「今日の結果は満足」日本代表相手にゴールレスドロー、攻撃面に課題もサウジアラビア代表指揮官は「まだ2位になるチャンスが残っている」と残り2試合に意気込み

2025.03.26 00:30 Wed
サウジアラビアを指揮するルナール監督
©超ワールドサッカー
サウジアラビアを指揮するルナール監督
サウジアラビア代表エルヴェ・ルナール監督が、日本代表戦を振り返った。25日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサウジアラビアは日本と埼玉スタジアム2002で対戦した。

グループ3位につけるサウジアラビア。すでにW杯出場を決めている日本に勝利し、2位のオーストラリア代表との勝ち点差を詰めておきたい一戦だったが、前半から日本に圧倒される展開に。ビッグチャンスを作ることができなかった中、日本の攻撃になんとか耐えて0-0のゴールレスドローに終わった。
試合後、記者会見に臨んだルナール監督は「我々にとっては今日良い結果が出た。もちろん美しい試合ではなかった。つまり、ショーという意味では申し訳ない」と、望んだ結果にはならなかったと振り返った。

「しかしながら、組織はしっかり維持した。ただ、あまりチャンスを作り出すことはできなかった。気持ち良かった。スピリットがこもっていた。しかし、技術的には我々はまだまだ十分ではないということが分かった」と、日本相手になんとか耐えたものの、攻撃面で良さを出せなかったと反省した。
2位のオーストラリアは中国代表を相手にしっかりと勝利を収め、勝ち点差は「3」に広がることに。6月には直接対決もある中で、まだ諦めないと語った。

「オーストラリアの今回の試合が終わり、そして3点差になった場合でもまだ2試合残っている。サッカーでは何が起こるかわからない」

「まず我々が次にバーレーンと試合をする時、オーストラリアは日本と対戦する。そして最後に我々のホームでオーストラリアとの直接対決が残っている。非常に厳しい試合になっていることはわかっているが、ただ、ここから勝ち点4を取ることも、勝ち点をフルに取ることもできる。次の試合はさらに攻撃的な良い試合をしたいと思う」

オーストラリアは首位の日本とホームで試合を行う中で、勝ち点を落とす可能性も十分にあり、バーレーンにしっかりと勝利してオーストラリア戦に臨みたいと語った。

ただ、3位になれば4次予選に回ることに。ルナール監督は「まだ2位になるチャンスが残っており、今は頭の中はそのことしかない」と、あくまでも残り2試合で出場を目指すと語った。

これまで4バックで戦ってきたオーストラリアだが、この日は5バックで臨んだが、その理由については「日本で試合をする場合、そんなにオープンな試合をすることはできない。非常に良いチームであり、注意をしなければならない。守りという意味では非常にしっかりと計画通りにいったと思う」と日本の幅を取る攻撃を警戒しての5バックだったとコメント。ただ「攻撃面ではスペースに入り込もうとしたが、そこはなかなかうまくいかなかった」と、守備は及第点も攻撃が機能しなかったとした。

また、0-0での引き分けについては「昨日も0-0の引き分けだったら満足かという質問があったが、満足だ。今日の結果は満足している」と、日本を相手にアウェイで勝ち点1を取れたことは満足しているとした。

改めて日本の強さを体感したルナール監督。「W杯優勝」を公言している日本についてW杯でどこまで勝ち上がれるかという質問には「日本の監督に対して、非常に強いリスペクトをもっている。それぐらい本当に素晴らしい結果を残しているし、カタールW杯でも良かった。次のW杯だが、前回よりも良い結果を出せるか。出せる可能性はあると思う。例えば、準々決勝に進むとか」と、ベスト16止まりの日本が上に進めるだろうと言及。その理由については「日本は強い、そして規律が整っている、またスキルもあるからだ。非常にハイレベルなチームだ。ハイレベルな結果を残すことは可能だと思う。私は日本代表に対して、本当に幸運を祈りたいと思う。日本代表はアジアを引っ張り、アジアの代表として非常にふさわしく、立派なチームだと思う」と、日本の実力を改めて称えた。

