JFL高知が2024シーズンの“リーダーズ”を発表! 新主将は加入2年目DF小林大智

2024.03.10 06:00 Sun
高知ユナイテッドSCの主将に就任した小林大智(写真は昨季)
©kochi united sc
高知ユナイテッドSCの主将に就任した小林大智(写真は昨季)
9日、高知ユナイテッドSCが10日の日本フットボールリーグ(JFL)開幕に先立って今季チームをまとめ上げる“リーダーズ”を発表した。

新主将は昨季JFL28試合中27試合出場のセンターバック小林大智。ヴァンラーレ八戸から加入して2年目となる今季、最終ラインだけでなく、名実ともに高知のリーダーとなる。
副主将1人目は大卒2年目のセントラルハーフ高野裕維で、昨季天皇杯3回戦の横浜FC戦では決勝点。神戸弘陵学園高校時代に主将を担った23歳も、今や高知の浮沈を左右する1人だ。

2人目はFC大阪から新加入のサイドハーフ上月翔聖。神戸弘陵で高野の1つ先輩だった24歳は、FC大阪時代の2022年にJ3昇格を経験している。高知で自身2度目の歓喜を味わえるか。

選手会長には加入3年目のセンターバック中田永一。最終ラインを構成する屈強な27歳も高知に不可欠な存在だが、昨季終盤戦の佳境はケガで出場叶わず。今季こそはJ3参入だ。
◆JFL第1節
3月10日(日) 13:00キックオフ
高知ユナイテッドSC vs ヴィアティン三重
高知県立春野総合運動公園陸上競技場
LIVE中継 @JFLOfficialChannel(YouTube)

4選手はそれぞれコメントを発表している。

◆キャプテン DF4小林大智
「今シーズンキャプテンを務めさせていただくことになりました。クラブの目標である『J3昇格』を達成するためにも吉本監督を全力でサポートし、チームが常に前進できるように全力を尽くします。高知県、スポンサー企業、ファン、サポーター、クラブに関わる全ての方々の想いを背負って頑張ります。今シーズンもよろしくお願いします」

◆副キャプテン MF8高野裕維
「シーズンを通して苦しいとき、きついときも必ずあると思います。高知ユナイテッドSCに関わる全員で分かち合い、今シーズンの最後に笑って終われるよう、J3昇格のため自分の力を存分に発揮したいと思います」

◆副キャプテン MF16上月翔聖
「今シーズンから副キャプテンを務めることになりました。チーム状態が良い時、悪い時、どんな時もチームが成長する為に行動していきます。よろしくお願いします」

◆選手会長 DF3中田永一
「2度目の選手会長に就任しました。中田永一です。今年は昨年よりもっと若いチームになりまとめるのも難しくなると思います。主将、副将を色んな面で支えれるように陰ながら頑張ります」

