チェリクがアスレティックとのEL2ndレグを欠場…1stレグで左太モモを負傷
2025.03.11 13:00 Tue
ローマのトルコ代表DFメーメト・ゼキ・チェリクが、13日に行われるヨーロッパリーグ(EL)ラウンド16・2ndレグのアスレティック・ビルバオ戦を欠場する見込みだ。イタリア『スカイ』が報じている。
2022年夏からローマで活躍するチェリクは今季、本職の右SBに加え、センターバックや右MFでプレーするなど、その高いユーティリティ性でダニエレ・デ・ロッシ、イバン・ユリッチ、クラウディオ・ラニエリという3人の指揮官の信頼を獲得し、ここまで公式戦35試合に出場し1ゴール3アシストを記録していた。
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1週間前にホームで行われた1stレグを2-1で勝利したローマ。この試合にフル出場したチェリクだが、この試合で左足を負傷。直近のエンポリ戦でも招集外となっていた。『スカイ』によれば、検査を受けたチェリクは左太モモの大腿二頭筋の関節腱にグレードIの損傷が見つかったとのこと。なお離脱期間は不明だが、13日にアウェイで行われる2ndレグのアスレティック戦には間に合わないとのことだ。PR
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14日、ユーロ2024がいよいよ開幕。ドイツで行われる今大会は24カ国が出場し、7月14日までの1カ月間開催される。 今大会には最後の国際大会になる選手や、所属クラブで躍動した若手選手まで、622名の選手にプレーの可能性がある状況。出場24カ国を注目選手と共に紹介していく。 <span class="paragraph-subtitle">■トルコ代表</span> 出場回数:3大会連続6回目 最高成績:ベスト4(2008) ユーロ2020結果:グループステージ敗退 予選結果:グループD・1位 監督:ヴィンチェンツォ・モンテッラ <span style="font-weight:800">◆注目選手</span> MFアルダ・ギュレル(レアル・マドリー) 2005年2月25日(19歳) 3大会連続でユーロに出場したトルコ。チームを指揮するモンテッラ監督は、イタリア代表として多くの経験があり、指揮官としても結果を残している。 チームとの中心選手は10番を背負うMFハカン・チャルハノール。かつてはFKの名手という部分が脚光を浴びたが、インテルで元々持っていたテクニックに加え、ゲームコントロール力を身につけた。モンテッラ監督も絶賛する力を持ち合わせている。 キャリアの最盛期とも言えるチャルハノールだが、注目したいのはアルダ・ギュレル。“トルコのメッシ”という異名を持つ19歳は、当初の予定を早めてマドリーが獲得したほどの逸材。ただ、ケガで大きく出遅れた1年目のシーズンは、苦しい戦いが続いた。 それでもラ・リーガ10試合で6ゴールと才能は本物であることを証明。先輩チャルハノールと呼応しながら、このユーロの舞台で才能が花開き、大きな注目を集める可能性もあるスター候補生。トルコの次世代を担う逸材の活躍は、チームの結果にも繋がることだろう。 <span style="font-weight:800">◆試合日程</span> ▽6月18日(火) 《25:00》 【F】トルコ代表 vs ジョージア代表 ▽6月22日(土) 《25:00》 【F】トルコ代表 vs ポルトガル代表 ▽6月26日(水) 《28:00》 【F】チェコ代表 vs トルコ代表 <span style="font-weight:800">◆招集メンバー</span> GK 1.メルト・ギュノク(ベジクタシュ) 12.アルタイ・バユンドゥル(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド) 23.ウギュルジャン・チャクル(トラブゾンスポル) DF 2.