前半は0-0で終えたサウジアラビアは、ハーフタイムにムハンナド・アル・シャンキティを下げてアリー・マジュラシを投入。右サイドを変えて守備の強度を上げていった。

ルナール監督は狙いについて「中盤でのデュエルが機能していなかった、特に右サイドが機能してなかったので交代させた」と理由をコメント。ハーフタイムの指示については「とにかくファイトし、戦えと言った。セカンドボールを奪うこと、それから空中戦で勝つこと、また、相手のFWがゴールの近くに行ったときにはしっかりとそれを深く追うことを伝えた。後半はそうした点はうまくいったが、自分たちの攻撃面では日本代表に問題を投げかけるような、つまり日本代表を困らせるような攻撃はできなかった」と、守備面は評価しながらも、攻撃面はやはり不満の残る内容だったとした。


1 2

エルヴェ・ルナールの関連記事

3月25日に埼玉スタジアムで開催された日本対サウジアラビア戦は、FW前田大然やMF伊東純也が惜しいシュートを放ったものの最後までサウジアラビアの堅守を崩すことはできず、0-0のドローに終わった。日本は今予選で初めてノーゴールに終わったが、勝点1を積み上げたことで勝点を20に伸ばし、グループCの首位突破を決めた。 2025.03.28 19:00 Fri
2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選も残すところ3試合。日本代表は史上最速でのW杯出場権を獲得し、ここからの1年3カ月は強化のフェーズに入っていく。 最終予選でも圧倒的な成績を残している日本。7試合で6勝1分け、24得点2失点と数字は圧巻と言えるだろう。 順調な戦いを見せて20日のバーレーン 2025.03.25 14:30 Tue
サウジアラビア代表のエルヴェ・ルナール監督が、日本代表戦へ向けてコメントした。 25日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサウジアラビアは日本とアウェイで対戦する。 ここまで7試合を戦い3位につけるサウジアラビア。2位のオーストラリア代表との勝ち点差は「1」という状況。6月にはオーストラ 2025.03.24 22:35 Mon
日本代表の森保一監督がサウジアラビア代表戦に向けてコメントした。 20日に埼玉スタジアムで行われたバーレーン代表戦では鎌田大地、久保建英のゴールで2-0と勝利。これにより、8大会連続8度目のW杯出場が決定。史上最速でのW杯出場決定となり、今大会ではアメリカ、カナダ、メキシコの開催国を除いては世界最速での出場権獲得 2025.03.24 22:15 Mon
日本サッカー協会(JFA)は24日、25日に行われる2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨むため来日したサウジアラビア代表メンバーを発表した。 12日、サウジアラビアサッカー連盟(SAFF)はメンバー27名を発表。20日はホームで中国代表と対戦し1-0で勝利を収めていた。 エルヴェ・ルナ 2025.03.24 15:00 Mon

サウジアラビア代表の関連記事

レアル・マドリーは11日、クラブのレジェンド指揮官でもあるレオ・ベーンハッカー氏の死去を発表した。82歳だった。 オランダ出身のベーンハッカー氏は、様々な国のクラブや代表チームを指揮。母国ではゴー・アヘッド・イーグルスやアヤックス、フォレンダム、フィテッセ、フェイエノールトを指揮。国外では、スペインのレアル・サラ 2025.04.11 12:10 Fri
3月25日に埼玉スタジアムで開催された日本対サウジアラビア戦は、FW前田大然やMF伊東純也が惜しいシュートを放ったものの最後までサウジアラビアの堅守を崩すことはできず、0-0のドローに終わった。日本は今予選で初めてノーゴールに終わったが、勝点1を積み上げたことで勝点を20に伸ばし、グループCの首位突破を決めた。 2025.03.28 19:00 Fri
日本代表のMF鎌田大地(クリスタル・パレス)が、サウジアラビア代表戦を振り返った。 25日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本は埼玉スタジアム2002にサウジアラビアを迎えた。 20日に行われたバーレーン代表戦に勝利し、8大会連続8度目のW杯出場を史上最速で決めていた日本。そのバーレ 2025.03.26 07:15 Wed
日本代表の森保一監督が、サウジアラビア代表戦を振り返った。 25日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選で日本は埼玉スタジアム2002にサウジアラビアを迎えた。 20日に行われたバーレーン代表戦に勝利し、8大会連続8度目のW杯出場を史上最速で決めていた日本。そのバーレーン戦からは先発6名を変 2025.03.26 06:30 Wed
日本代表のFW前田大然(セルティック)が試合を振り返った。 20日のバーレーン代表戦で史上最速のワールドカップ(W杯)出場を決めた日本。25日に行われたアジア最終予選第8節ではサウジアラビア代表と対戦した。 主導権を握る良い入りを見せたなか、9分には田中碧のスルーパスから前田のシュートが右ポストに直撃。19 2025.03.26 06:15 Wed