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16日、日本フットボールリーグ(JFL)第12節の6試合が行われた。 ◇高知 1-0 マルヤス 首位・高知ユナイテッドSCがホームでFCマルヤス岡崎に勝利し、開幕7連勝からの2連敗ときて3連勝に。今節は2位・FCティアモ枚方が敗れており、勝ち点差が「8」まで広がった。 試合は押し気味ながら攻めあぐねる時間が続くも、いよいよ終盤の85分、DF小林大智のクリアが前線へ直接通り、ロングカウンターに。途中出場のFW金原朝陽が左サイドを抜け出す。 金原のクロスを待ち構えたのは、60分に金原と同時投入の“186cmの韋駄天”FW東家聡樹。ワントラップから左足を振ってネットを揺らし、この試合唯一のゴールに。高知が3連勝だ。 ◇V大分 1-1 V三重 ヴィアティン三重は勝てば2位浮上というシチュエーション。アウェイでヴェルスパ大分と対戦し、前半終盤の45分、斜めのクロスにDF児玉慎太郎がヘディングで合わせて先制する。 しかし、首位高知先制とほぼ同時刻の85分、V大分のFW安島樹に同点弾を浴び、痛恨の1-1ドロー決着に。良い時間に先制できたV三重だが、順位も4位にステイすることとなった。 ◇Honda 1-1 青森 ラインメール青森は前節終了時点で9位も、持ち味の堅守は昨季から不変で6戦無敗中。アウェイで昨季王者Honda FCと対戦したなか、28分にFW松本拓海のゴールで先制する。 ただ、早くも35分に同点とされ、1-1ドロー決着。決して大崩れしない強固さはあるが、12試合12ゴールの得点力では現状上位進出は難しいところか。次節はホームでV大分と対戦だ。 また、Hondaとしても、結果的に勝てば3位浮上という状況も、勝ち点1にとどまり、首位高知の独走に拍車をかける格好に。スロースターターもそろそろギアを上げねば連覇はない。 ◇滋賀 1-1 沖縄 Jリーグ経験者を中心に空前の大型補強も、いまひとつ波に乗れないレイラック滋賀。本拠地HATOスタに沖縄SVを迎え入れたなか、25分に相手の決定機阻止で数的優位となる。 このファウルで得た直接FKをMF久保田和音が沈めて先制点。ところがしばらく1-0で推移させた74分、10人の沖縄がGKから丁寧なビルドアップを始め、11人の滋賀を崩してしまう。 最後は左からカットインしたFW青戸翔が右足を振り抜き、値千金の同点弾。この結果、滋賀vs沖縄の上位対決は勝ち点1ずつを分け合う形となり、こちらも高知の独走に拍車をかける。 ◆第12節 ▽6月16日(日) 高知ユナイテッドSC 1-0 FCマルヤス岡崎 ヴェルスパ大分 1-1 ヴィアティン三重 Honda FC 1-1 ラインメール青森 レイラック滋賀 1-1 沖縄SV ソニー仙台FC 3-0 横河武蔵野FC ミネベアミツミFC 0-0 クリアソン新宿 ▽6月15日(土) FCティアモ枚方 1-4 ブリオベッカ浦安 アトレチコ鈴鹿 5-1 栃木シティ ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点30 | +14 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +3 3位 栃木シティ | 勝ち点20 | +4 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点20 | +4 5位 Honda FC | 勝ち点19 | +5 6位 沖縄SV | 勝ち点19 | +3 7位 レイラック滋賀 | 勝ち点17 | +5 8位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点17 | +2 9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点16 | +2 10位 ラインメール青森 | 勝ち点16 | +2 11位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -1 12位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | -3 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -9 14位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点11 | -3 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点10 | -12 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -16 2024.06.16 15:19 Sun
18日、日本フットボールリーグ(JFL)第9節の高知ユナイテッドSCvsレイラック滋賀が高知県立春野総合運動公園球技場で行われ、アウェイの滋賀が0-1で勝利した。 開幕7連勝も前節初黒星の高知(1位)と、昨季3位もここまで連勝なしの滋賀(5位)。 滋賀は前節ミネベアミツミFCに5-0と大勝も、先週は天皇杯県予選決勝で大学チームに敗れ、3大会ぶりに本戦行きを逸。対して高知は昨季天皇杯ベスト16にして、9大会連続で本戦出場を掴んでいる。 敗戦から1週間、滋賀は失意を感じさせぬ勢いでゲームに入り、序盤から敵地で首位高知を押し込んでいく。 最前線ではFW菊島卓が持ち前のフィジカルを活かして起点となり、サイドに流れてのチャンスメイクにも献身的。背番号10を背負うFW榎本大輝は左から積極果敢に仕掛けていく。 高知は迫力ある滋賀の攻撃を警戒してか、2列目左のMF上月翔聖が最終ラインに吸収されて5バックとなる場面も多く、陣地の押し上げに苦労。20分過ぎから一時ペースを握るも、すぐに滋賀が主導権を取り戻す。 滋賀は36分、左サイドの崩しからゴール前でMF海口彦太がワンタッチシュートも高知GK大杉啓がキャッチ。43分にはMF久保田和音が決定的な右足シュートも、またもGK大杉の間一髪セーブ…押し込みながらも先制点が遠い。 劣勢の高知はゴールレスで踏ん張って迎えた61分、ゴール正面約25mという位置でFKを獲得。今季8試合6アシストのキッカー、MF高野裕維が直接狙うが、わずかに枠上へ。 65分には、DF小林大智とFW新谷聖基を下げ、今季途中出場から4得点のFW小林心、そして“186cmの韋駄天”、元アビスパ福岡のFW東家聡樹を投入する。 JFLトップクラスの快足を誇る東家。高知は前がかりになりがちな滋賀守備陣の背後を狙う東家目掛けたロングボールもオプションに。86分には東家が右サイドを浮き玉一発で抜け出すが、ボックス右から放ったシュートは枠外へ。 第4審が提示した後半のアディショナルタイムは「5」分間。両軍ともにゴールレスドローで勝ち点1を分け合うことも覚悟した90+5分、とうとう均衡が破れた。 90+5分、滋賀の攻撃は一度遮断されるも、高知守備陣の中途半端な前方へのパスを回収し、すぐさま攻撃再開。右サイドはボックス手前でFKを獲得する。 キッカーは元ガンバ大阪でゲーム主将のDF平尾壮。平尾がゴール前へピンポイントのクロスを送り、頭ひとつ飛び出したDF小野寺健也がヘディングシュートを叩き込んだ。 高知に残された時間は皆無に等しく、小野寺の1発が首位撃破の決勝点に。滋賀は今季アウェイ初白星、そして今季初の2連勝となり、暫定ながらも3位に浮上だ。 対して高知は前述のFKを含め、公式記録上でシュートは「2」本。今節での首位陥落はないが、2試合連続の無得点で2連敗ということに。 今節は2位のFCティアモ枚方が勝利し、高知の次節(6月2日)はアウェイで枚方戦という勝ち点2差の直接対決に。2024シーズンのJFLが面白くなってきた。 高知ユナイテッドSC 0-1 レイラック滋賀 【滋賀】 小野寺健也(後45+5) 2024.05.18 20:30 Sat