メーメト・ゼキ・チェリク(ローマ/イタリア) 3.メリフ・デミラル(アル・アハリ/サウジアラビア) 4.サメト・アカイドゥン(パナシナイコス/ギリシャ) 13.アフメジャン・カプラン(アヤックス/オランダ) 14.アブドゥルケリム・バルダクチ(ガラタサライ) 18.メルト・ミュルドゥル(フェネルバフチェ) 20.フェルディ・カディオグル(フェネルバフチェ) MF 5.オカイ・ヨクシュル(WBA/イングランド) 6.オルクン・コクチュ(ベンフィカ/ポルトガル) 10.ハカン・チャルハノール(インテル/イタリア) 15.サリフ・エズジャン(ドルトムント/ドイツ) 16.イスマイル・ユクセク(フェネルバフチェ) 22.カーン・アイハン(ガラタサライ) FW 7.ケレム・アクトゥルコール(ガラタサライ) 8.アルダ・ギュレル(レアル・マドリー/スペイン) 9.ジェンク・トスン(ベシクタシュ) 11.ユスフ・ヤズジュ(リール/フランス) 17.イルファン・ジャン・カフヴェジ(フェネルバフチェ) 19.ケナン・ユルドゥズ(ユベントス/イタリア) 21.バリシュ・ユルマズ(ガラタサライ) 24.セミ・クルチソイ(ベシクタシュ) 25.ユヌス・アクギュン(レスター・シティ/イングランド) 26.ベルトゥ・ユルデュルム(スタッド・レンヌ/フランス) <span class="paragraph-title">【動画】トルコ産の天才、アルダ・ギュレルプレー集</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="msGvPESDx30";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2024.06.18 17:30 Tue2
「選手には試合後にあいさつさえしてほしくなかった」ラニエリ監督がポルト戦のレフェリングに激怒
ローマのクラウディオ・ラニエリ監督が、ポルト戦でのレフェリングへの憤りを示した。イタリア『スカイ・スポルト』が伝えている。 ローマは13日、エスタディオ・ド・ドラゴンで行われたヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ1stレグでポルトと対戦し、1-1で引き分けた。 今シーズンのELでは鬼門となるアウェイゲームで初勝利を目指したローマ。球際での攻防が強調されるクローズな展開のなか、前半終了間際にはDFメーメト・ゼキ・チェリクのゴールで先制に成功した。 後半も優勢に試合を進めていたが、67分に相手GKのゴールキックを起点に同点ゴールを許すと、直後の72分にはMFブライアン・クリスタンテが2枚目のイエローカードを受けて退場に。それでも、割り切った守備で前がかりな相手の攻勢を撥ね返し続け、最低限のドローという結果を持ち帰った。 同試合後、ラニエリ監督は「素晴らしいフットボールの試合だったと思う。我々は勝つためにここに来た。本当に良いプレーをした。プレーヤーのパフォーマンスに満足している」と、自チームのパフォーマンスを称えた。 一方、クリスタンテの退場を含め自チームに8枚のイエローカードを掲示した上、失点直前に準備していた選手交代を無視したドイツ人のトビアス・シュティーラー主審ら審判団のレフェリングへの憤りを示した。 「ポルトが得点する前に、我々は選手交代を要求した。ラインズマンは選手交代について把握していたが、試合は中断されなかった」 「コーナーで交代を要求し、ボールがアウトになったので2回目の交代を要求した。すると彼は『いや、試合を続ける』と言った。どういう意味だ?これは何だ?」 「(判定が)偏っていると感じていたか? 私はプレーヤーに、決して抗議しないようにと警告していた。なぜなら、彼はそういうふうに審判をするからだ。審判は自分の仕事をしているし、彼は自分がうまくやったと確信している。