W杯予選の関連記事

カルロ・アンチェロッティ監督のブラジル代表監督就任を発表したブラジルサッカー連盟(CBF)だが、エドナルド・ロドリゲス会長が解任された。 15日の夜、リオ・デ・ジャネイロ裁判所のガブリエル・デ・オリベイラ・ゼフィロ判事が、ロドリゲス会長とCBF理事会の役員に対し、事実上の職務停止命令を出した。なお、副会長の1人で 2025.05.16 21:35 Fri
アルゼンチンサッカー協会(AFA)は15日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)の南米予選に臨むアルゼンチン代表候補メンバー28名を発表した。 南米予選の14試合を終えて首位を独走しているアルゼンチン。6月には5日にチリ代表とアウェイで、10日にはホームでコロンビア代表と対戦する。 すでにW杯の出場権を獲 2025.05.16 11:25 Fri
ブラジル代表の新指揮官となるカルロ・アンチェロッティ監督が、元副官をコーチングスタッフに迎え入れる見込みだ。『ESPN』が報じている。 今シーズン限りでレアル・マドリーの指揮官を退任し、シーズン終了後からセレソンを指揮するアンチェロッティ監督。イタリア人指揮官はコーチングスタッフにブラジル人スタッフを迎え入れる意 2025.05.15 18:20 Thu
元マンチェスター・ユナイテッドのスポーツディレクター(SD)、ダン・アシュワース氏が、イングランドサッカー協会(FA)に復帰することになった。 FAは14日、アシュワース氏が新設のチーフ・フットボール・オフィサーに就任すると発表。同職ではイングランド代表の男女チームと緊密に連携していくことになるという。 昨 2025.05.15 16:30 Thu
かつてブラジル代表として日韓ワールドカップ(W杯)で優勝を経験したリバウド氏が、カルロ・アンチェロッティ監督のブラジル代表監督就任について言及した。 12日、ブラジルサッカー連盟(CBF)は、レアル・マドリーを指揮するアンチェロッティ監督の就任を発表。 ラ・リーガのシーズン終了後から指揮を執るとした。 W杯 2025.05.13 14:05 Tue

記事をさがす

エルヴェ・ルナールの人気記事ランキング

1

フランス女子代表で初めて子供を伴っての代表参加が実現! ルナール新監督も歓迎

フランス女子代表で初めて子供を伴っての代表参加が実現した。フランス『レキップ』が報じている。 今年7月に2023 FIFA女子ワールドカップ(W杯)を控えるフランスは、前サウジアラビア男子代表監督のエルヴェ・ルナールを新指揮官に迎えて初となるインターナショナルマッチウィーク期間に入っている。 コロンビア女子代表、カナダ女子代表とのテストマッチに臨むレ・ブルーは、3日からトレーニングを開始しているが、クレールフォンテーヌのトレーニング施設にはルナール監督と共に可愛い新顔の姿が…。 今回、出産後初招集となったリヨンMFアメル・マイリは、生後9カ月の娘のマリアムちゃんを連れて代表活動に参加。『レキップ』によると、アメリカを中心に幾つかの国では幼い子供のいる選手に関して十分な受け入れ態勢が整っているものの、フランスではマイリのケースが初となるという。 ルナール監督は、「幼い子供を持つプレーヤーに構造を与えることは不可欠だ」、「彼女には生後9カ月の娘がいて、たとえそれが彼女の職業であっても、母親が幼い子供を家に残すことは困難だ」と、今回の同伴実現を歓迎した。 さらに、同監督は「フランスはその部分で遅れている」と、女子選手に対する待遇や働き方の改善を改めて訴えている。 「乳母と一緒に組織的な構造を確立する必要がある。グループの機能に害を及ぼすことはなく、心理的に最も重要なことだ」 「精神的に健全でパフォーマンスを発揮するには、この2つを関連付けることが重要だ。支援と組織の面で改善すべき点がある。我々はアメリカがやっていることを何とかやり遂げる。いつの日か、4人か5人の子供が我々と一緒にいるかもしれない」 2023.04.05 23:43 Wed
2