高知ユナイテッドSCの副キャプテンに就任したMF高野裕維(23)。彼は先輩たちにも助けられつつ、チームを引っ張っていく。 17日、日本フットボールリーグ(JFL)第2節の高知ユナイテッドSCvsラインメール青森が行われ、ホームの高知が1-0で勝利。第1節のヴィアティン三重戦に続き、これで開幕2連勝だ。 JFL昇格5年目、将来的なJリーグ参入を見据える高知は、今季から加入2年目のDF小林大智(25)が新キャプテンに就任。そして、副キャプテンに任命された1人が高野裕維23歳だ。 高野は香川県出身で、神戸弘陵学園高校から常葉大学ヘ進み、昨季(2023シーズン)より高知入団。ルーキーイヤーにしてJFL全試合出場を達成した一方、天皇杯3回戦の横浜FC戦(1◯0)では決勝点…もはや高知に不可欠な存在と言える。 そんな高野、新主将の小林大が開幕2試合でベンチ入りしなかったため、2試合連続でゲーム主将を担うことに。結果はどちらもフル出場で勝利に貢献。プレースキッカーも任されるなか、V三重戦ではCKから貴重な追加点をアシストした。 若きリーダー高野は、80分に決勝点をもぎ取った青森戦を振り返り、選手間の意思疎通・意識統一により、勝ち点3をゲットしたと誇る。 「厳しい試合展開になり、自分たち(高知)もうまくいかなかったなか、『後半に入って立て直そう。全員で力を合わそう』とハーフタイムに皆で話しました。先制点をとったあとは『無失点で終えよう』と、ピッチの中で話しました」 「“1-0”の勝利は、必ず次に繋がります」 神戸弘陵時代はキャプテンとして部員をまとめていた高野。「高知の副主将となって意識は変わりましたか?」とも問いかけてみた。 「僕はチームの中で若い部類(23歳)ですけど、年齢とか2年目ってのは関係なく、いつだってチームのためにどれだけ貢献できるかだと思っています。強いて言えば、副主将になったことで、その想いは強くなったのかなと感じます」 「間違いなく責任感は増したし、今季に懸ける想いも強いです。最終目標はJFL優勝とJ3昇格。みんなで成し遂げたいですね」 副主将就任が重荷になっている様子はない高野。それは、頼れる“兄貴分”の存在があるからかもしれない。 高野が開幕2試合でWボランチを形成したMF横竹翔(34)。かつてJ1リーグのサンフレッチェ広島、世代別の日本代表などで活躍し、今季で在籍10年目を迎えた“ミスター高知ユナイテッド”だ。 そんな横竹について高野は「普段の練習からお手本にさせてもらっています。技術はもちろんですし、人間性の部分でも学ばせてもらっていますね」とリスペクトを送る。 また、FC大阪から今季新加入のMF上月翔聖(24)は、高野の神戸弘陵時代の1つ先輩。高野がボランチ、上月が左サイドバック…2人揃って開幕2試合ともフル出場。高知で再びチームメイトとなった嬉しさが高野にはある。 「昔一緒にプレーさせていただいてて、今はボランチと左サイドバックの関係性で、ものすごくやりやすいですし、阿吽の呼吸と言いますか、何かを言わなくても目を合わせればどうにかなる感じです。すごく良い関係性だと思いますね」 「また一緒にサッカーできるなんて思っていなかったので…本当に感慨深いし、楽しいし、心強いです。(上月は)FC大阪でJFLからJ3への昇格を経験されていますし、それを練習時から皆に還元してくれています。心強いし、僕も学んでいます」 チームの最古参である横竹翔。また高野にとって高校時代からの仲であり、再びチームメイトとなっただけでなく、ともに副主将を担うこととなった上月翔聖。 高野裕維23歳は、2人の先輩にも助けられつつ、高知ユナイテッドSCを引っ張っていく。 「開幕2連勝しましたけど、目の前の一戦で勝ちに行くのは、この先も同じです。3連勝とかではなく、とにかく一戦一戦。それがJ3昇格につながればと思っています」 2024.03.18 18:10 Mon
日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCは28日、2024シーズンの体制を発表した。 実り多き2023シーズンを送った高知。J3参入資格こそ継続審議止まりだったが、JFL4年目にして過去最高となる7位フィニッシュ、天皇杯で立て続けにJ1勢を撃破、かごしま国体(※1)で国体初優勝…ポジティブな1年となった。 (※1)サッカー競技・成年男子の高知県代表は高知ユナイテッドSCの単独チーム。決勝戦で鹿児島県代表に勝利して優勝を決めた ただシーズン後には、四国リーグ時代からチームをけん引してきたFW西村勇太(30)、昨季ゲーム主将も務めたFW金井冬土(26)、司令塔のMF栗原純弥(26)という主力3選手が現役引退。また、その他の主力選手を含めて計12名の退団が発表されている。 2024シーズンに向けての新戦力は28日時点で6名。昨季の1番手GK上田樹(22)が去ったゴールキーパー陣にはJ3福島を退団したGK大杉啓(27)、DF今井那生(26)がJ2山口へ移籍したセンターバック陣にはJ2水戸からの武者修行となる田辺陽太(21)ら2名を加えている。 ◆JFL第1節 ▽3月10日(日)13:00 高知ユナイテッドSC vs ヴィアティン三重 高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知市) ◆JFL第2節 ▽3月17日(日)13:00 高知ユナイテッドSC vs ラインメール青森 高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知市) ◆2024シーズン選手一覧(1月29日現在) ▽(年齢/昨季JFL成績・新加入選手は前所属) GKタンドゥ・ベラフィ(36/6試合3失点) GK大杉啓(27)←福島ユナイテッドFC(完全移籍) GK井上聖也(25/7試合3失点) DF小林大智(25/27試合2得点) DF中田永一(27/21試合1得点) DF福田玲央(23/2試合0得点) DF岩瀬蒼生(22)←金沢星稜大学(入団) DF田辺陽太(21)←水戸ホーリーホック(育成型期限付き移籍) DF橋本峻輝(25/24試合1得点) DF吉田知樹(25/25試合0得点)←いわきFC(完全移籍移行) MF横竹翔(34/11試合1得点) MF高野裕維(23/28試合0得点) MF田尻康晴(22/21試合0得点) MF佐々木敦河(25/28試合2得点) MF樋口叶(22/20試合3得点) MF金原朝陽(23/16試合0得点) MF上月翔聖(23)←FC大阪(完全移籍) MF児玉壮琉(22)←大阪商業大学(入団) MF宇田光史朗(19)←横浜FC(期限付き移籍) FW小林心(23/24試合7得点) FW新谷聖基(25/10試合2得点) FW東家聡樹(26/26試合2得点) FW原田烈志(23/4試合0得点) ◆コーチングスタッフ 監督:吉本岳史 ヘッドコーチ:立田将大 アシスタントコーチ:毛利雅志 アシスタントコーチ:濱田一希 トレーナー:茂木一樹 トレーナー:渡辺有羽 主務:安達星輝 ゼネラル・マネージャー(GM):西村昭宏 強化部:松山周平 2024.01.29 14:30 Mon
日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCが着々と2024シーズンへの準備を進めている。 高知県勢初のJリーグ加盟を目指す高知ユナイテッド。2023シーズンはJFL4年目にして過去最高の「7位」、天皇杯でガンバ大阪に横浜FCとvsJ1勢2連勝、さらに国体初優勝(※1)と、J3参入が“継続審議”とされたなかでも、実り多き1年となった。 (※1)かごしま国体・サッカー競技(成年男子)に、高知県代表は高知ユナイテッドSCの単独チームとして出場。決勝戦で地元の鹿児島県代表を撃破し、初優勝を飾った シーズン終了後は吉本岳史監督(45)の続投、精神的支柱であり加入10年目となるMF横竹翔(34)、地元出身のMF佐々木敦河(25)&GK井上聖也(25)、最終ラインの主力であるDF中田永一(27)&DF小林大智(25)…などなど複数の契約更新が、2023年のうちに発表された。 しかし同時に、四国リーグ時代から所属してきたFW西村勇太(30)、ゲーム主将も担ったキャプテンシー溢れるFW金井冬土(26)、司令塔のMF栗原純弥(26)と、主力3枚が現役生活にピリオド…この3選手やJクラブからの期限付き移籍期間終了を含め、12選手の退団が発表されている。 それでも、年が明けてからは続々と新加入選手も。6日には水戸ホーリーホックから180cmの左利きセンターバックであるDF田辺陽太(21)、昨年対戦した横浜FCから興国高校時代に主将も担ったMF宇田光史朗(19)の期限付き移籍加入を発表…どちらも前途有望な若き才能だ。 さらに8日、2023シーズンの躍進を支えながらもツエーゲン金沢へレンタルバックしたGK上田樹の後釜として、福島ユナイテッドFCからGK大杉啓(27)が加入。大杉は日本体育大学卒業後、オーストラリアのアマチュアクラブを経て2020年に帰国…翌21年に“逆輸入”で藤枝MYFC入団を果たした苦労人であり、藤枝と福島でJ3リーグ7試合に出場した経験を持つ。高知で目指すはもちろん定位置確保だ。 また、FC大阪からは同クラブのJFL時代を知るMF上月翔聖(23)が加入し、大卒ルーキーでは大阪商業大学から183cmMF児玉壮琉(21)の入団を発表。9日時点で高知の新加入選手は計5人となっている。 現段階で契約更新・加入が発表されている選手の総数は「22」であり、ここからさらなる新加入選手が発表されていくのは確実…“四国4県で唯一のJなし県”からの脱却を目指し、JFL5年目を迎える高知ユナイテッド。2024シーズンの歩みにも期待したい。 契約更新が発表された1人、2024シーズンから背番号「10」を背負う地元高知出身のMF佐々木は言う。 「自分が小さい時には、地元高知にこのような環境(JFLに県内のクラブ)はありませんでした。いま自分がこうして皆さんと高知でJリーグを目指せることを嬉しく思いますし、本気でJ3昇格したいと思っています。2024シーズン、沢山の勝利をファン・サポーターの皆さんに届けられるよう日々努力します。引き続き熱いご声援よろしくお願いします」 2024.01.10 16:00 Wed