しかし、我々にはイエローカードが8枚、レッドカードが1枚…いくつかは公平だったが、誤解しないでほしいが、最初からこのようにプレーヤーをイライラさせることはできない」 また、試合後に激高した様子で審判団と選手の間に割って入っていた指揮官は、「私はプレーヤーに(審判に対して)あいさつさえしてほしくなかった。彼はあいさつを受けるに値しない。国際試合でこんなのを見るなんて…もう終わりだ、次へ進むしかない」と、その意図について説明した。 さらに、怒りの矛先は欧州サッカー連盟(UEFA)で審判委員長を務める同胞のロベルト・ロゼッティ氏にも及んだ。 「私が我慢できないのは、全世界が高潔で誠実な人物だと知っているロゼッティ氏が、アウェイチームが22試合で9回しか引き分けにできなかった審判をポルトに派遣したということだ。残りはすべてホーム側の勝利だった」 「あなた(ロゼッティ氏)は高潔だが、このことを知っていたのか? 雰囲気は熱く、観客は大声で叫び、審判は彼らの方向に動く。そんな人物をこの試合に任命したのか? 理解できない」 「(皮肉の意味で)今日は審判のせいでも、ロゼッティのせいでもない。彼はただ、もう少し慎重に指名する必要があるだけだ」 近年は好々爺の印象が強いラニエリ監督だが、今回の一戦での様々なレフェリングに対しては相当腹に据えかねたようで、いつになく攻撃的な言動が目立った。 この一件によって、より審判団に圧力がかかるスタディオ・オリンピコでのリターンレグは20日開催される。 2025.02.14 10:00 Fri3
ローマがトルコ代表DFチェリク獲得を発表! 20-21はリールでリーグ・アン制覇の右SB
セリエAのローマは5日、リールからトルコ代表DFメーメト・ゼキ・チェリク(25)の獲得を発表した。契約は2026年6月までで、背番号は「19」となる。 チェリクは2018年夏からリールに在籍し、公式戦通算143試合8得点14アシストを記録。2020-21シーズンはリーグ・アン優勝にも貢献した。また、トルコ代表としては昨夏のユーロ2020にも出場し、通算32試合2得点を記録している。 チェリクはローマ公式サイトを通じて意気込みを語っている。 「ローマのように大きなクラブでプレーする機会をもらえて光栄だよ。僕には大きな野心があり、チームの成功に貢献したいと思っているよ」 「僕はとても集中していて、ローマのために戦う準備ができている。決して諦めず、ピッチ上で全力を注ぐ僕を見せるよ」 ローマは元セルビア代表MFネマニャ・マティッチらに続いて、チェリクが今夏3人目の新戦力となる。 なお、イタリア『スカイ』によると、移籍金は700万ユーロ(約9億9000万円)。年俸は200万ユーロ(約2億8000万円)のようだ。 2022.07.05 17:24 Tue4
PO屈指の強豪対決初戦はドロー決着…10人ローマがポルトの攻勢凌いでホームへ帰還【EL】
ヨーロッパリーグ(EL)のノックアウトフェーズ・プレーオフ1stレグ、ポルトvsローマが13日にエスタディオ・ド・ドラゴンで行われ、1-1のドローに終わった。 近年ELで最も安定した成績を残すクラブのローマだが、今季リーグフェーズでは15位フィニッシュ。今回のプレーオフでは18位のポルトとの対戦となった。直近6勝2分けとセリエAで安定した成績を残すラニエリのチームは、今季EL未勝利の鬼門アウェイゲームで先勝を狙った。直近のヴェネツィア戦からは先発3人を変更。負傷のレンシュと登録外のグルナ=ドゥアトに代えてサーレマーケルス、マヌ・コネを起用し、エル・シャーラウィに代えてペッレグリーニを起用した。 今ラウンド屈指の強豪対決は立ち上がりから一進一退の攻防となる。ともに人を意識したタイトな守備で球際での局地戦が強調される展開のなか、10分過ぎにはボックス内でモラ、ディバラと決定機が訪れるが、ここは仕留め切れない。 序盤以降は中盤での潰し合いがメインに。激しい球際の攻防もあってエキサイトするシーンが多く両チーム合わせて6枚のカードが乱発されるなか、ローマにアクシデントが発生。