H・ルナール監督率いるフランスが今大会初勝利!主将W・ルナールのヘディング弾でブラジルを退ける【2023女子W杯】

29日、オーストラリア&ニュージーランド女子ワールドカップ(W杯)グループFの第2節、フランス女子代表vsブラジル女子代表がブリスベン・スタジアム(ブリスベン)で行われ、 カタールW杯ではサウジアラビア代表を率いてアップセットを演じたエルヴェ・ルナール監督が指揮を執るフランス。マリーアントワネット・カトト、デルフィーヌ・カスカリーノ、アマンディーヌ・アンリといった主軸がケガで招集を見送られた影響もあってか、初戦はジャマイカ女子代表を圧倒的に押し込みながらも0-0に終わった。 グループステージ突破のために勝利必須の今節は、セルマ・バシャが先発に。開幕直前のオーストラリア女子代表との強化試合で左足首を負傷し、初戦を欠場していたが、[4-4-2]の左サイドハーフで攻撃にアクセントを加える。 ウジェニー・ル・ソマーが惜しいヘディングを放つなど、13分に序盤から攻勢の続くフランスは勢いのまま4分後に先手を取った。 中盤経由からフリーで受けた左サイドバックのサキナ・カルシャウィが早いタイミングでファーへクロスを送ると、カディディアトゥ・ディアニが頭で折り返してル・ソマーが流し込むようなヘッド。H・ルナール監督の就任に伴って代表に復帰したフランス女子歴代最多得点を誇るエースが、代表でのゴールを通算「90」へ伸ばし、試合を動かした。 一方、アメリカ女子代表を率いて北京オリンピック2008、ロンドンオリンピック2012と連覇を果たし、2011年ドイツ女子W杯もなでしこジャパンに次ぐ準優勝という成績を残した名将、ピア・スンドハーゲ監督率いるブラジル。初戦はアリ・ボルジェスのハットトリックなどで4-0とパナマ女子代表に貫録勝ちを収めたが、勝てばノックアウトステージ進出が決まるこの日はやや受け身に回ったか、追いかける展開に。 史上初のW杯6大会連続ゴールが懸かるマルタは初戦に続いてベンチスタートとなったが、[4-4-2]の2トップ、ジェイゼ・フェレイラとデビーニャによる前線からプレッシャーで徐々に流れを引き寄せると、23分にはデビーニャのラストパスからアドリアーナがフリーで右足のフィニッシュ。これは枠を外してしまったが、折り返しての58分に試合を振り出しに戻す。 左サイドの深い位置で時間を作り、細かいパス回しからボックス手前のケロリンがシュート。ディフレクションしたボールが裏へ抜けたデビーニャの下へこぼれると、巧みなコントロールから落ち着いて右隅へと流し込んだ。 追い付かれて以降は思うように前線にボールが収まらないフランス。その中で66分にはボランチの一角、グレイス・ゲヨロがボックス内に顔を出してのフィニッシュを見せるが、ブラジルもGKレティシアが好守を見せる。 これを機に今度はフランスの時間が増え始めると、83分に右CKからついに勝ち越す。バシャの正確なキックに合わせたのは、ファーへ回り込んでフリーとなったマークを振り切った187cmの長身ワンディ・ルナール。前監督との確執で一時は代表引退も示唆したキャプテンが値千金のヘディング弾で"レ・ブルー"に再びリードをもたらした。 再度のビハインドを負ったブラジルもマルタを含む3枚替えでゴールを目指すが、最終盤のFKも一歩及ばず。今会場最多を記録した4万9378人の観衆の前で、フランスが今大会初勝利を手にしている。 フランス女子代表 2-1 ブラジル女子代表 【フランス】 ウジェニー・ル・ソマー(前17) ワンディ・ルナール(後38) 【ブラジル】 デビーニャ(後13) 2023.07.29 21:17 Sat
3