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6月30日〜7月1日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)の7クラブが「J3クラブライセンス」取得に向けた申請を行ったと発表した。ここでは7クラブの戦いぶりをまとめる。 ★首位・高知ユナイテッドSC 2位と勝ち点「10」差で首位を独走する高知。開幕7連勝から2連敗を喫すも、そこから5連勝と再び勢いが加速し、高知県勢初のJリーグ参入へ一歩一歩近づいている。 “ホームゲーム平均観客動員2000人”をクリアできるかどうかが重要となりそうだが、今回は各クラブの戦いぶりにフォーカス。高知は昨年ガンバ大阪をも沈めた「爆速カウンター」に磨きがかかり、一方では遅攻も苦にしない。 また、途中出場選手の活躍が顕著。チーム最多6得点を叩き出すFW小林心はうち5得点が途中投入後のゴールで、全「26」得点中「8」得点が途中出場選手のゴールとなっている。 直近3試合の決勝点は、いずれも途中出場選手がお膳立て。第12節・第13節・第14節と、途中出場したMF金原朝陽の左足クロスから試合を決める1点が生まれている。 高知は14試合でリーグ2位の「26」得点と、リーグ最少の「8」失点。2連勝さえ難しい他クラブを尻目に、7連勝・5連勝と順調に勝ち点を稼いでいる。2位と勝ち点10差は必然か。 ★2位・栃木シティ 栃木Cは昨季関東サッカーリーグ1部2位、全国社会人サッカー選手権大会1回戦敗退。しかし、辛うじて残していた“百年構想枠”で地域CLに出場し、同大会優勝そしてJFL昇格だ。 迎えた今季は、昇格組ながらも8勝2分け4敗の2位。リーグ最多の「27」得点を叩き出し、今季ヴィアティン三重から復帰したエース、FW吉田篤志は9得点をマークする。 ミッドウィークに天皇杯2回戦を挟んだ第12節・アトレチコ鈴鹿戦(6月15日)で1-5の大敗があったが、”事故”だった感があり、そこからソニー仙台、Honda FC相手に2連勝中だ。 攻守にタレントを揃えるなか、スピード豊かなFW田中パウロ淳一、FW藤原拓海が相手守備陣の脅威となり、最前線には9得点吉田。このトリデンテ“TYF”(仮)は観ていてワクワクする。 ★4位・ヴィアティン三重 三重県勢初のJリーグ参入へ、県内クラブで最も近い位置にいると言ってよいであろうV三重。過去7年のJFLで上位フィニッシュが一度もないが、今季ここまでは4位につける。 16チーム中4位につけても、なかなか連勝街道を作れないのが現JFLの厳しさであり、V三重も第2〜3節以外に連勝なし。首位高知を除いた2位以下は団子状態が続いている。 それでもV三重は、直近の第14節で2位・FCティアモ枚方とのアウェイゲームに勝利。次節は最下位・ミネベアミツミFCとのホームゲームであり、ここで今季2度目の2連勝がマストだ。 また、ミネベア戦の次は首位高知とのホームゲーム。まさにここが2024年夏の正念場であり、ここで3連勝を達成なら、クラブ関係者もファンも自信を深めるはずだ。 ★6位・レイラック滋賀 こちらは滋賀県勢初のJリーグ参入へ、J経験者を中心に空前の大型補強を敢行し、今季を迎えた滋賀。しかし、6勝3分け5敗の6位と、今のところ順調とは言えない状況だ。 前述の通り2位以下は団子状態で、悲観するべき点は何もないわけだが、滋賀については決め手を欠く戦いが長引いていると言うべきか。 リーグで3番目に少ない「12」失点の一方、得点も「19」。こちらも2連勝は今季1度しかなく、アウェイ戦6試合は1勝2分け3敗。唯一のアウェイ戦勝利が首位高知戦となっている。 J参入を目指すどのクラブにも当てはまるが、やはりそろそろギアを上げて連勝街道を作り、2位以内確保へ足場を固めたいところ。「下位相手の取りこぼし」を許されない時期が近づいている。滋賀の戦力はJFL随一なのだから。 ★7位・ヴェルスパ大分 新型コロナ流行に伴う半期開催のJFL2020で王者となったV大分。翌21年も3位と上位に進出したが、22年は8位、23年は6位と、近年はもうひとつ上位へ食い込めずにいる。 今季は開幕4試合未勝利に始まり、第5節で滋賀、第8節で首位高知に勝利。滋賀戦以降、派手な戦い方はしないが、堅実に勝ち点を稼いできた印象があり、試合終盤の同点ゴールで「1」を拾う試合も複数ある。 それだけに筆者は、第13節・ラインメール青森戦の0-4大敗に驚いた。セットプレーから3発を喰らったこともあるが、こと今季については「大崩れしない」と感じていたためだ。 ともあれ、第14節・横河武蔵野FC戦で勝利し、敗戦の払拭に成功。6日の第15節は2位・栃木シティとのアウェイゲーム…V大分にとって今節はビッグマッチとなるはずだ。 ★8位・ラインメール青森 ヴァンラーレ八戸に続く青森県勢2番目のJリーグ参入を目指す青森。柴田峡監督が率い、ソリッドな[4-4-2]をベースとする堅守軍団だ。 その堅守は昨季から不変も、序盤戦ではなかなかゴールが奪えず、下位に低迷。連勝街道はおろか、目の前の勝ち点「3」を掴めぬ試合が続き、開幕9試合で1勝にとどまった。 それでも継続は力なりと言うべきか、ドローも多いとはいえ、第6節から8戦無敗に。「負けないこと」を持ち味に順位もみるみる上昇し、第13節でV大分に4-0と大勝した。 ただし、直近の第14節は滋賀に敗れ、4月以来となる黒星に。第15節・枚方戦からは3試合連続ホームゲームであり、ここで勝ち点「9」、最低でも「6」もしくは「7」が欲しいところだ。 ★15位・クリアソン新宿 こちらはJ3ライセンスを申請も厳しい戦いが続く新宿。このまま15位でフィニッシュなら、待っているのは地域リーグ側との入替戦(※1)だ。 (※1)詳細はJFL公式サイトを参照 北嶋秀朗新監督のもと、まず第1節で昨季最下位の沖縄SVに0-4大敗。面食らったチームは第2節もV三重に0-4で敗れ、開幕4戦未勝利&無得点という痛恨のスタートダッシュだった。 直近の第14節・FCマルヤス岡崎戦(1△1)は、今季ここまでの戦いぶりが凝縮された90分間。執念の90分同点弾で辛うじてドローも、攻撃の“型”がなく、前がかりになったときのリスク管理も脆弱さを垣間見せた。 リーグ最少の「9」得点と、リーグで2番目に多い「24」失点。第14節では最下位ミネベアが勝ち点「3」を積んだなか、目下4戦未勝利の新宿は、今週末の最下位転落もあり得る状況だ。 2024.07.03 17:00 Wed
松本山雅FCは2日、DF藤本裕也(24)が日本フットボールリーグ(JFL)のラインメール青森FCへ期限付き移籍すると発表した。 移籍期間は2025年1月31日まで。期間中、松本との公式戦には出場できない。 横浜FCの下部組織出身である藤本は、2023年に関東学院大学から松本へ入団。昨シーズンは公式戦出場がないままシーズンを終え、今シーズンもここまで出番を得られていなかった。 JFLでのプレーが決まった藤本は、両クラブを通じてコメントしている。 ◆ラインメール青森 「松本山雅FCから来ました、藤本裕也です。ラインメール青森に一つでも多くの勝利を届けられるように頑張ります!シーズン終わった時にみんなで笑って終われるように、応援よろしくお願いします!」 ◆松本山雅FC 「ラインメール青森FCに期限付き移籍することになりました。チームに貢献できずにこのような結果となってしまい悔しいですが、ラインメール青森FCで成長してまた戻ってこられるように頑張ります!応援よろしくお願いします!」 2024.07.02 10:55 Tue
日本フットボールリーグ(JFL)のレイラック滋賀が1日、J3クラブライセンス取得に向けた申請を行ったと発表した。 滋賀県勢初のJリーグ参入を目指し、現在JFL6位につける滋賀。長年「MIOびわこ滋賀」としてJFLファンに親しまれたなか、クラブ名称変更1年目の昨季は、J3との入替戦まであと一歩の3位フィニッシュで涙を呑み、今季に懸ける思いは強い。 今季の戦いぶりはいまひとつ。第9節で首位・高知ユナイテッドSCとのアウェイゲームを制したが、そこから4試合未勝利に。ただ、6月30日に行われた第14節・ラインメール青森戦は2-0で勝利し、5試合ぶりの白星となった。 滋賀のリリースは以下の通り 「レイラック滋賀FCはこのたび、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に、2025シーズン J3クラブライセンスの申請を行いましたので、お知らせいたします」 「Jリーグ入会(J3リーグ参加)には、9月末までに『Jリーグ入会』を申請し、Jリーグ理事会によって承認された上で、今シーズンの日本フットボールリーグ(JFL)での順位要件(最終順位が1位 または 最終順位が2位かつJ3・JFL入れ替え戦に勝利すること)が必要となります」 「このたびの申請にあたり、昨年に引き続いて、多大なご協力・ご支援を賜りました皆様に心より御礼を申し上げます」 「レイラック滋賀FCでは、滋賀県初のJリーグ参入を目指し、引き続き全力で活動を行ってまいります」 2024.07.01 14:53 Mon
日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCが1日、J3クラブライセンス取得に向けた申請を行ったと発表した。 現在、昇格5年目のJFLで首位を独走する高知。2位・栃木シティとは勝ち点「10」差があり、初優勝へ一歩一歩近づいている状況だ。 ただ、クラブの目標は優勝だけでなく、高知県勢初となるJリーグ参入も。昨季もJ3クラブライセンス取得を目指したが、財務面での書類提出が「継続審議」となり、チーム成績が伴わなかったため、最後は辞退に至った。 なお、高知は今後の大きな課題として集客が挙げられる。 今季ここまでホームゲームを9試合戦い、累計入場者数は「9930人」。残り6試合で「20070人」を動員する必要がある状況だ。チームの躍進につれて観客動員が大幅に増加しているなか、今後の推移やいかに。 高知のリリースは以下の通り 「この度、公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に、2025年シーズンのJ3クラブライセンス取得に向けた申請を行いましたので、お知らせいたします」 「今回の申請にあたり、多大なるご支援をいただきました関係各所の皆様に、心から感謝を申し上げます」 「今後のJリーグ入会には、9月末までに『Jリーグ入会』を申請しJリーグ理事会によって承認された上で、Jリーグが定める入会要件を満たす必要があります」 ■Jリーグ入会要件 入会直前年度のJFLのリーグ戦におけるホームゲームにおいて、1試合平均入場者数が2000人に到達し、かつ年間入場料収入が1000万円に到達していること 入会直前年度のJFLのリーグ戦における最終順位が2位以内であること(最終順位が2位のクラブについては、J3・JFL入れ替え戦に勝利すること) 2024.07.01 14:34 Mon
29日〜30日にかけ、日本フットボールリーグ(JFL)第14節の8試合が各地で行われた。 ◇新宿 1-1 マルヤス 関東サッカーリーグ1部への出戻りもちらつく15位(※1)・クリアソン新宿が4試合未勝利。ホームで11位・FCマルヤス岡崎と対戦したなか、早くも開始6分で先制点を奪われる。 (※1)「16位が地域リーグへ自動降格、15位は地域CL2024準優勝のチームと入替戦」詳細はJFL公式サイト「大会方式」を参照 攻めあぐねる時間が続くも90分、直前に途中出場した37歳FW岡本達也が起死回生の同点弾。一気に勢いが出た新宿だが、後半AT5分間で勝ち越し点は奪えず、1-1ドロー決着だ。 リーグで2番目に多い「24失点」と、リーグ最少の「9得点」。複数得点は第5節・栃木シティ戦(2○0)しかなく、苦しい戦いが続いている。なんとか中断期間までに光明を見出したい。 ◇ミネベア 3-1 沖縄 最下位・ミネベアミツミFCと7位・沖縄SVによる九州勢対決。昨季最下位の沖縄は今季首位発進も、次第にペースが衰えて後退中というなか、最下位相手に痛恨の逆転負けだ。 開始9分でオウンゴールによる先制点が生まれたまでは良かったが、前半のうちに追いつかれ、67分には逆転被弾。最後は90+1分、ダメ押しとなる追加点を奪われた。 沖縄はこれで5試合未勝利に。前節終了時点でリーグ3位タイの「24得点」も、失点も新宿と並ぶ「24」…安定性に欠けるといったところか。順位も10位まで後退だ。 ◇Honda 0-2 栃木C 昇格組の3位・栃木シティが、アウェイで4位・Honda FCとの直接対決に勝利。開始9分、前節決勝点のFW藤原拓海が縦パスにワントラップで前を向き、右足弾を流し込む。 65分には“役者”が魅せる。右ワイドからカットインの姿勢をとるはFW田中パウロ淳一。スピードを殺さずボックス近辺まで侵入し、強烈な左足シュートを突き刺して追加点だ。 結局、王者Hondaにアウェイできっちり勝利。今節は2位・FCティアモ枚方がヴィアティン三重に敗れたため、栃木は2位浮上となった。 ◇高知 1-0 浦安 首位独走中の高知ユナイテッドSCは、ホームで13位・ブリオベッカ浦安に勝利。試合は4試合無敗の3連勝で最下位を脱出した浦安に押され、なかなか決定機のない時間が続く。 とうとう均衡を破ったのは85分。FW新谷聖基が自ら倒されて得たPKを沈めて決勝点に。高知は5連勝とし、今節2位浮上の栃木Cとは勝ち点「10」差となっている。 今節は収容人数1700人の第2ホーム、春野総合総合運動公園球技場だったこともあり、観客動員は1528人。悲願のJリーグ参入へ、今後やるべきことがより一層、明確になった格好だ。 ◆第14節 ▽6月29日(土) クリアソン新宿 1-1 FCマルヤス岡崎 ミネベアミツミFC 3-1 沖縄SV Honda FC 0-2 栃木シティ ▽6月30日(日) 高知ユナイテッドSC 1-0 ブリオベッカ浦安 FCティアモ枚方 1-2 ヴィアティン三重 レイラック滋賀 2-0 ラインメール青森 ヴェルスパ大分 3-2 横河武蔵野FC ソニー仙台FC 1-2 アトレチコ鈴鹿 ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点36 | +18 2位 栃木シティ | 勝ち点26 | +8 3位 FCティアモ枚方 | 勝ち点25 | +3 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点24 | +5 5位 Honda FC | 勝ち点22 | +5 6位 レイラック滋賀 | 勝ち点21 | +7 7位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点20 | -1 8位 ラインメール青森 | 勝ち点19 | +4 9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点19 | +2 10位 沖縄SV | 勝ち点19 | ±0 11位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点17 | -2 12位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -4 13位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点14 | -3 14位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -12 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点11 | -15 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -15 2024.06.30 17:11 Sun

