フリック采配的中のバルセロナが途中出場ダニ・オルモ&フェラン・トーレス弾でリーグ戦5連勝!【ラ・リーガ】
2025.02.23 07:20 Sun
バルセロナは22日、ラ・リーガ第25節でラス・パルマスと対戦し2-0で勝利した。
リーグ戦4連勝で首位に浮上したバルセロナ(勝ち点51)は、前節のラージョ・バジェカーノ戦からスタメンを4人変更。F・デ・ヨングやガビ、イニゴ・マルティネスらに代えてフェルミン・ロペスやカサド、クンデらをスタメンで起用した。
リーグ戦6戦勝利のない17位ラス・パルマスに対し、バルセロナは14分にピンチ。ロサダのスルーパスで右サイドを駆け上がったマクバーニーがボックス右からシュートを放ったが、これはGKシュチェスニーがセーブ。
さらにラス・パスマスは、25分にもムニョスのサイドチェンジを左サイドで受けたモレイロがボックス左から中央に切り込みシュートを放ったが、これはわずかにゴール右に逸れた。
ボールを握って押し込む状況が続いたバルセロナだが、要所を締めるラス・パスマスの守備を前になかなか決定機まで持ち込むことができない。
ゴールレスで迎えた後半、バルセロナはフェルミンを下げてダニ・オルモを投入。すると62分、ボックス右手前まで持ち上がったヤマルのラストパスをボックス中央で受けたダニ・オルモが冷静にDFをかわしシュート。クロスバーの内側を叩いたボールがゴールネットを揺らした。
待望の先制点を奪ったバルセロナは80分にピンチ。サンドロ・ラミレスの右クロスをボックス中央で収めたスアレスのシュートがスライディングブロックに入ったDFエリック・ガルシアの左手に当たると、ラス・パスマスはPKをアピール。
しかし、オンフィールドレビューの結果、その前のプレーでのスアレスの戻りオフサイドが取られ、PKは認められなかった。
その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、バルセロナは試合終了間際に追加点を奪う。95分、右クロスの流れたボールをレヴァンドフスキが追うと、DFペッツォレシのクリアミスをカットしたハフィーニャがダイレクトパス。これをボックス内で受けたフェラン・トーレスがワントラップから左足でゴールネットを揺らした。
そのまま2-0で勝利したバルセロナが、リーグ5連勝で首位を堅守している。
ラス・パルマス 0-2 バルセロナ
【バルセロナ】
ダニ・オルモ(後17)
フェラン・トーレス(後50)
リーグ戦4連勝で首位に浮上したバルセロナ(勝ち点51)は、前節のラージョ・バジェカーノ戦からスタメンを4人変更。F・デ・ヨングやガビ、イニゴ・マルティネスらに代えてフェルミン・ロペスやカサド、クンデらをスタメンで起用した。
リーグ戦6戦勝利のない17位ラス・パルマスに対し、バルセロナは14分にピンチ。ロサダのスルーパスで右サイドを駆け上がったマクバーニーがボックス右からシュートを放ったが、これはGKシュチェスニーがセーブ。
ボールを握って押し込む状況が続いたバルセロナだが、要所を締めるラス・パスマスの守備を前になかなか決定機まで持ち込むことができない。
それでも32分、ハイプレスからマクバーニーのミスパスを誘うと、ボックス左でボールを奪ったヤマルがダイレクトシュート。しかし、これはわずかにゴール右に外れた。
ゴールレスで迎えた後半、バルセロナはフェルミンを下げてダニ・オルモを投入。すると62分、ボックス右手前まで持ち上がったヤマルのラストパスをボックス中央で受けたダニ・オルモが冷静にDFをかわしシュート。クロスバーの内側を叩いたボールがゴールネットを揺らした。
待望の先制点を奪ったバルセロナは80分にピンチ。サンドロ・ラミレスの右クロスをボックス中央で収めたスアレスのシュートがスライディングブロックに入ったDFエリック・ガルシアの左手に当たると、ラス・パスマスはPKをアピール。
しかし、オンフィールドレビューの結果、その前のプレーでのスアレスの戻りオフサイドが取られ、PKは認められなかった。
その後は互いに選手を入れ替えながらゴールを目指すなか、バルセロナは試合終了間際に追加点を奪う。95分、右クロスの流れたボールをレヴァンドフスキが追うと、DFペッツォレシのクリアミスをカットしたハフィーニャがダイレクトパス。これをボックス内で受けたフェラン・トーレスがワントラップから左足でゴールネットを揺らした。
そのまま2-0で勝利したバルセロナが、リーグ5連勝で首位を堅守している。
ラス・パルマス 0-2 バルセロナ
【バルセロナ】
ダニ・オルモ(後17)
フェラン・トーレス(後50)
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バルセロナが急逝ミニャロ医師に捧ぐベスト8進出! ヤマルとハフィーニャのレフティーコンビ躍動でベンフィカ撃破【CL】
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バルセロナがオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨング(27)との契約延長に向けて動いているようだ。スペイン『スポルト』が報じている。 2019年夏にアヤックスからバルセロナへと加わり、在籍6年目を迎えているデ・ヨング。チャビ・エルナンデス前監督時代は絶大な信頼を得ていたが、今季は足首のケガで出遅れると、スペイン代表のMFぺドリやMFマルク・カサド、MFガビといった若手が台頭。ここまで公式戦29試合に出場しているが、先発出場は12試合にとどまっていた。 それでも先発した試合ではゲームキャプテンを務めるなど、ハンジ・フリック監督からも厚い信頼を得ており、クラブは契約延長を打診しているとのこと。 『スポルト』によれば、バルセロナは現行契約の年俸は2480万ユーロ(約39億9000万円)から減額した年俸1800~2000万ユーロ(約30~32億円)の1年契約でオファーしているという。 過去には資金難やサラリーキャップの問題を抱えるクラブの現状に失望し、退団の可能性が噂されていたデ・ヨングだが、ここ数年の不安定な状況からチームを立ち直らせてくれた監督に感謝しており、現在はバルセロナに留まることを前向きに検討しているという。 2025.03.15 11:30 Sat2
