浦和FW木原励は今季も武者修行、JFLのレイラック滋賀に育成型期限付き移籍…2年間の長野での武者修行を終える「熱い応援をよろしくお願いいたします」

2025.01.13 13:20 Mon
レイラック滋賀は13日、浦和レッズのFW木原励(21)が育成型期限付き移籍で加入することを発表した。期限付き移籍期間は、2026年1月31日までとなり、浦和との公式戦には出場できない。

木原はセレッソ大阪U-15から京都橘高校へと進学。2022シーズンに浦和へ加入した。浦和ではリーグ戦の出番はなかったが、AFCチャンピオンズリーグで1試合に出場。2023シーズンから2シーズンはAC長野パルセイロに育成型期限付き移籍。2シーズンでJ3通算13試合、リーグカップで1試合1得点、天皇杯で2試合2得点を記録していた。

長野との期限付き移籍期間は満了も、再び武者修行に出る木原はJFLでの戦いに。3クラブを通じてコメントしている。

◆レイラック滋賀


「このたび、レイラック滋賀に加入することになりました木原励です。地元関西の地で、レイラック滋賀という熱い情熱を持つクラブの一員になれることを大変誇りに思います」

「ストライカーとして、自分の持ち味である得点力とゴールに向かう姿勢を存分に発揮し、チームの勝利に貢献したいと考えています。また、ゴールという形でサポーターの皆さまと喜びを分かち合える瞬間を増やしていきたいと思っています」
「クラブの目標達成に向けて、日々努力を惜しまず、一つひとつの試合に全力を尽くしてまいります。これからも応援してくださる皆さまに感動と興奮をお届けできるようなプレーをお見せします。スタジアムでお会いできる日を楽しみにしています!これからも熱い応援をよろしくお願いいたします」

◆浦和レッズ


「浦和レッズに関わる全てのみなさま、お久しぶりです。木原励です。今シーズンは、レイラック滋賀FCでプレーすることになりました」

「長野での2年間は自分の力不足を痛感し、もどかしさを抱える日々もありました。しかし、その経験が間違いなく自分を成長させてくれたと感じています」

「今シーズンは1試合でも多くピッチに立ち、ストライカーとして結果を出すことで、自分の価値を証明していきます。ゴールという形でチームの勝利に貢献し、より高みを目指して努力を続けます。そしていつか必ず、浦和のエンブレムを再び胸に、みなさまと共に闘う日を実現させたいと思っています」

「そのためにも、目の前の一日一日を全力で大切にし、進化を止めることなく挑戦を続けます。今シーズンも引き続き、温かいご声援をどうぞよろしくお願いいたします」

◆AC長野パルセイロ


「長野パルセイロに関わるすべての皆さまへ。ご挨拶が遅くなってしまい申し訳ありません。長野での2年間は、正直なところ苦しいことや我慢を強いられる場面が多い日々でした。しかし、その一つひとつの経験が間違いなく自分を成長させてくれました。サッカー選手としてだけでなく、人としても大きく変われたと思います」

「特に昨シーズンの北九州戦でスタメンを勝ち取れたこと、そのために続けてきた努力が実を結ぶ瞬間を味わえたことは、今でも鮮明に心に刻まれています。あの1週間は、自分にとって特別な時間であり、これからのキャリアにおいても大切な指針となる経験でした」

「この2年間、多くの方々に支えていただきました。練習見学に来てくださった皆さま、試合後にかけていただいた温かい声、すべてが自分の心の支えになっていました。その言葉一つひとつが励みとなり、前を向き続ける力をくれました。改めて、長野の皆さまの温かさに感謝しています。そして、長野が大好きだという気持ちは、これからも変わることはありません」

「期待していただきながらも、チームに十分に貢献できなかった悔しさは、自分の中で大きな課題として残っています。その悔しさを忘れず、次の舞台で全力を尽くし、必ず活躍する姿をお見せできるよう努力を続けます」

「最後になりますが、2年間本当にありがとうございました。この先も応援し続けていただけると嬉しいです。いつの日か成長した姿で再びお会いできることを願っています」

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【JFL第12節】首位高知が3連勝で再び独走状態に! 他の上位陣軒並みドローか敗戦で2位枚方と勝ち点「8」差