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【JFL第12節】首位高知が3連勝で再び独走状態に! 他の上位陣軒並みドローか敗戦で2位枚方と勝ち点「8」差

16日、日本フットボールリーグ(JFL)第12節の6試合が行われた。 ◇高知 1-0 マルヤス 首位・高知ユナイテッドSCがホームでFCマルヤス岡崎に勝利し、開幕7連勝からの2連敗ときて3連勝に。今節は2位・FCティアモ枚方が敗れており、勝ち点差が「8」まで広がった。 試合は押し気味ながら攻めあぐねる時間が続くも、いよいよ終盤の85分、DF小林大智のクリアが前線へ直接通り、ロングカウンターに。途中出場のFW金原朝陽が左サイドを抜け出す。 金原のクロスを待ち構えたのは、60分に金原と同時投入の“186cmの韋駄天”FW東家聡樹。ワントラップから左足を振ってネットを揺らし、この試合唯一のゴールに。高知が3連勝だ。 ◇V大分 1-1 V三重 ヴィアティン三重は勝てば2位浮上というシチュエーション。アウェイでヴェルスパ大分と対戦し、前半終盤の45分、斜めのクロスにDF児玉慎太郎がヘディングで合わせて先制する。 しかし、首位高知先制とほぼ同時刻の85分、V大分のFW安島樹に同点弾を浴び、痛恨の1-1ドロー決着に。良い時間に先制できたV三重だが、順位も4位にステイすることとなった。 ◇Honda 1-1 青森 ラインメール青森は前節終了時点で9位も、持ち味の堅守は昨季から不変で6戦無敗中。アウェイで昨季王者Honda FCと対戦したなか、28分にFW松本拓海のゴールで先制する。 ただ、早くも35分に同点とされ、1-1ドロー決着。決して大崩れしない強固さはあるが、12試合12ゴールの得点力では現状上位進出は難しいところか。次節はホームでV大分と対戦だ。 また、Hondaとしても、結果的に勝てば3位浮上という状況も、勝ち点1にとどまり、首位高知の独走に拍車をかける格好に。スロースターターもそろそろギアを上げねば連覇はない。 ◇滋賀 1-1 沖縄 Jリーグ経験者を中心に空前の大型補強も、いまひとつ波に乗れないレイラック滋賀。本拠地HATOスタに沖縄SVを迎え入れたなか、25分に相手の決定機阻止で数的優位となる。 このファウルで得た直接FKをMF久保田和音が沈めて先制点。ところがしばらく1-0で推移させた74分、10人の沖縄がGKから丁寧なビルドアップを始め、11人の滋賀を崩してしまう。 最後は左からカットインしたFW青戸翔が右足を振り抜き、値千金の同点弾。この結果、滋賀vs沖縄の上位対決は勝ち点1ずつを分け合う形となり、こちらも高知の独走に拍車をかける。 ◆第12節 ▽6月16日(日) 高知ユナイテッドSC 1-0 FCマルヤス岡崎 ヴェルスパ大分 1-1 ヴィアティン三重 Honda FC 1-1 ラインメール青森 レイラック滋賀 1-1 沖縄SV ソニー仙台FC 3-0 横河武蔵野FC ミネベアミツミFC 0-0 クリアソン新宿 ▽6月15日(土) FCティアモ枚方 1-4 ブリオベッカ浦安 アトレチコ鈴鹿 5-1 栃木シティ ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点30 | +14 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +3 3位 栃木シティ | 勝ち点20 | +4 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点20 | +4 5位 Honda FC | 勝ち点19 | +5 6位 沖縄SV | 勝ち点19 | +3 7位 レイラック滋賀 | 勝ち点17 | +5 8位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点17 | +2 9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点16 | +2 10位 ラインメール青森 | 勝ち点16 | +2 11位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -1 12位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | -3 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -9 14位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点11 | -3 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点10 | -12 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -16 2024.06.16 15:19 Sun
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J3参入見据えるレイラック滋賀、首位高知に90+5分の小野寺健也弾で勝利! 敵地白星も2連勝も今季初【JFL第9節】