バレラとの接触プレーでヒザを痛めていたディバラが一度はプレーに復帰していたものの、40分にバルダンツィとの交代でピッチを後にした。 エースの負傷交代で嫌な空気が流れたアウェイチームだったが、結果的にこの交代が先制点に繋がる。前半アディショナルタイム5分、相手陣内中央でバレラを潰したバルダンツィを起点にショートカウンターに持ち込むと、右サイド深くに抜け出したサーレマーケルスの折り返しはDFのブロックに遭うが、ゴール右にこぼれたところに猛スプリントで詰めたチェリクが気迫の右足シュートで待望の加入後初ゴールを奪い、前半ラストプレーで先手を奪った。 迎えた後半、カードトラブルを避けるべくサーレマーケルス、コネを下げてエル・シャーラウィ、ピジッリをハーフタイム明けに投入したローマ。開始直後にはフランシスコ・モウラに決定機を許したが、以降はサイドを起点に良い形で押し込んで追加点に迫っていく。 一方、流れが悪いポルトは63分に2枚替えを敢行。モラとバレラを下げてペペー、ファビオ・シウバとより攻撃的な2選手をピッチへ送り出した。すると、この交代策が同点ゴールをもたらす。 67分、直前にクリスタンテの決定的なヘディングシュートをビッグセーブで凌いだGKジオゴ・コスタが左サイドのスペースへ絶妙なフィードを通すと、ボックス内に抜け出したペペーがDF2枚相手に粘ってボックス付近にボールがこぼれると、フランシスコ・モウラのミドルシュートが相手DFにディフレクトしてGKスヴィラルの反応の逆を突く形でゴールネットに突き刺さった。 1-1の振り出しに戻った試合はよりオープンになると、72分にはファビオ・ヴィエイラの抜け出しをファウルで止めたクリスタンテに2枚目のカードが出て退場に。追いついたポルトが数的優位を手にした。 ここから試合は勝ち点3を目指して前がかるポルト、1-1でのゲームクローズを目指すローマという構図が明確に。そのなかでホームチームは攻撃的なカードを次々に切って相手の堅守攻略を図るが、ボックス内に人数をかけるローマの集中した対応を前にゴールが遠かった。 そして、試合はこのまま1-1でタイムアップを迎え、今ラウンド屈指の強豪対決の初戦はドロー決着。追いつかれたものの、数的優位で耐え切ったローマが若干のアドバンテージを持って1週間後に行われるホームでの2ndレグを迎えることになった。 ポルト 1-1 ローマ 【ポルト】 フランシスコ・モウラ(後22) 【ローマ】 メーメト・ゼキ・チェリク(前50) 2025.02.14 07:07 Friローマの人気記事ランキング
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ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・1stレグが6日に開催される。日本人選手所属クラブと強豪クラブを中心に、ベスト8進出を懸けた初戦の展望を紹介していく。 ◆ラウンド16 1stレグ ▽3/6(木) 《26:45》 フェネルバフチェ vs レンジャーズ FCSB vs リヨン AZ vs トッテナム レアル・ソシエダ vs マンチェスター・ユナイテッド 《29:00》 ボデ/グリムト vs オリンピアコス アヤックス vs フランクフルト ビクトリア・プルゼニ vs ラツィオ ローマ vs アスレティック・ビルバオ ◆久保&毎熊がプレミア強豪に挑む 今回のプレーオフにはレアル・ソシエダのMF久保建英、AZのDF毎熊晟矢が参戦する。 ミッティランとのプレーオフを連勝で突破したソシエダは、リーグフェーズを3位フィニッシュしたマンチェスター・ユナイテッドと対戦する。両者は2022-23シーズンのELグループステージで対戦しており、その際の戦績は1勝1敗のイーブンだった。 デンマークの強豪とのプレーオフは、久保のスーペルゴラッソやMFブライス・メンデスらの活躍によって2戦合計7-3の快勝を収めたラ・レアル。