代表復帰のハーフナーを活かせるか ▽3月24日と29日のW杯アジア2次予選に臨むメンバー24人が3月17日に発表された。興味深いのは、ザッケローニ時代以来となるハーフナー・マイクと、招集されるたびに負傷で辞退してきた小林悠の復帰だ。小林はインフルエンザにより先週の名古屋戦は休んだだけに、またも招集を見送られるかと危ぶんだものの、どうやら快方に向かったよ 2016.03.17 21:49 Thu
【日本サッカー見聞録】波乱含みのJFA新人事 ▽リオ五輪アジア最終予選の最終日、なでしこジャパンは北朝鮮を1-0で下して3位に浮上し、全日程を終えた。1位はオーストラリア、2位が中国でこの2カ国が五輪の出場権を獲得、以下3位に日本、4位が韓国、そして5位北朝鮮、6位ベトナムという順位だ。 ▽今大会の試合内容を見る限り、順当な結果だったと思う。残念だったのは 2016.03.10 18:00 Thu
【日本サッカー見聞録】代表トレーニング・キャンプのメンバーに潜む閉塞感 ▽なでしこジャパンには3連勝を期待しつつ、オーストラリアも応援しなければならない、まさに“崖っぷち”状態である。流れを変えるためにも大胆な選手起用を期待したいが、メンバーを見るとカンフル剤となりそうな選手が見当たらない…。 ▽中国戦は中1日の3戦目。ここは疲れの見える宮間や大儀見を思い切ってベンチスタートさせるく 2016.03.03 18:41 Thu
【日本サッカー見聞録】ゼロックス杯に見る誤審の意義 ▽先週末に行われたゼロックス・スーパーカップは広島が3-1でG大阪を下し、チームの仕上がり状態の早さをうかがわせた。(佐藤)寿人らしいワンタッチシュートで先制すると、エースナンバー10番を背負った浅野がPKから追加点。そして新加入のウタカがスーパーボレーを決めて存在感をアピールした。 ▽毎年ゼロックス杯は、そのシ 2016.02.25 14:05 Thu
【日本サッカー見聞録】華がないメディア・カンファレンス ▽Jリーグの開幕を告げるメディア向けの“メディア・カンファレンス”が2月18日、都内のホテルで開催された。冒頭で村井チェアマンが「2016シーズンは鹿児島を加え、全国38都道府県に53クラブで開幕を迎えます」と宣言したように、今シーズンのJ3は鹿児島初のJクラブである鹿児島ユナイテッドと、FC東京、G大阪、C大阪のU- 2016.02.18 20:06 Thu
【日本サッカー見聞録】選手名鑑の思い出 ▽J1リーグの開幕を17日後に控え、今年もJリーグ選手名鑑の季節がやってきた。昨日10日にはサッカーダイジェストの増刊が発売された。J1からJ3まで全53クラブを網羅した、290ページにおよぶ“大作”。これで1000円を切る、980円という値段には拍手を贈りたい。 ▽この選手名鑑、1993年のJリーグ開幕からダイ 2016.02.11 16:05 Thu