18日、日本フットボールリーグ(JFL)第9節の高知ユナイテッドSCvsレイラック滋賀が高知県立春野総合運動公園球技場で行われ、アウェイの滋賀が0-1で勝利した。 開幕7連勝も前節初黒星の高知(1位)と、昨季3位もここまで連勝なしの滋賀(5位)。 滋賀は前節ミネベアミツミFCに5-0と大勝も、先週は天皇杯県予選決勝で大学チームに敗れ、3大会ぶりに本戦行きを逸。対して高知は昨季天皇杯ベスト16にして、9大会連続で本戦出場を掴んでいる。 敗戦から1週間、滋賀は失意を感じさせぬ勢いでゲームに入り、序盤から敵地で首位高知を押し込んでいく。 最前線ではFW菊島卓が持ち前のフィジカルを活かして起点となり、サイドに流れてのチャンスメイクにも献身的。背番号10を背負うFW榎本大輝は左から積極果敢に仕掛けていく。 高知は迫力ある滋賀の攻撃を警戒してか、2列目左のMF上月翔聖が最終ラインに吸収されて5バックとなる場面も多く、陣地の押し上げに苦労。20分過ぎから一時ペースを握るも、すぐに滋賀が主導権を取り戻す。 滋賀は36分、左サイドの崩しからゴール前でMF海口彦太がワンタッチシュートも高知GK大杉啓がキャッチ。43分にはMF久保田和音が決定的な右足シュートも、またもGK大杉の間一髪セーブ…押し込みながらも先制点が遠い。 劣勢の高知はゴールレスで踏ん張って迎えた61分、ゴール正面約25mという位置でFKを獲得。今季8試合6アシストのキッカー、MF高野裕維が直接狙うが、わずかに枠上へ。 65分には、DF小林大智とFW新谷聖基を下げ、今季途中出場から4得点のFW小林心、そして“186cmの韋駄天”、元アビスパ福岡のFW東家聡樹を投入する。 JFLトップクラスの快足を誇る東家。高知は前がかりになりがちな滋賀守備陣の背後を狙う東家目掛けたロングボールもオプションに。86分には東家が右サイドを浮き玉一発で抜け出すが、ボックス右から放ったシュートは枠外へ。 第4審が提示した後半のアディショナルタイムは「5」分間。両軍ともにゴールレスドローで勝ち点1を分け合うことも覚悟した90+5分、とうとう均衡が破れた。 90+5分、滋賀の攻撃は一度遮断されるも、高知守備陣の中途半端な前方へのパスを回収し、すぐさま攻撃再開。右サイドはボックス手前でFKを獲得する。 キッカーは元ガンバ大阪でゲーム主将のDF平尾壮。平尾がゴール前へピンポイントのクロスを送り、頭ひとつ飛び出したDF小野寺健也がヘディングシュートを叩き込んだ。 高知に残された時間は皆無に等しく、小野寺の1発が首位撃破の決勝点に。滋賀は今季アウェイ初白星、そして今季初の2連勝となり、暫定ながらも3位に浮上だ。 対して高知は前述のFKを含め、公式記録上でシュートは「2」本。今節での首位陥落はないが、2試合連続の無得点で2連敗ということに。 今節は2位のFCティアモ枚方が勝利し、高知の次節(6月2日)はアウェイで枚方戦という勝ち点2差の直接対決に。2024シーズンのJFLが面白くなってきた。 高知ユナイテッドSC 0-1 レイラック滋賀 【滋賀】 小野寺健也(後45+5) 2024.05.18 20:30 Sat
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J3参入へ“継続審議”も…JFL高知が本拠地2156人の前で希望繋ぐ勝ち点「1」、地元出身MF佐々木敦河「残り4試合戦い抜きます」