ただ、直近のラ・リーガではサスペンションの久保ら一部主力不在に加え、前半のDFエルストンド退場が響いて0-4の惨敗。まさかのシュート0本の無抵抗によって、コパ・デル・レイに続く無得点での公式戦連敗となった。 その敗戦からバウンスバックを図る一戦では休養十分の久保らの復帰によって現状のベストメンバーを組める状況となり、攻守両面で小さくない問題を抱えるアウェイチームにアグレッシブな姿勢で臨み、先勝といきたい。[3-4-2-1]を採用する赤い悪魔はDFドルグ、DFマズラウィ辺りを左サイドで起用する可能性が高く、久保としては機動力がある相手の守備陣の矢印を折るような仕掛けからアシスト、ゴールに絡みたい。 対戦相手のユナイテッドはプレミアリーグで14位に低迷。さらに、前回王者として臨んだFAカップでは5回戦でフルアムにPK戦の末に敗れて連覇の夢が早々に潰えることに。今季獲得可能なタイトルであり、来季チャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得への唯一のチャンスが今大会と、より重圧がかかる状況だ。ただ、ここに来て負傷者続出のチームではDFマグワイア、MFウガルテが新たに不在となり、ここ数試合で存在感示す17歳FWチド・オビも登録外となり、ここ数試合不興を買うFWホイルンドやFWザークツィー、FWガルナチョらアタッカー陣の奮起が求められるところだ。 トルコの強豪ガラタサライとのプレーオフを2戦合計6-3で制したAZ。2ndレグでは毎熊も1ゴールを記録し、チームの突破に大きな貢献を示した。そのオランダの強豪は今ラウンドで、リーグフェーズでも対戦したスパーズと再戦する。 その前回対戦ではアウェイで0-1の敗戦。毎熊は若手FWムーアに翻弄されるなど厳しいパフォーマンスとなっており、今回のリターンマッチでは古巣対戦となるFWパロットとともにリベンジを果たしたい。ただ、チームは直近のヘーレンフェーン戦で1-3の大敗を喫しており、守備面の立て直しを含め慎重な入りが求められる。 対するスパーズはユナイテッド同様にリーグ13位低迷に加え、2つの国内カップも敗退。ポステコグルー体制継続にはELのタイトルが必要な状況だ。ここ数試合では離脱者の復帰とともに復調の気配を示したが、リーグ前節はマンチェスター・シティに競り負けて連勝が「3」でストップ。FAカップ敗退に伴い、先週末は試合がなくフレッシュな状態で臨める今回の一戦ではリバウンドメンタリティを示したい。MFクルゼフスキが離脱を強いられた一方、DFロメロ、DFファン・デ・フェン、FWソランケと3人の主力が待望のメンバー入りを果たしており、スカッドに厚みが増したなかでオーストラリア人指揮官の用兵に注目したい。 ◆ローマvsアスレティックの再戦 前述の2カード以外でもノックアウトフェーズに相応しい強豪対決が開催される。 そのなかで最注目はいずれも優勝候補の一角に挙がるローマと、アスレティックの一戦。なお、両者はリーグフェーズの開幕節で対戦し、1-1のドロー決着となっていた。 ポルトとの拮抗したプレーオフを2戦合計4-3で制したローマ。“修理屋”の異名を持つラニエリ監督の下で完全に生まれ変わったチームは、直近のセリエAで7勝4分けの11戦無敗を継続。前節のコモ戦では途中投入2選手のゴールで見事な2-1の逆転勝利。今季初の4連勝を達成。準主力や新戦力の台頭で総合力を増しており、ようやくEL優勝候補らしい強さを取り戻している。 一方のアスレティックはリーグフェーズを首位のラツィオと同勝ち点の2位フィニッシュ。さらに、バルセロナとマドリードの2強による熾烈な三つ巴のタイトルレースが続くラ・リーガではオトラ・リーガの主役として4位をキープ。直近のアトレティコ・マドリー戦では0-1で惜敗しリーグ17戦ぶりの黒星を喫したが、その前のバジャドリー戦では7-1の圧勝と状態はいい。また、今季のELファイナルの開催地はサン・マメスとモチベーションはすこぶる高く、難所オリンピコでの今回の1stレグでも臆せず、アグレッシブな姿を見せてくれるはずだ。 