ルナール再招へいのサウジアラビア代表が発表! 豪州&インドネシアとの重要なアウェイ連戦【2026年W杯アジア最終予選】

サウジアラビアサッカー連盟(SAFF)は6日、2026年の北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨むサウジアラビア代表メンバー27名を発表した。 ロベルト・マンチーニ前監督を解任し、2022年カタールW杯終了までエルヴェ・ルナール監督を再招へいしたサウジアラビア。ここまで1勝2分け1敗の3位に位置するチームは、今回のインターナショナルマッチウィークで14日にオーストリア代表とのアウェイゲーム、19日にインドネシア代表とのアウェイゲームを戦う。 その重要な一戦に向けてフランス人指揮官は、ローマのサウード・アブドゥルハミドや、サレム・アル・ドサリ、ファラス・アル・ブライカン、サスペンション明けのモハメド・カンノらを招集している。 今回発表されたサウジアラビア代表メンバーは以下の通り。 ◆サウジアラビア代表メンバー GK ハメド・アル・シャンキティ(アル・イテハド) アブドゥルラフマン・アル・サンビ(アル・アハリ) モハメド・アル・ルバイエ(アル・ヒラル) アハメド・アル・カサール(アル・カーディシーヤ) DF サウード・アブドゥルハミド(ローマ/イタリア) アリ・ラジャミ(アル・ナスル) スルタン・アル・ガーナム(アル・ナスル) アリ・アル・ブライヒ(アル・ヒラル) ハッサン・タンバクティ(アル・ヒラル) ヤセル・アル・シャフラニ(アル・ヒラル) アブドゥラー・アル・アムリ(アル・イテハド) ムハンナド・アル・シャンキティ(アル・イテハド) MF アイマン・ファラター(ダマク) サード・アル・ナセル(アル・タアーウン) ムサブ・アル・ジュワイル(アル・シャバブ) アブドゥラー・アル・ハイバリ(アル・ナスル) アブドゥレラー・アル・マルキ(アル・イテファク) モハメド・カンノ(アル・ヒラル) ナセル・アル・ドサリ(アル・ヒラル) サレム・アル・ドサリ(アル・ヒラル) サルマン・アル・ファラジュ(ネオム) マルワン・アル・サハフィ(ベールスホット/ベルギー) ファイセル・アル・ガムディ(ベールスホット/ベルギー) FW ファラス・アル・ブライカン(アル・アハリ) アブドゥラー・ラディフ(アル・イテファク) サレー・アル・シェフリ(アル・イテハド) アブドゥラー・アル・ハムダン(アル・ヒラル) 2024.11.07 08:15 Thu
4

