グディソン最後のマージーサイドダービーは劇的ドロー決着! サラー1G1Aもエバートンがラストプレーで追いつく【プレミアリーグ】

2025.02.13 06:46 Thu
グディソン最後のダービーは劇的ドロー
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グディソン最後のダービーは劇的ドロー
プレミアリーグ第15節延期分、エバートンvsリバプールが12日にグディソン・パークで行われ、2-2のドローに終わった。なお、リバプールのMF遠藤航はベンチ入りも出場機会はなかった。リーグ3連勝での首位快走にEFLカップでは逆転でファイナル進出を果たしたリバプール。しかし、主力温存で臨んだ直近のFAカップではチャンピオンシップ(イングランド2部)で最下位のプリマスにまさかの0-1の敗戦。シーズン4冠の夢が潰えた。

その厳しい敗戦からのバウンスバックを図った一戦では、FAカップで同じく敗退もリーグ戦では3連勝と好調を維持する、モイーズ2次政権の16位エバートンとのマージーサイド・ダービーに臨んだ。スロット監督はルイス・ディアスを除く先発10人を変更し、ベンチスタートのアレクサンダー=アーノルド以外はベストメンバーを起用。守護神アリソン、ファン・ダイク、サラーらがスタメンに名を連ねた。
悪天候の影響で延期となり、2カ月遅れのミッドウィーク開催となった今季最初のマージーサイド・ダービー。ダービーらしい拮抗した立ち上がりとなったが、早い時間帯にスコアが動いた。

11分、ハーフウェイライン付近でFKを得たエバートンはハイラインでの守備対応を試みたリバプールに対して、キッカーのブランスウェイトが意表を突くグラウンダーのスルーパスを選択。これに絶妙なウェーブのランニングでDFコナテを出し抜いたベトがボックス内に抜け出してGKアリソンに寄せられる寸前で右足シュートを流し込んだ。
一瞬の隙を突かれて先制を許したリバプールだったが、失点からわずか5分後に追いつく。FKの二次攻撃から相手陣内右サイドでボールを持ったサラーがクロスを入れると、タイミング良くボックス中央に走り込んだマク・アリスターの巧みなバックヘッドシュートがゴール左隅に決まった。

1-1のイーブンに戻ってよりヒートアップが期待されたなか、エバートンにアクシデント発生。足首を痛めたエンディアイエがプレー続行不可能となり、ハリソンが25分にスクランブル投入された。

この治療の影響で数分間の中断を経て仕切り直し。以降はボールの主導権を握るリバプールに対して、エバートンがロングカウンターで応戦するお馴染みの構図で進んでいく。

その流れでリバプールはリズムよく攻撃を進めるまでには至らずも、要所でサラーやマク・アリスターが局面を変える鋭いパスでチャンスの糸口を見いだそうとする。なかなかシュートまで持ち込めずにいたなか、前半アディショナルタイムにはドリブルでボックス付近まで運んだソボスライがグラウンダーのミドルシュートを枠に飛ばしたが、これはGKピックフォードの好守に阻まれた。

互いにシュート3本ずつと得点以降はクローズな展開が目立ったダービーはイーブンで後半に突入。前半同様の構図で試合が進むなか、立ち上がりにはゲイエの右クロスからドゥクレのヘディングシュート。直後にはベトを起点にボックス左で仕掛けたハリソンの左足シュートとホームチームが良い形を作り出す。

後半に入ってより攻撃が停滞するリバプールは60分を過ぎて2枚替えを敢行。カードトラブルのリスクがあったブラッドリー、普段に比べて重さが散見されたグラフェンベルフを下げて負傷明けのアレクサンダー=アーノルド、カーティス・ジョーンズを同時投入。さらに、69分にはガクポとロバートソンを下げてヌニェス、ツィミカスを投入した。

一連の交代で即流れを変えるまでには至らなかったが、頼れるエースが試合を動かす。73分、左サイド深くからディアスが入れたクロスがボックス内で混戦を作ると、ヌニェスのマイナスの落としに反応したジョーンズのシュートがDFブランスウェイトにブロックされてファーに流れたところに詰めたサラーが素早い振り抜きから右足シュートを突き刺した。

エースの1ゴール1アシストの活躍で逆転に成功したリバプールは、ここから冷静にゲームをコントロール。これに対してエバートンは苦しい台所事情のなかで同点に向けた交代カードを切っていく。