また、大会優勝経験があり、国内リーグでも上位に位置するアヤックスvsフランクフルトも注目カードだ。 智将ファリオーリ監督の下、今季のエールディビジでは2位以下に8ポイント差を付けて首位を快走するアヤックス。ELのリーグフェーズでは12位フィニッシュもプレーオフでは延長戦までもつれ込んだサン=ジロワーズとの激闘を制してラウンド16進出。絶対的な存在はいないが、各ポジションにバランスよく若手・中堅・ベテランの実力者が顔を揃え、若き戦術家の手腕含めて好チームに仕上がってきた。 対するフランクフルトはリーグフェーズを5位フィニッシュ。ブンデスリーガでは今冬の移籍市場でエースFWマーモウシュを引き抜かれた影響で1月半ば以降は急失速も、実力および経験値は申し分ない。直近はバイエルン、レバークーゼンという2強にいずれも2失点して連敗しているが、MFラーションやFWエキティケらが本来の力を発揮できれば、勝機は十二分にあるはずだ。 リーグフェーズを堂々の首位で突破したラツィオは、フェレンツヴァーローシュを破って16強入りのビクトリア・プルゼニと対戦。コッパ・イタリア敗退やセリエAでは後半戦に入って失速気味も、直近のミラン戦では後半アディショナルタイムの劇的な2-1の勝利で公式戦4試合ぶりの白星を奪取。引き続きやや選手層に不安はあるものの、本来の強さと勝負強さを取り戻して今回のラウンド16初戦に臨む。 その他ではここ最近トルコ国内で大きな騒動に巻き込まれたモウリーニョ監督率いるフェネルバフチェと、クレメント監督解任に踏み切ったスコットランド屈指の名門レンジャーズの強豪対決。同じく指揮官フォンセカが国内の審判威圧問題で9カ月のベンチ入り禁止処分を科されたリヨンの一戦にも注目だ。 2025.03.06 19:00 Thu2
ローマ&ラツィオがいずれも後半ラストプレー弾で劇的先勝! フランクフルトが敵地でアヤックスに逆転勝ち【ELまとめ】
ヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16・1stレグが6日に行われた。 リーグフェーズを1位~8位で終えたストレートイン8チームと、プレーオフを制した8チームがホーム&アウェイ形式で準々決勝進出を争うラウンド16。 今ラウンド屈指の好カードとなったローマvsアスレティック・ビルバオは、ホームのローマが2-1で先勝した。 ともにリーグ戦でも好調を維持する両雄によるリーグフェーズ以来の再戦。前半はローマがディバラ、アスレティックがサンナディと前線のキープレーヤーが存在感を示したなか、拮抗した攻防を見せる。 ビビアンの負傷交代などアクシデントに見舞われたアスレティックがリズムを掴めないなか、ボールの主導権を握ったローマはディバラに加えて、昨季ラ・リーガ得点王のドフビクが存在感を増して攻撃に厚みを与えていく。なかなかフィニッシュまで持ち込めずにいたものの、41分にはボックス内でのバルダンツィの正確なマイナスの落としに反応したディバラにビッグチャンス。だが、狙いすました左足シュートはクロスバーを叩いて先制点奪取には至らず。 球際の攻防が強調されたゴールレスの前半を経て試合は後半に突入。引き続き堅い展開が想定されたなか、早い時間帯にスコアが動く。50分、デ・マルコスの右CKをボックス中央のパレデスが頭でファーへ流すと、これに詰めたイニャキ・ウィリアムズが頭で押し込み、アスレティックが敵地で先手を奪った。 しかし、失点後に一気に攻撃姿勢を強めたローマはバルダンツィ、ピジッリと連続で決定的なシュートを放つと、56分には相手陣内での潰しからコレクティブなカウンターを発動。3バック右のチェリクがボックス右に持ち込んでマイナスの折り返しを入れると、ファーに走り込んだアンヘリーニョが利き足とは逆の右足ダイレクトシュート。左ポストの内側を掠めたボールがゴールネットに吸い込まれた。 1-1の振り出しに戻った試合は互いにメンバーを入れ替えながら、後半半ばから終盤にかけても拮抗。ホームでより勝利が必要なローマはディバラとドフビクら前線を総入れ替えし、攻勢を強めていく。 後半終盤の85分にはジェライが2枚目のイエローカードで退場となり、専守防衛のアスレティックに対して、ホームのローマが猛攻を仕掛ける。だが、サーレマーケルスやスーレの際どいシュートは相手守備に阻まれたが、後半ラストプレーで劇的ゴールが生まれた。 94分、ボックス手前右でサーレマーケルスがゴール前の密集に差し込んだ縦パスをエルドル・ショムロドフが反転から左足シュートをゴール左隅に流し込んだ。そして、この直後に試合はタイムアップを迎え、ローマが劇的な形で先勝に成功した。 また、アヤックスvsフランクフルトは、アウェイのフランクフルトが1-2で逆転勝利した。 ともに優勝経験があり、国内リーグでも上位に位置する強豪同士の一戦は、前半にブロビー、ラーションと互いにセットプレー流れからゴールをこじ開け、1-1のイーブンで後半に折り返す。後半はホームのアヤックスが優勢に進めていたが、70分には鮮やかなカウンターから右サイドを突破したクナウフからの折り返しに反応したスクヒリが右足シュートを流し込み、フランクフルトが逆転に成功。そのまま逃げ切ったブンデスリーガのチームが敵地で先勝した。 リーグフェーズ首位通過のラツィオは、ビクトリア・プルゼニとのアウェイゲームに臨み、2-1で先勝した。 ロマニョーリのゴールで先制に成功したラツィオだったが、後半に相手のセットプレーからゴールを奪われて1-1の振り出しに戻される。 さらに、後半半ば過ぎにロベッラが危険なハイキック、後半アディショナルタイムにはジゴが足裏を見せた危険なタックルでいずれも一発退場。9人での戦いを強いられたが、後半ラストプレーとなった98分にカウンターではボックス右でゲンドゥージのパスを受けたイサクセンが見事な左足コントロールシュートを左隅に突き刺し、2人の数的不利を撥ね返す劇的な勝利を飾った。 また、MF久保建英のレアル・ソシエダ、DF毎熊晟矢のAZはいずれもプレミアリーグの強豪2チームに挑んだ。 久保が先発出場したソシエダはマンチェスター・ユナイテッドとホームで1-1のドロー、毎熊がフル出場したAZはホームでトッテナムに1-0で先勝した。 その他ではファーガソン暫定体制のレンジャーズがモウリーニョ率いるフェネルバフチェとのアウェイゲームで1-3の先勝。リヨンはFCSBとのアウェイゲームを後半終盤のフォファナの連続ゴールによって同じく1-3のスコアで先勝している。 ◆ラウンド16 1stレグ ▽3/6(木) フェネルバフチェ 1-3 レンジャーズ FCSB 1-3 リヨン AZ 1-0 トッテナム レアル・ソシエダ 1-1 マンチェスター・ユナイテッド ボデ/グリムト 3-0 オリンピアコス アヤックス 1-2 フランクフルト ビクトリア・プルゼニ 1-2 ラツィオ ローマ 2-1 アスレティック・ビルバオ 2025.03.07 07:15 Fri3
スーレ電光石火弾のローマがウノゼロでリーグ5連勝! 一部主力温存でELアスレティック戦に弾み【セリエA】
セリエA第28節、エンポリvsローマが9日にスタディオ・カルロ・カステラーニで行われ、アウェイのローマが0-1で勝利した。 前節、コモに2-1で逆転勝利し、リーグ4連勝とともに11戦無敗とした8位のローマ。続くヨーロッパリーグ(EL)のラウンド16初戦ではアスレティック・ビルバオに後半ラストプレーのゴールで劇的2-1の逆転勝利。好調を維持している。 週明けにアウェイでのリターンレグを控えるなか、降格圏の18位エンポリのホームに乗り込んだ一戦ではGKスヴィラル、エンディカを除く先発9人を変更。ネルソンやアブドゥルハミド、サラー=エディンら控え選手を起用し、前線はスーレ、ショムロドフ、ペッレグリーニのトリデンテとなった。 試合は開始早々にローマが動かす。キックオフから20秒過ぎ、相手のバックパスを前線で奪ったショムロドフがタメを作って左に展開。