16日、日本フットボールリーグ(JFL)第12節の6試合が行われた。 ◇高知 1-0 マルヤス 首位・高知ユナイテッドSCがホームでFCマルヤス岡崎に勝利し、開幕7連勝からの2連敗ときて3連勝に。今節は2位・FCティアモ枚方が敗れており、勝ち点差が「8」まで広がった。 試合は押し気味ながら攻めあぐねる時間が続くも、いよいよ終盤の85分、DF小林大智のクリアが前線へ直接通り、ロングカウンターに。途中出場のFW金原朝陽が左サイドを抜け出す。 金原のクロスを待ち構えたのは、60分に金原と同時投入の“186cmの韋駄天”FW東家聡樹。ワントラップから左足を振ってネットを揺らし、この試合唯一のゴールに。高知が3連勝だ。 ◇V大分 1-1 V三重 ヴィアティン三重は勝てば2位浮上というシチュエーション。アウェイでヴェルスパ大分と対戦し、前半終盤の45分、斜めのクロスにDF児玉慎太郎がヘディングで合わせて先制する。 しかし、首位高知先制とほぼ同時刻の85分、V大分のFW安島樹に同点弾を浴び、痛恨の1-1ドロー決着に。良い時間に先制できたV三重だが、順位も4位にステイすることとなった。 ◇Honda 1-1 青森 ラインメール青森は前節終了時点で9位も、持ち味の堅守は昨季から不変で6戦無敗中。アウェイで昨季王者Honda FCと対戦したなか、28分にFW松本拓海のゴールで先制する。 ただ、早くも35分に同点とされ、1-1ドロー決着。決して大崩れしない強固さはあるが、12試合12ゴールの得点力では現状上位進出は難しいところか。次節はホームでV大分と対戦だ。 また、Hondaとしても、結果的に勝てば3位浮上という状況も、勝ち点1にとどまり、首位高知の独走に拍車をかける格好に。スロースターターもそろそろギアを上げねば連覇はない。 ◇滋賀 1-1 沖縄 Jリーグ経験者を中心に空前の大型補強も、いまひとつ波に乗れないレイラック滋賀。本拠地HATOスタに沖縄SVを迎え入れたなか、25分に相手の決定機阻止で数的優位となる。 このファウルで得た直接FKをMF久保田和音が沈めて先制点。ところがしばらく1-0で推移させた74分、10人の沖縄がGKから丁寧なビルドアップを始め、11人の滋賀を崩してしまう。 最後は左からカットインしたFW青戸翔が右足を振り抜き、値千金の同点弾。この結果、滋賀vs沖縄の上位対決は勝ち点1ずつを分け合う形となり、こちらも高知の独走に拍車をかける。 ◆第12節 ▽6月16日(日) 高知ユナイテッドSC 1-0 FCマルヤス岡崎 ヴェルスパ大分 1-1 ヴィアティン三重 Honda FC 1-1 ラインメール青森 レイラック滋賀 1-1 沖縄SV ソニー仙台FC 3-0 横河武蔵野FC ミネベアミツミFC 0-0 クリアソン新宿 ▽6月15日(土) FCティアモ枚方 1-4 ブリオベッカ浦安 アトレチコ鈴鹿 5-1 栃木シティ ◆順位表 1位 高知ユナイテッドSC | 勝ち点30 | +14 2位 FCティアモ枚方 | 勝ち点22 | +3 3位 栃木シティ | 勝ち点20 | +4 4位 ヴィアティン三重 | 勝ち点20 | +4 5位 Honda FC | 勝ち点19 | +5 6位 沖縄SV | 勝ち点19 | +3 7位 レイラック滋賀 | 勝ち点17 | +5 8位 ヴェルスパ大分 | 勝ち点17 | +2 9位 アトレチコ鈴鹿 | 勝ち点16 | +2 10位 ラインメール青森 | 勝ち点16 | +2 11位 ソニー仙台FC | 勝ち点15 | -1 12位 FCマルヤス岡崎 | 勝ち点13 | -3 13位 横河武蔵野FC | 勝ち点12 | -9 14位 ブリオベッカ浦安 | 勝ち点11 | -3 15位 クリアソン新宿 | 勝ち点10 | -12 16位 ミネベアミツミFC | 勝ち点6 | -16 2024.06.16 15:19 Sun

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