29日、日本フットボールリーグ(JFL)第26節の高知ユナイテッドSC vs Honda FCが高知県立春野総合運動公園陸上競技場で行われ、1-1のドロー決着となった。 高知県出身の元Jリーガー・吉本岳史監督が率いる高知ユナイテッド。JFL4年目の今季は天皇杯でガンバ大阪、横浜FCとJ1クラブを立て続けに倒す“ジャイアントキリング”を達成した一方で、リーグ戦は第25節終了時点で6位と健闘も、Jリーグ入会申請が「継続審議」とされている。 何はともあれ、成績面で「JFL2位以内(※Jリーグ入会申請が承認されているクラブは優勝ならJ3自動昇格、2位ならJ3・19位との入替戦へ進む)」を確保することが来季のJ3参入への最低ライン。残り5試合で6位から2位まで順位を上げる必要があるなか、今節は”Jへの門番”として名高い首位Hondaとのホームゲームだ。 スタメンはGK上田樹(ツエーゲン金沢から期限付き移籍で加入中)、DF今村直也、DF小林大智、DF今井那生、MF宮本優(東京ヴェルディ)、MF佐々木敦河、MF高野裕維、MF吉田知樹(いわきFC)、FW樋口叶、FW西村勇太、FW東家聡樹という[3-4-2-1]だ。 高知県の夏の風物詩“よさこい”に欠かせぬ鳴子がスタンドから鳴り響くなかでキックオフ。堅守速攻を標榜する高知は奪ってからが素早く、ひとたび奪えば1トップの東家、2シャドーの樋口と西村が前線へとスプリントしていく。 しかし、地力で勝る”盟主”Hondaは[4-2-4]もしくは[2-4-4]で人数をかけて押し込み、高知はコンパクトな陣形を崩さずなんとか応戦していたが、とうとう65分に失点。HondaのDF川浪龍平に右足ミドルを叩き込まれた。 高知は追いかける展開となってようやく攻撃のギアが上がり、試合も終盤に差し掛かる77分に同点に。後方からのロングボールをボックス内の樋口が頭で繋ぐと、最後は途中出場のFW新谷聖基がDFと競り合いながら押し込んだ。投入からわずか1分の新谷が大仕事だ。 同点とし、俄然勢いが出てきた選手たちと、一段と熱を帯びたスタンド。同点からまもなく入場者数が今シーズン最多の「2156人」と場内アナウンスされ、試合も終盤へと突入するなか、さらにボルテージが上がる。 しかし、待望の逆転弾は奪えず、1-1で試合終了。吉本監督は試合後、「Hondaさん相手に難しい試合となるのは想定内でしたが、とくに前半は何もさせてもらえませんでした。攻撃に関してはカウンターしか糸口がなく、ここは次への課題です」と振り返る。 それでも「我々の武器であるカウンターを何度か発動できたことは評価できます。J3昇格の可能性がまだあるなか、負けずに終われたことも、選手たちが勝利に向かって最後まで走ってくれたから。決して勝ち点1を“もぎ取った”とは思いません。勝ち点1を“積み上げ”ました」と選手を労う。 また、大学サッカーとソニー仙台FCを経て、今季から地元・高知に帰ってきたMF佐々木も「自分が高校生の時、高知県のクラブがこのレベル(JFL)で戦うチャンスはありませんでした。今この舞台にいることは素晴らしいことですし、ここからまた高知県にJリーグをという想いも強いです」と胸を張る。 今季最多の入場者数については「多くの方のご協力があって、これほどまでの方たちに来ていただけたと思います。でも本当は、自分たちの魅力的なサッカーで同じくらいの方を集められるようにしたい。そのためにも今年でJ3に上がって、全国の方たちに『高知県にもJクラブがあるんだな』って知ってもらいたい。残りの4試合、頑張って戦い抜きます」とモチベーションに変えて見せた。 高知はHondaとのドローで6位をキープし、2位ソニーとは勝ち点「7」差。残り4試合で佐々木の古巣でもあるソニーに追いつくことは難しいかもしれないが、それでも諦めることなく最後まで戦う。次節は11月5日、ミネベアミツミFCとのアウェイゲームだ。 高知ユナイテッドSC 1-1 Honda FC 【高知】 新谷聖基(後32) 【Honda】 川浪龍平(後20) 2023.10.29 18:33 Sun
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「高知県にJリーグを」目指すは来季のJ3参入!「残り4試合戦い抜きます」【JFL高知の歩み】

