【六川亨の日本サッカー見聞録】危機感を覚えたJリーグアウォーズ
2016.12.22 13:15 Thu
▽今シーズンのJ1リーグのMVPは川崎Fの中村が初受賞した。チームの年間2位に貢献し、9ゴール11アシストと結果も残しただけに、納得できる結果でもある。リーグ優勝を果たした鹿島からベストイレブンに選出されたのは西と昌子の2人だけ。これはCS(チャンピオンシップ)が始まる前の11月18日に優秀選手がノミネートされたため、CSの結果は反映されなかったからだ。第2ステージの鹿島は11位と低迷していただけに、当然の結果と言える。
▽その一方で、年間勝点1位の浦和からは8人の選手が優秀選手に選出されながら、ベストイレブンに選ばれたのは西川と槙野、阿部、柏木の4人だけ。興梠と武藤はゴールという結果で小林(川崎F)やレアンドロに及ばなかったため選外となったのだろう。
▽興味深いのはベストイレブンのDF陣だ。昌子と槙野は当然として、6位の広島から塩谷、9位のFC東京から森重が選ばれたのはちょっと意外だった。チームの成績に関係なく、プレーが評価されての受賞だろうが、ベストイレブンに選ばれた4人は、いずれもCBタイプの選手ということ。昌子と森重は4バックのセンターだし、槙野と塩谷は3バックのサイドで果敢な攻撃参加を見せるものの、純粋なサイドバックではない。
▽ノミネートされた選手には4バックのサイドを務める川崎Fのエウシーニョと車屋、G大阪の藤春もいたが、槙野や塩谷を上回るだけのインパクトを残せなかったということなのだろう。日本代表でもサイドバックは酒井宏と酒井高、長友が長らくレギュラーとしてプレーしている。それだけ“国内組”にはサイドバックの台頭が滞っていることの裏返しと言えるかもしれない。
▽塩谷と、今回は受賞を逃した藤春は、手倉森監督が「代表に来て欲しい」と期待を込めてリオ五輪のOA枠で招集した選手でもある。ただし、塩谷と藤春はすでに28歳と、もう若手の域を過ぎている。大型CBだけではなく、サイドバックの育成も急務と言っていいだろう。ベストイレブンを見ても、25歳以下での選出は昌子1人だけ。浦和の遠藤や川崎Fの大島、ベストヤングプレーヤー賞を受賞したG大阪の井手口がベストイレブンの選外になったのは残念だったが、若手選手の有望株は浅野や久保、南野のように海外へ流出して、Jリーグそのものが高齢化している証拠かもしれない。
▽その一方で、年間勝点1位の浦和からは8人の選手が優秀選手に選出されながら、ベストイレブンに選ばれたのは西川と槙野、阿部、柏木の4人だけ。興梠と武藤はゴールという結果で小林(川崎F)やレアンドロに及ばなかったため選外となったのだろう。
▽興味深いのはベストイレブンのDF陣だ。昌子と槙野は当然として、6位の広島から塩谷、9位のFC東京から森重が選ばれたのはちょっと意外だった。チームの成績に関係なく、プレーが評価されての受賞だろうが、ベストイレブンに選ばれた4人は、いずれもCBタイプの選手ということ。昌子と森重は4バックのセンターだし、槙野と塩谷は3バックのサイドで果敢な攻撃参加を見せるものの、純粋なサイドバックではない。
▽塩谷と、今回は受賞を逃した藤春は、手倉森監督が「代表に来て欲しい」と期待を込めてリオ五輪のOA枠で招集した選手でもある。ただし、塩谷と藤春はすでに28歳と、もう若手の域を過ぎている。大型CBだけではなく、サイドバックの育成も急務と言っていいだろう。ベストイレブンを見ても、25歳以下での選出は昌子1人だけ。浦和の遠藤や川崎Fの大島、ベストヤングプレーヤー賞を受賞したG大阪の井手口がベストイレブンの選外になったのは残念だったが、若手選手の有望株は浅野や久保、南野のように海外へ流出して、Jリーグそのものが高齢化している証拠かもしれない。
▽中村のMVPは当然だと思うが、36歳での受賞は過去最年長となる。その彼が、投票で断トツだったことにも危機感を覚えてしまう、今年のJリーグアウォーズだった。
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