「決定すればみんな忘れる」W杯出場へ難しいミッションが残るサウジアラビア、ルナール監督は日本代表戦へ「アジアでベストなチームと試合をする」

サウジアラビア代表のエルヴェ・ルナール監督が、日本代表戦へ向けてコメントした。 25日、2026年北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選でサウジアラビアは日本とアウェイで対戦する。 ここまで7試合を戦い3位につけるサウジアラビア。2位のオーストラリア代表との勝ち点差は「1」という状況。6月にはオーストラリアとの直接対決がある状況なだけに、ここで勝ち点を日本相手に取れると大きなアドバンテージとなる。 チームを立て直すために再就任したルナール監督。日本戦に向けては「明日の試合は我々にとって非常に重要だ。アジアでベストなチームと試合をすることは自覚している。ただ、ピッチの上で戦う準備はできている」と意気込んだ。 自身が再就任してからチームは上向き。「ガルフカップのスカッドはW杯予選のスカッドとは異なる。サウジアラビアに戻ってきたばかりであり、あの大会は色々と学ぶという意味で大事な大会だった」と、優勝は果たせなかった中で意味のある大会だったとコメント。20日は中国代表をホームで下しているが「中国との試合は良い試合だったが、それでも十分ではなかった。より多くのゴールを取るチャンスがあったのに取ることができなかった」と、勝利は良かったものの、1-0というスコアには不満を覚えたようだ。 そのサウジアラビアはケガ人が多く、ベストメンバーとは言えない状況だ。ルナール監督は「確かにケガ人はたくさんいるが、それがサッカーであり、我々が状況に慣れて調整していく必要がある」とコメント。「(中国戦で)足が攣った件に関しても、ラマダンの期間は選手たちにとって調整をすること、体調を整える事を簡単にはできないが、選手たちが自分たちでやらなければいけないことだ。明日に向けて準備を整える。明日のために色々と学んできた」と、現在ラマダン期間中ということが大きく影響しているとした。 W杯出場のためには乗り越えたい日本という壁。「明日は日本と試合をして、その後にバーレーンと試合をして、最後にホームでオーストラリアとの試合がある。2位に飛び上がるということはかなり厳しいと思っている」と、現状を分析。「日本は非常に規律が取れていて、日本サッカーの理念もよく知っているので、明日の試合で我々に対して100%をぶつけてくることはわかっている」と、手を抜いてくれる相手ではないことも理解しているとした。 サウジアラビアはこれまで6度W杯に出場。2010年、2014年は予選敗退の憂き目に遭っているが、2018年、2022年と連続で出場。アジアの強者としての自負もある中で、今回の予選では苦戦してしまった。 「もちろん状況は3年前とは異なるが、これがサッカーだ。いつも我々は状況に合わせて、強くなって戦い、2位以内になり直接本大会に出場できるようにしなければならない」 「予選の過程が難しかろうが、少し楽であろうが、とにかく予選を通過してW杯に出場することが大事だ。それが決定すれば、それまでのことはみんな忘れる」 とにかくW杯に出場することが重要だというルナール監督。日本代表が「W杯優勝」を目標に掲げていることについては「日本はとても良いチームだ。良いチームになれば、大きな野心を持つことが当たり前だ。W杯でチャンピオンになるということは、とても大きな野心だ。ただ、あれだけ質の高い選手が揃っており、将来は可能になるだろう」と、いずれは実現できるだろうと見解を述べることに。 ただ「明日はとても強いチームと我々は戦う。残り3試合しかなく、我々はこのグループの2位を目指して戦う。とてもタフな試合になることの準備はできている。サッカーでとても大事なことは自分たちを信じること、予選を通過できると信じることだ」と、そのチーム相手にしっかりと勝利することを考えて臨むと意気込んだ。 2025.03.24 22:35 Mon

サウジアラビア代表の人気記事ランキング

1

「C組はまさかの1強5弱」中国紙が豪州&サウジは“衰退”と位置付け「やっぱり日本、イラン、韓国ということ」

中国紙がオーストラリア代表、サウジアラビア代表について論じた。 W杯アジア最終予選は年内の日程を終え、C組は日本以外の5カ国が団子状態。首位日本が2位豪州に勝ち点「9」差をつけ、2位豪州から6位中国までは勝ち点「1」差という状況だ。 有力な突破候補と目された豪州&サウジが“6試合1勝”と躓いていることは、日本からすれば大変ありがたい結果。中国視点でも、W杯出場へ可能性が膨らむありがたい結果となる。 中国『新浪』が2024年を総括する感覚で、豪州とサウジを「衰退」と位置付けた。 「スタート前の予想通り、首位は日本。豪州とサウジのチーム力は、急速かつ大幅に低下しているようだ。我々中国やバーレーン、インドネシアではなく、W杯常連の豪州とサウジが監督交代に踏み切っているという点も興味深い」 「バーレーンとインドネシアが想定より優れたパフォーマンス。必ずしも順調とは言えないかもしれないが、それでもバーレーンは豪州、インドネシアはサウジから複数の得点を奪っている。C組が混沌とするはずである」 「他の組を含めた捉え方としては、やっぱり日本、イラン、韓国がアジア内のスーパーなのだ。C組は当初、3強3弱の『3+3』だと思われたが、実際は1強5弱『1+5』。スーパーチームを除き、他の国に大差なしということだ」 「豪州は最終予選6試合で70本のシュートを放ち、枠内19、ゴール5。シュート14本で1点と、ゴール前での効率が極めて低い」 「サウジの凋落は衝撃的。アジア杯2023の時点でタイ代表と0-0など衰退がみられたが、最終予選6試合で3ゴールは想像できなかった。彼らは壊滅的な最終結果に陥る可能性が高い」 2024.11.27 15:20 Wed
2