2019年の地域CLで2位となり、翌2020年からJFLに舞台を移した高知ユナイテッドSC。クラブ名変更にライバルクラブとの統合を経て、ようやく辿り着いた全国リーグだが、目線は早くもその先へ。“Jなし県”脱却、来シーズンのJ3リーグ参入を目指し、今季も最後まで全力で戦う。【第3回/全3回|<a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=452484" target="_blank">前編</a> <a href="https://web.ultra-soccer.jp/news/view?news_no=452485" target="_blank">中編</a>】 <span class="paragraph-subtitle">〜高知県から本気でJリーグ!~</span> 2023年のJFLもいよいよ佳境。財務問題に端を発したFC神楽しまねの除名が開幕直前に決まり、従来の16チーム編成ではなく15チームとなったため、毎節1チームが試合なしとなっているが、あれよあれよという間に全チームが最低24試合(全28試合)を消化するところまで来た。 JFL4年目を迎えた高知ユナイテッドSCも24試合まで消化し、9勝6分け9敗の6位と健闘。過去3年は14位、13位、11位であり、この6位を最後までキープすれば初の1桁順位フィニッシュとなるが、かねてより「高知県から本気でJリーグ!」と掲げてきた高知の目標はあくまで「来季のJ3参入」だ。 しかし、クリアソン新宿とヴィアティン三重のJリーグ入会が条件付き(JFLで2位以内の確保が必須)で承認されている一方、高知は「継続審議」とされており、現状では今季のJFLで2位以内を確保しても、J3への自動昇格、もしくは入替戦行きを掴めるか不透明だ。 そんななか、10月29日には第26節で首位Honda FCと対戦。1-1のドロー決着となったこの一戦は本拠地・高知県立春野総合運動公園陸上競技場に「2156人」が来場し、今季のJFLホームゲームにおける最多の観客動員となった。 首位であり、JFLの“盟主”でもあるHonda相手に勝ち点「1」を掴み、観客動員でも大きな成果…しかし、残り4試合で2位ソニー仙台FCとの勝ち点差が「7」となり、J3参入の大前提である2位以内確保が難しくなった格好だ。 それでも高知の吉本岳史監督は試合後、「J3昇格の可能性がまだあるなか、(Hondaに)負けなかったことは選手たちが勝利に向かって走り続けてくれたから。1-1となってからもビッグチャンスがありましたし、勝ち点1を“もぎ取った”とは思いません。“積み上げ”ました」と選手を称える。 残り4試合に向けても「J3への切符を掴みたいと思っていますが、簡単ではない、そして現実的に難しいことも理解しています。だからこそ、この4試合をひたむきに決勝戦のように戦いたい」と前を向く。 選手からも続々とポジティブな言葉が。昨年までJ3のヴァンラーレ八戸に所属していたDF小林大智は「一戦必勝で目の前の試合に勝てば、その先に何かが見えてくる。そう信じたい。良い準備をします」とコメント。ゲームキャプテンを務めた24歳は真っ直ぐな目で答えてくれた。 また、22歳MF樋口叶はJ3参入の可能性を残す新宿や三重だけでなく「対戦する全チームがライバル」とし、「今日のような雰囲気は励みになりました」と今季最多の観客動員に触れる。高知は残り4試合中2試合がホームゲームだ。 地元・高知県出身のMF佐々木敦河も「今年でJ3に上がって、全国の方たちに『高知県にもJクラブがあるんだな』って知ってもらいたい。残りの4試合、頑張って戦い抜きます」と意欲を見せる。 「自分が高校生の時、高知県のクラブがこのレベル(JFL)で戦うチャンスはありませんでした。今この舞台にいることは素晴らしいことですし、ここからまた『高知県にJリーグを』という想いも強いです」 Jリーグを目指して歩みを進める高知ユナイテッドSC。佐々木が意気込んだように今季の残り4試合、最後まで「来季のJ3参入」を目指して戦い抜く。迷うなかれ、志高く一歩前へ。土佐藩が生んだ幕末の志士・坂本龍馬はこんな言葉を私たちの生きる後世に残したという。 「何の志も無きところに、ぐずぐずして日を送るは、実に大馬鹿者なり」 (完) 2023.11.03 21:00 Fri
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悲願のJリーグ参入へ…昨季超えの1年に! JFL高知ユナイテッドが新体制発表

日本フットボールリーグ(JFL)の高知ユナイテッドSCは28日、2024シーズンの体制を発表した。 実り多き2023シーズンを送った高知。J3参入資格こそ継続審議止まりだったが、JFL4年目にして過去最高となる7位フィニッシュ、天皇杯で立て続けにJ1勢を撃破、かごしま国体(※1)で国体初優勝…ポジティブな1年となった。 (※1)サッカー競技・成年男子の高知県代表は高知ユナイテッドSCの単独チーム。決勝戦で鹿児島県代表に勝利して優勝を決めた ただシーズン後には、四国リーグ時代からチームをけん引してきたFW西村勇太(30)、昨季ゲーム主将も務めたFW金井冬土(26)、司令塔のMF栗原純弥(26)という主力3選手が現役引退。また、その他の主力選手を含めて計12名の退団が発表されている。 2024シーズンに向けての新戦力は28日時点で6名。昨季の1番手GK上田樹(22)が去ったゴールキーパー陣にはJ3福島を退団したGK大杉啓(27)、DF今井那生(26)がJ2山口へ移籍したセンターバック陣にはJ2水戸からの武者修行となる田辺陽太(21)ら2名を加えている。 ◆JFL第1節 ▽3月10日(日)13:00 高知ユナイテッドSC vs ヴィアティン三重 高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知市) ◆JFL第2節 ▽3月17日(日)13:00 高知ユナイテッドSC vs ラインメール青森 高知県立春野総合運動公園陸上競技場(高知市) ◆2024シーズン選手一覧(1月29日現在) ▽(年齢/昨季JFL成績・新加入選手は前所属) GKタンドゥ・ベラフィ(36/6試合3失点) GK大杉啓(27)←福島ユナイテッドFC(完全移籍) GK井上聖也(25/7試合3失点) DF小林大智(25/27試合2得点) DF中田永一(27/21試合1得点) DF福田玲央(23/2試合0得点) DF岩瀬蒼生(22)←金沢星稜大学(入団) DF田辺陽太(21)←水戸ホーリーホック(育成型期限付き移籍) DF橋本峻輝(25/24試合1得点) DF吉田知樹(25/25試合0得点)←いわきFC(完全移籍移行) MF横竹翔(34/11試合1得点) MF高野裕維(23/28試合0得点) MF田尻康晴(22/21試合0得点) MF佐々木敦河(25/28試合2得点) MF樋口叶(22/20試合3得点) MF金原朝陽(23/16試合0得点) MF上月翔聖(23)←FC大阪(完全移籍) MF児玉壮琉(22)←大阪商業大学(入団) MF宇田光史朗(19)←横浜FC(期限付き移籍) FW小林心(23/24試合7得点) FW新谷聖基(25/10試合2得点) FW東家聡樹(26/26試合2得点) FW原田烈志(23/4試合0得点) ◆コーチングスタッフ 監督:吉本岳史 ヘッドコーチ:立田将大 アシスタントコーチ:毛利雅志 アシスタントコーチ:濱田一希 トレーナー:茂木一樹 トレーナー:渡辺有羽 主務:安達星輝 ゼネラル・マネージャー(GM):西村昭宏 強化部:松山周平 2024.01.29 14:30 Mon

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