その後、後半終盤にはディアスを下げて遠藤ではなくジョタをクローザー役として投入したアウェイチームは、サラーのコントロールシュートやジョタのカウンターチャンスでゴールに迫るが、3点目を奪うことはできず。

すると、グディソン・パークでのラストダービーは試合終了間際に劇的な展開が待っていた。98分、ラストプレーでパワープレーを仕掛けたエバートンは左サイドでミコレンコが入れたクロスをゴール前の混戦でイローグブナムが頭でファーに流すと、これに反応したタルコウスキが圧巻の右足ボレーシュートをゴール右上隅に突き刺した。

その後、VARの介入の末にオンサイドでのゴールが支持され、試合は2-2のスコアでタイムアップ。試合後にはドゥクレとジョーンズを中心にダービーらしい小競り合いが発生したなか、グディソン・パークでのラストダービーは白熱ドロー決着となった。

なお、FAカップ敗退を払しょくするリーグ4連勝を逃したリバプールだが、2位以下との勝ち点差を7ポイントに広げた。

エバートン 2-2 リバプール
【エバートン】
ベト(前11)
ジェームズ・タルコウスキ(後53)
【リバプール】
アレクシス・マク・アリスター(前16)
モハメド・サラー(後28)

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「なぜ遠藤航を先発させない?」「サラー以外の攻撃陣が…」2つのタイトル逃したリバプール…チーム編成やスロット監督の采配への疑問も

1週間で2つのタイトルを失うことになったリバプールについて、いくつかの問題点が指摘されている。 今シーズン、新たに就任したアルネ・スロット監督の下で飛ぶ鳥を落とす勢いだったリバプール。FAカップこそ早期敗退となったが、プレミアリーグは首位を独走、チャンピオンズリーグ(CL)はグループフェーズ首位通過、EFLカップ(カラバオカップ)は決勝進出と、望外のシーズンを過ごしていた。 しかし、CLラウンド16ではPSG相手に1stレグで勝利しながらも、アンフィールドでアドバンテージを守り切れずベスト16敗退。続くEFLカップ決勝はニューカッスルの勢いに気圧される形となって1-2で敗れ、タイトル獲得はならなかった。 最大の目標だったプレミアリーグでこそ残り9試合で2位アーセナルに12ポイント差をつけており、よほどのことがなければタイトル獲得を果たせそうだが、今後を考えるとこうした失速は無視できない状況。EFLカップ決勝後にはターンオーバーに消極的なスロット監督の采配や、そもそも信頼できるサブメンバーの少なさなどが指摘されていた。 そんな中、イギリス『FourFourTwo』は、絶対的エースであるFWモハメド・サラー以外の攻撃陣に課題があると指摘。ニューカッスル戦でまとまった時間を得た攻撃陣だと、FWダルウィン・ヌニェスは今シーズン公式戦40試合に出場しながら7ゴールと物足りず、FWルイス・ディアスは今年に入ってからリーグ戦わずか1ゴール、FWジオゴ・ジョタが最後に得点を挙げたのは1月まで遡る状態だ。唯一FWコーディ・ガクポこそ安定した成績を残しているが、負傷から復帰した後はコンディションを取り戻せていない。 サラーが絶好調であれば問題なくとも、現在のように調子を落とした場合は攻撃陣全体の物足りなさが顕著に。もっとも、クラブはこうした問題を把握しており、今夏の移籍市場ではニューカッスルのスウェーデン代表FWアレクサンダー・イサク獲得に動く可能性が報じられている。 また、『FourFourTwo』ではスロットの柔軟性が課題だとも指摘。PSGとの2試合の間に挟まれたサウサンプトン戦で最低限のターンオーバーしかしなかった点に触れ、MF遠藤航らを起用しない決断に疑問を呈している。 「エリオットやキエーザ、そして遠藤航を起用しなかったことは批判されるだろう。ライアン・グラフェンベルフはまだ22歳ながら今季リーグ戦全試合で先発出場し、使いすぎの兆候を見せている」 「一方、遠藤は出場が許されたすべての試合で実力を発揮してきた。なぜグラフェンベルフを最高の状態に保てるよう、遠藤をリーグ戦でたまにでも先発出場させないのだろうか」 さまざまな課題が指摘されつつあるが、いずれにしてもリバプールのシーズン残り試合はプレミアリーグの9試合のみ。このまま走り抜ける可能性は高いが、課題が残されているのも事実であり、今夏にはスカッドの刷新が予想されている。 2025.03.18 18:40 Tue
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リバプールの守護神争いが激化? クラブOBが来季の陣容を展望「贅沢な問題を抱えている」