サラー=エディンが正確な折り返しを入れると、ファーで収めたスーレが得意の左足シュートをゴール右隅に突き刺した。 好調スーレの電光石火弾で最高のスタートを切ったローマ。直後にはデ・シリオの強烈なミドルシュートでピンチを迎えたが、ここはGKスヴィラルの好守で凌ぐ。以降はボールもゲームも支配し、優勢に進めていく。 22分には前線で良いアクセントを付けていたペッレグリーニの左足シュートで2度目の決定機を作ると、前半30分過ぎには畳みかける攻めを見せる。36分にはボックス内でのペッレグリーニの完璧なマイナスの落としに反応したショムロドフのダイレクトシュート、39分にはスーレのスルーパスでラインブレイクしたマヌ・コネがGKをかわして右足シュートを放ったが、いずれも枠を叩いて2点目とはならず。 前半終了間際にもショムロドフのゴール前でのドンピシャヘッドがGKシルベストリの好守に阻まれ、相手を圧倒しながらも追加点を奪えずに試合を折り返した。 後半も立ち上がりから主導権を握るなか、ペッレグリーニらに決定機が訪れるが、GKシルベストリの好守に手を焼く。65分過ぎにはアンヘリーニョやレンシュ、クリスタンテを一気に投入。さらに、ショムロドフを下げてドフビクをピッチに送り出し、主力のプレータイムをコントロールしながらトドメの2点目を目指す。 エンポリが前がかるなか、試合終盤にはバルダンツィやドフビクにも決定機が訪れたものの、最後まで2点目が遠かったローマ。それでも、後半ラストプレーのクアメのヘディングシュート以外に見せ場を作らせない安定した試合運びでウノゼロ勝利。リーグ連勝を「5」に伸ばしたジャッロロッシが、良い形で週明けの大一番に臨むことになった。 エンポリ 0-1 ローマ 【ローマ】 マティアス・スーレ(前1) 2025.03.10 04:02 Mon4
ディバラがサウジアラビア電撃移籍へ…ナチョやオーバ加入のアル・カーディシーヤと交渉進行中
ローマのアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラ(30)が、サウジアラビアのアル・カーディシーヤに電撃移籍する可能性が高まっている。イタリア『ジャンルカ・ディ・マルツィオ』など複数国内メディアが報じている。 2022年7月、ユベントスから加入したディバラ。2023-24シーズンはケガがありながらもセリエAで28試合に出場し、13ゴール9アシストを記録。指揮官がジョゼ・モウリーニョ監督からダニエレ・デ・ロッシ監督に交代してもエースを担った。 ただ、今夏の移籍市場でクラブはユベントスからU-23アルゼンチン代表FWマティアス・スーレと同じ左利きで右ウイングを主戦場とするアタッカーを獲得。当初はラ・ホヤを“ファルソ・ヌエベ”で起用するプランもあったが、ウクライナ代表FWアルテム・ドフビクの獲得によってその可能性は低くなっていた。 ディバラ自身はローマでのキャリア継続を希望し、サウジアラビアやプレミアリーグなどのオファーを固辞する姿勢を示していたが、クラブは現行契約が2025年夏までとなり、2024-25シーズンに14試合に出場した場合、年俸700万ユーロ(約11億3000万円)で自動的に契約が更新される同選手の高額なサラリーを問題視。ここに来て陣容が固まってきたことで、エースの売却への動きを進めていた。 現時点で細かい金額は明かされていないが、ディバラは破格のサラリーの3年契約で合意。クラブ間では1200万ユーロ(約19億4000万円)の契約解除条項が先月で失効したことで、新たに交渉を行う必要がある。 なお、レアル・マドリーのレジェンドであるミチェル監督が率いるアル・カーディシーヤは、今夏の移籍市場でスペイン代表DFナチョ・フェルナンデス、元ガボン代表FWピエール=エメリク・オーバメヤン、ウルグアイ代表MFナイタン・ナンデス、ベルギー代表GKコーエン・カスティールスらを積極補強している。 2024.08.14 21:12 Wed5