バルセロナとの決戦に臨むシメオネ監督 「誰もがフラストレーションや怒り、不公平さを感じているが…」
アトレティコ・マドリーのディエゴ・シメオネ監督が16日にホームで行われるラ・リーガ第28節バルセロナ戦に向けた前日会見に臨んだ。 1ポイント差のバルセロナとの上位決戦。今季のラ・リーガ優勝の行方を占う大一番を前に、アトレティコは4日前のチャンピオンズリーグではレアル・マドリーとの死闘の末、PK戦の末に敗退に終わっていた。 FWフリアン・アルバレスの二度蹴りという微妙な判定が下されたこともあって敗れた中、シメオネ監督は試合直後にその判定に不満を露わにしていたが、バルセロナ戦に集中している。 「私にできる唯一の力はチームが競争を続けられるように努力することだ。ファンの気持ちを理解しているし、誰もがフラストレーションや怒り、不公平さを感じている。しかし前回の試合についてこれ以上はコメントしない。次の試合に集中する必要がある。非常に良いプレーをするチームとの対戦だ。我々は自分たちに集中し、ファンに対して戦い続けられることを示さなければならない。シーズンが進むにつれて順位表と適切な距離を保つことが重要になる。この試合を勝利し、差を縮めることが大事だ。勝てばタイトル獲得に近づくことになる。彼らは非常に完成されたチーム。この1週間をうまく乗り切ってきた」 2025.03.16 14:00 Sun3
バルセロナでの充実語るシュチェスニー…今後の去就は「近いうちに決断する時が来る」
元ポーランド代表GKヴォイチェフ・シュチェスニーが、バルセロナでの充実した日々に幸せを感じている。 2023-24シーズン限りでユベントスを退団し、一時は現役引退を決断したシュチェスニー。しかし、ドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンが長期離脱となったバルセロナが白羽の矢を立て、引退から約1カ月でのスピード復帰が実現した。 当初は元スペイン代表GKイニャキ・ペーニャの控えを務めたが、1月のスーペル・コパ・デ・エスパーニャを契機にスタメンに定着。以降はサスペンションを除きすべての公式戦に出場し、安定したパフォーマンスで好調のチームを支えている。 4-2で逆転勝利した直近のアトレティコ・マドリー戦後、『Eleven Sports』のインタビューに答えた守護神は「まだ100%調子がいいとは思っていないし、ベストな状態になるのはまだこれからだ」と課題を口にしながらも、カタルーニャの地での充実ぶりを語っている。 「運命に文句を言うことはできない。運命が自分に与えてくれた恩恵にとても感謝しなければならない。バルサでプレーするのはとてもエキサイティングなんだ。とても美しい試合で、今まで経験してきたこととはまったく違うものだからね」 「人生で比較するのは好きではないけど、ユベントスではすべてが結果を中心に回っていると言える。結果こそが最も重要だった」 「一方、ここバルサでは、プレーされているフットボールの種類に大きな喜びがあり、それが伝染する。何百万もの人々が今起こっていることを見ているのを見るのは非常に驚きだね」 今季ここまでのプレーによって健在ぶりを示す34歳に関しては、バルセロナがテア・シュテーゲンとポジションを争えるライバルとして残留を求めている。 そんななか、ベテランGKは「おそらく近いうちに自分の将来について決断する時が来るだろうね。だけど、今最も重要なのは、これからの試合に自分の体力と精神力をすべて集中すること。ベストを尽くさなければならないね」と、現時点ではシーズン3冠を目指すチームの戦いに集中したいと語るにとどまった。 2025.03.18 20:30 Tue4
ついにタイトル獲得のニューカッスル、ビッグクラブから関心のFWイサクは売却拒否の方針で決定か
ニューカッスルはビッグクラブからの関心が報じられ続けるスウェーデン代表FWアレクサンダー・イサク(25)について、改めて売却を拒否する方針を固めたようだ。 今シーズンはプレミアリーグで上位争いに加わるニューカッスル。また、先週末に行われたEFLカップ(カラバオカップ)決勝ではリバプールを破り、悲願となるタイトル獲得も成し遂げた。 好調なシーズンを送るチームで、絶対的な得点源として活躍するのがイサクだ。今シーズンは公式戦33試合23ゴール5アシストを記録しており、プレミアリーグでも25試合19ゴールと出色のパフォーマンスを見せている。 EFL決勝でも得点するなど絶好調のイサクについては、当然ビッグクラブが放っておかず。今夏の移籍市場ではアーセナルやリバプール、バルセロナなどが獲得に動くとも報じられていた。 しかし、イギリス『デイリー・メール』によると、ニューカッスルのオーナーであるヤシール・アル・ルマイヤン氏はお気に入り選手であるイサクの売却を検討すらせず。クラブに対していかなるオファーも拒否するよう伝えたとのことだ。 イサクとニューカッスルの契約はまだ2028年夏まで残っているが、クラブは今夏新契約についての話し合いを計画中。悲願のタイトルを獲得し、さらに来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場権も獲得すれば、リーグ屈指のストライカーに相応しい新契約をオファーできると考えているようだ。 2025.03.18 13:25 Tue5