選手採点&寸評:日本代表 0-0 サウジアラビア代表【2026W杯アジア最終予選】

25日、2026北中米ワールドカップ(W杯)アジア最終予選C組第8節の日本代表vsサウジアラビア代表が行われ、0-0のドロー決着となった。 超ワールドサッカーの選手採点と寸評は以下の通り。 ▽日本代表採点[3-4-2-1] <div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/fom20250325jpn_ksa_tw.jpg" style="max-width: 100%;"></div><div style="text-align:right;font-size:0.9em;" id="cws_ad">©︎超ワールドサッカー<hr></div> ※採点は10点満点。及第点は「5.5」、「0.5」刻みで評価 ※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし GK1 鈴木彩艶 5.5 前回のバーレーン戦に続いて前後半ともプレー機会少なめ。ボールが来れば冷静にクールに対応を重ね、味方はその姿に安心したはずだ。 DF3 高井幸大 6.0 守備時は冷静にハードに対応し、ビルドアップ面では身体の向きと球離れが◎。今後も継続的に招集して“苦しい経験”を積ませたい。 DF4 板倉滉 5.5 ビルドアップ時は若い高井へ積極的にボールを預けつつ、何度かあったロングボール1本への守備対応では伊藤を含めた3枚で連携した。 DF21 伊藤洋輝 5.5 現布陣での実戦を増やし、周囲と呼吸を合わせていきたいところ。攻撃時に機を見て高い位置を取り、左足の質に疑いの余地はない。 MF6 遠藤航 5.5 いつも通りチームの心臓としてプレー。 →MF19 旗手怜央 5.5 途中出場で当初はシャドー、最後はボランチとしてプレー。南野への良質な浮き玉はオフサイドも、旗手をボランチ起用するメリットか。 MF17 田中碧 5.5 イングランド移籍でプレーの幅を広げるも、今回、成熟した“遠藤&守田”の牙城を崩す足がかりとまではいかず。ここには明確な序列が。 MF2 菅原由勢 5.5 今予選初先発。攻守でソツなくプレーも試合を動かすプレーはなし。試合中にファブリツィオ・ロマーノ氏がナポリからの関心をポスト。 →MF14 伊東純也 5.5 やはり“そこにいるだけで”危険な存在。サウジが守備意識を急速に高める要因となった。 MF13 中村敬斗 5.0 独力での突破能力はさておき、チームプレーで打開を図る際の冷静さがもうひとつ。今日はクロスがことごとくゴールラインを割った。 MF20 久保建英 5.5 攻守で豊富な運動量。強烈な左足シュートも。ただし、今日は62分でお役御免ということに。 →MF10 堂安律 5.0 久保との交代で出場したことにより、シャドーとしてプレー。決定的な仕事に至らず。 MF15 鎌田大地 5.5 各所に顔を出して奮闘。遠藤の交代に伴うボランチとしての短い時間の中では、伊東への鋭いスルーパスを披露した。 →MF8 南野拓実 - 出場時間が短いので採点なし FW11 前田大然 5.5 世界最高レベルのチェイシング能力。1トップとしてはポストワークで貢献するタイプではないが、やはり前田の価値は大きい。 →FW9 古橋亨梧 5.5 現代表で古橋を活かすには、ヒトの配置を含めた多くのマイナーチェンジ、選手間の意識共有、連携の強化が必要か。 監督 森保一 5.0 交代策ハマらず。 ★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ 高井幸大(日本) 理屈抜きに「また見たい!」と思わせた弱冠20歳の192cmセンターバック。上述の通り、継続的に招集して“苦しい経験”を積ませたい。 2025.03.25 22:27 Tue
3