オランダ代表としてもプレーし、リバプールのOBでもあるサンデル・ヴェステルフェルト氏がクラブのGK事情について言及した。 プレミアリーグでの優勝が近づいているリバプール。アルネ・スロット監督が率いて1年目のチームだが、総合力を高めて完成度の高いプレーを見せ続けている。 ヴェステルフェルト氏は、1999年から2001年までリバプールに在籍した守護神だが、来シーズン以降のリバプールの守護神争いに注目。ブラジル代表GKアリソン・ベッカーのファーストチョイスは変わらないと予想するも、多くの試合を戦うチームにおいては変化が訪れるだろうとした。 リバプールにはアイルランド代表GKクィービーン・ケレハーが控えとなっている中、ジョージア代表GKギオルギ・ママルダシュヴィリがバレンシアにレンタル移籍しており、来シーズンから加入することが決まっている。 ヴェステルフェルト氏は「リバプールがママルダシュヴィリと契約したときはとても驚いた」とコメント。2人のトップクラスのGKがいることになるとし、ケレハーは退団するだろうとした。 「私はスペインのサッカーを追っているし、この選手がどれだけ優れているか知っている。前回のユーロの後、私はママルダシュヴィリがユーロで最高のGKだと言った」 「今シーズン、彼は少し批判されているが、私は心配していない。明らかに、アリソンがナンバー1になるので、ナンバー2のポジションを争っている」 「ケレハーに関しては、どこかでNo.1として定期的にプレーする時が来たと思う。プレミアリーグとチャンピオンシップでは、彼はほぼどのチームでも素晴らしいGKになれるだろう」 「彼は優秀なGKで、プレーする必要がある。ファンとしてはもう少し長く残ってほしいが、そうなればリバプールは(アリソンに次いで)ヨーロッパで最高のGKを2人持つことになる」 いずれにしてもハイレベルなGK陣を保有することになるリバプール。多くの試合を戦う上で、ローテーションもできるだろうとした。 「シーズン中に60試合をプレーするチームでのみ可能だと思う。38~40試合をプレーするチームでは、GKが勢いを失ってしまうため、それはできない」 「No.1と優秀なバックアップが必要だ。経験豊富な選手で、自分がNo.2であることを自覚していて、経験があるためリズムをつかむために5試合プレーする必要がない選手、もしくはケレハーのように自分自身とクオリティを証明できる少し若いGKがいると良い」 「現時点では、リバプールは贅沢な問題を抱えているが、来シーズンもそれが実現できればと思う」 2025.03.23 23:30 Sun
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「全てがウソになるような気がして、眠りたくない」ヘディングで先制ゴールのバーンが優勝に興奮、自身初のイングランド代表招集にも「一番乗りで行くよ」

ニューカッスル・ユナイテッドのイングランド代表DFダン・バーンが、カラバオカップ(EFLカップ)制覇を喜んだ。 16日、カラバオカップ決勝が行われ、ニューカッスルはリバプールと対戦した。 試合は45分にバーンがCKからキーラン・トリッピアーのクロスに合わせて先制。53分にはアレクサンダー・イサクのゴールで追加点を奪う。 リバプールの攻撃を凌いでいったニューカッスル。後半アディショナルタイムに フェデリコ・キエーザに1点を返されるも1-2で勝利。クラブにとっての初のリーグカップ制覇となった。 この試合で先制ゴールを記録したバーンは、イギリス『スカイ・スポーツ』で喜びを語った。 「もっとひどい時だってあった。夢を見ているようで、全てがウソになるような気がして、眠りたくない」 チームとしては1969年のインターシティ・フェアーズカップ以来のタイトルとなり、国内では1955年のFAカップ以来のトロフィーに。バーンはトロフィーを掲げ、興奮状態にあるとした。 「僕はあまり貰えるものではないし、大事なときのために取っておいた。今は変な感じがして、感覚が麻痺している」 また、32歳にして初のイングランド代表にも招集されたバーン。喜びを胸に、臨むとし、「明日は8時に(イングランドのトレーニングに)一番乗りで行くよ」とコメントした。 <span class="paragraph-title">【動画】ニューカッスルのバーンがCKからヘディングで一撃!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="O8G5v1bNDjE";var video_start = 95;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.03.17 15:00 Mon

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