アジア王者のアル・ヒラルがサウジ代表GKアル=オワイスを完全移籍で獲得、元サウジ代表SBも獲得

アジア王者でもあるサウジアラビアのアル・ヒラルが、アル・アハリのサウジアラビア代表GKモハメド・アル=オワイス(30)、アル・ナスルの元サウジアラビア代表DFアブドゥラフマン・アル=オバイド(28)の獲得を発表した。 2021シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL )を制したアル・ヒラル。獲得したアル=オワイスは、アル・シャバブ、アル・アハリでプレーしていた。 これまでプロフェッショナル・リーグ(サウジアラビア1部)で123試合に出場。現在のサウジアラビア代表の正守護神であり、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア予選でも2次予選、最終予選とプレー。10月の日本代表戦でもゴールを守っていた。 アル=オバイドは、アル・カーディシーヤ、アル・ナスルでプレー。左サイドバックを主戦場に。これまでプロフェッショナル・リーグで125試合に出場し4ゴール14アシストを記録している。 2016年にはサウジアラビア代表にも招集し、2019年以降は慣れているが5試合に出場していた。 なお、ともに契約は2025年まで。アル・ヒラルは、2月にはクラブ・ワールドカップに出場する。 2022.01.12 11:45 Wed
4

サウジアラビアに痛手…アルゼンチン戦で負傷した主将MFアル・ファラジュがチームを離脱

サウジアラビア代表は27日、主将のMFサルマン・アル・ファラジュがカタール・ワールドカップ(W杯)の代表チームから離脱したことを発表した。 アル・ファラジュは、22日に行われたグループC第1節のアルゼンチン代表戦に先発出場。しかし、前半終了間際に右すねを負傷し、そのままMFナワフ・アル・アビドとの交代を余儀なくされていた。 サウジアラビアサッカー連盟(SAFF)によれば、その後の検査でアル・ファラジュは右脛骨の損傷と診断されており、大会中の復帰が難しい状態となっていた。 サウジアラビアを率いるエルヴェ・ルナール監督は、同代表の公式ツイッターで「カタールW杯の残りの活動に参加できないというメディカルチームの判断を受け、アル・ファラジュにトレーニングキャンプから離れる許可を出した」とコメントした。 初戦のアルゼンチン戦で金星を挙げ、2戦目のポーランド代表相手にも優勢に試合を進める健闘を見せたサウジアラビアは、30日にベスト16進出を懸けてメキシコ代表との最終節に臨む。 2022.11.28 00:15 Mon
5

猛反発受けたサウジアラビアの女子W杯スポンサーはなし、FIFA会長は批判に疑問「理解できないダブルスタンダードがある」

国際サッカー連盟(FIFA)が、今夏行われる女子ワールドカップ(W杯)に関して、サウジアラビアがスポンサーにならないことを発表した。 オーストラリアとニュージーランドの共催で行われる女子W杯。なでしこジャパンも参加し、2011年以来の世界一を目指す。 その女子W杯ではサウジアラビアの観光部門である「Visit Saudi」がスポンサーになることが計画されていたが、開催国であるオーストラリアとニュージーランド、さらには多くの選手やスポンサーから猛反発を受けていた。 FIFAはルワンダでカンファレンスを行っており、ジャンニ・インファンティーノ会長が2027年までの再選を果たしていたが、その中でサウジアラビアと協議していたことを明かし、契約に至らなかったとした。 「結局、この話し合いは契約には至らなかった。だから、くだらない議論だった」 「FIFAは211カ国の組織であり、我々にとってはどの国も同じだ。サウジアラビア、中国、アメリカ、ブラジル、インドからスポンサーを獲得することは、何も悪いことではない」 また、インファンティーノ会長はすでに国際貿易があることを例に挙げ、スポンサーになることに何が問題なのか、批判の基準が曖昧だとした。 「オーストラリアに関して言えば、彼らはサウジアラビアと年間15億ドル(約2000億円)相当の貿易を行っている。これは問題ないのだろうか?」 「私には本当に理解できないダブルスタンダードがある。問題はなく、契約もないが、サウジアラビアのスポンサーやカタールのスポンサーを女子サッカー全般にどのように関与させることができるかを検討したいと思っている」 2023.03.17 13:05 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly